地方IT企業が成功していくための3つのポイント

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2013/11/24(日)に青森で開催された情報アカデミックサポートセミナー講演で使用したスライド資料です。

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地方IT企業が成功していくための3つのポイント

  1. 1. 地方IT企業が 成功していくための 3つのポイント 株式会社インフィニットループ 松井 健太郎
  2. 2. 自己紹介 ● 松井健太郎 ● プログラマ ● (株)インフィニットループ代表 ● 札幌出身、札幌育ち ● ke-tai.org管理人 ● コーラとバイクが好き
  3. 3. 目次 ● インフィニットループの紹介(事例紹介) ● 地方IT企業が取るべき戦略 ● 逆境をチャンスに変える ● どこから手をつければいいのか ● 技術の向上を目指す ● 社内制度の整備 ● まとめ
  4. 4. 対象 どのような人に向けた話か ● 地方在住でITに関する職についている方 ● これから起業を考えている方
  5. 5. 何を伝えたいか この講演で知って欲しいこと 1. 地方IT企業はこれから伸びる 2. 逆境をチャンスに変える 3. プログラマってカッコイイ
  6. 6.   地方IT企業の事例紹介 インフィニットループの場合
  7. 7. 会社概要 ● 株式会社インフィニットループ ● 札幌のソフトウェア開発会社 ● 業務内容 ブラウザゲーム・ソーシャルゲーム開発 スマホ向けアプリ開発 Webアプリ開発 Linuxサーバ運用・保守
  8. 8. これまでの経緯 ● 大学卒業後、普通に道内企業に就職(22歳) ● ベンチャーに転職(24歳) ● プー。バイクで日本一周など(26歳) ● 個人事業主として活動開始(26歳) ● 法人化。WEBシステム開発業(30歳) ● はじめてゲームを作ることに(32歳) ● 気づくとゲームの仕事が99%(36歳) (イマココ)
  9. 9. 会社変化の図(1) 札幌市郊外のアパート(8畳)
  10. 10. 会社変化の図(2) 札幌市郊外のマンション(14畳)
  11. 11. 会社変化の図(3) 札幌市中央区のマンション (20坪=約40畳)
  12. 12. 会社変化の図(4) 札幌市中央区のオフィスビル (60坪=約120畳)
  13. 13. 会社変化の図(5) 札幌市中央区のオフィスビル ※現在の社屋 (120坪=約240畳)
  14. 14. 開発に関わった作品の紹介 ● ブラウザ三国志  (株)マーベラスAQL ※プログラム開発を担当 2009年リリースされたPC向けストラテジーゲーム ● Lord of Knights (株)Aiming ※サーバ側プログラム開発を担当 スマホ向けストラテジーゲーム ● Vim検定 社内のVim好きで作ったスマホアプリ iPhone & Android両対応 その他多数のブラウザゲーム、スマホアプリ開発を行っています
  15. 15. 特徴 ● 社長も含め、ほぼ全員がプログラマ ● 営業がいない、SEがいない ● プログラマ至上主義 ● 自由な雰囲気
  16. 16.   地方IT企業が取るべき戦略
  17. 17. 地方企業の特徴 地方IT企業にありがちな特徴 ● 人員が限られている → 数の上でも、スキルの上でも不利 → 優秀な人ほど、首都圏に行ってしまう ● 大規模開発の経験が少ない → 大手は大規模開発を経験し、そのスキルを   ベースにして開発に望んでいる → そのような案件は地方には少ない ↓↓↓ これらのマイナス点を補う工夫が必要になる
  18. 18. 逆境をチャンスに変える 地方ならではの良さを活かす ● 固定費が安い → 事務所の家賃が安い、人件費が安い ● 地元の受け皿となり優秀な人材を確保 → 地元で就職したいという人は必ず一定数いる → その中に優秀な人は必ず一定数いる → 母数自体は少ないが首都圏では競争が激しく   獲得が難しいような質の高い人材が確保できる ● これらを武器に地域外の仕事を獲得していく → 少ないコストで高単価の仕事を行う
