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最優秀賞_チームコルテ

  1. -現代に蘇れ- 新・風土記 東京理科大学 コルテ 大塩浩輝 背景:出雲國風土記 国文学研究資料館所蔵 資料を加工 1
  2. 1/365人の住民 獲得政策 言い伝えをもとに作られた トークンを一泊につき 宿泊者へ1枚発行 トークンをコレクション、 またはユーザー間で取引 ユーザー 地域の方々 現代に蘇った 風土記の完成を目指す ほぼコストがかからず 観光資源を創出 各地域に存在する 伝説・言い伝えをもとに 唯一無二のトークンを作成 高いコストをかけずとも、 観光客を呼び込むきっかけに 2 0.0 – 提案の要約 提案の概要
  3. 1/365人の住民 獲得政策 3‐利用イメージ 3.1‐ペルソナ 3.2‐カスタマージャーニー 4‐今後の展望 4.1‐サービスの目標 4.2‐サービスの展望 4.3‐ユーザーと損益分岐点 5‐おわりに 6‐補足 1‐現状と課題 1.1‐国内旅行の現状 1.2‐観光の問題 1.3‐現状・問題と課題 1.4‐解決への手がかり 2‐解決策「新・風土記」 2.1‐「新・風土記」とは 2.2‐実際のトークン、アプリ 2.3‐利用するメリット 2.4‐ターゲット 3 0.0 – 目次 目次
  4. 1‐現状と問題 1.1‐国内旅行の現状 1.2‐観光の問題 1.3‐現状・課題のまとめ 1/365人の住民 獲得政策 4
  5. 1/365人の住民 獲得政策 都道府県別宿泊先の割合 (n=120244件) 上位5都道府県でおよそ 52.2% (東京、大阪、京都、神奈川、沖縄) 上位10都道府県でおよそ 71.8% (上位5+北海道、静岡、千葉、兵庫、愛知) 出所:一休様提供データ booking.txtより キャンセル済含まず 以下※1とは、このデータをもとにしていることを指す。 宿泊する地域は限定的である 5 0 5 10 15 20 25 30 35 千件 1.1 – 国内旅行の現状 都道府県別 旅行先の割合
  6. 1/365人の住民 獲得政策 非観光地の宿泊施設にも よい宿は多く存在する 出所:一休様提供データ review.txtより キャンセル済み含まず 以下※2とはこのデータをもとにしていることを指す。 6 地域 レビュー評価 類似度スコア 上位5都府県 4.44/5.00 0.255 上位10都道府県 4.38/5.00 0.256 それ以外 4.33/5.00 0.258 全国平均 4.34/5.00 0.257 観光地と非観光地の レビュー評価およびレビューの類似度の平均は、 5%の検定において、有意な差はない。 1.1 – 国内旅行の現状 観光地、非観光地の宿の差
  7. 1/365人の住民 獲得政策 約3割の観光客(宿泊客)はリピートを視野に入れている 7 レビューの中で 「リピート」「また」「再び」「ふたたび」「二度目」が含まれているもの 全体の (約930件/2923件) 31.8% (…略…)本当に素敵な宿でした。何度でもお伺いしたいです。またよろしくお願いします。 (…略…)喜んでいるのを見て、嬉しかったです。 水戸へ行く機会を作って、是非また利用したいと思っています。 千葉県出身 女性のレビュー 東京都出身 男性のレビュー 1.1 – 国内旅行の現状 潜在的なリピーターの存在 ※2 「また」が副詞か接続詞か、という点に関しては補足 6.2 リピートの検証を参照
  8. 1/365人の住民 獲得政策 現状1:国内旅行における目的地には偏りがある 観光地ではない地域の自治体が、観光客を呼び込むために 観光資源等の開発・創出をする必要がある。 8 現状2:非観光地の宿は魅力的なものも多い よい宿で質の良い体験を提供できれば、 各地が「リピート客の獲得+観光地化」が達成できるのではないか。 果たして、それは可能なのか? 現状3:多くの観光客はリピート視野に入れている 1.1 – 国内旅行の現状 データから見えた現状とは
