1. 災害時に起こりやすい
病気について
日高病院救急部 木村 圭一

2. 災害って何？

5. 医療供給 需要

9. 救急外来はいつも災害

10. 全てを満たせない

11. 何かを捨てなければ

12. 不平等が生まれる

13. 一人ではなく全体

15. 災害時は我慢

16. 災害はいつもそばに
• 交通事故
• 感染症の流行
• 大イベントでの事故

17. 災害＝非日常
• 想像も付かないような事が起こる
• 誰が当事者になってもおかしくない
• 支援に行った人も被災する

18. 災害時の非日常
• プライベートが守られない
• 自由にくつろげない
• 衛生状態が悪い

19. 災害時の非日常
• 食事の問題
• 医療資源が不十分
• 娯楽がない

20. 災害時の非日常
• 被災地から日常へ
• 被災者同士の差別
• 犯罪

21. プライベート
• 個人、家族だけのスペースも重
要
• 避難所では確保が困難
• 車の中で生活する人が出てくる
• 津波の場合、家は大丈夫な人も

23. 自由にくつろげない
• 狭いところでの一定の姿勢
• 血液の流れが悪くなり、肺塞栓を
起こしやすい
• 床ずれも起こりやすい

24. プライベート

25. 衛生状態が悪い
• トイレが衛生的とは言えない
• トイレに行きたくない
だから食べない
• 感染症が広まりやすい

26. 食事の問題
• 充分な食事が提供されない
• 栄養が偏る
• 食べない人もいる

27. 医療資源が足りない
• 充分な治療が出来ない
• 近くの病院も手一杯
• 常用薬も手に入らない

28. 娯楽がない
• 精神的に参ってしまう。
• 災害の事を思い出してしまう。
• 家族を失った悲しみを癒やせない
。

29. 被災地から日常へ
• 家が壊れてない人
• 家はないが車がある人
• 仕事に行ける人

30. 被災者同士の差別
• 家はある人
• 車がある人
• 仕事がある人

31. 普通の病気も起こります
• 怪我が多いと思ったら大間違いです。
• 一定の割合で発症しますので、災害だから
起こらないという病気はありません。
• 心筋梗塞、脳卒中、肺炎、出産なども
被災地で起こります。

34. 災害時に増える病気
• クラッシュ症候群
• 肺塞栓
• PTSD

35. クラッシュ症候群
• 手足などを挟まれる
• その状態が続く
• 救出された時に急変する

36. 肺塞栓
• 下肢などに血栓ができる
• それが肺に飛んで発症する
• 脱水なども影響する

37. 心的外傷後ストレス障害
• PTSD
（Post Traumatic Stress Disorder）
• 強い精神的障害を受けたことが原因
• 様々な症状が出現する

38. 破傷風
• 破傷風菌という細菌が傷から入る。
• 毒を作って体中に回る。
• けいれんや血圧低下、呼吸困難など
激しい症状を起こす。

39. 破傷風
• 予防注射が大切です。
• 皆さん是非受けましょう。
• 1回3000円ぐらいです。基礎免疫 （
三回注射）を持っているかどうかで、
やり方が異なります。

40. まとめ
• 誰でも被災者になり得る
• 災害時も普通の病気が流行る
• 自分の事として気にかける