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Creator's Lab Study

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Creator's Lab Study

2013年5月18日に開催されたCreator's Lab Study<名古屋Lab×AZAPA>IT×ものづくり「日本における”Makers”と組み込み向けRuby”mruby”」での講演で使用したスライドです。

http://www.pasonatech.co.jp/event/index.jsp?no=3925

2013年5月18日に開催されたCreator's Lab Study<名古屋Lab×AZAPA>IT×ものづくり「日本における”Makers”と組み込み向けRuby”mruby”」での講演で使用したスライドです。

http://www.pasonatech.co.jp/event/index.jsp?no=3925

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  1. 1. 2013年5月18日13:30-14:30/ 株式会社パソナテック 名古屋Lab 小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 准教授) Creator's Lab Study<名古屋Lab AZAPA> セッション1:ものづくり今・昔 『MAKERS』のヒットから見えてくるもの ∼日本の状況は少し違う?∼IAMASの取り組み
  2. 2. 写真提供:ICC
  3. 3. Photo by SparkFun Electronics (CC: BY-NC-SA 3.0)
  4. 4. 写真撮影:萩原健一
  5. 5. 日本のものづくりの強みはなにか? 高性能、高品質! 本当に?
  6. 6. 高性能、高品質が競争力にならない時代のイノベーション 破壊的イノベーション(C. M. Christensen、1997) 時間 性 能 技術進化のペース 顧客が望む 性能レベル 持続的イノベーション クリステンセンのイノベーション論
  7. 7. 高性能、高品質が競争力にならない時代のイノベーション 時間 性 能 技術進化のペース 顧客が望む 性能レベル 持続的イノベーション 破壊的イノベーション 破壊的イノベーション(C. M. Christensen、1997) クリステンセンのイノベーション論
  8. 8. 情報科学芸術大学院大学 Institute of Advanced Media Arts and Sciences [IAMAS]
  9. 9. デザイン design アート art 社会的な文脈へのインタフェース interface for the social context
  10. 10. Research projects at IAMAS IAMASにおける研究プロジェクト
  11. 11. http://www.diginfo.tv/v/12-0047-r-en.php
  12. 12. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  13. 13. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  14. 14. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  15. 15. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  16. 16. 『MAKERS―21世紀の産業革命が始まる』 のエッセンスを読み解く
  17. 17. 『MAKERS』のエッセンスを読み解く http://hive.slate.com/hive/ made-america-how-reinvent-american-manufacturing/ article/the-makers-are-coming MAKERS―21世紀の産業革命が始まる
  18. 18. 『MAKERS』のエッセンスを読み解く クリス・アンダーソンの『MAKERS』 • デジタルファブリケーションを活用することでアメリカのよう な労働単価の高い「先進国」でも再び製造が可能になる Utilizing digital fabrication tools enables manufacturing in developed countries such as U.S.A. • ハードウェアのスタートアップが次々と生まれ、産業を変質さ せていく There will be various hardware startups, and will transform the industries • もしこうしたことが実際に起きれば、第3の産業革命になる If realized, that might be the third industrial revolution
  19. 19. MAKERS:第1部[革命]:第1章 発明革命 • かつて、起業家になるのは大変で発明家と起業家の間には大きな ギャップがあった。 • ウェブは発明だけでなく生産の手段をも民主化し、その変化は ビットの世界だけでなくアトムの世界にも及びつつある。 • 「メイカームーブメント」により小規模でもグローバルになれ、 起業家や個人発明家が製造業を再構築する。
