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Agile Quality アジャイル品質パターン (QA2AQ)

鷲崎弘宜, "アジャイル品質パターン (Agile Quality, QA2AQ), アジャイル時代の組織ケーパビリティ向上 CMMI V2.0 / APH(アジャイルパフォーマンスモデル) / アジャイル品質パターンセミナー, 早稲田大学, 2019年6月6日

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Agile Quality アジャイル品質パターン (QA2AQ)

  1. 1. アジャイル品質パターン(予稿) 早稲田大学グローバルソフトウェアエンジニアリング研究所 所長 国立情報学研究所 客員教授 株式会社 システム情報 取締役(監査等委員) 株式会社 エクスモーション 社外取締役 文科省社会人育成事業 スマートエスイー 事業責任者 鷲崎 弘宜 http://www.washi.cs.waseda.ac.jp/ Ver.0.5 わしざき ひろのり スマートエスイー セミナー 2019年6月6日 一部 Joseph Yoder, “品質面でアジャイルであるために”,第2回enPiT-Proスマートエスイーセミナー: アジャイル品質保証と組織変革, 2018
  2. 2. 2 Christopher Alexander パターンラ ンゲージ James O. Coplien 開発工程の生 成的パターン ランゲージ Ward Cunnigham エピソード Edwards Deming 生産・品質 管理、 PDCA Tom Gilb Evo トヨタ生産方式 ・リーン思考 バリューストリ ーム Scrum リーンソフト ウェア開発 XP アジャイル 宣言 鷲崎弘宜、“9.未来に向かって:アジリティを追求したソフトウェア開発”, 情報処理, Vol.58, No.8, 2017. 技術 コーディング マネジメント プロセス 思考
  3. 3. QA2AQ: 品質面でアジャイルであるために 3 コアパターン 障壁の解体 品質の組み入れ 品質の識別 品質の発見 アジャイル品質シナリオ 品質ストーリー 測定可能なシステム品 質 折り込み品質 アジャイルな着陸点 着地点の再調整 品質目標の合意 品質の可視化 システム品質ダッシュ ボード システム品質ラジエータ ロードマップ上の品質検 討 バックログ上の品質検討 進むにつれ自動化 品質チェックリスト 品質面でアジャイルに チーム全体 品質に焦点をあてたスプリ ント 品質保証チャンピオン アジャイル品質の専門家 品質に関する作業負荷の 展開 品質熟練者への寄添い 品質主導者とのペア 技術 コーディングマネジメント プロセス 思考 Joseph Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Ademar Aguilar, “QA to AQ: Patterns about transitioning from Quality Assurance to Agile Quality,” AsianPLoP 2014 Joseph W. Yoder and Rebecca Wirfs-Brock, “QA to AQ Part Two: Shifting from Quality Assurance to Agile Quality,” PLoP 2014 Joseph W. Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Hironori Washizaki, “QA to AQ Part Three – Shifting from Quality Assurance to Agile Quality – Tearing Down the Walls,” SugarLoafPLoP 2014 Joseph W. Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Hironori Washizaki, “QA to AQ Part Four - Shifting from Quality Assurance to Agile Quality - Prioritizing Qualities and Making them Visible,” PLoP 2015 Joseph W. Yoder, Rebecca WirfsBrock, Hironori Washizaki, “QA to AQ – Part Six – Being Agile at Quality,” PLoP 2016 平鍋氏によるアジャイル品質保証パターンの紹介 https://qiita.com/kenjihiranabe/items/a0795dbdab4c58e746a1 Joseph Yoder, “Being Agile about Quality”,, 2014-18
