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日本の「ものづくり」の可能性:中国深センとの比較を通して

Junichi Akita
Junichi Akita
Junichi AkitaProfessor at 金沢大学

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日本の「ものづくり」の可能性:中国深センとの比較を通して

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日本の「ものづくり」の可能性:
中国深センとの比較を通して
秋田純一
(金沢大学)
2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
自己紹介
金沢大学 融合学域(兼:電子情報通信学類)
専門:半導体(イメージセンサ)
「半導体の民主化」の文脈
Maker
開発ボード、グッズ
Makeイベントの運営
※過去のアウトプット:http://akita11.jp/works/
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ちょっと宣伝・・・
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2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
Contents
中国・深センでのサバティカル研修
深センでの研究活動
深センでの科学技術と社会実装
中国の大学・企業でのエンジニア教育
学生の動向
STEAM教育との関連
日本での「ものづくり」の可能性
日本のMaker文化
日本の学校・起業でのエンジニア教育の現状と
可能性
2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
中国・深センでのサバティカル研修
2022/4〜9月:一定期間、研究に専念できる制度
古くは小さな漁村/香港との「緩衝地帯」
1980年〜鄧小平「改革開放」政策
海外企業の誘致、電子機器の工場
1990年〜「华强北」(秋葉原がモデル)
→設計専門会社「方案公司」が誕生
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知識経験の交換を通して設計力が向上
電子部品サプライチェーン、
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「ハードウエアのシリコンバレー」へ
https://github.com/akita11/SZdiary
(まとめ記事、インタビュー記事あり)
2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/
“Made in China”
古くは「安かろう悪かろう」「コピー品天国」の
代名詞
最先端の科学技術が惜しげもなく投入され、
急速に社会に実装されている
若い人ほど、このイメージを持っている
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日本の「ものづくり」の可能性:中国深センとの比較を通して

  • 1. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 日本の「ものづくり」の可能性: 中国深センとの比較を通して 秋田純一 (金沢大学)
  • 2. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 自己紹介 金沢大学 融合学域(兼:電子情報通信学類) 専門:半導体(イメージセンサ) 「半導体の民主化」の文脈 Maker 開発ボード、グッズ Makeイベントの運営 ※過去のアウトプット:http://akita11.jp/works/
  • 3. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ ちょっと宣伝・・・ https://www.rutles.net/products/detail.php?product_id=897 https://www.ohmsha.co.jp/book/9784274229862/
  • 4. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ Contents 中国・深センでのサバティカル研修 深センでの研究活動 深センでの科学技術と社会実装 中国の大学・企業でのエンジニア教育 学生の動向 STEAM教育との関連 日本での「ものづくり」の可能性 日本のMaker文化 日本の学校・起業でのエンジニア教育の現状と 可能性
  • 5. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 中国・深センでのサバティカル研修 2022/4〜9月:一定期間、研究に専念できる制度 古くは小さな漁村/香港との「緩衝地帯」 1980年〜鄧小平「改革開放」政策 海外企業の誘致、電子機器の工場 1990年〜「华强北」(秋葉原がモデル) →設計専門会社「方案公司」が誕生 「山寨(シャンザイ)携帯」等の設計情報、 知識経験の交換を通して設計力が向上 電子部品サプライチェーン、 製造工場とも有機的に機能して 「ハードウエアのシリコンバレー」へ https://github.com/akita11/SZdiary (まとめ記事、インタビュー記事あり)
  • 6. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ “Made in China” 古くは「安かろう悪かろう」「コピー品天国」の 代名詞 最先端の科学技術が惜しげもなく投入され、 急速に社会に実装されている 若い人ほど、このイメージを持っている 自動運転タクシーの 営業実証実験 ドローンやロボットが 街中に普通にいる Ref:例えば高口「中国S級B級論」
  • 7. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 中国のインターネット・スマホ事情 「グレート・ファイアウオール(金盾)」 GoogleやTwitterなどが利用不可(若い人には使って いる?) 海外サービスをうまく進化させた、 独自のインターネットサービス 高精度測位とIoT化バスの実用的な地図アプリ WeChat(微信)のミニアプリ、電子結佐 金融ビッグデータ実証のAlipay 「スマホ前提社会(+ない人対応は人力)」 ←「スマホがない人がいるからやらない」(日本)
