2006年コールハース sizu
- 1. 2006 年 コールハース
人びとを対話と共有の体験へと引き込んでいく空間
Rem Koolhaas + Cecil Balmond
このパヴィリオンは、フロア・プラットフォーム、円形状に取り囲む壁、空気で
膨らませた屋根キャノピーの3つの主要な構造要素で構成される。フロア・プ
ラットフォームはギャラリーの東側から伸び、芝地部分を横切って高さ1mの
交差路で集結し、そこで1組の階段が見学者を地上レヴェルに戻す。このプラッ
トフォームが広がるところでは、外周上に半透明ポリカーボネートの壁パネル
を何枚もとりつけた円形の囲いがつくられる。同じ材質でつくられた内部の円
形状の壁が外壁の内側に 1.6 mの間隔を空けて設けられる。
このパヴィリオンのデザインでは、建物内部の活動にあわせて上げ下げ可能な
ヘリウムと空気を充満し膨らませた屋根をとり入れている。それは夏の最盛期
に陰をつくり、秋には雨や風を凌いだりと、天候からの保護となった。
このパヴィリオンはさまざまなイヴェントやアクティビティによって定義され