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E2D3の開発で気づいたOSSの効用

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NTT-Techconference#2のLTでの講演資料。
社外活動としてOSSのプロジェクトにかかわると、どのようなメリットがあるのかを報告する内容。
権利関係・法的な問題・会計上の問題など、様々なテーマがありOSS活動そのものを否定する人も多い。
しかし、IT技術者の観点に立つと、技術者個人にも所属会社にもたくさんのメリットがあることに気づく。
今の時代は、会社が何を守りたいかが整理されていない時代で有効な施策を打てない企業が多数あるよう見思えている。(このままだと、遅かれ早かれ国内のIT業界の衰退が加速して可能性がある。)
そんな時代になったとき、自分の過去の振り返り資料として、将来の自分の改善として資料をまとめてみた。

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E2D3の開発で気づいたOSSの効用

  1. 1. E2D3の開発で気づいたOSSの効用 http://e2d3.org/ https://github.com/e2d3/ 於 NTT Tech Conference#2 ( 2017/8/10 )
  2. 2. /2 22 自己紹介 ・氏 名 : 綿貫 順一(わたぬき じゅんいち) ・役 割 : 品質管理チーム担当 ・趣 味 : トライアスロン OSSとして開発している E2D3のメンバとして、 ・コントリビュート活動 ・品質管理チーム活動 を、アフター5に実施
  3. 3. /3 22 はじめに 1.OSSについてよく言われること 2.E2D3に関する紹介 3.E2D3での活動を振り返って 4.気づいたOSSの効用
  4. 4. /4 22 1.OSSでよく言われること OSSのメリット・デメリットとして、、 メリット デメリット ライセンス費用が安い (導入は容易) 活用するには技術が必要 (敷居が高い) 機能追加、改造などの カスタマイズが比較的 容易に可能 元のソースコードに対す るサポートがないため、 トラブルは自己責任で
  5. 5. /5 22 OSSの効用について(続き) と、前のページのことがよく言われる。 (確かにそう感じる) 実際にOSSコミュニティに参加してみると 一般論で語られる効用以外にも、メリット があることに気づいてくることがあった。 実際にE2D3での活動を振り返ってみた 結果、OSSの効用に気づいたことを報告。 一般論(経済的側面)よりは、チームマネジメントの側面に近い内容で、、
  6. 6. /6 22 そのまえに、、 !!! E2D3を初めて耳にされる方々も いらっしゃいますので、ちょっとだけ E2D3のことを紹介させていただきます。 (少々お時間をいただきます)
  7. 7. /7 22 2.E2D3の紹介 ・E2D3の名称は、Excel to D3.js に由来。 ・表計算ソフトExcelで、可視化ライブラリの D3.js機能を利用できるようにしたツール。 表形式で値を入力する ことで、簡単にデータ 集計ができる 有名な可視化 ライブラリで ある、D3.js ノンプログラミングで、 データドリブン設計の ビジュアライゼーションを 実現するツール
  8. 8. /8 22 E2D3の紹介 ・E2D3は、可視化ツールの名前でもあり、 E2D3オープンソースコミュニティも指している
  9. 9. E2D3をChromeブラウザで利 用した際のメニュー 可視化テンプレートの カテゴリ選択エリア カテゴリーごとに、数種類 から30種類の、さまざまな 可視化テンプレートがある グラフのサムネイル画像上 のボタンを押下すると 該当の可視化テンプレート が展開される。 http://a.e2d3.org/ を開いた状態
  10. 10. 可視化結果を、SNS、 メールなどでシェアす るためのボタン ある可視化テンプレート を選択した状態
  11. 11. マウスオーバー前の 状態 データドリブン設計なので、 マウスオーバー操作などで グラフがアニメーションする 可視化結果を、画像ファイ ルで保存するボタン
  12. 12. /12 22 さまざまな可視化テンプレート
  13. 13. /13 22 E2D3のハンズオン(@302会議室) 1)まずは、グラフのサンプルを見てみる ⇒デモページ(http://a.e2d3.org/) 2)手持ちのデータから伝えたい情報が特徴とな るビジュアライゼーションを選ぶ(省略) 3)Excel2013以降(またはExcel Online)で Officeアプリ内のE2D3を実行する (省略) 4)データ加工してビジュアライゼーションを完 成させる (省略)