  9. 1/365人の住民 獲得政策 全国の自治体の財政力指数(財政の余裕度)を見ると、 宿泊先の上位5位、上位10位および上位以外に差がみられる。 地域 全国平均 上位5位 上位10位 上位10位以外 データ数 1741 205 568 1173 財政力指数の平均 0.51 0.64 0.56 0.47 全国平均以下の自治体数 - 66 275 702 全国平均以下の割合(%) - 32.20 48.42 59.85 出所:総務省 令和3年度主要財政指標一覧 https://www.soumu.go.jp/iken/shihyo_ichiran.html 地域別自治体の財政力指数 財政上、非観光地が観光資源開発する 十分な余裕がない可能性がある 9 1.2 – 観光の問題 財政力指数からみる経済的余裕
  10. 1/365人の住民 獲得政策 宿泊施設としても経済的な余裕はあまりない 出所:国土交通省 観光庁 「令和3年度観光の状況」第Ⅱ部より https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000476.html 10 宿泊業は、他業種に比べて収益性が非常に不安定であり、 建物や設備の老朽化を懸念しているホテルも多い。 「宿泊業は装置産業であり、1棟あたりの投資金額が他産業と比べ極めて高く、 2000年以降、旅館・ホテル業者の倒産件数は高水準で推移している。 出所:国土交通省 観光庁 「観光を取り巻く現状及び課題等について」 https://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/content/001461732.pdf 自治体ではなく、宿泊施設自体としても、 観光へのインセンティブは生みにくいという現状 1.2 – 観光の問題 宿泊施設の財政状態とは
  11. 1/365人の住民 獲得政策 現状 国内旅行の目的地は限られている 問題 非観光地が観光資源の開発をする財政的余裕は少ない • 地域によって観光資源に差がある。 • 非観光地は、観光資源を創出する必要性がある。 • 非観光地は、財政的にゆとりがない。 • 観光資源を開発しにくい状況なのではないか。 課題 低コストで観光に対するインセンティブを創出 • 地域によらず創出できる観光資源とは何か。 • 低コストでインセンティブを作り出せないか。 11 1.3 – 現状・問題と課題 現状・問題から見える課題
  12. 1/365人の住民 獲得政策 塾でのアルバイト中、小学生の生徒との会話にて… iPadのアプリであるの。クリアするとマークがついて楽しいの。 もう都道府県覚えてるの?すげえなぁ そっかぁ、iPadとか使って勉強できるのね。今は何やってる? 英語とね~、あと旧国名?かな。ちょっと覚えた。 旧国名?大和とか伊豆とか周防とか?渋っ! やっぱりコレクションとかは魅力的だよな~ それに旧国名…懐かしい…風土記…!?これだッ!! 12 1.4 – 解決への手がかり アイデア発案のきっかけ
  13. 1/365人の住民 獲得政策 風土記とコレクション 13 この会話で得たポイントは2点 1.4 – 解決への手がかり 会話から得た示唆
  14. 1/365人の住民 獲得政策 どの地域にも存在する、その地域特有のもの ほぼコスト0で活用できる観光資源 = = 伝説・言い伝え 14 1.4 – 解決への手がかり 無料で使える観光資源とは
  15. 1/365人の住民 獲得政策 15 「コレクション」に楽しみを覚える人は多い 例2:トレーディングカード集め、スマホアプリ等の「ガチャ」 トレーディングカードやスマホアプリのキャラクター集めなどは高い人気を誇る。 地域限定のキャラクター・アイテムの配布があるサービスも。 例1:御朱印集め ここ数年、神社などをめぐって御朱印を収集することがブームに。 貴重な御朱印が高値で売買されるケースも。 1.4 – 解決への手がかり コレクションの楽しさ
