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いなかソンIn南島原<11月ハッカソンレポート>

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2016年11月、長崎県南島原市にて都市部からの移住・定住の促進および、IT技術者の定着によるサービス創出を目的として開催した「いなかソンin南島原」のハッカソンのレポートです。

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いなかソンIn南島原<11月ハッカソンレポート>

  1. 1. いなかソン in 南島原 H a c k a t h o n - M I N A M I S H I M A B A R A < 1 1 月 ハ ッ カ ソ ン > ビ ジ ュ ア ル レ ポ ー ト エイチタス株式会社
  2. 2. 2©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> いなかソン in 南島原<ハッカソン>について ハッカソンの目的 南島原の魅力を伝え、現地での事業化を見越したITサービス/アプリケーションの開発から、南島原に関心を寄せる ITエンジニア、クリエイターのコミュニティ形成を図り、将来的なUIJターン希望の醸成を促す。 ハッカソンの概要 「いなかソンin南島原」のハッカソンは、11月25日から27日までの3日間で開催された。 今回のハッカソンは、フィールドワークとハッカソン、プレゼンテーションによって構成された。 初日、参加メンバーは南島原市に到着すると、早速フィールドワークを行うチームとアプリの制作・開発に着 手するチームに分かれた。フィールドワークを行うチームは、チーム毎に車で移動してヒアリングや視察を行 い、アプリ開発に着手したチームは滞在先のホテルにてそのまま作業に取り組んだ。 夜にはホテルにて南島原市役所職員も参加しての交流会が開催。交流会終了と共に参加メンバーは各自、開発 ワークを再開。3日目の昼まで続く、本格的なハッカソンに突入していった。 ハッカソンの時間は1日目夜、2日目、3日目の午前で約2日弱。 限られた時間の中で、各チームはアプリ制作とプレゼンの準備を行った。 3日目の午後からは南島原市長も招き、各チーム毎に成果発表会を行った。 “いなかソン in 南島原”全体の構成 南島原市に域外のITエンジニアを招聘し、2泊3日のアイデアソンとハッカソンを10月、11月にそれぞれ実施したほか、 アイデアソン/ハッカソンの実施前にプレイベント、実施後には報告会をそれぞれ東京にて開催した。 8/22 南島原ITナイトVol.1 <プレイベント> @東京 10/21~23 いなかソンin南島原 <アイデアソン> @南島原市 11/25~27 いなかソンin南島原 <ハッカソン> @南島原市 12/8 南島原ITナイトVol.2 <開催報告会> @東京
  3. 3. 3©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 実施概要 ▼日 時:2016年11月25日(金)〜11月27日(日) ▼場 所:長崎県南島原市 ▼主 催:南島原市 ▼後 援:長崎県、九州経済産業局、公益財団法人 長崎県産業振興財団、 独立行政法人 中小企業基盤整備機構九州本部、 NPO法人 日本Androidの会、 一般社団法人 ブロードバンド推進協議会、 一般社団法人 長崎県情報産業協会、 いさはやコンピュータ・カレッジ、長崎県立大学(順不同) ▼参加者:23名(東京13名、大阪4名、福岡1名、現地5名) 他、ゲスト3名、スタッフ2名 ▼企画運営 / 共催:エイチタス株式会社 ▼ファシリテーター:原 亮(エイチタス株式会社 代表取締役)
  4. 4. 4©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 実施体制図 事業委託/監督 南島原市 【管理業務/事業企画運営】 事業主担当 原 亮/担当 岡村貴啓 イベント企画・運営/各種集客業務 審査員アサイン/外部連携先コーディネート エイチタス株式会社 木暮 祐一氏(NPO法人 日本Androidの会) 長谷川 力也氏(一般社団法人 ブロードバンド推進協議会) 坂上 英和氏(NPO法人コースター) ※IT・モバイルの専門家と地域活性の実践者により構成 審査員 【後援】 長崎県、九州経済産業局、公益財団法人 長崎県産業振興 財団、独立行政法人 中小企業基盤整備機構九州本部、 NPO法人 日本Androidの会、一般社団法人 ブロードバンド 推進協議会、一般社団法人 長崎県情報産業協会、 いさはやコンピュータ・カレッジ、長崎県立大学 【都内イベント開催協力】 TIP*S(独立行政法人 中小企業基盤整備機構) 連携協力先