  14. 14. /14 22 3.E2D3での活動を振り返り ・E2D3の開発で気づいたOSSの効用 開発プロセス 開発ツール類開発スタイル コミュニティの文化 メンバーの立場から、まずは現状をお伝えする。
  15. 15. /15 22 開発プロセスによる効用 E2D3で実現したいビジュアライゼーションを提案 マージ(時にはセルフマージ)して製品に取り込む 各コミッターが開発を進め、マスターコードに投稿 レビュアー等が、投稿されたものを試験評価 自由度が高すぎて、大規模な組織に対する効用としては目新しいことはないかも
  16. 16. /16 22 開発スタイルによる効用 メンバーは様々な業種で本業に従事している。 (本業の傍らにアフター5で自由に参加&開発) オフラインミーティングは、1~2か月に一回 E2D3メンバーや一般利用者からのは随時Issueを受 け付け、適宜対応する (IssueはGitHubのほかSNSからも) プルリクが提出されたら、開発メンバの誰かが動作 試験などを踏まえてマージする ・本業だけでは関わりあうことがない業種の方と業務経験ができる ・ほかのOSSプロダクトを参考にすることが多く、自主的に勉強したくなる。 ・オフラインの場で、社外の技術水準や得意分野を知ることができる ・関係者が直接話をすることで、異なる領域での協力関係が築ける
  17. 17. /17 22 コミュニティ文化による効用 困ったことがあれば、すぐにメンションする文化 批判的なコメントがあっても、第三者的に立場の人 がフォローする文化 ・メンションするための必要要件としては、業務の視える化が前提。 Githubを利用していることにより視える化が自動的に行われるため、メ ンションにより頼りあったり、助け合う効用が生まれてくる。 ・デジタルネイティブ(SNSネイティブ)な世代が大半で、 SNS(Facebook、Github)の良い使い方を促進する効用がある。 ・ほかのOSSでの事例などを共有してくれるメンバもいて、結果として よいものを取り入れていこうという文化になっていく。
  18. 18. /18 22 開発ツール類 コミュニケーション・ツール(Facebook、Slack) データ共有ツール(GoogleDrive) 広報ツール(Wordpress、Twitter) 開発ツール(Github、nodejs、各種エディタ、etc.) タスク管理ツール(Trello) ・Githubなどは、パブリックなリポジトリ(OSS)は無料で使える ・OSSの特性上、情報漏洩の心配などが少ないため、クラウドサービスを 積極的に活用できる(むしろ拡散されるほうが嬉しい場合も !? )
  19. 19. /19 22 4.気づいたOSSの効用 1)参加することで、当該分野に興味を持っている技術者と 接する機会が増え、最新情報にいち早く触れることができ、 自身の技術力を高めることができる。 2)OSS開発経験は、最新の技術や動向を所属会社へフィー ドバックでき、本業の効率化に役立つ。 3)所属会社とは異なる立場、異なる役割を経験できるため、 本業における観点が増える。 4)異なる文化の技術者とコミュニケーションを行うことで、 ほかの業界でのニーズを知ることができる 5)Githubを活用すると、チームの成長や蓄積に効果がある
  20. 20. /20 22 Githubの回し者ではないが、 ・OSSの効用≒Githubの効用という点も ・教えあう、助け合うスタイル (困っている人を助けることで、自分の仕事が早く終わる) ・Githubの管理ツールの活用 (個々人の作業量や質が視える化されているので、誰に問い 合わせすれば良いかが分かりやすい。) ・Githubを開発案件だけのツールとして使うのではなく、運用における設 定コンフィグの世代管理などへ応用できる。 (ルータの設定コンフィグの変更履歴が可視化される、トレーサビリティ が向上し、安定運用に資する)
  21. 21. /21 22 NグループでGithubを使うには ・情報が格納されるロケが国内であることなど、 様々な制約がある。 グループ会社のデータセンタ内のGitHubであれ ば、障壁が少ない。 NTT-AT社でGithub-Enterprise運用の実績 長住(naoki.nagazumi@ntt-at.co.jp)
  22. 22. /22 22 おしまい ご清聴ありがとうございました

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