  16. 1/365人の住民 獲得政策 16 「コレクション」×地域×スマホアプリ 実例2:ドラゴンクエストウォーク 2019年に1000万ダウンロードを突破。現在もイベント等がリリースされている。 都道府県・エリアごとに特別モンスターが設定されており、 全国に188か所あるランドマークで「ご当地クエスト」をプレイできる。 出所:SQUARE ENIX ドラクエウォーク おでかけガイド https://www.dragonquest.jp/walk/event/odekake/ 実例1:ポケモンGO 特定の地域のみで獲得できるポケモンの設定がある。 AR技術とGPSを組み合わせたサービスにより、地域の活性化につながる。 鳥取砂丘でのイベントは、経済効果は約24億円にのぼる。 出所:鳥取県元気づくり 総本部広報課 「Pokémon GO Safari Zone in 鳥取砂丘」の参加者数及び経済効果 https://www.pref.tottori.lg.jp/271365.htm 1.4 – 解決への手がかり コレクションの具体例
  17. 1/365人の住民 獲得政策 17 コレクション性 伝説・言い伝え 全く新しいサービスの創出へ 1.4 – 解決への手がかり 伝説とコレクションの融合
  18. -現代に蘇れ- 18 新・風土記
  19. 2‐新・風土記 2.1‐「新・風土記」とは 2.2‐実際のトークン、アプリ 2.3‐発案の動機 2.4‐ターゲット 1/365人の住民 獲得政策 19
  20. 1/365人の住民 獲得政策 地域の伝説・言い伝えをコレクションするサービス 1. 地域の伝説・言い伝えを複数個トークン化 2. 宿泊者に対し、一泊につきトークン1枚を発行 3. トークンをサービス内の市場で取引 4. 現代版の「風土記」完成を目指す サービスの流れは 「新・風土記」 20 2.1 – 「新・風土記」とは 「新・風土記」とは何か
  21. 1/365人の住民 獲得政策 サービスの流れ1:地域の伝説・言い伝えをトークン化 • 日本各地にある伝説や言い伝えを収集 • それらを1つずつトークン化 • 地域ごとに複数個トークンが存在する状態に 21 2.1 – 「新・風土記」とは サービスの流れ 1/4
  22. 1/365人の住民 獲得政策 サービスの流れ2:宿泊者にトークンを発行 • あらかじめアプリをインストール • 「一休」様の宿泊施設のなかで、発行できる施設を設定 • 宿に宿泊した人へ、位置情報等をもとにその地域のトークンを発行 • どの種類が発行されるかはランダムに決定される • トークンの勝手な複製はできない 22 2.1 – 「新・風土記」とは サービスの流れ 2/4
  23. 1/365人の住民 獲得政策 サービスの流れ3:トークンをサービス内市場で取引 • 発行したトークンを管理 • 発行割合により、種類ごとの価格を決定、公表 • サービス内通貨(トラベルコイン、TC)を通じて、 トークンを金融資産として取引 23 2.1 – 「新・風土記」とは サービスの流れ 3/4
  24. 1/365人の住民 獲得政策 サービスの流れ4:風土記の完成を目指す • トークン収集を旅+取引で行う • 現代版風土記の完成を目指す • 入金によりサービス内貨幣に換金し、収集もできる ・・・ 24 2.1 – 「新・風土記」とは サービスの流れ 4/4
  25. 1/365人の住民 獲得政策 例えば… 石川県白山市のトークンの一種を作ると… 出所:白山比咩神社 白山の伝説 http://www.shirayama.or.jp/legend/index.html • 左のトークンは、石川県白山市、白山比咩神社に 伝わる伝説の一つ「舟岡妙法の窟(いわや)」 をテーマに作成した。 • 宿泊すると、左のようなトークンが手に入る。 25 2.2 – 実際のトークン、アプリ トークンの具体例 –石川県-
  26. 1/365人の住民 獲得政策 アプリのイメージ 現在保有している トークンを一覧で確認できる。 獲得済みトークン もどる タッチで詳しい解説 石川県 白山市 静岡県 伊東市 熊本県 阿蘇市 もどる もどる 石川県 白山市 保有枚数:1枚 現在価格:132TC いまから1300年前、 初めて白山の山頂にたどり着いたのが、 越後の高尚な僧侶、泰澄であった。泰澄は、 保有トークン確認画面 トークンの詳細画面 デザインを楽しめる。 トークンの発行場所、 保有枚数や価格をはじめ、 伝説の内容を学べる。 26 2.2 – 実際のトークン、アプリ アプリの具体イメージ