  4. 4. QA2AQ: アジャイル品質保証パターン • QA (Quality Assurance) to AQ (Agile Quality) – 2014年 Joseph Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Ademar Aguilarによる最初の発表 – 以降、鷲崎も加わり順次拡充中 – 24+のパターン • 基本方針 – 品質保証の取り組みを早期から随時実施し、必要な 機能と品質を達成しつづける – 品質保証の取り組みにチーム全体として関わる 4 Joseph Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Ademar Aguilar, “QA to AQ: Patterns about transitioning from Quality Assurance to Agile Quality,” AsianPLoP 2014 Joseph W. Yoder and Rebecca Wirfs-Brock, “QA to AQ Part Two: Shifting from Quality Assurance to Agile Quality,” PLoP 2014 Joseph W. Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Hironori Washizaki, “QA to AQ Part Three – Shifting from Quality Assurance to Agile Quality – Tearing Down the Walls,” SugarLoafPLoP 2014 Joseph W. Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, Hironori Washizaki, “QA to AQ Part Four - Shifting from Quality Assurance to Agile Quality - Prioritizing Qualities and Making them Visible,” PLoP 2015 Joseph W. Yoder, Rebecca WirfsBrock, Hironori Washizaki, “QA to AQ – Part Six – Being Agile at Quality,” PLoP 2016 平鍋氏によるアジャイル品質保証パターンの紹介 https://qiita.com/kenjihiranabe/items/a0795dbdab4c58e746a1
  5. 5. QA2AQ: アジャイル開発と全体像 5 継続的 日々 イテレーション リリース 戦略 中核パターン 品質の特定 品質の可視化 品質上アジャイルなあり方
  6. 6. QA2AQ: 中核パターン 障壁の解体 Breaking Down Barriers 開発チームにおいて品質保証 メンバと残りのメンバ間の障 壁をなくし、皆が品質プロセス に関わる アジャイルプロセスへの 品質の組み入れ Integrating Quality into your Agile Process 品質記述および理解する軽量 な方法などを通じて品質保証 をプロセスに組み入れる 6
  7. 7. 障壁の解体 別名 "障壁を打破する" 物理的な障壁、文化的相違 言語/コミュニケーション, 背景 専門知識、時間の欠如、 私たちと彼らの考え方・・・ Joseph Yoder, “品質面でアジャイルであるために”,第2回enPiT-Proスマートエスイーセミナー: アジャイル品質保証と組織変革, 2018
  8. 8. スプリント を計画 製品ビジ ョン/ロー ドマップ 利害関係者 への展開 機能 受入テスト バックログの 開発および 管理 スプリントを 実行 デイリーレビュー フィードバックの取り込み どのように品質をアジャイルプロ セスに組み入れるのか? 識別: アーキテクチャのリスク 主な品質シナリオ 品質項目 を含めら れる 品質テスト 関連する 品質タス クを含め る Joseph Yoder, “品質面でアジャイルであるために”,第2回enPiT-Proスマートエスイーセミナー: アジャイル品質保証と組織変革, 2018
  9. 9. QA2AQ: アジャイルなあり方 9 チーム全体 Whole Team 品質保証活動を早期からチームに組み入れる 品質に焦点をあてたスプリ ント Quality Focused Springs 品質の測定や改善に焦点をあてたスプリントを設ける 品質保証プロダクトチャンピ オン QA Product Champion 品質保証メンバがプロダクトオーナーと協働するなど して品質保証活動において開始時から顧客要求の理 解に努める アジャイル品質の専門家 Agile Quality Specialist テスト戦略の説明と作成を通じて品質保証活動により チームに経験を提供する 品質のモニタリング Monitoring Qualities 品質のモニタリングと妥当性確認の方法を特定する アジャイル品質保証テス ター Agile QA Tester 品質保証メンバが開発者と密接に活動し受入れ基準 やテストを定義する 品質に関する作業負荷の 展開 Spread the Quality Workload 品質に関する作業負荷を品質保証メンバ以外にも振 り分ける、あるいは、品質に関するタスクを終盤のみ ではなくプロジェクト全体にわたり展開する 品質熟練者の尾行 Shadow the Quality Expert 品質熟練者と協働する役を設けることで熟練者の経 験を広める 品質主導者とのペア Pair with a Quality Advocate 開発者を品質保証メンバとペアを組ませることで、プ ログラミングが必要な品質関連のタスクを完了する
  10. 10. アジャイル品質チーム "チーム全体" ➢アーキテクトおよび QAはプロダクト・プログラ ムチームと密接に働く ➢チーム全体がシステム品質の理解、定義、デ リバリ、および検証に取り組む Joseph Yoder, “品質面でアジャイルであるために”,第2回enPiT-Proスマートエスイーセミナー: アジャイル品質保証と組織変革, 2018