  5. 5. 5©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> エコ・パーク論所原 原城跡 農事組合法人サンエスファーム (しいたけ収穫体験) 有限会社ふるせ (島原手延そうめんの生産工場視察、 そうめんの大引き体験) ありえ蔵めぐり会場 株式会社アリマート(トマト生産農場の視察) なばやま茶屋ひかり (いちご農家体験・視察) ※グレー表記は前回のアイデアソンでの視察先 南島原MAP しらはまビーチホテル
  6. 6. 1日目 いなかソン in 南島原 <11月ハッカソン> 13:20 宿泊場所に到着(しらはまビーチホテル) →チェックイン後、ホテルにて昼食 14:00~18:00 チーム別自由行動 (フィールドワーク/アイデアブラッシュアップ /開発ワークなど) 20:30~ ハッカソン 18:00~20:30 交流会 12:00 現地集合 2016年11月25日(金) Schedule
  7. 7. 7©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> ハッカソン① / チーム別自由行動 • 宿泊先に到着後、早速チーム毎に分かれてハッカソン開始。フィールドワークに出るチームと、制作作業を行うチームに分かれた。 • 棚田を題材にしたチームは、ドローンによる棚田撮影の見学と、地元農家の方への棚田についてのヒアリングを行った。 • トマト生産農家としいたけ生産工場を訪問したチームはビジネス展開も考え、今後の協力を依頼するため、サービスの説明を行った。 • 有家町の酒蔵を訪問したチームは、日本酒の製造工程を見学。その後、考案中のサービスについて酒蔵の方と意見交換を行った。 • ARを題材にしたチームは、廃線となった島原鉄道の駅の跡地や原城跡を訪れ、観光地とARの活用の可能性を模索した。 • フィールドワークに赴かないチームは製作の打ち合わせや、材料などの買い出しなどを行い、着々と準備を進めた。 1日目 各チーム、各々の場所でフィールドワークを行い、現地の方との交流を通じてアプリやサービスの着想を膨らませた。
  8. 8. 8©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 交流会 • 夜は宿泊先のホテルにて、南島原市役所の歓待を受け、市役所職員の方々も交えての交流会を行った。 • 会場にもノートパソコンを持ち込んで、宴席の傍らで熱心に制作作業を行う人もいた。 • 交流会の後は、ホテルのロビーや部屋に集まって各チーム制作作業を進めた。 1日目 参加メンバーと南島原市役所職員との交流会。終盤にはPCが持ち込まれ、そのままハッカソンとなった。
  9. 9. 2日目 いなかソン in 南島原 <11月ハッカソン> 2016年11月26日(土) Schedule 09:00~12:00 ハッカソン 12:00~13:00 ~昼食~ 13:30~19:00 ハッカソン 19:00~20:00 夕食 20:00~ ハッカソン 13:00~13:30 ハッカソン会場 / 宿泊場所に移動 (エコパーク論所原)
  10. 10. 10©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> ハッカソン② • 朝食後、宴会場を借りてアプリ制作を行った。1チームは前日のフィールドワーク中では訪問を予定していた手延そうめんの生産 工場の都合が合わなかったため、2日目の午前中はフィールドワークに出かけた。 • 各チーム、IoTデバイスの組み立てを行う人、プレゼン資料を作る人、コーディングをする人、各チーム役割分担を決めて取り掛かっ ていた。 • 手延そうめんの生産工場に訪れたチームは、そうめんの生地を使ったお菓子を頂きながら、工夫しているところや、美味しい食べ方 などを伺い、そうめん業界の今とこれからについて語り合った。 2日目 前夜に交流会が行われた場所で、ハッカソンが行われている様子。