  27. 1/365人の住民 獲得政策 地域・宿泊施設、ユーザーの双方に貢献できる 地域・宿泊施設 ユーザー • 低コストで観光資源を 創出できる。 • 旅をするだけで、地域限定の トークンを入手できる。 27 • 金融資産に関する 勉強や実践の場がある。 • 余暇の新たな楽しみとなる。 • 宿泊施設にとまる インセンティブを創出できる。 • 地域活性化や観光の プラットフォームに(後述)。 2.3 – 利用するメリット 地域とユーザーのメリット
  28. 1/365人の住民 獲得政策 ターゲット1:仕事を退職した60歳以上 28 • 余暇に楽しむ御朱印あつめなどの代替案 • 御朱印のNFT化、デジタル化はすでに始まっている。 • 予約件数のうち、 %が60代以上 • 既存の「一休ユーザー」をサービスへ取り込む。 • 70歳以上の潜在市場も取り込み • 高齢世代の旅行者にも大きな可能性がある。 出所:国土交通省 観光庁 「観光を取り巻く現状及び課題等について」https://www.mlit.go.jp/kankocho/iinkai/content/001461732.pdf 日本経済新聞 日経MJ 2021.7.22 「ポケモンGO」公開から5年 ヘビーユーザー4割、巣ごもりでも 10代 20代 30代 40代 50代 60代以上 20.7 • 長期的なユーザーの定着 • ポケモンGOでは、シニア層の割合が高い。健康志向との関連性も。 2.4 – ターゲット ターゲット その1 60代~ ※1
  29. 1/365人の住民 獲得政策 ターゲット2:10代後半~20代の若い層 29 • トレーディングカード、スマホアプリの一つ • 新しい「コレクション」としての普及を目指す。 • 新しいユーザーを取り込み • 予約データでは20代以下が6.7%である。 • 一方で、実際は宿泊旅行の %が20代以下となっている。 • このギャップが新しいユーザー層の獲得につながる。 • 平均旅行回数が最も多い層も20代である。 出所:公益財団法人 日本交通公社 「旅行年報 2022」.p15 INVALANCE NEWS https://www.invalance.jp/news/876/ 20代以下 30代 40代 50代 60代 70代 80代以上 38.5 38.5% 20代以下 • 金融資産取引の練習、第一歩 • 高校で開始された「金融」教育の実践の場になりうる。 • Z世代の8割以上が金融に興味ありというデータも。 2.4 – ターゲット ターゲット その2 ~20代 ※1
  30. 3‐利用イメージ 3.1‐トークンの収集 3.2‐トークンの取引とコレクション 1/365人の住民 獲得政策 30
  31. 1/365人の住民 獲得政策 ここでは、隅田直人というペルソナを設定し、利用イメージを紹介する。 • 都内の大学生で、経営学部に所属している。 • 山口県出身で、大学進学をきっかけに東京で一人暮らし。 • 明るい性格で、休日は出かけることが多い。 • 就職も決まり、時間にゆとりがある。 • スマホのゲームが好きで、ガチャのために課金経験あり。 • 仲の良い友達と旅行したいと思っている。 隅田直人 すみだ なおと 22歳 男性 31 3.1 – ペルソナ ペルソナの設定
  32. 1/365人の住民 獲得政策 「新・風土記」のアプリをダウンロードした直人さんは、 休日に友人と新潟県に2泊3日で旅行に出かけた。 一泊目は、旅行サイトで評価が高かった市街地の宿に宿泊した。 寝ている間に初めてトークンを受け取ることができた。 トークンは50TCの価値がある。 二泊目は、少し山奥のひっそりとした宿に訪れた。 そこまで多くの人が来ていないようで、 トークンのレアリティは高く、200TCの価値があるようだ。 32 3.1 – ペルソナ 利用イメージ –発行-
