(数式の入った)本をつくる

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EPUB で数式の入った電子書籍を作るワークフローについての発表です。

講演映像:http://youtu.be/a0NcKmVWKq0
Keynote:http://konn-san.com/t/2015-tateyama-making-epub.key

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(数式の入った)本をつくる

  1. 1. 何か集合論かロジック について 数学専攻博士前期課程一年
 石井 大海
  2. 2. 何か集合論かロジック について 数学専攻博士前期課程一年
 石井 大海 準備出来ませんでした……🙇💦
  3. 3. そこで……
  4. 4. 本をつくる 数学専攻博士前期課程一年
 石井 大海
  5. 5. 本をつくる 数学専攻博士前期課程一年
 石井 大海 (数式が入った)
  6. 6. Q. 数式が入った本を つくるには?
  7. 7. 👏 を使えばよい■
  8. 8. 👏 御清聴ありがとうございました! を使えばよい■
  9. 9. ……本当に?
  10. 10. 本とは?
  11. 11. ‒三省堂 新明解国語辞典 第六版[小型版] ㊀人に読んでもらいたいことを書い(印刷し) てまとめた物。書物。 ㊁書籍・図書の汎称
  12. 12. 本とは
  13. 13. 本とは 紙に印刷されたやつ
  14. 14. 本とは 紙に印刷されたやつ 大体の印刷所は PDF 形式で入稿出来る
  15. 15. 本とは 紙に印刷されたやつ 大体の印刷所は PDF 形式で入稿出来る    を使えば PDF は簡単に生成出来る
  16. 16. 本とは 紙に印刷されたやつ 大体の印刷所は PDF 形式で入稿出来る    を使えば PDF は簡単に生成出来る 行送りや禁則などの処理もしてくれる
  17. 17. 本とは 紙に印刷されたやつ 大体の印刷所は PDF 形式で入稿出来る    を使えば PDF は簡単に生成出来る 行送りや禁則などの処理もしてくれる ? で十分では?
  18. 18. 本とは 紙に印刷されたやつ 大体の印刷所は PDF 形式で入稿出来る    を使えば PDF は簡単に生成出来る 行送りや禁則などの処理もしてくれる ? で十分では? ! NO!
  19. 19. 21世紀の 本
  20. 20. 21世紀の 本 電子書籍
  21. 21. 21世紀の 本 電子書籍 紙に印刷されてない!
  22. 22. 21世紀の 本 電子書籍 紙に印刷されてない! 形式:PDF, EPUB, .mobi (Kindle), .ibooks (Apple),...
  23. 23. 21世紀の 本 電子書籍 紙に印刷されてない! 形式:PDF, EPUB, .mobi (Kindle), .ibooks (Apple),... PDF で十分なら でやればよい。
  24. 24. 21世紀の 本 電子書籍 紙に印刷されてない! 形式:PDF, EPUB, .mobi (Kindle), .ibooks (Apple),... PDF で十分なら でやればよい。 ! 専用端末による快適な閲覧には
 EPUB など特化形式による組版が不可欠!
  25. 25. なぜ?
  26. 26. PDFには限界がある
  27. 27. PDF の限界
  28. 28. PDF の限界 寸法・文字サイズが固定
  29. 29. PDF の限界 寸法・文字サイズが固定 専用端末の小さな画面で快適に見るにはユーザ側 の工夫が必要(トリミング 等)
  30. 30. PDF の限界 寸法・文字サイズが固定 専用端末の小さな画面で快適に見るにはユーザ側 の工夫が必要(トリミング 等) ページ送り方向の変更が端末によって未対応
  31. 31. PDF の限界 寸法・文字サイズが固定 専用端末の小さな画面で快適に見るにはユーザ側 の工夫が必要(トリミング 等) ページ送り方向の変更が端末によって未対応 横書きは左→右、縦書きは右→左
  32. 32. PDF の限界 寸法・文字サイズが固定 専用端末の小さな画面で快適に見るにはユーザ側 の工夫が必要(トリミング 等) ページ送り方向の変更が端末によって未対応 横書きは左→右、縦書きは右→左 数式+縦書きで組みたい場合(例:私)は不便!
