いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?

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2014/6/5 New Education Expo
日本におけるMOOCについての大議論会@東京

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いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?

  1. 1. 重田 勝介 北海道大学 情報基盤センター 准教授 高等教育推進機構教育支援部 オープンエデュケーションセンター 副センター長 2014/6/5 New Education Expo 日本におけるMOOCについての大議論会 いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?
  2. 2. 北海道大学におけるオープンエデュケーション OERを用いた道内国立大学の教養教育連携 • 道内大学の教養教育連携(遠隔教育) – 地理的要因 / 財政的要因 / 単科大学 – 多様な授業を共有し、教養教育を充実 • 遠隔教育にOERを導入 – 遠隔授業システムを補完する 18世紀 20世紀 21世紀 アクティブ ラーニングの 導入
  3. 3. 取り組み(1) OERの開発 オープン教材の開発・共有による教育改善 • オープン教材(OER)の開発との運営 • SPOC(Small Private Online Courses)を使った モデル授業の開発 – 反転授業とアクティブラーニングの導入
  4. 4. 取り組み(2) MOOCの推進 蓄積されたコンテンツのオープン化と活用 • 優れたオープン教材の公開(MOOCやOCW) – 開かれた教育環境の実現 – 英語教材の公開による 国際化推進 (留学生獲得へ) • オープンソースによる 教材リポジトリ開発 – Open edX を活用
  5. 5. オープン教材リポジトリの構築 • Academic For Education (ACE) • Open edXをベースにしたプラットフォーム http://ace.iic.hokudai.ac.jp/ (教材視聴にはログインが必要)
  6. 6. …そもそも、 オープンエデュケーションとは? • 誰もが「教え」と「学び」に参加する活動 • オープン教材(OER)の制作と公開 – オープンコースウェア / iTunes U / Khan Academy • オープン教材を使うコミュニティと学びの認証 – OpenStudy / Mozilla Open Badge • オンライン講座(MOOC) – Coursera / Udacity / edX / FutureLearn – 教材公開だけでなく、教育を行う
  7. 7. オープンエデュケーションは何をもたらす? →「ボーダレスな教育」の実現 • 複線的なキャリアや学び直しを前提とする • 制度の「外側」を支えるオープンエデュケーション • 「自由に教え・自在に学べる」社会へ
  8. 8. MOOC関連の最新状況(1) • MOOCの一般化 – EU調査:学生の半数以上が認知 • オンライン教育が再びブームに – フロリダ州UF Online 学士号を取得できる大学 • MOOCコンテンツの 多言語化 – Courseraがコンテンツ 翻訳推進 – ボランティアを募る
  9. 9. MOOC関連の最新状況(2) • 新世代の学習管理システム(LMS)の台頭 – Canvas(米国) Classroom(Google) • 教育ベンチャー企業の撤退も – Semester Online(中堅大学連合によるMOOC)の終了 大 学院プログラムの開講へ • MOOC受講者の学習履歴データ一般公開 – 匿名化を施す(ハーバード大とMITのコース)
  10. 10. MOOC活用 継続の「鍵」は? 活動を構成する「3つの要素」から考える PLATFORM CONTENTS COMMUNITY 1)コンテンツ 2)プラットフォーム 3)コミュニティ • 3つを伸ばすことで活動の持続性が保たれる • 継続の障害は「コスト」(人的+費用)
  11. 11. コンテンツ PLATFORM CONTENTS COMMUNITY • 質・量ともに多様なコンテンツを増やす • 課題:教材制作にかかるコストとベネフィットの バランス
  12. 12. 教育コンテンツ充実のために • 教える側のインセンティブを明確に • 大学から見たMOOCへの期待 – 教育コンテンツによる教育ナレッジの蓄積 – 革新的な授業方法のツール(反転授業) – 大学教育のショーケースまたは国際化(英語化) • 企業から見たMOOCへの期待 – 社内教育用に蓄積された教育コンテンツの オープン化 → プロモーション・リクルーティング – 優秀な人材の獲得(オンライン・インターン) – 事例:Open Education Alliance (Udacity + IT企業)
  13. 13. プラットフォーム PLATFORM CONTENTS COMMUNITY • 誰もが利用できるMOOCプラットフォームの普及 • 課題:プラットフォームの開発と維持
  14. 14. プラットフォーム普及のために • プラットフォームを「使う」敷居を下げる – 誰もがMOOCを開講できる仕組みを提供する • JMOOC • mooc.org (Google + edX) • プラットフォームを「開く」敷居を下げる – デファクトスタンダードであるOpen edXの普及 • JMOOC (gacco) 北大 • オープンソースソフトウェアのため共同開発・改善が容易 – 既存のLMSを使ったMOOC開講 • CourseSite(Blackboard) Canvas LMS
  15. 15. コミュニティ PLATFORM CONTENTS COMMUNITY • MOOCを活用するコミュニティの育成 • 課題:経験とノウハウの蓄積
  16. 16. コミュニティ育成のために • 「学ぶ人々」のコミュニティを育てる – 学習者の出会う場(ミートアップ) – 社会における学習効果の「見える化」 • デジタルバッジ または 大学単位or資格の獲得方法に • 「教える人々」のコミュニティを育てる – 教育効果の評価と共有 • 事例:edXにおける学習履歴データの公開 – MOOC開発・運営ノウハウの共有 – 大学や企業がMOOC活用のアイデアを持ち寄る – 共通認識を持ち、互いに啓蒙する

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