  33. 1/365人の住民 獲得政策 旅から帰ってきた後に、 新潟県のほかのトークンも集めたくなった。 200TCのトークンはレアなので保有し続けることにし、 もう一つのトークンを50TCで他のユーザーに販売し、 50TCに換金した。 この50TCを用いて、 30TCで販売されていた新潟県のトークンを、 残りの20TCで別のトークンを購入した。 これでコレクションは3種類に増えた。 33 3.1 – ペルソナ 利用イメージ –コレクション-
  34. 1/365人の住民 獲得政策 34 認知 検討 旅行 収集 拡散 フェーズ タッチポイント 行動 心情 Webサイト 公式SNS SNS 宿での広告 SNS スマホアプリ SNS全般 口コミ インターネット 新・風土記 をサイト・告知 等によって認知。 使用方法や 特徴などを鑑み、 利用するか検討。 実際の旅行へ。 旅行の中でも 利用などを促進。 旅行を重ねる中、 トークンを収集。 継続的な利用。 サービスの経験を ユーザー間で共有。 感情曲線 どんなサービス? 誰でも使えるのか 気になる。 使ってみようかな。 今度の宿では 使えるのかな? 旅行はいいなぁ。 ただ泊まるだけで 発行されるのか。 たくさん種類が。 集めるのは大変、 でも集めたい。 楽しいサービス。 友人にも 広めたいな。 - + 3.2 – カスタマージャーニー 認知から拡散までの流れ
  35. 4‐今後の展望 4.1‐利用範囲の拡大 4.2‐サービスの拡大 1/365人の住民 獲得政策 35
  36. 1/365人の住民 獲得政策 36 目標:開始から5年後に年間売上4.4億円を達成する 3.旅行せずにトラベルコインを入手 2.PRしたい企業からの広告費 あらかじめ、トラベルコインと円のレートを決定し、 コレクションしたい人々が入金する。 サービスの中でPRしてほしい企業を募集し、 その広告費として現金を得る。 1.宿泊施設から得るトークン発行手数料 発行できる宿泊施設を登録制とし、トークンの発行手数料を徴収する。 登録により、新たな観光客を呼び込むことができる。 主たる収益源となる。 4.1 –サービスの目標 収益の目標と収益源
  37. 1/365人の住民 獲得政策 今後のサービスの展望について、 まずは利用範囲の拡大という観点から述べる。 1.特定の地域でテスト運用 2.地域・地方全体に拡大 3.日本全国で利用可能に 特定の都道府県の特定地域に絞って運用を開始する。 まずはトークンの発行のみを行う。 地域を徐々に拡大してゆく。発行枚数が増加してきた段階で、 価格決定、市場整備を行う。 最終的に、日本全国どこでもトークンの発行ができる。 それに伴って、取引も拡大する。 37 4.2 – サービスの展望 運用範囲の設定と拡大
  38. 1/365人の住民 獲得政策 サービスの幅も拡大することが可能であると考えている。 現段階で想定している具体例を3つ紹介する。 2.トラベルコインをグッズに交換 3.教育目的での活用 トークンだけではなく、特産品との交換や体験などに交換する。 デジタル上の価値を実世界の価値に変換できるようになる。 金融資産運用の練習の場として、 教育的なコンテンツも拡充を図る。 38 1.地元PRのプラットフォーム(PF)化 観光客がどこにいるのかがピンポイントで把握できる。 その場所に応じたPRをすることで、地元のさらなる活性化に。 4.2 – サービスの展望 サービスの設定と拡大
  39. 1/365人の住民 獲得政策 39 2年後 ユーザー拡大 半年後 市場の開場 4年後 利用範囲の拡大 3年後 地域のPF化 5年後 目標達成 1年後 全国拡大 年間売上 4.4億円 20代以下、 60代以上の旅行者 の5%が利用 幅広いユーザー の取り込み 地域社会との 有機的なつながり トークンの市場を 開場 トークンの普及 年間売上 353万円 年間売上 853万円 各都道府県に トークンを発行 する宿泊施設を 設定 年間売上 5,455万円 利用ユーザーの 拡大 利用数目標の 25%が利用 年間売上 2.1億円 地域社会の プラットフォーム として運用 地元企業のPR、 観光地紹介、 付随するサービス の拡充 年間売上 4.3億円 さらなるサービス 拡充 ターゲットに とらわれず、 幅広い層の利用を 目指す トークンの発行手数料を100円/枚として、 市場規模を算出した。 4.2 – サービスの展望 今後5年間の売り上げ目標