  33. 33. PDF の限界 寸法・文字サイズが固定 専用端末の小さな画面で快適に見るにはユーザ側 の工夫が必要(トリミング 等) ページ送り方向の変更が端末によって未対応 横書きは左→右、縦書きは右→左 数式+縦書きで組みたい場合(例:私)は不便! 電子書籍ストアによってはPDFは受け付けない
  34. 34. そこで
  35. 35. 電子書籍フォーマットEPUB
  36. 36. 電子書籍フォーマットEPUB EPUB: 電子書籍の標準規格
  37. 37. 電子書籍フォーマットEPUB EPUB: 電子書籍の標準規格 最近縦組みやルビ、圏点などにも対応
  38. 38. 電子書籍フォーマットEPUB EPUB: 電子書籍の標準規格 最近縦組みやルビ、圏点などにも対応 禁則処理や行 えの機能はまだまだ弱い
  39. 39. 電子書籍フォーマットEPUB EPUB: 電子書籍の標準規格 最近縦組みやルビ、圏点などにも対応 禁則処理や行 えの機能はまだまだ弱い Kindle の .mobi や Apple の .ibooks は EPUB に独自機能や DRM を追加したもの
  40. 40. 電子書籍フォーマットEPUB EPUB: 電子書籍の標準規格 最近縦組みやルビ、圏点などにも対応 禁則処理や行 えの機能はまだまだ弱い Kindle の .mobi や Apple の .ibooks は EPUB に独自機能や DRM を追加したもの ➡ EPUB さえ出力出来ればなんとかなる!
  41. 41. Table of Contents EPUBの仕組みと数式 EPUB の仕組み EPUB と数式 数学者がEPUBを書く方法 Pandoc によるワークフロー
  42. 42. Table of Contents EPUBの仕組みと数式 EPUB の仕組み EPUB と数式 数学者がEPUBを書く方法 Pandoc によるワークフロー
  43. 43. EPUBの仕組みと数式
  44. 44. EPUBの仕組み
  45. 45. EPUBの仕組み HTML5, CSS, 画像を zip で圧縮したもの
  46. 46. EPUBの仕組み HTML5, CSS, 画像を zip で圧縮したもの 実質的にウェブサイトを圧縮してまとめた物
  47. 47. EPUBの仕組み HTML5, CSS, 画像を zip で圧縮したもの 実質的にウェブサイトを圧縮してまとめた物 厳密には HTML や CSS のサブセットに電子出版用の 機能追加をしたもの
  48. 48. EPUBの仕組み HTML5, CSS, 画像を zip で圧縮したもの 実質的にウェブサイトを圧縮してまとめた物 厳密には HTML や CSS のサブセットに電子出版用の 機能追加をしたもの 編集方法:InDesign, Sigil など
  49. 49. EPUBの仕組み HTML5, CSS, 画像を zip で圧縮したもの 実質的にウェブサイトを圧縮してまとめた物 厳密には HTML や CSS のサブセットに電子出版用の 機能追加をしたもの 編集方法:InDesign, Sigil など Zip の中身が覗けるなら原理的にはどんなエディタでも 使える(Emacs とか)
  50. 50. EPUBと数式
  51. 51. EPUBと数式 EPUBで数式を表示する二つの方法
  52. 52. EPUBと数式 EPUBで数式を表示する二つの方法 1. MathML:数式をXMLで表現する規格
  53. 53. EPUBと数式 EPUBで数式を表示する二つの方法 1. MathML:数式をXMLで表現する規格 2. 画像:   で組んだ数式を画像化・埋め込み
  54. 54. EPUBと数式 EPUBで数式を表示する二つの方法 1. MathML:数式をXMLで表現する規格 2. 画像:   で組んだ数式を画像化・埋め込み ? それぞれの利点・欠点は?