  20. 20. MAKERS:第1部[革命]:第2章 新産業革命 • 技術と設備と投資が必要なため大企業と熟練工にほぼ独占されて きた製造業が、ものづくりのデジタル化でデスクトップや工房 でも可能に。 • メイカームーブメントの特徴 1. デスクトップのデジタル工作機械を使ってモノをデザインし 試作する 2. それをオンラインのコミュニティで当たり前に共有し、仲間と 協力 3. デザインファイルの標準化により製造をスケールでき起業が 容易に
  21. 21. MAKERS:第1部[革命]:第3章 未来の歴史 • 完全な工業経済となった今では過去2回の産業革命がどれほど 社会を変えたかが忘れられているが、400年前はほぼ全員が 生活必需品を生産。 • 産業革命で生み出された長時間の余暇が近代を象徴する全ての 発明につながった。 • 情報の時代を第3次産業革命とする見方もあるが、デジタル コンピューティングの発明だけで十分ではなく、それがネットワーク につながり、さらに製造業を民主化し、その能力を増幅する ことで初めて「革命」となる。
  22. 22. MAKERS:第1部[革命]:第4章 僕らはみんなデザイナー • 世界は一旦アトムからビットに移行したが、デスクトップの工作 ツールが本格的に普及しつつあるいまこそかつての「工作」で なく「デザイン」の授業が必要。 • 無償の3D CADソフト、3Dプリンタやレーザーカッターにより、 頭の中で夢見たものを手にすることができることを子ども達が 経験し「メイカー」世代に。 • かつて「パブリッシング」が製造業からレーザープリンタで デスクトップに移行したのと同じ位置に現在の3Dプリンタは あり、いまや人々はみんなデザイナー。
  23. 23. MAKERS:第1部[革命]:第5章 モノのロングテール • 手作業で既製品と同等のおもちゃをつくるのは困難だが、3Dデータを ダウンロードし、変更し、3Dプリンタでプリントすれば手軽 にできる。 • ビットのロングテールと同様の「モノのロングテール」が製造分野 で起きている。 • 人間は20世紀の市場が思っていたよりもずっと多様だったが、 大量生産、大量流通などが制約だった。 • デジタル化によりコピーやシェアと同様に派生物をつくれる ようになり、製品デザインは個人の感性ではなくアルゴリズムが 中心となる。
  24. 24. MAKERS:第2部[未来]:第6章 変革のツール • デスクトップ工房の4種の神器は3Dプリンタ、CNC装置、 レーザーカッター、3Dスキャナー。 • 3Dプリントでは規模の経済が働かないために1000個でも1個 でも単位当たりのコストに違いはなく、反復と標準化が有利に 働く大量生産とは正反対。デジタル生産時代にはこの2つの 選択肢を同時に持てる。 • デジタル生産により、多様性、複雑さ、柔軟性はフリーになる。
  25. 25. MAKERS:第2部[未来]:第7章 オープンハードウェア • 自身の航空ロボットビジネスも含め、オープンソースハード ウェアのビジネスモデルの成功例は増えている。 • オープンにするのは与えるよりも多くのもの(フィードバック、 宣伝、マーケティング、バグの修正など)を受け取れると信じる から。 • コードと違ってはるかに模倣しにくいコミュニティによる生態 系が競争や模倣から身を守る で、クローン品を知的財産の侵 害ととらえるのでなく「派生的な」デザインととらえることで 模造者も味方に。
  26. 26. MAKERS:第2部[未来]:第8章 巨大産業を作り替える • 世界初のオープンソース自動車を生産するローカルモーターズ は、コミュニティがデザインした車を日本企業がつくり上げた グローバルな自動車のサプライチェーンを活用しローカルで 生産、販売する。 • DIYの自動車は昔からあるが、ただの車ではなくイノベーション のプラットフォームであるのが違い。 • フォードは既にこの流れに注目し、2012年始めにテック ショップ・デトロイトを作り「メイカー」精神を注入し、特許 申請の数を向上させた。
  27. 27. MAKERS:第2部[未来]:第9章 オープンオーガニゼーション • 企業と違って法的責任とリスクがないコミュニティでは自由と 平等が保たれやすいため、魅力あるプロジェクトに最高の人材 が集まる。 • メイカーモデルの上に成立つ企業は、オープンコミュニティから 始まるため高い成長が可能で、低価格のサプライヤーをみつけ られ、生まれた瞬間からグローバルであるため、本当の雇用の 創出源になりうる。 • 生産の規模によっては地元に近いところで生産し遅延を最小限に 留めつつ柔軟性を最大限にする方がいい場合もあり、アメリカ 国内でも十分に可能性がある。
  28. 28. MAKERS:第2部[未来]:第10章 メイカーズの資金調達
  29. 29. MAKERS:第2部[未来]:第10章 メイカーズの資金調達
  30. 30. MAKERS:第2部[未来]:第10章 メイカーズの資金調達
  31. 31. MAKERS:第2部[未来]:第11章 メイカービジネス
  32. 32. MAKERS:第2部[未来]:第11章 メイカービジネス
  33. 33. MAKERS:第2部[未来]:第11章 メイカービジネス
  34. 34. MAKERS:第2部[未来]:第12章 クラウド・ファクトリー
  35. 35. MAKERS:第2部[未来]:第12章 クラウド・ファクトリー
  36. 36. MAKERS:第2部[未来]:第12章 クラウド・ファクトリー
  37. 37. MAKERS:第2部[未来]:第12章 クラウド・ファクトリー
  38. 38. MAKERS:第2部[未来]:第13章 DIYバイオロジー • バイオの分野でもメイカームーブメントは既に起きており、 DNAを使ったものづくりが可能になりつつある。
