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GitHubで雑誌・書籍を作る
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Naonori Inao
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GitHubで雑誌・書籍を作る
GitHubで 雑誌・書籍を作る 稲尾尚徳 WEB+DB PRESS編集部(技術評論社) 2014/06/01 GitHub
Kaigi
どんな雑誌・書籍を 作っているか
WEB+DB PRESS • 初公開!
6月24日発売 • 明日入稿だけどたぶん この表紙で確定 • @naoyaさんのGitHubの記事 もあります
WEB+DB PRESS plus •
現在40冊 • @hirocasterさんのGitHubの本もあります
どんな人と 作っているか
執筆陣は一流のエンジニア @naoyaさん :雑誌、書籍( 3冊!)、ムック @hirocasterさん:雑誌、書籍、ムック @amatsudaさん
:雑誌、ムック @miyagawaさん :雑誌( Vol.2から!)、ムック @kenchanさん :雑誌、ムック @yandodさん :雑誌、書籍( 2冊!) ! ※本日の登壇者・運営チームより(登場順。漏れがあったらすみません) ※会場にはもっとたくさん!
どのように 作っているか
使っているツール • GitHubで原稿管理とやりとり • md2inaoで原稿テキストの変換 •
Adobe InDesignで紙面レイアウト
md2inaoとは何か • Markdownで書かれたテキストを、 WEB+DB PRESS/WEB+DB
PRESS plus用の InDesignテキストに変換するツール • ソースコードの文字数チェック機能なども備えて いる
md2inaoの 簡単な歴史 詳細はこちら https://gist.github.com/inao/baea09bc6fc53551886b
md2inao以前(∼2010年) プログラミング雑誌の原稿中でもぜったいに登場しない 全角を駆使した編集記号での執筆をお願いしていた。 • ■大見出し • ◆b/◆太字◆/b◆ •
◆i/◆イタリック◆/i◆ • ◆ルビ/◆技評◆ぎひょう◆/ルビ◆ この編集記号からInDesignテキストに変換するプログラム を、別途編集部で持っていた。 https://github.com/inao/idtagreplacer
markdown2inao.plの誕生 (2010年) 「そんなわけのわからない記法で書けるか!」 ってことで、@typesterさんが自身の執筆用に Markdownから編集記号に変換するスクリプトを 作り、Gistでも公開してくださった。
markdown2inao.plの成長 (2010∼2012年) その後、@hsbtさん、@hokacchaさん、 @suzukiさん、@syohexさんといった方が、 Gist上で少しずつ、そして時には大きく改善してく ださった。
markdown2inao.plから md2inaoへ(2013年) 昨年春、@naoyaさんが連載スタートを機に GistからGitHubに移行し、名前もmd2inaoにあら ため、マニュアル、テスト、Travis CI、Web版な どもそろえてくださった。 md2inao.plができるまで -
Togetterまとめ http://togetter.com/li/465621
もはやinaoではない 現在のmd2inaoは、InDesignテキストに変換する 機能も備えたため、編集もMarkdownで行い、 MarkdownからInDesignテキストに直接変換して います。 ですので実態としては、もはやmd2inaoではなく md2indesignです。
md2inaoの近況 2013年春の@naoyaさんの怒涛の更新ラッシュが 去ったあと、しばらく沈黙が続いていましたが、 ここ最近、@gfxさんの特集の執筆を機に、@gfx さんによるCPAN化、@naoyaさんによるHeroku への自動デプロイ機能など、再び進化しました。
md2inaoの今後、あるいは おんぶにだっこな開発の未来 @gfxさんの記事も明日印刷所に入稿しちゃうの で、再びの沈黙も予想されています。 なお、現在Issueは14個ほど挙がっています。 https://github.com/naoya/md2inao/issues?state=open
InDesignテキストとは 何か
正確には InDesignタグ付きテキスト • 文字周りのスタイルをひと通り設定できる • 画像周りは取り扱えない •
Re:VIEWなどが対応しているInDesignのXML だと、画像なども扱える • ただXML版でも、2段組のWEB+DB PRESS のレイアウトまでを行うのは難しそうとのこと
md2inaoで変換したこんな感じの テキストをInDesignに取り込むと <ParaStyle:大見出し>GitHub <ParaStyle:本文> GitHubはもはやお馴染みですね。GitHub はGitのリモートリポジトリとして利用できるWebサービスで、 ほかのユーザに向けてソースコードを共有・公開できます。ほ かの開発者とのコミュニケーションにもよく利用されることか ら、「プログラマのためのソーシャルネットワーク」と呼ばれ ることもあります(<CharStyle:太字>図1<CharStyle:>)。 ── 伊藤直也著「Emerging Web