  • 8. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 中国語は・・・  NHKラジオ中国語:2年 +NetChai:半年(1回/週)  まあ正直、ぜんぜん  とはいえ「郷に入りては」したい  片言でも努力してれば「相手してやろう」と 思ってくれるはず・・・  半年間住んでみて・・・  買い物の数字は聞き取れる  簡字体はだいぶ慣れた  技術に関する会話を 横で聞くのは1-2割くらい?  喋るのは、まあ片言以下  まめに単語などを日記に ポケトークは 発音チェックにめちゃ便利
  • 9. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 深センに来てみた 渡航前にPCR検査(証明書つき:3万円x3) 4/11成田→深セン(16万円) そのまま検疫隔離ホテルへのミステリーツアー ここで3週間過ごす(途中1回ホテルを移動) とにかくヒマ(部屋から出られない) (完全防護服の)人と会うのは、 数日に1回のPCR検査時のみ 生活リズムを崩すと死ぬ →時間割制、いろいろ準備 ※いまはだいぶ状況が違う
  • 10. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ ゼロコロナな日常 ビル・マンション区画ごとに 警備員がいて健康コードをチェック PCR検査は街中いたるところに(平時は10人で1本) アプリ登録→検体採取(のど、10秒で終わる) →数時間後にアプリに結果 24h/48h陰性証明がないと生活上不便が多い 場所コードをスキャンしないと中に入れない →人の動きが記録→濃厚接触は健康コードが黄色になる 人口1700万人の深センで陽性10人で不穏になる 陽性者が出たマンションは封鎖など (弁当宅配はできるので生活はできる) ※12月初旬から大幅に緩和
  • 11. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 南方科技大学 深セン市立(2011年)、THEランキング162位 教員は「海亀族」が多い(女性率20%) 研究の国際的バランス感覚、基礎研究に近 い研究プロジェクトも多い 新任教員の補助約1億円/5年 →その後は競争的資金 企業との接点、ビジネス化の 意識が強い
  • 12. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 高等教育への手厚い公的資金 深セン市からの配分 深セン大=1000億円 南方科技大=750億円 ハルビン工科大深セン校=240億円 日本の運営交付金 東大=870億円 金沢大=160億円
  • 13. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ オープンイノベーションの素地? M5Stackで製品企画→設計→販売 広すぎるプリント基板工場 (大規模化で少量多品種に対応) 社外のリソースも積極的に活用 「系列」「下請け」という 概念がない 深セン速度を支えるインフラ 少量多品種にも充分に対応 • 会ったらすぐWeChat(微信)交換→すぐ連絡 (人ごとに連絡方法を考えなくていい) • 「最近のことはわからん」というエンジニアには 会ったことがない • 「社会の成長」が、すべての根源のような気はする
  • 14. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 中国でみた半導体業界 中国には3000社以上の半導体メーカ (大半はファブレス) 最先端SoCから安価な互換IC、ディスクリート半 導体まで、企業の幅は非常に広い ファブもいくつかある 米国の(アンフェアな)規制(EUV等)から、 5nmクラスは量産できなくなっているが、 SMICが7nm量産など徐々に内製化へ進んでい る EDAツールはCadence等が主流 180nm〜65nm程度の、 やや古めのプロセスがアツい
  • 15. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ やや古めの技術の半導体(1) 低価格の汎用品や互換品 基本、レッドオーシャン市場 差別化や方案公司としてトータル設計 STmicroのSTM32F030と、その互換マイコン(明らかに別設計)
  • 16. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ やや古めの技術の半導体(2) 市場のニーズをうまく捉える/新たな市場を 開拓している製品 無線通信SoC、電源管理SoCなど 少量多品種のSoC市場が成立している Bluetoothイヤホン専用SoC 空間オーディオDSP、LiPo充電、 タッチ検出など必要機能が一式 (65nmプロセス、別フラッシュのSiP) 写真提供:高須正和氏
  • 17. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 企業訪問(主なもの)
  • 18. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ M5Stack 2017年の創業 IoTマイコンボードの会社 CEO: Jimmy Lai氏(現役Maker) 5cm角・つなげて機能拡張 ケースに入ってディスプレイ付き 日本で愛好者が多い 教材として使われる例も多い 私もいくつか・・・ 教養授業・専門授業 金沢美大 #スタックチャン https://docs.google.com/presentation/d/11nBajGIhjv- naQnr_dzS9U8Bt7wMfS5UbUuWfKnAS3c/
  • 19. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ M5Stackに挨拶に行った ワイ「一応大学に部屋あるけど、けっこうヒマ なんすよ。授業とかないし」 ワイ「M5Stackでインターンとかできると うれしいっす」 Jimmy「いいねぇ。新製品のアイディアを 思いついたら教えて」→グループチャット作成 なにつくろう? 面白いセンサとか? ←もうだいたい出てる(M5Stackあるある) 自分的にほしいものにしよう
  • 20. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ M5Stackオフィス 文字どおり「フルスタック」 企画・意思決定→R&D→ 試作→量産→倉庫