  19. 19. 時代の後押し 時代の変化に伴い有利な面も ● リモートで作業できるようになった → ネットさえあれば働く場所は関係なくなった → 弊社ではSkypeチャットとPS3ビデオ会議で運用 → 低い固定費で高単価の仕事ができる → ニアショア開発の需要は高い ● 労働者の価値観の変化 → 満員電車に揉まれるよりも、   地方で働きたいと言う人が増えている
  20. 20. 変化への対応 当然求められるものは多くなる ● 甘えは許されない → リモートだからは許されない → 地方企業だからといって、技術が低くても   仕方がないといった甘えは許されない → 第一線に追いつき、追い越していく覚悟が必要 ● 得意分野を作る → 全ての分野で戦うのは分が悪い → 得意分野や特徴が必要 → 少ないリソースを有効活用して得意分野を絞る
  21. 21. 土地に合わせた戦略を意識する ● 使用する技術の選択 → その地方の人口規模などを踏まえたうえで、   使用する技術(言語など)を選定することが大事 → あまり尖ったものを選ぶと苦労する → 求人や外注で人材を集めやすかったり、   習得が比較的容易な開発言語を選択するとよい ● 弊社の場合 → LAMP構成(Linux+Apache+MySQL+PHP) → 書籍やWebの情報も多い → 地方でも開発スタッフ集めが比較的楽 → 仕事量も多いので営業が容易
  22. 22. どこから手をつければいいのか ● やはり人材が一番大事 → エンジニアの確保が一番大事 → IT業はコンピュータと人がいれば仕事ができる → 優秀な人が多い = 儲かる → この業界はまだまだ人手不足、   実力さえあれば仕事はいくらでもある ● この3つが大事 → 優秀な人を呼び込もう → 優秀な人が辞めないようにしよう → 普通の人を優秀な人にしよう
  23. 23. 常に技術の向上を目指す ● エンジニアの技術的欲求を満たす必要がある → 退職理由の多くは条件面より、   技術的な行き詰まりや将来への不安 ● 定期的に勉強会を開催する → 弊社では週1回の全体勉強会+言語別勉強会が数個 → 開催に手間がかかるなら自習形式でもよい  (例: ○時~○時はJavaScriptで遊んでいいよ) ● 技術ブログを書く → 技術力の向上に繋がる → 対外アピールにも
  24. 24. 採用について ● コミュ障、変人、ニート、なんでもOK → プログラムさえ書ければ何の問題もない → 学歴は参考程度 → 職歴も参考程度 → コミュニケーション能力はもちろんあるといいが   周りがフォローできれば大丈夫 ● 実績(成果物)を重視 → ネット上の活動を送ってもらう → 趣味でプログラムを書いている人が良い → プログラムを始めたきっかけが重要 → 好きであることが一番大事
  25. 25. 社内制度の整備(1) ● 360度評価制度 → 互いが互いに能力を評価 → その集計を元に機械的に待遇を算出 ● アルバイトの重用 → 優秀な学生を早めに確保 → 安価なコストで多大な効果 → 学生にとっても良い経験となる ● PC環境の整備 → MacかWindowsは選べる → 画面は3面ディスプレイ → 椅子は重要
  26. 26. 社内制度の整備(2) ● うまいBOX → 無料でうまい棒が食べられる ● フリードリンク → 押すだけで出てくる自販機 ● チーム食事会支援 → 毎月1回食事会を支援
  27. 27. まとめ ● 地方起業はこれから伸びる → ネット越しに行う仕事は確実に増える ● 逆境をチャンスに変えよう → 地方ならではの良さを活かそう → 人材獲得の面で決して不利ではない ● プログラマってカッコイイ → 職人なので大事にしよう → モノを作れる人間が一番偉い → 技術の向上を目指そう
  28. 28.   ご清聴ありがとうございました

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