Technology研究室」第8回「GitHubを使った Pull Requestベース開発プロセス」『WEB+DB PRESS Vol.81』、技術評論社、 2014年、p.144
こんな簡易PDFができます ※前述した@naoyaさんの 原稿をサンプル用に切り 貼りしたため、文章はつ ながっていません
GitHubをどのように 使っているのか 詳細はこちら http://d.hatena.ne.jp/naoya/20140127/1390815492
ブランチモデル • 作業者が、WIP(Work In
Progress)な Pull Requestを送る • 執筆時は、著者さんがWIP Pull Requestを出す • 編集時は、編集者がWIP Pull Requestを出す • これを繰り返していくことで完成させる • 複数人での執筆、複数章に分かれた執筆、同時進 行の作業などの場合は、Pull Requestからさらな るPull Requestを派生させることもある
たとえばこんなPull Request
コミット • コミット数は、特集でだいたい500くらい • 基本的な校正時には見出し単位でコミット •
<見出し名>を校正した • 意図を伝えたい変更は、ピンポイントでコミット • ○○と重複しているので削除した • 話題が変わったので段落分けを行った • SourceTreeだと、hunkより細かい行単位で選択 したコミットがやりやすい • revertする/される可能性がある変更も、その変更のみ でコミット
フィードバック方法 • Pull Requestの確認時に気がついたものは、 GitHub上でコメント •
テキスト上での校正時に気がついたものは、 テキスト中に直接書き込み • ★○○などの★ライブラリがあります。 • ★なぜ、☓☓なのかがちょっとわかりませんで した★ • これらのコメントは簡易PDFでは赤字になる
これくらいの活用状況
プライベートリポジトリなので みなさんから見るとこんな感じ
GitHubで何が変わったか • 進 状況が見える化された •
従来はアウトライン、草稿、完成原稿の3回くらい • Issue/Pull Requestによりメールを使わなくなった • 特集だと100を超えるメールをやりとりしていた • コミットメッセージで変更意図を伝えやすくなった • メールあるいは原稿テキスト中に書く必要があっ たので、従来は大きなものしか伝えなかった • 思い切った変更の提案が行いやすくなった • Pull Requestの破棄やrevertがあるので
どれくらいGit/GitHub を使いこなしているか
ごく基本的なことしか できません • そのときどきで、著者さんに教えていただきなが ら習得していっています • 著者さんの寛容さに助けられています •
使い方が適当でも許してくださる • 使い方がわからないときは教えてくださる
Git/GitHubの習得 • Gitの学習(2009年) • GitメンテナのJunio
C Hamanoさんに 「はじめてのGit」を書いていただいて (「開発ツール徹底攻略」にアップデート版を収録) • Gitの実戦投入(2009年) • @tyanoさん、@yoshioriさんの特集原稿で • GitHubの実戦投入(2013年) • @amatsudaさん、@idesakuさんの特集原稿、 @naoyaさんの連載原稿で • Joined on Nov 19, 2008でした
プライベートリポジトリをforkしてPull Request がきたけど、fork先のプライベートリポジトリ にはアクセス権がないのでcheckoutできない
急にmasterが pullできなくなった
まとめとして 背景にある経験・考え
雑誌・書籍作りは、ソフトウェア 開発に近づけたほうがうまくいく • 著者さんの普段のワークフローに近いから? • 雑誌や書籍もソフトウェアだから?
おんぶにだっこされながらも できるだけ取り入れたい • GitHubによる常時共有、バージョン/課題管理 • Markdownという書き慣れた記法による執筆 •
HTMLや簡易PDFの作成による常時結合 • 簡易PDFは常時ではないですけど>< • レビューによるフィードバック
編集者はゼロを1にはできないけど、1を2にする お手伝いはできるかもなので(とゆうかそれがお 仕事なので)、著者さんが一人で苦闘しないよう、 こまめな成果物やフィードバックを。
ご注意事項
GitHubのプライベートリポジトリ はご用意いただく必要があります • 現時点で当社でご用意できるのは、試験運用中 のGitLabのみ(バックアップなし) • 1媒体1リポジトリとすると、当社全体だと年間 約400のプライベートリポジトリが必要 •
増刷や改定もあるので、1年だけ維持すれば良 いわけではない • 実際には雑誌は1記事1リポジトリほしいので、 僕一人でも年間50リポジトリ程度必要
ご参考:Vol.81での勢力図
あくまで私の場合のお話です • 今回の発表内容はあくまで僕の場合のお話です • WEB+DB
PRESS編集部の人は だいたい同じようなやり方でいけます
最後に
ハブでありたい GitHubさんにはとうてい及びませんが、 WEB+DB PRESSはエンジニアの方々の ハブの一つでありたいと願っています。 読者の方同士、著者さん同士、読者の方と著者さん、 さまざまなプログラミング言語や技術、 誌面を通して、これらをつなぐハブになりたいです。 そのためには、、、
書いてください or 読んでください
ご静聴ありがとう ございました
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