  • 21. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ Core2にPortB/C/D/Eを増やしたい センサ類をたくさん つなぎたくて、 仕様を相談して つくってもらた ハンズオン・授業などでそれなりに使われている https://bit.ly/3Bb4QDi
  • 22. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 仕様をきめる ワイ「こんなんで、どすか」 Jimmy「こういうのはどうかな」 ワイ「お、それいi Jimmy「SZLCSCのこの部品 が安いのでこれ使おう」 ケースは既存品を流用 “拡張Hubユニット”のケースを流用 金型おこすのは やっぱりコスト高 WeChatで 10分くらいでfix
  • 23. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ さて設計 M5Stack社内は設計CADはAltium Designer 自分が使っているCAD(KiCAD)で設計でOK ケース寸法にあわせるために、同一外形の 基板データ(Altima *pcbdoc)をもらって サイズをあわせる ガーバーとBOM(部品表)を渡す →数日後にオフィスに行って製作・デバッグ シルクに使う画像データは JimmyがCorelDrawでサクっと作成 (とたんにM5Stack製品っぽくなる) さらっとデータが 出てくる
  • 24. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ M5Stackオフィスの日常 はずしてもらいました
  • 25. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ サインを書く(100個分) お買い上げいただいたみなさん、 ありがとうございました!
  • 26. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ オープン開発ってこういうことなんだ オフィスに、部外者を入れてくれる もちろん信頼関係の上(製品のファン) 知財で囲うよりシェアして互恵(公开式) 「サインを入れる」といったファンサービス (ユーザ/Makerとの一体感) 「決めるまでが早い」のはM5Stack固有の (さらにいうとJimmy Lai氏の)要因かもしれない もちろん、回路チェック、BOM管理、FW開発 などで、エンジニアの多大な協力 「近くで密なコミュニケーション」は有意義 社外のリソースも 積極的に活用 「系列」「下請け」とい う 概念がない
  • 27. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ JLCPCB(嘉立创Jiā lì chuàng) プリント基板(PCB)・部品実装(PCBA)サービス 数年前に自社工場化したようで、品質・納期が安定 日本への発送が高価・遅いので「OCSを使えるように して」と熱望→提供開始で劇的に利便性が工場 広すぎるプリント基板工場 (大規模化で少量多品種に対応) 深セン速度を支えるインフラ 少量多品種にも充分に対応
  • 28. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ JieLi(珠海杰理科技) 100均ガジェットなどを分解するとよく出てくる 「最先端じゃないけど、 よくできてる便利なIC」の会社 TaoBaoで書き込み機を買って 持っていったら、オオウケして評価ボードをくれました
  • 29. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ JieLiの中の人とのお話 社員は400人、3/4がエンジニア SDK開発とチップ設計が半々ぐらい。 DACなどのアナログIPも自社製 おもちゃ向けICで設計の経験を蓄積 徹底的にニーズ志向=方案公司(独立設計会社) Webに載っていない製品が無数にある 40nmプロセスがメイン WiFiなどきまった規格には最適 電源回路などの工夫で28nmと同程度が設計できる 絶賛エンジニア募集中(切実)
  • 30. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ SpinQ 量子コンピュータ 高機能版+低機能(NMR型)の教育用 こういう会社(多様性)が生まれる土壌がある 2qubitだが100万円くらいで買える 予備知識・メモ→https://note.com/akita11/n/n88bd38cd0023 スイッチサイエンスで国内発売開始!早速1台売れたそうです 核磁気共鳴を使って常温動作 ※帰国3日前に裏技で訪問できました・・・
  • 31. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 中国/深センの科学技術政策 役人はよく技術を勉強して、 「技術が活躍するのに必要な政策」を考える 「やらない・できない」言い訳が出ない(出せない、 のかもしれない) 例)RISC-V研究開発2億円以上に20%補助金、半 導体材料40%、国産EDは70%、国産チップにも売 上に応じて補助金 https://www.ithome.com/0/645/898.htm LSI関係のマネージャ給与の20%補助金 LSI関係の外国人技術者のビザや生活優遇 LSI関係の学校創立に4億円補助 IP購入に20%補助金 自社チップ販売額の15%補助金
  • 32. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 我々は中国とどう付き合うのがいいか? 確かに政治体制など、とっつきにくい面があるのは 事実 世論調査では、対中感情が悪いほうが圧倒的に多い 技術やビジネスの現場ではあまり感じたことがない 特に若い世代は、挑戦に貪欲 「日本が中国に勝つには」は、たぶん愚問 →「日本が中国とどうつきあうか (どう利用するか)」が得策 「漢字が読める」というアドバンテージは 圧倒的(論文、技術資料など) 「この先生きのこれるか」を欧米人はすぐに読めない ある日突然届いたSMS ぱっと見で、だいたい意味はわかる
  • 33. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 中国でのエンジニア教育
  • 34. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 全体的にエンジニア不足 半導体設計の大卒初任給は1000万円程度 学生はよく勉強している =「社会の成長」を実感できる、のも大きい? 「儲かるから」 >> 「面白いから」の傾向?