  11. 11. 11©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> ハッカソン③ • ホテルで昼食を食べ、宿泊先のエコ・パーク論所原へ移動した。移動後もチーム毎にケビンに分かれ引き続きアプリ制作を進めて いった。 • 夕食時には前回の交流会に参加してくださった地元の方から蟹の差し入れがあった。エコ・パーク論所原の方に薪でご飯を炊いてい ただき、事務局が作ったカレーをエコ・パーク論所原の唐揚げと共に皆で夕食を楽しんだ。 • 夕食後はアプリ開発作業のため各ケビンに戻り、翌日の成果報告会を目指して、徹夜で制作を行うチームも複数あった。 2日目 各チームはケビンに分散して、夜通しの開発を続けた。夜は事務局メンバー中心で料理したカレーを皆で食した。
  12. 12. 3日目 いなかソン in 南島原 <11月ハッカソン> 2016年11月27日(日) Schedule 09:00~10:00 出発準備・自由時間 13:00~15:00 成果発表 10:00~10:30 エコ・パーク論所原出発 → しらはまビーチホテルへ移動 10:30~13:00 ハッカソン(適宜、昼食) 15:00~15:30 審査講評~表彰式~閉会 15:45 しらはまビーチホテル出発 →バスで空港へ移動
  13. 13. 13©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> • 雨が降る中、市役所や地元の方に車を出していただき、1日目のホテルに移動した。 • ホテルでは会議室を借り、成果報告会に向けて追い込みと最終調整を行った。 3日目 プレゼン会場入りした後も、各チームは制限時間いっぱいまで開発とプレゼンの準備に追われた。 ハッカソン④
  14. 14. 14©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> • 南島原市長のご挨拶をいただき、市長を始めとする行政の方々や見学に来てくださった地元の方に見守られる中、くじ引きで決めた 順番でチーム毎に成果報告を行った。 • 成果発表会では南島原と手延べそうめんへの熱い想い全開でプレゼンに臨んだチームしぃそぅの「フリーソーメン南島原」が優秀賞 となった。 3日目 南島原市長を前に、各チーム工夫をこらしたプレゼンを披露。最後には市長を囲み記念撮影が行われた。 成果発表会
  15. 15. 15©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 成果発表会3日目 TEAM: 棚田愛 Webサイト「タナダ倶楽部」 南島原には地元の人が気が付かない良い所が多くあり、その具体 例を挙げたうちの一つが棚田であり、棚田の魅力について力説。 素晴らしい棚田にも後継者問題があり、それを解決するための棚 田オーナー制度を提案。 登録や育成状況を確認できるwebサイトを作成した。 Webサイト「CLOUD FARM」 椎茸の菌床1つ、パイナップル1株、果樹1本、など小口 オーナー制度を実現するための、会員用サイトを作成した。 IoTデバイスは既存のサービスを有効活用し、オーナー会員は クラウド上にアップロードされる定期的に撮影された画像を APIで取得して動画のように見ることができ、農家は温度や湿 度、日照量など様々なデータを活用することができる。 株式会社セラク「みどりクラウドAPI」との連携やドメイン取 得、先行導入先も決めるなど、本格的にサービスインに向け て動いている。 TEAM: 栽培MEN
  16. 16. 16©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 成果発表会3日目 TEAM: しぃそぅ アプリ「ジャストソーメンタイマー(JST)」 IoTデバイス「ソーメン博士初号機」 Webサイト「フリーソーメン南島原」 南島原そうめんを広めるための活動「フリーソーメン南島原」を設 立。その活動で使えるアプリは、バーコードを読み取り製品ごとに異 なる湯で時間を取得し、IOTデバイスから取得した温度と湿度をAPIで 取得した補正値から正しいそうめんの湯で時間をセットする「ジャス トソーメンタイマー(JST)」を作成。Webサイトはフリーソーメン南 島原の活動やレシピの閲覧、将来的には生産者から情報発信も想定し ている。プレゼンは全て動画で行われ、途中で審査員、参加者、見学 者に池田製麺の池田さんに茹でいただいた素麺を振る舞うフリーソー メン活動も行った。 IoTデバイス「SS2Kids」 簡易言語「南島原BASIC」 自分でセンサを追加したり,拡張可能な小中学生向けの教 育用のデータ取り込み装置(IoTデバイス)のプロトタイプ を作成。 データ取り込み装置にはインターネットとの通信が簡単に 設定できる専用言語を搭載し、教育という導線から南島原 の「農業×IT」を提案。 夏休みの宿題で植物の観察に導入すれば、南島原や日本各 地での植物の成長の違いを学べる展開も期待できる TEAM: SS2Kids