  39. 39. MAKERS:エピローグ 製造業の未来:西側先進国は復活できる • メイカームーブメントの盛り上がりが今の商業ウェブに近い形を とると、人件費は比較的高くても機敏さに最も優れた先進国へと 製造業の振り子は戻る。 • クリエイティブな人たちが無数に存在する小さなビジネス チャンスを発見しそこでうまく ける。 • 参入障壁が低く、イノベーションは速く、起業家精神が高い モデルとなる。 • より多くの人が、より多くの場所で、より多くの小さなニッチに 注目し、より多くのイノベーションを起こす。
  40. 40. MAKERS 日本のものづくり事情はアメリカと同じ? • デジタル工作機械+オートメーションの活用で製造業をアメリカ 国内に戻そうという動きはある。単に同じモデルで追従? • 日本のサプライヤーは、セットメーカーからの厳しい要求に こたえる中で、熟練工の技で工作機械の性能以上の製造を可能に してきた(=howの蓄積)。それだけではwhatとwhyがない。 • デジタル工作機械+熟練工ならさらに多様、柔軟、複雑に対応 できるのでは?(=ものづくりの異種格闘技化) • かつての成功体験をいったん忘れ、自分たちの強みが何であるかを 再認識し、生活者とともに破壊的イノベーションを創出していく こと( 顧客中心の持続的イノベーション)が必要では?
  41. 41. 『MAKERS』には書かれていない 「メイカームーブメント」とは
  42. 42. Makerムーブメント // Maker Movement http://www.flickr.com/photos/ tedconference/5343993512/ http://hive.slate.com/hive/ made-america-how-reinvent-american-manufacturing/ article/the-makers-are-coming Makerムーブメントとは?
  43. 43. JSTサイエンスチャンネル:「作る」が変わる!広がるMakerムーブメント http://sc-smn.jst.go.jp/playprg/index/6785
  44. 44. トーマス・トウェイツ:トースターを1から作る方法 // Thomas Thwaites: How I built a toaster from scratch http://www.ted.com/talks/thomas_thwaites_how_i_built_a_toaster_from_scratch.html
  45. 45. 3Dプリンターは本当に製造業に革命をもたらすのか
  46. 46. 3Dプリンターは本当に製造業に革命をもたらすのか 3Dプリンターは「魔法の箱」なのか? • 3Dプリンターがあれば何でも作れる • 3Dプリンターがあれば誰でもメーカーになれる • 3Dプリンターがあれば金型は不要になり、金型を製造している 全国各地の中小製造業は廃業に追い込まれる • 3Dプリンターで今すぐに産業革命が起きる
  47. 47. 3Dプリンターは本当に製造業に革命をもたらすのか 3Dプリンターは「魔法の箱」なのか? • 自動車や家電を開発するいわゆる大企業においては、早いところ では1980年代から、そうでないところでも21世紀に入ってから は製品の試作において3Dプリンターを当たり前のように活用し、 開発のプロセスを高速化してきている • 残念ながら、どこに、どのように活用するかはそれぞれの企業の ノウハウとなっているためにあまり外からは見えないが、身の 回りにある製品の多くの開発ではかなりの割合で用いられている • その存在が見えなかっただけに、製造に関わらない普通の人々 が、3Dプリンターという言葉に抱いている幻想と現実の間には 大きなギャップがある
  48. 48. 3Dプリンターは本当に製造業に革命をもたらすのか 3Dプリンターは「魔法の箱」なのか? • 一般的にいって造形には時間がかかる • 扱える素材の幅も限定されている • 当然ながら3Dの設計データが必要で、データがない限り出力 することはできない • 現在の製造業で主流となっている製造方法には長年のノウハウの 蓄積があるため、優秀な技術を持つ中小企業も多数ある • だからといって、「3Dプリンターは試作まで、それ以上は 使えない」とは言い切れない
  49. 49. 3Dプリンターは本当に製造業に革命をもたらすのか 3Dプリンターの使いどころ • 試作 • コミュニケーションの手段 • 人々の潜在的な要求や欲求を読み取る、あるいは刺激する手段
  50. 50. 3Dプリンターの周辺に登場した注目すべきビジネス
  51. 51. http://www.youtube.com/watch?v=qJuTM0Y7U1k
  52. 52. デジタル工作機械を備えた市民工房と オープンイノベーション
  53. 53. 市民工房とイノベーション // Civic Workshops and Innovation 様々な市民工房 // Various Civic Workshops • Hackerspace 工房、工具、ものづくりが好きな人が主役の(大抵は)会員制の 場所で、自分たちの資金で運営する。 • TechShop 会員制の工房で、工作機械やその使い方を習得するための講習 などを提供する商業的企業。 • FabLab 標準的な工作機械を備え、データやアイデア、ノウハウ、施設 を「オープン」にする市民工房とその世界的なネットワーク。 • FabCafe デジタル工作機械 カフェという日本発のイノベーション
  54. 54. 市民工房とイノベーション // Civic Workshops and Innovation FabCafe