  40. 1/365人の住民 獲得政策 40 (200) 0 200 400 600 800 1,000 -12 -2 8 18 28 38 48 58 収益(百万円) 0 5 10 15 20 25 30 35 40 ユーザー(万人) サービスの開始から30か月で収益がプラスに。 以後、維持費を込めても収益は増加の一途をたどる計画だ。 4.3 – ユーザーと損益分岐点 ユーザーと収益、損益分岐点
  41. 5‐おわりに 1/365人の住民 獲得政策 41
  42. 1/365人の住民 獲得政策 新・風土記 を通じて、日本のあらゆる場所が観光地になり、 1/365人の住民獲得につながってゆくことが期待できる。 「新・風土記」 手数料・地元の情報 観光資源を創出 トークン発行 サービス利用 旅行・地域の活性化 地域ならではの体験 地域・宿泊施設 ユーザー 42 1.1 – 国内旅行の現状 三者がWin-Win-Winの関係に
  43. 1/365人の住民 獲得政策 で 日本各地を元気に 「新・風土記」 43 1.1 – 国内旅行の現状 ありがとうございました
  44. 6‐補足 1/365人の住民 獲得政策 44
  45. 1/365人の住民 獲得政策 使用したスコアは以下のとおりである。 45 レビュー評価 review.txt内の「クチコミの総合評価」を使用している。 観光地・非観光地それぞれの平均値をスライドに掲載した。 5点満点で、得点が高いほど良い印象を与えた宿ということが分かる。 類似度スコア レビューの類似度を計算した。 具体的には、Pythonの形態素解析ライブラリ「Janome」を用いて、 各都道府県ごとにレビューの類似度のcos類似度を計算、 その後に、観光地・非観光地それぞれで類似度の平均を算出し、 そのスコアをスライドに掲載している。 レビューが類似しているほど1に近く、離れているほど-1に近い。 参考:Welcome to Janome's documentation! https://mocobeta.github.io/janome/ https://analysis-navi.com/?p=688 6.1 – レビュースコア レビューのスコアと検定
  46. 1/365人の住民 獲得政策 平均値の検定については、Welchのt-検定(両側検定)を行った。仮説については、 帰無仮説 H0:平均値に差がない 対立仮説 H1:平均値に差がある とし、サンプル数は47(都道府県の数)となっている。 なお、下表の「その他」とは、上位10都道府県を除く37府県を指す。 46 レビュー評価 類似度スコア 上位5都道府県とその他 上位10都道府県とその他 上位5都道府県とその他 上位10都道府県とその他 平均の差 0.02098 0.00919 -0.00270 -0.00200 標準偏差 0.01084 0.00985 0.00382 0.00389 t-値 1.93572 0.82211 0.24531 0.30451 p-値 0.07198 0.35695 0.60437 0.48622 6.1 – レビュースコア 検定の詳細 ※2
  47. 1/365人の住民 獲得政策 47 レビューの分析において、リピートに関する分析では、 「また」「再び」「ふたたび」「二度目」(以下、この4つの語をリピートワードという)がレビューに 含まれているかどうかをカウントした。 ここで、「また」という言葉は、物事を並列するときに使用される接続詞、 あるいは繰り返しを意味する副詞としての活用方法がある。 これに関して、副詞としての「また」がどれほど活用されているかを分析した。 まず、下表はリピートを示唆する言葉が使われているレビュー数の詳細なデータである。 レビューの種類 件数 (件) 「また」以外のリピートワードあり 42 小計 1211 リピートワードが「また」のみ 1169 リピートの示唆がない 1712 合計 2923 6.2 – リピートの検証 「また」について
