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利用者の日本語を意識した「日本語でケアナビ」の検索機能

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利用者の日本語を意識した「日本語でケアナビ」の検索機能

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2008年の釜山(韓国)で行われた日本語教育国際研究大会での角南・上田(国際交流基金関西国際センター)の発表スライド。日本語でケアナビの検索機能のデザインを通して、紙の辞書との設計のアプローチの大きな違いを解説。

2008年の釜山(韓国)で行われた日本語教育国際研究大会での角南・上田(国際交流基金関西国際センター)の発表スライド。日本語でケアナビの検索機能のデザインを通して、紙の辞書との設計のアプローチの大きな違いを解説。

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利用者の日本語を意識した「日本語でケアナビ」の検索機能

  1. 1. 利用者の日本語を意識した 「日本語でケアナビ」の検索機能 国際交流基金 関西国際センター 角南 北斗 ・ 上田 和子
  2. 2. 「日本語でケアナビ」とは URL http://nihongodecarenavi.jp 日英・英日辞書としての機能などを持つ 日本語学習・教育支援ツール ケア(看護&介護)に関する言葉に強い
  3. 3. 本発表の焦点 *紙の辞書とデジタル辞書の「探し方」の違い *表記の違いが引き起こす諸問題 *「使いやすさ」とは「利用者への配慮」 *デジタルなモノづくりと日本語の専門家
  4. 4. 紙とデジタルの探し方の違い 紙の辞書 言葉は50音(アルファベット)順に並んでいる つづりをもとに掲載位置を探す デジタル辞書 入力欄に言葉を入れて 検索(さがす)ボタンを押して結果を見る
  5. 5. 違いが出るのはどんなとき? 紙の辞書 と デジタル辞書 の 「探し方の違い」が表面化するとき 探している言葉が見つからないとき
  6. 6. 「見つからない」理由 原因(1) その言葉がデータベースに未収録だった 原因(2) その言葉はデータベースに入っているが 入力した表記が正しくなかったので 探せなかった
  7. 7. 開発チームは考えた つづりを正しく入力して検索する それは簡単なことなのだろうか? (かな漢字・英語・ローマ字で)
  8. 8. たとえばローマ字で・・・ 「watashi」として載っている辞書を 利用者が「watasi」として 探した場合
  9. 9. 表記を正しく知らないと・・・ 紙の辞書 見つからない。 でも、「watas・・・」など順に引いていけば 行きつ戻りつする過程で見つかるかも デジタル辞書 「watasi」と入力して検索すると 「検索結果0件」と表示される
  10. 10. 「検索結果0件」に対する反応 おかしいなぁ・・・。スペルミスしたかな? si の表記の仕方が違うのかな? 「wata」とだけ入れて検索してみよう 「私」っていう言葉はこの辞書にないんだ
  11. 11. 探せない = もう使わない 探したい言葉が載っていない ↓ この辞書は使えない。全然ダメ
  12. 12. 「見つからない」からの脱出法 紙の辞書 利用者が、言葉の並び順などを見て 探し方を調節することが比較的容易 デジタル辞書の場合 表記の違いで「検索結果0件」であることに 利用者が気づかないことが多い
  13. 13. 入力問題(1)~表記ゆれ 私(わたし) watashi watasi 熱い(あつい) atsui atui
  14. 14. ローマ字表記に関する議論 表記は「ケアナビ式」で統一している ケアナビ式「でない」表記も間違いではない 利用者に非がないのにサポートしないのか?
  15. 15. 入力問題(2)~表記の意図 hon・yaku suru 翻訳する honyakusuru
  16. 16. 紙とデジタルの決定的な差 デジタル辞書の場合 画面に表示されている表記と 利用者が入力する表記とが 異なる場合の対策が非常に重要
  17. 17. 対策(1)対応範囲の強化 入力文字をいったん変換 si → shi tu → tsu など、 入力文字を一定のルールで変換してから検索 データベースにバリエーションを 予期される表記ゆれのパターンを データベースに登録して検索対象に含める
  18. 18. 対策(2)利用者に助言 検索結果0件のときにはローマ字表を表示
  19. 19. デジタル辞書は使いにくいだけ? 確かに様々な配慮が必要 でも 紙の辞書では不可能な便利さも
  20. 20. デジタルならではのメリット(1) かな漢字・ひらがな・ローマ字・英語など 表記を気にせず入力できる
  21. 21. デジタルならではのメリット(2) おかげさまで okagesamade okagesamade 前方一致 okagesamade 部分一致 okagesamade 後方一致
  22. 22. デジタル辞書の仕組みの前提 デジタル辞書は 利用者が言葉を「入力」して探す ↓ 利用者の入力する言葉の表記と データベース中の言葉の表記が 一致していないと見つからない
  23. 23. 辞書の提供側の姿勢 × 利用者に「正確な」入力を要求する。 ○ 「利用者は気にしなくてよい」が理想。 利用者の意図を汲み取るような 「気の利いた」仕組みを用意する。
  24. 24. 「使いやすい」を考えること 「使いやすくない」ものは 誰にも「使ってもらえない」 ↑ 紙媒体では意識せずに済んだ 「使いやすさとは何か」の問いが必要
  25. 25. みんな苦労してるの? こうした対策ノウハウが出回っていない これまで開発されてきたデジタル教材や いま開発されているデジタル教材に こうした対応は十分行われているのか?
  26. 26. 日本語教育界だけの問題? 利用者の日本語への柔軟な対応は 日本語教育界だけに限った話なのか? 日本語を入力して検索するサービスの 全てにおいて必要な対応ではないか?
  27. 27. 日本語の専門家とデジタル 社会の様々なサービスの多言語対応が 必要とされるこれからの時代に、 デジタルなモノづくりの現場において 日本語の専門家が果たす役割は大きい
  28. 28. 続きはWebで・・・ こちら「日本語でケアナビ」開発室 http://nihongodecarenavi.net/blog

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