  55. 55. MathML
  56. 56. MathML 数式を XML で表現 <math display="block" xmlns="..."> <semantics> <mrow> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo>−</mo><mi>x</mi> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>=</mo> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>−</mo> <mi>b</mi> </mrow> </semantics> </math>
  57. 57. MathML 数式を XML で表現 標準規格 <math display="block" xmlns="..."> <semantics> <mrow> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo>−</mo><mi>x</mi> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>=</mo> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>−</mo> <mi>b</mi> </mrow> </semantics> </math>
  58. 58. MathML 数式を XML で表現 標準規格 機械的処理がしやすい <math display="block" xmlns="..."> <semantics> <mrow> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo>−</mo><mi>x</mi> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>=</mo> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>−</mo> <mi>b</mi> </mrow> </semantics> </math>
  59. 59. MathML 数式を XML で表現 標準規格 機械的処理がしやすい 😟手で書くのが大変 <math display="block" xmlns="..."> <semantics> <mrow> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo>−</mo><mi>x</mi> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>=</mo> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>−</mo> <mi>b</mi> </mrow> </semantics> </math>
  60. 60. MathML 数式を XML で表現 標準規格 機械的処理がしやすい 😟手で書くのが大変 <math display="block" xmlns="..."> <semantics> <mrow> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo>−</mo><mi>x</mi> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>=</mo> <msup> <mrow> <mo stretchy="true" form="prefix">(</mo> <mfrac><mi>a</mi><mn>2</mn></mfrac> <mo stretchy="true" form="postfix">)</mo> </mrow> <mn>2</mn> </msup> <mo>−</mo> <mi>b</mi> </mrow> </semantics> </math> ! デバイスによって
 対応状況がまちまち
  61. 61. MathML 対応状況
  62. 62. MathML 対応状況 😟 iBooks: 部分的に対応 簡単な数式なら組めるが、 まだまだ崩れる 縦書きと混ぜるのは絶望的 iBooks による数式
  63. 63. MathML 対応状況 😟 iBooks: 部分的に対応 簡単な数式なら組めるが、 まだまだ崩れる 縦書きと混ぜるのは絶望的 😵 Kindle: ほぼ未対応 iBooks による数式 Kindle による数式
  64. 64. MathML 対応状況 😟 iBooks: 部分的に対応 簡単な数式なら組めるが、 まだまだ崩れる 縦書きと混ぜるのは絶望的 😵 Kindle: ほぼ未対応 現状では MathML を使うのは 現実的ではない iBooks による数式 Kindle による数式
  65. 65. MathML 対応状況 😟 iBooks: 部分的に対応 簡単な数式なら組めるが、 まだまだ崩れる 縦書きと混ぜるのは絶望的 😵 Kindle: ほぼ未対応 現状では MathML を使うのは 現実的ではない iBooks による数式 Kindle による数式 ➡ 各社が対応すれば将来的 には標準になるだろう
  66. 66. 画像として埋め込む
  67. 67. 画像として埋め込む 画像フォーマットはどうするべきか?
  68. 68. 画像として埋め込む 画像フォーマットはどうするべきか? 電子書籍は文字の拡大縮小が可能
  69. 69. 画像として埋め込む 画像フォーマットはどうするべきか? 電子書籍は文字の拡大縮小が可能 PNG や JPEG のようなラスター形式だと拡 大・縮小した際に粗くなる恐れがある
  70. 70. 画像として埋め込む 画像フォーマットはどうするべきか? 電子書籍は文字の拡大縮小が可能 PNG や JPEG のようなラスター形式だと拡 大・縮小した際に粗くなる恐れがある 拡大可能なベクター形式であるSVGが望まし いだろう
  71. 71.