  48. 1/365人の住民 獲得政策 48 リピートワードが「また」のみであるレビューのうち、 50個をサンプルとして無作為に選び、「また」が接続詞であるか副詞であるかを調査した。下表が結果である。 品詞 件数 (件) 割合 接続詞 12 0.24 副詞 38 0.76 合計 50 1.00 これを用いて、副詞である確率を、5%の信頼区間でt-分布を用いて求めると、[0.64, 0.88]とわかる。 以上から、本当にリピートに関して言及しているもの(リピートワードが用いられているレビューのうち、リピート ワードが「また」のみでかつそれが接続詞であるレビューを除いたもの)の件数を求める。 𝑛𝑟𝑒𝑝𝑒𝑎𝑡 𝑝𝑎𝑑𝑣 𝑛1 𝑛2 :本当にリピートに言及している件数 :「また」が副詞である確率 :「また」以外にもリピートワードを含むレビュー件数 :「また」のみのリピートワードを含むレビュー件数 𝑛𝑟𝑒𝑝𝑒𝑎𝑡 = 𝑛1 + 𝑝𝑎𝑑𝑣𝑛2 として本当にリピートしている件数の5%信頼区間を求めると、[789, 1072]となり、その割合は[0.27, 0.37]なので、 「約3割がリピートを考慮している」と言及しても差し支えないと判断した。 6.2 – リピートの検証 副詞「また」の検定
  49. 1/365人の住民 獲得政策 トークンの発行とその価値について補足する。 トークンの発行 • トークンは、ブロックチェーン技術を活用し、 NFT(複製ができない)として発行を行う。 • 宿泊した地域ならではのトークンを一泊につき1枚発行する。 • 地域にあるどのトークンが発行されるかは、 • 発行の都度ランダムに決定する。 • これらにより、長期滞在・連泊も見込める。 49 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの発行について
  50. 1/365人の住民 獲得政策 トークンの価値 説明にあたって、以下のようなA市とB市を想定する。 これ以外にサービスを行っている場所はないものとする。 A市 B市 特徴 観光地 比較的栄えている 観光地ではない 発行している トークン A1、A2、A3 の3種類 B1、B2 の2種類 トークンの価値は、前述のとおり、発行部数により上下する。 ①サービス開始 ②価値の決定 ③取引と価値の上下 の流れを確認する。 50 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの価値 設定
  51. 1/365人の住民 獲得政策 ①サービスの開始 A市 B市 A1 500枚 B1 100枚 A2 300枚 B2 100枚 A3 200枚 - - A市、B市がサービスに加入し、トークンの発行を開始した。 1か月発行をした結果、以下のような発行がなされた。 51 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの価値 発行開始
  52. 1/365人の住民 獲得政策 ②価値の決定 A市 B市 A1 400枚 40% 50TC B1 100枚 10% 200TC A2 300枚 30% 66.7TC B2 100枚 10% 200TC A3 100枚 10% 200TC - - - - 初期段階において流通させるトラベルコイン(TC)を、 100、000TCと定め、価値を定めた。価値は以下のように決定した。 𝑃𝑖 = 𝑇𝐶𝑡𝑜𝑡𝑎𝑙 𝑛𝑖𝑁 𝑛𝑖 𝑇𝐶𝑡𝑜𝑡𝑎𝑙 𝑁 𝑃𝑖 :𝑖番目のトークン1枚の価値 :流通しているTCの総額 :トークンの種類 :𝑖番目のトークンの発行済枚数 52 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの価値 価値決定