  55. 55. fabrication // 製造 fabulous // 素晴らしい fun // 楽しい foundation // 基礎・土台 failure // 失敗 future // 未来 federation // 連合 factory // 工場 facilitation // 促進 foolish // ばかげた FAB(誂える・拵える) あつら こしら
  56. 56. http://f-labo.tumblr.com
  57. 57. http://f-labo.tumblr.com
  58. 58. http://f-labo.tumblr.com
  59. 59. http://f-labo.tumblr.com
  60. 60. f.Laboで使用できる機材 // Tools at f.Labo レーザーカッター // Laser cutter ペーパーカッター(Craft ROBO) // Paper cutter 3D切削加工機(MDX-40A) // CNC 3D切削加工機(iModela) 3Dプリンタ(Replicator) // 3D Printer
  61. 61. http://f-labo.tumblr.com
  62. 62. http://f-labo.tumblr.com
  63. 63. http://f-labo.tumblr.com
  64. 64. http://f-labo.tumblr.com
  65. 65. http://f-labo.tumblr.com
  66. 66. http://f-labo.tumblr.com
  67. 67. http://f-labo.tumblr.com
  68. 68. http://f-labo.tumblr.com
  69. 69. http://f-labo.tumblr.com
  70. 70. http://f-labo.tumblr.com
  71. 71. https://www.facebook.com/TenkaizuBudokai
  72. 72. http://www.thingiverse.com/thing:36183
  73. 73. http://www.thingiverse.com/thing:36183
  74. 74. http://f-labo.tumblr.com
  75. 75. • 2012年8月7∼9日(1日あたり3時間で3日間) From August 7 to 9 2012 (3 hours, 3 days) • 異なる組織から6名の参加者 6 participants from different organizations 市民工房とイノベーション // Civic Workshops and Innovation アイデアスケッチWS // Idea Sketching WS
  76. 76. 設計課題を決める // Identifying Design Challenges
  77. 77. 設計課題を決める // Identifying Design Challenges
  78. 78. だれのためにつくるかを考える // Listing who?
  79. 79. だれのためにつくるかを考える // Listing who?
  80. 80. マトリクス→ペルソナ // Matrix & Persona
  81. 81. アイデアスケッチ // Idea Sketching
  82. 82. アイデアスケッチ // Idea Sketching
  83. 83. アイデアスケッチ // Idea Sketching
  84. 84. アイデアスケッチ // Idea Sketching
  85. 85. ソーティングとマッピング//Sorting&Mapping
  86. 86. 大成功を視覚化する // Visualizing Wild Success
  87. 87. 大成功を視覚化する // Visualizing Wild Success
  88. 88. IAMASイノベーション工房 IAMASイノベーション工房の活動 • デジタル工作機械を備えた市民工房 生活者としての人々と関わるチャンネル • 商品開発支援(商工労働部地域産業課所管) 他分野の企業と生活者を掛け合わせるプロジェクト • フォーラム イノベーションを創出するためのネットワーク
  89. 89. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  90. 90. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  91. 91. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  92. 92. ものづくり=なぜ? なにを? どうやって? What? How?Why?Making Things
  93. 93. 2013年5月18日13:30-14:30/ 株式会社パソナテック 名古屋Lab 小林茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 准教授) Creator's Lab Study<名古屋Lab AZAPA> セッション1:ものづくり今・昔 『MAKERS』のヒットから見えてくるもの ∼日本の状況は少し違う?∼IAMASの取り組み
  94. 94. 補足 関連リンク • IAMASイノベーション工房[f.Labo]ウェブサイト http://f-labo.tumblr.com • 個人ブログ(3Dプリンター関係の記事など) http://yapan-org.tumblr.com

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