  72. 72. 例 同じ見た目の数式がどの環境 でもできる iBooks Kindle
  73. 73. 例 同じ見た目の数式がどの環境 でもできる 😟数式ごとにサイズを手動で指 定してやる必要がある iBooks Kindle
  74. 74. 例 同じ見た目の数式がどの環境 でもできる 😟数式ごとにサイズを手動で指 定してやる必要がある 😟拡大すると少しフォントが太 くなることがある iBooks Kindle
  75. 75. 例 同じ見た目の数式がどの環境 でもできる 😟数式ごとにサイズを手動で指 定してやる必要がある 😟拡大すると少しフォントが太 くなることがある 😟大量の画像が入るので、描画 が少し遅くなる iBooks Kindle
  76. 76. 例 同じ見た目の数式がどの環境 でもできる 😟数式ごとにサイズを手動で指 定してやる必要がある 😟拡大すると少しフォントが太 くなることがある 😟大量の画像が入るので、描画 が少し遅くなる 😟数式を一々画像に変換する必 要 iBooks Kindle
  77. 77. EPUB数式まとめ
  78. 78. EPUB数式まとめ MathML
  79. 79. EPUB数式まとめ MathML 標準規格
  80. 80. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い
  81. 81. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い
  82. 82. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い SVG画像として配置
  83. 83. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い SVG画像として配置 どこでも同じ見た目の数式が書ける
  84. 84. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い SVG画像として配置 どこでも同じ見た目の数式が書ける 😟見易い描画のためには手直しが必要
  85. 85. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い SVG画像として配置 どこでも同じ見た目の数式が書ける 😟見易い描画のためには手直しが必要 😟画像を多用するのでやや重くなる
  86. 86. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い SVG画像として配置 どこでも同じ見た目の数式が書ける 😟見易い描画のためには手直しが必要 😟画像を多用するのでやや重くなる 😟いずれにせよ TeX の数式を変換する必要がある
  87. 87. EPUB数式まとめ MathML 標準規格 😵現状では未対応なデバイスが多い 😟対応していても描画機能が足りないことが多い SVG画像として配置 どこでも同じ見た目の数式が書ける 😟見易い描画のためには手直しが必要 😟画像を多用するのでやや重くなる 😟いずれにせよ TeX の数式を変換する必要がある ➡ 現状では SVG 画像として埋め込むのが局所最適解
  88. 88. Table of Contents EPUBの仕組みと数式 EPUB の仕組み EPUB と数式 数学者がEPUBを書く方法 Pandoc によるワークフロー
  89. 89. Table of Contents EPUBの仕組みと数式 EPUB の仕組み EPUB と数式 数学者がEPUBを書く方法 Pandoc によるワークフロー
  90. 90. 数学者がEPUBを書く方法
  91. 91. 実際のEPUB作業
  92. 92. 実際のEPUB作業 EPUB を一から手で書くのは理想的ではない
  93. 93. 実際のEPUB作業 EPUB を一から手で書くのは理想的ではない 新しい文法の習得、既存の資源が生かせない、
 数式を全部手で変換するのはつらい
  94. 94. 実際のEPUB作業 EPUB を一から手で書くのは理想的ではない 新しい文法の習得、既存の資源が生かせない、
 数式を全部手で変換するのはつらい     など慣れた形式で書きたい(特に数式!)
  95. 95. 実際のEPUB作業 EPUB を一から手で書くのは理想的ではない 新しい文法の習得、既存の資源が生かせない、
 数式を全部手で変換するのはつらい     など慣れた形式で書きたい(特に数式!) ? から変換出来ないか?
  96. 96. 実際のEPUB作業 EPUB を一から手で書くのは理想的ではない 新しい文法の習得、既存の資源が生かせない、
 数式を全部手で変換するのはつらい     など慣れた形式で書きたい(特に数式!) ? から変換出来ないか? 😄 Pandoc ならできる!
  97. 97. Pandoc
  98. 98. Pandoc Pandoc: a universal document converter
  99. 99. Pandoc Pandoc: a universal document converter Haskell製
  100. 100. Pandoc Pandoc: a universal document converter Haskell製 様々なドキュメント形式の間の相互変換ツール
  101. 101. Pandoc Pandoc: a universal document converter Haskell製 様々なドキュメント形式の間の相互変換ツール 対応形式:MS Word,    , HTML, EPUB, InDesign, Markdown,...
  102. 102. Pandoc Pandoc: a universal document converter Haskell製 様々なドキュメント形式の間の相互変換ツール 対応形式:MS Word,    , HTML, EPUB, InDesign, Markdown,... EPUB
  103. 103. Pandoc Pandoc: a universal document converter Haskell製 様々なドキュメント形式の間の相互変換ツール 対応形式:MS Word,    , HTML, EPUB, InDesign, Markdown,... EPUB ➡  を EPUB に変換出来る!
  104. 104. 例 $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex
  105. 105. 例 $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex EPUB3 へ変換 -t epub3
  106. 106. 例 $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex EPUB3 へ変換 メタデータ(タイ トル・著者等)と デザインの指定 --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css
  107. 107. 例 $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex EPUB3 へ変換 メタデータ(タイ トル・著者等)と デザインの指定 参考文献も
 自動処理! --bibliography=biblio.bib
  108. 108. 例 ライブラリと実行ファイルの二種類がある $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex EPUB3 へ変換 メタデータ(タイ トル・著者等)と デザインの指定 参考文献も
 自動処理!