  53. 1/365人の住民 獲得政策 A市 B市 A1 400枚 40% 50TC B1 100枚 10% 200TC A2 300枚 30% 66.7TC B2 100枚 10% 200TC A3 100枚 10% 200TC - - - - B市のトークンはどれも200TCと価格が高く、 B市に宿泊するインセンティブが生じる。 A市のトークンはB市に比べて価値が低いが、 B市のトークンが増加することによってその差が小さくなる。 ②価値の決定 53 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの価値 動機付け
  54. 1/365人の住民 獲得政策 ③取引と価値の上下 トークンの取引市場も開かれた。 市場が開かれて以降、1枚発行につき流通TCを100加えることとした。 (トークンの平均値である100TCを加え、価値を一定に保つ) 1か月後、新しくトークンが500枚発行され、以下のようになった。 A市 B市 A1 500枚 B1 300枚 A2 350枚 B2 200枚 A3 150枚 - - 54 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの価値 価値変動
  55. 1/365人の住民 獲得政策 ③取引と価値の上下 A市 B市 A1 500枚 33.3% 60TC B1 300枚 20.0% 100TC A2 350枚 23.3% 85.7TC B2 200枚 13.3% 150TC A3 150枚 10.0% 200TC - - - - 流通しているトラベルコインは、 100,000TC+100TC×500=150,000TC となるので、1枚当たりの価値は以下の表のようになり、変動している。 次第に価値が平均値に近づくことが予想されるが、 トークンの種類拡充などによって対応する。 55 6.3 – トークンの発行と価値 トークンの価値 種類拡充
  56. 1/365人の住民 獲得政策 市場規模の算出について補足を行う。 主な収益源としては、ホテルから徴収するトークンの発行手数料である。 今回は、前述のとおり一枚当たりの発行手数料を100円として市場規模の算出および目標設定を行った。 損益分岐点の計算のために用いたコスト・収益についてそれぞれ詳細を述べる。 コスト スマホアプリ開発が必須となる。トークンの発行、コレクションの管理、およびトークンの市場整備が 必要であるので、開発費は3000万円と設定し、月々の維持費をその10%に当たる300万円とした。 売り上げ 20歳以下および60歳以上の宿泊旅行者全体のうち、5%が新・風土記を活用することを目標とした。 ユーザーの増え方は、サービス開始時から2・3年次に増加率が最大化できるように、 ユーザーの目標に対する達成割合を、シグモイド関数 によって近似した。 56 𝑓 𝑡 = 1 1 + 𝑒−5𝑡 , 𝑡 ∈ [−1, 1] 6.4 – 市場規模の補足 市場規模算出について
  57. 1/365人の住民 獲得政策 売り上げ 目標となるユーザー数は、2022年における国内の宿泊旅行をした延べ人数の5%にあたる 88,503(千人)× 5% = 442,515(千人) である。これを𝑁とおく。 1か月あたりの利用者の目標は、 𝑁 / 12か月 = 368,763人 となり、これを𝑛とする。60か月のうち経過した月数を𝑇(か月)とし、期間を 𝑡 = 2 𝑇 60 − 1 2 という変換によって𝑡 ∈ [−1,1]へ変換して𝑓(𝑡)に代入することで、ユーザーの達成率を得る。 これにより、トークン1枚当たりの発行手数料を𝐶とすれば、𝑇か月目の売り上げ𝐼𝑇は 𝐼𝑇 = 𝑛𝐶𝑓 𝑡 = 𝑛𝐶 1 + 𝑒−5𝑡 として売り上げを得ることができる。 57 6.4 – 市場規模の補足 市場規模算出について 出所:公益財団法人 日本交通公社 「旅行年報 2022」.p15
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