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ワンセンテンス英文法の限界ビジネス英語コーパスから見ると・・・
ワンセンテンス主義への疑問
1-1 ワンセンテンス英文法なぜワンセンテンスが基本なのか•紙面の都合•二文になると生徒の負担も二倍•授業の進行に便利•暗記の単位として便利
1-2 ワンセンテンス英文法ワンセンテンス主義のメリット•大文字で始まり、ピリオドで終わり、述語動詞があるなど、説明の対象としての輪郭が明確•板書して説明するのに便利•コンテクストから切り放して説明できるので、学習負荷を軽減できる
1-3  ワンセンテンス英文法ワンセンテンス主義のデメリット•複数のセンテンスを統合的に運用するのに苦労する•会話の実際で使われる言葉の単位とセンテンスとが一致せず、学習者が面食らう
2-1 ワンセンテンスの先にあるもの
2-2 ワンセンテンスの先にあるもの
2-3 ワンセンテンスの先にあるもの
2-4 ワンセンテンスの先にあるもの
2-5 ワンセンテンスの先にあるもの
3-1 ビジネス英語コーパスから見えることコンテクストとは、•All the factors and elements that are nonlinguisticand nontextual but which affect spoken o...
3-2 ビジネス英語コーパスから見えること• would, be going to, think といった自分の  スタンスを示す言葉は、意思決定がらみ  の会話で多く、情報伝達を主とする一方  的指示では頻度が落ちる。• will, coul...
3-3 ビジネス英語コーパスから見えること• 話し手にとっての必要性や選好を伝える have  (got) to, need (to), should, want (to) は、この  順番で響きが強い。しかし、使われる頻度は  逆。• wan...
3-4 ビジネス英語コーパスから見えること • 出席者間に上下関係のある会議では、 we   need to が 100 回以上使われる間、 you must   は1回も使われない。 • must はビジネスより一般的会話で使われるこ   と...
3-5 ビジネス英語コーパスから見えること
まとめ• 言語運用能力は、コンテクストないしスキー  マを前提とするので、そういったものから切  り放してのワンセンテンス主義には無理があ  る• ワンセンテンス主義は言葉をその形式・内容  からのみ見ており、言葉が生身の人間を相手  に使うも...
引用・参照文献•Carter, Ronald, Rebecca Hughes and Michael McCarthy (2000). Exploring Grammar inContext. Cambridge University Pres...
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Waseda 3:12 white ppt

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2012年3月27日、早稲田大学で開かれた日本英語教育学会の年次研究集会で招待講演者として講演した折りに使ったスライドです。

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Waseda 3:12 white ppt

  1. 1. ワンセンテンス英文法の限界ビジネス英語コーパスから見ると・・・
  2. 2. ワンセンテンス主義への疑問
  3. 3. 1-1 ワンセンテンス英文法なぜワンセンテンスが基本なのか•紙面の都合•二文になると生徒の負担も二倍•授業の進行に便利•暗記の単位として便利
  4. 4. 1-2 ワンセンテンス英文法ワンセンテンス主義のメリット•大文字で始まり、ピリオドで終わり、述語動詞があるなど、説明の対象としての輪郭が明確•板書して説明するのに便利•コンテクストから切り放して説明できるので、学習負荷を軽減できる
  5. 5. 1-3  ワンセンテンス英文法ワンセンテンス主義のデメリット•複数のセンテンスを統合的に運用するのに苦労する•会話の実際で使われる言葉の単位とセンテンスとが一致せず、学習者が面食らう
  6. 6. 2-1 ワンセンテンスの先にあるもの
  7. 7. 2-2 ワンセンテンスの先にあるもの
  8. 8. 2-3 ワンセンテンスの先にあるもの
  9. 9. 2-4 ワンセンテンスの先にあるもの
  10. 10. 2-5 ワンセンテンスの先にあるもの
  11. 11. 3-1 ビジネス英語コーパスから見えることコンテクストとは、•All the factors and elements that are nonlinguisticand nontextual but which affect spoken or writtencommunicative interaction.•Speaker meaning, rather than sentence meaning,can only begin to be understood when context istaken into consideration. Celce-Murcia & Olshtain (2000)
  12. 12. 3-2 ビジネス英語コーパスから見えること• would, be going to, think といった自分の スタンスを示す言葉は、意思決定がらみ の会話で多く、情報伝達を主とする一方 的指示では頻度が落ちる。• will, could, would, think, know といった 言葉は、オフィス内のゴシップやスモー ルトークで平均以上に多く用いられ、気 遣いを旨とする人間関係構築・維持のた めの会話で頻出する。
  13. 13. 3-3 ビジネス英語コーパスから見えること• 話し手にとっての必要性や選好を伝える have (got) to, need (to), should, want (to) は、この 順番で響きが強い。しかし、使われる頻度は 逆。• want (to) は I want you to という形でなく、 (a) She’ll wanna be here などと傾向・志向を 表すのが普通で、 (b) 指示の場合も、 if you want to と相手に委ねる格好を取ったり、 (c) So basically, you wanna see... と、間接的。
  14. 14. 3-4 ビジネス英語コーパスから見えること • 出席者間に上下関係のある会議では、 we need to が 100 回以上使われる間、 you must は1回も使われない。 • must はビジネスより一般的会話で使われるこ とがデータからわかるが、ビジネスでは、従 業員が命令の対象でなく、能力開発、コーチ ング、支援の対象であることを物語る。
  15. 15. 3-5 ビジネス英語コーパスから見えること
  16. 16. まとめ• 言語運用能力は、コンテクストないしスキー マを前提とするので、そういったものから切 り放してのワンセンテンス主義には無理があ る• ワンセンテンス主義は言葉をその形式・内容 からのみ見ており、言葉が生身の人間を相手 に使うもので、社会性があり、したがって、 社会的妥当性が求められる点を看過している 。
  17. 17. 引用・参照文献•Carter, Ronald, Rebecca Hughes and Michael McCarthy (2000). Exploring Grammar inContext. Cambridge University Press•Celce-Murcia, Marianne and Elite Olshtain(2000). Discourse and Context in LanguageTeaching. Cambridge University Press•Handford, Michael (2010). The Language of Business Meetings. Cambridge UniversityPress•Hughes, Rebecca and Michael McCarthy (1998). From Sentence to Discourse:Discourse Grammar and English Language Teaching. TESOL Quarterly Vol. 32, No. 2,pp 263-287•Koester, Almut (2006). Investigating Workplace Discourse. Routledge•Koester, Almut (2010). Workplace Discourse. Routledge•Master, Peter (1996). Systems in English Grammar. Prentice Hall Regents

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