  109. 109. 例 ライブラリと実行ファイルの二種類がある 単純な変換処理なら実行ファイルで十分 $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex EPUB3 へ変換 メタデータ(タイ トル・著者等)と デザインの指定 参考文献も
 自動処理!
  110. 110. 例 ライブラリと実行ファイルの二種類がある 単純な変換処理なら実行ファイルで十分 $ pandoc -S -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex EPUB3 へ変換 メタデータ(タイ トル・著者等)と デザインの指定 参考文献も
 自動処理! ? 単純でない処理は?
  111. 111. 単純でない処理の例 日本語特有の組版(ルビ、圏点、…)の変換 数式のSVGへの変換 MathMLへの変換は勝手にやってくれる 独自に定義した定理環境の変換
  112. 112. 単純でない処理の例 日本語特有の組版(ルビ、圏点、…)の変換 数式のSVGへの変換 MathMLへの変換は勝手にやってくれる 独自に定義した定理環境の変換 ➡ 変換フィルターを自分で書く!
  113. 113. 変換フィルター?
  114. 114. 変換フィルター? Pandoc は変換途中の文書構造をJSONに変換して、 間に独自の変換フィルターを噛ませることが出来る
  115. 115. 変換フィルター? Pandoc は変換途中の文書構造をJSONに変換して、 間に独自の変換フィルターを噛ませることが出来る JSON がパーズ出来ればよいので言語非依存
  116. 116. 変換フィルター? Pandoc は変換途中の文書構造をJSONに変換して、 間に独自の変換フィルターを噛ませることが出来る JSON がパーズ出来ればよいので言語非依存 Pandoc がパーズ出来なかった    はそのまま処理せ ず情報を持たせるようにできる
  117. 117. 変換フィルター? Pandoc は変換途中の文書構造をJSONに変換して、 間に独自の変換フィルターを噛ませることが出来る JSON がパーズ出来ればよいので言語非依存 Pandoc がパーズ出来なかった    はそのまま処理せ ず情報を持たせるようにできる その生   をパーズして適切なHTMLに変換するよ うにしてやればいい!
 (参考:Haskell には   を弄れるライブラリがある)
  118. 118. フィルターの例
  119. 119. フィルターの例 拙作フィルター集:pandoc-japanese-filters
  120. 120. フィルターの例 拙作フィルター集:pandoc-japanese-filters 数式のSVGへの変換、独自定理環境の変換、
 日本語組版の変換 等
  121. 121. フィルターの例 拙作フィルター集:pandoc-japanese-filters 数式のSVGへの変換、独自定理環境の変換、
 日本語組版の変換 等 後は数式のサイズや余白を調整すればよいだけ
  122. 122. フィルターの例 拙作フィルター集:pandoc-japanese-filters 数式のSVGへの変換、独自定理環境の変換、
 日本語組版の変換 等 後は数式のサイズや余白を調整すればよいだけ $ pandoc -S -R -F env-to-div-filter -F math-to-svg-filter -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex
  123. 123. フィルターの例 拙作フィルター集:pandoc-japanese-filters 数式のSVGへの変換、独自定理環境の変換、
 日本語組版の変換 等 後は数式のサイズや余白を調整すればよいだけ $ pandoc -S -R -F env-to-div-filter -F math-to-svg-filter -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex 生LaTeXの許可 -R
  124. 124. フィルターの例 拙作フィルター集:pandoc-japanese-filters 数式のSVGへの変換、独自定理環境の変換、
 日本語組版の変換 等 後は数式のサイズや余白を調整すればよいだけ $ pandoc -S -R -F env-to-div-filter -F math-to-svg-filter -t epub3 -o formalism.epub --epub-metadata=metadata.xml --epub-stylesheet=epub.css --bibliography=biblio.bib formalism-in-math.tex 生LaTeXの許可 フィルターの指定 -F env-to-div-filter -F math-to-svg-filter
  125. 125. その他
  126. 126. その他 Markdown など他の形式で
 数式部分だけ   で書くこと もできる 数式まぜ書き Markdown ==================== このような形 $mathcal{M} Vdash varphi$ で、**インライン数式**や、 $$int_{-infty}^infty e^{-x^2} mathrm{d}x$$ のようにディスプレイ数式も混ぜられる。
  127. 127. その他 Markdown など他の形式で