  • 35. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ エンジニアもよく勉強している 「系列」の概念がない=多様な経験を積む 「最近のことはわからない」という人は皆無 とはいえ、特に”STEAM教育“が活発でもない Makerバブルの名残で「DIY」という言葉は普及 しかし「ホームセンター」はない 電子工作ホビイストは 人口比で見ると少ない 华强北には 「秋月電子」はない MakerFaire Shenzhenも 「ビジネス寄り」の傾向 中国の「ものづくり」は、あくまでもビジネス文脈とみるのが自然? 西餅「ハルロック」1Ω(第1話)より こういう人は华强北にはいない。 秋葉原にはときどきいる。
  • 36. Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 日本のMaker文化と エンジニア導入教育の可能性
  • 37. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 最近の日本の「ものづくり」 エンジニア経歴がなくても「作りたいもの」を 作るがいる(世界的にみても日本が特異) 「技術で遊ぶ・親しむ」という文化 「作りたい」→「学ぶ」の順 かつての「ウオークマン」も机の下から NT金沢(毎年6月末ごろ、出展者100程度)
  • 38. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ “How to Make”からの”Made in Japan” 「与えられた仕様をしっかりつくる」教育 “Made in Japan”が高品質の代名詞に 技術が大半の市場ニーズを満たすようになった PCのカタログの表紙にCPUスペックは載っていない 成長の目標を見失った、と言われて久しい 「iPhone?そんなものは日本でもつくれる」 「仕様をくれれば」という仮定がないか? 本当にいまでも「高品質」なのか? 「Blu-ray vs HD-DVD」の争い←→「ネット配信」
  • 39. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ エンジニア教育の悩み 技術の複雑化・高度化=学ぶことが多すぎる 「ブラックボックス化」の功と罪 機能をブロック化して高度な設計が可能に モジュール化設計=「誰でも設計できる製品」 Apple/HiSilicon等の「すきまがない」SoC ←→配線領域だらけのSoC 「必要に応じてブラックボックスの中にも手を 入れる」という選択肢
  • 40. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ エンジニア教育の悩み 「失敗をする機会」を奪っていないか? 「系列」のために「特定の仕事」しかできない 「失敗しないように」という大人の配慮が、逆に興味 を失わせていないか? (プラモデル、理科実験、電子工作キット) 「興味を持ってもらう」という大人の事情はないか? 「楽=Fun」を求めている 「楽=Easy」だけではものたりない “Fun”のためには危険も苦労も厭わない (最近のMakerをみていれば自明)
  • 41. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ 「最近の若いもん」は・・・ 実に、うらやましい。 「総合的学習・アクティブラーニング」ネイティブ(柔軟な発想) 「アツい思い」というイノベーションの種 それを具現化できる「技術の民主化」 「技術の素養を持った○○」でいい 「エンジニア」という職種である必要はない 「理系文系」という区分けこそ無意味で弊害 「技術で遊ぶ」からで入ったっていい 「素人の工作」はあなどれない こういう人たちが活躍できるよう、大人は伴走したい 実際、技術を極めるのは、とてつもなく難しいから
  • 42. 2023/3/4 Interface Device Laboratory, Kanazawa University http://ifdl.jp/ まとめ 中国・深センとの現状 「社会の成長」を皆が実感して、元気がいい エンジニア教育にも影響 日本での「ものづくり」の可能性 日本の旧来のエンジニア教育の功と罪 日本のMaker文化と「最近の若いもん」 その時代における大人の役割