  17. 17. 17©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 成果発表会3日目 TEAM: MST iPhoneアプリ「TOUCHで酒造りめぐり」 アイデアソンの最優秀チーム。 定期的に酒蔵に訪問を促す、酒ログの登録とスタンプ収集ア プリ。 スタンプコンプリート後のプレゼントも酒蔵と交渉中。 酒造に行き、日本酒につけたQRコードから銘柄と酒蔵情報 を表示して、評価を登録する機能やBeaconを使ったスタンプ 収集機能がある。 ルート検索や酒造側がマーケティングで使うための管理画面 の開発、画像認識で銘柄と酒蔵情報を取得する機能追加など の今後の展開も発表した。 アプリ「蘇る歴史AR」 スマホアプリのカメラ機能でそこの景色を写すと、ポケモ ンGoのように、実際の映像の原城がある方向にアイコンが 表示される。 原城や廃線だけではなく、観光名所やトイレの場所もわか る便利アプリ。 プレゼンでは実際にデモを行い、原城の方向や会場のホテ ルのトイレの方向が示された。 TEAM: AR
  18. 18. 18©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 終了後アンケート結果 • ハッカソン終了後も、自主的に再訪したいという声が6割を超え、成果物のブラッシュアップのほか、 現地の人との交流を深めたい、知人を連れていきたいなど、人の交流を活発に行いたいとの声が多くあった 他、仕事や生活の拠点として検討したいという声も2割程度あがった。 • 成果物については、継続的に開発を続けたい旨、多数の声があがっているほか、新しいアプリやサービスを企 画・開発したいという声が最も多く、引き続き、南島原をフィールドとしたアプリ、サービスを生み出したい という意欲が見られた。また、回答者の半数から、現地での実証実験を望む声もあがり、地域の受け入れ体制 への期待も高い様子がうかがえた。 南島原への再訪について ※その他 地元の魅力を再発見しました (地元参加者の回答) いなかソンでのチームの成果物について(複数回答可) 南島原との今後の関わり方について(複数回答可) ※仕事や生活の拠点は、第二、第三の拠点とする場合も含む
  19. 19. 19©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> まとめ 地域ならではの価値創出を目指すアイデアソン・ハッカソン いなかソンin南島原では、大都市圏のITエンジニア・クリエーターが、現地の生産者等と関係を築き、アイデアソ ン、ハッカソンでのアウトプットを通じて、関係者全体がコミュニティ化するプロセスを実現することができた。現 地の生産者との交流や、成果物の発展、役所と連携した新しいアクションなど、いまなお、参加者の活発な活動が続 いている。 アイデアソン、ハッカソンは、今回の参加者の大半の在住在勤地である大都市圏での開催が活発だが、そうした場へ の参加が容易である彼らを参対対象として多数集め、南島原で開催し、彼らの満足を得たことは、大都市圏では成し 得ない、地域ならではの価値創出に挑む場として、アイデアソン、ハッカソンが機能できたことを意味する。 多くの参加者が今後も南島原と関係を継続したいという声をあげていることから、移住定住を視野に入れた地域外の 人材との連携の手段としても、一定の有用性を持ちえたものと考える。 現地のキーパーソンも招いた成果発表会 アプリを体験する松本市長
  20. 20. 20©2016 H-tus. Ltd.いなかソン in 南島原<11月ハッカソン> 今後の展望 コミュニティの拡大と現地との関係の深化を 参加者の活動意欲の高さは、現地での体験・交流や参加者同士の関係性の構築をよかったこととして評価されて いる点とつながっていて、自分が主体的に関われる居場所や仲間を得たという実感から来ているものであることが 推察される。 今後は、大都市圏のITエンジニア・クリエーターとの交流においては、新たな対象者への規模の拡大と、これまで の参加者との縁の深化を続け、南島原でのビジネス展開を含む価値創出のプレイヤーとして層を厚くすることが 望まれる。 また、成果物を有用性のあるサービスとして実装させるために、実証できるフィールドの整備や、現地の人々の声 もさらに反映させながらブラッシュアップできる機会の提供なども望まれる。 振り返りイベント(東京開催)の様子 振り返りイベント(東京開催)の様子

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