 数式部分だけ   で書くこと もできる パーズの前後で情報が失われ る場合(Docxなど)は自分で パーザを書く 数式まぜ書き Markdown ==================== このような形 $mathcal{M} Vdash varphi$ で、**インライン数式**や、 $$int_{-infty}^infty e^{-x^2} mathrm{d}x$$ のようにディスプレイ数式も混ぜられる。
  128. 128. その他 Markdown など他の形式で
 数式部分だけ   で書くこと もできる パーズの前後で情報が失われ る場合(Docxなど)は自分で パーザを書く 数式まぜ書き Markdown ==================== このような形 $mathcal{M} Vdash varphi$ で、**インライン数式**や、 $$int_{-infty}^infty e^{-x^2} mathrm{d}x$$ のようにディスプレイ数式も混ぜられる。 フィルターではなく、ライブラリを使って Haskell で直にプロ グラムを書くこともできる
  129. 129. その他 Markdown など他の形式で
 数式部分だけ   で書くこと もできる パーズの前後で情報が失われ る場合(Docxなど)は自分で パーザを書く 数式まぜ書き Markdown ==================== このような形 $mathcal{M} Vdash varphi$ で、**インライン数式**や、 $$int_{-infty}^infty e^{-x^2} mathrm{d}x$$ のようにディスプレイ数式も混ぜられる。 フィルターではなく、ライブラリを使って Haskell で直にプロ グラムを書くこともできる Pandoc は EPUB に限らず、ウェブサイトの生成にも使える
  130. 130. その他 Markdown など他の形式で
 数式部分だけ   で書くこと もできる パーズの前後で情報が失われ る場合(Docxなど)は自分で パーザを書く 数式まぜ書き Markdown ==================== このような形 $mathcal{M} Vdash varphi$ で、**インライン数式**や、 $$int_{-infty}^infty e^{-x^2} mathrm{d}x$$ のようにディスプレイ数式も混ぜられる。 フィルターではなく、ライブラリを使って Haskell で直にプロ グラムを書くこともできる Pandoc は EPUB に限らず、ウェブサイトの生成にも使える 私のサイトでは TeX や Markdown から PDF / HTML を生成する のに使っています
  131. 131. まとめ
  132. 132. まとめ Pandoc を使えば好きなフォーマットから自動 で EPUB を生成出来る
  133. 133. まとめ Pandoc を使えば好きなフォーマットから自動 で EPUB を生成出来る 数式を一々手で画像に変換しなくていい!
  134. 134. まとめ Pandoc を使えば好きなフォーマットから自動 で EPUB を生成出来る 数式を一々手で画像に変換しなくていい! 細かな変換処理はフィルターを書く
  135. 135. まとめ Pandoc を使えば好きなフォーマットから自動 で EPUB を生成出来る 数式を一々手で画像に変換しなくていい! 細かな変換処理はフィルターを書く Pandoc は EPUB のみならず色々な書類を生成 するのにも使える
  136. 136. まとめ
  137. 137. まとめ 電子書籍は EPUB で
  138. 138. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい
  139. 139. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整
  140. 140. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整 将来的には MathML?
  141. 141. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整 将来的には MathML? EPUB 生成は Pandoc で!
  142. 142. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整 将来的には MathML? EPUB 生成は Pandoc で!     など既存の資源を自動変換出来る
  143. 143. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整 将来的には MathML? EPUB 生成は Pandoc で!     など既存の資源を自動変換出来る 数式画像生成の自動化
  144. 144. まとめ 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整 将来的には MathML? EPUB 生成は Pandoc で!     など既存の資源を自動変換出来る 数式画像生成の自動化 細かい変換処理はフィルターを書く
  145. 145. Any Questions? 電子書籍は EPUB で 数式は現状 SVG で張り込むのがよい 見栄をよくするには自分でサイズ調整 将来的には MathML? EPUB 生成は Pandoc で!     など既存の資源を自動変換出来る 数式画像生成の自動化 細かい変換処理はフィルターを書く

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