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Tuning Tips

  1. Tuning Tips セントラル短資FX株式会社 清水 純
  2. はじめに ▌記載内容については私個人の意見となりま す。 ▌私が所属しているセントラル短資FX株式会 社が内容を保証するものではありません。 ▌あくまでも参考資料としてご利用ください。
  3. ちゅーにんぐ? ▌目的は? ▌目標は? ▌手段は?
  4. ちゅーにんぐ? ▌最終的に達成したいこと ▌目的を達成するための目安/指標 ▌目的を達成するための方法 ▌SQLの改修 ▌初期化パラメータ調整 ▌物理構成変更?← まず無理ですよね…
  5. 今回はfilesystemio_options ▌none ▌setall ▌directIO ▌asynch 問題: ALL Flash や SSD といった高速なストレー ジ環境で動かす場合に最適なものは?
  6. こたえ ▌やってみなければ分かりません。 ▌REDOの平均書き込み時間を計測して比較 してみた。 ▌算出方法は、STATSPACKから、 redo write time(1/100秒) を redo writes (書き込み回数) で割ることで算出可能。
  7. さんぷる ▌一番時間がかかった結果を100とし、相対的 にどの設定のI/Oが早いのかを計測。 0% 20% 40% 60% 80% 100% none asynch directio setall 試験環境1 0% 20% 40% 60% 80% 100% none asynch directio setall 試験環境2
  8. 参考:算出例 Statistic Total per Second per Trans --------------------------------- ------------------ -------------- ------------ redo write time 1,040 6.9 0.0 redo writes 66,389 442.6 1.0 REDOログの平均書き込み時間は以下で算出可能。 redo write time(1/100秒) / redo write = 1,040 × (1/100) / 66,389 ≒ 0.000156(s) = 0.156 (ms) Top 5 Timed Events でよく見る log file parallel write でも同じよ うに算出は可能。ただ、時間単位が”秒”なので、より細かい値を 見たい場合は、redo write time / redo writes がおすすめ。
  9. 参考:FlameGraph ▌Brendan Greggさん作のツール。 ▌ソフトウェア・プログラムの動態を可視化する ツール。 ▌以下のブログでも取り上げられていたので見 たことがある方もいるかと。 http://d.hatena.ne.jp/yohei-a/20150706/1436208007 ▌実物を見ていただいた方が分かりやすいの で今回の試験時に取得したものを用意しまし た。
  10. 仮想環境使ってますか? ▌Oracleを使用する前段階のTipsです。 ▌VMware + iSCSI ストレージを使用する際の 注意点。 ▌マルチパスの設定 ▌MTU設定 ▌アライメント調整 ▌RDM(Raw Device Mapping)
  11. マルチパスの設定1 ▌通常のネットワークと同じようにvSwitchに対 して複数NICを割当てて、NIC Teamingを使っ た冗長化+分散も可能ですが、スイッチ側が 対応しておく必要があるなどの条件がありま す。 ▌おすすめは、iSCSIポートバインディングという 機能です。
  12. マルチパスの設定2 ▌iSCSIポートバインディングでラウンドロビンの 設定にしてもパフォーマンスが出ないケース がある。 ▌デフォルトでは、1,000IOPS単位でパスが切り 替わることが原因。この値を調整することで パフォーマンスが改善することがある。
  13. ラウンドロビンのチューニング [設定] esxcli storage nmp psp roundrobin deviceconfig set -- type=iops --iops=1 -d <naa.id> [確認] esxcli storage nmp psp roundrobin deviceconfig get –d <naa.id> Byte Limit: 10485760 Device: <naa.id> IOOperation Limit: 1 Limit Type: Iops Use Active Unoptimized Paths: false
  14. MTU ▌Jumbo Frame に対応しているストレージであ れば調整しましょう。 ▌採用するストレージによっては微妙なサイズ を指定されることがありますので、必ず適用 可能なサイズの確認をおこなってください。 ▌ストレージ/スイッチ/サーバー全てで対応さ せないと効果は無いので注意が必要。
  15. アライメント調整 ▌忘れがちですが重要です。 ▌最近のLinuxではちゃんと調整してくれますが、 OSインストール時に指定された領域だけが 対象です。 ▌OS環境を作って、領域を割当てて・・・といっ た場合には調整されませんので意識して設 定する必要があります。
  16. RDM (Raw Device Mappings) ▌VMFS/VMDKを介さずに仮想マシンへ直接 iSCSIデバイス上のLUNをマッピングする方法。 ▌よりパフォーマンスを重視する環境では採用 を検討するのもよいでしょう。 ▌物理互換/仮想互換モードがあり、VMFSと比 べてメリット/デメリットがありますので、要件 に合わせて選択してください。
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