  11. 11. QA2AQ: 品質の特定 11 本質的な品質の発見 Finding Essential Qualities 考慮すべき重要な品質についてブレーンス トーミングする アジャイル品質シナリオ Agile Quality Scenario ハイレベルの(抽象度の幾らか高い)品質シナ リオを作成して重要な品質を検討する 品質ストーリー Quality Stories 測定可能な品質に焦点を当てたストーリーを 作成する 測定可能な値やシステム品質 の特定 Specify Measureable Values or System Qualities 品質の値を特定する 折り込み品質 Fold-out Qualities ユーザーストーリーへ品質基準を添付する アジャイルな着地点 Agile Landing Zone 品質の発展可能な受入れ基準値を定義する 着地点の再調整 Recalibrate the Landing Zone 測定結果やベンチマークに基づき受入れ基準 値を再調整する 品質目標の合意 Agree on Quality Targets 最低許容値~目標値~優良値の形で幅を持 たせて受入れ基準値を定義する
  12. 12. 1 2 シナリオ [Chaudron][Bass05] • シナリオ – 要求を具体的なストーリーとして記述したもの – 利害関係者の意図/興味の表現 – 機能要求や品質要求の表現 • シナリオの種類 – 利用シナリオ(ユースケースシナリオ): 通常の利用方法 – 成長シナリオ: 将来起こりえる予測 – 調査シナリオ: 問題の予測 • 品質特性と結び付けられたシナリオを「品質シナリオ(品質 特性シナリオ)」と呼ぶ [Bass05] L. Bass, et al. 前田ほか訳: 実践ソフトウェアアーキテクチャ(Software Architecture in Practice 2nd Ed.), 日刊工業新聞 社, 2005 [Chaudron] Michel Chaudron, Software Architecting, 2003-2004, http://www.win.tue.nl/~mchaudro/swads/ 刺激源 成果物 環境 刺激 応答 応答測定法
  13. 13. 1 3 シナリオの例 [Chaudron] • 利用シナリオ: – 端末の利用者は、ピーク時 に [報告をWeb経由で 要求]し、5秒以内に報告を受理する。 • 成長シナリオ: – シナリオXの待ち時間を1~2.5秒まで減少させる ために、新サーバを 2人週以内で [追加する]。 • 調査シナリオ: – 通常の運用時 に 半数のサーバが [停止] しても、 システム全体の稼働率に影響が及ばない。 • 良いシナリオの条件: [刺激]、環境、(測定可 能な)応答が明白なこと – 刺激源、成果物、応答測定法があるとなおよい
  14. 14. 拡張しやすい 個所を特定 しやすい 規模が大きいと 拡張しにくい 規模はどの 程度か? 実行行数 関数の数 着地点の再調整の例 NNaohiko Tsuda, Hironori Washizaki, Yoshiaki Fukazawa, Yuichiro Yasuda and Shunsuke Sugimura, “Machine Learning to Evaluate Evolvability Defects: Code Metrics Thresholds for a Given Context,” The 18th IEEE International Conference on Software Quality, Reliability & Security (QRS 2018) レビュー 品質測定 機械学習 測定 目的 仮定 質問 測定 データ 14 10 25 300 150 M. 関数の数 M.実行行数 OK NG 71 M. 関数の数 M.実行行数 OK NG 改善 X
  15. 15. QA2AQ: 品質の可視化 15 システム品質ダッシュボー ド System Quality Dashboard 品質の状況全体を総合的に可視化する ダッシュボードを用意する システム品質ラジエータ System Quality Radiator 品質に関する情報を可視化する仕組みを 用意する ロードマップ上の品質検討 Qualify the Roadmap 品質の組み入れ・出荷時期を計画するよ うにロードマップを検討する バックログ上の品質検討 Quality the Backlog バックログ上で優先順位づけできるように 品質シナリオを作成する 品質チャート Quality Chart 重要な品質を図やリストとして表示しチー ムに見えるようにする
  16. 16. 品質ダッシュボードの例 H. Nakai, et al. Initial Industrial Experience of GQM-based Product-Focused Project Monitoring with Trend Patterns, APSEC'14
  17. 17. ロードマップの見極め(品質検討) Qualify the Roadmap Joseph Yoder, “品質面でアジャイルであるために”,第2回enPiT-Proスマートエスイーセミナー: アジャイル品質保証と組織変革, 2018
  18. 18. バックログの見極め(品質検討) Qualify the Backlog 品質シナリオのバックログ項目を追加できる (システムの品質に関連するアーキテクチャの作業を含め) Joseph Yoder, “品質面でアジャイルであるために”,第2回enPiT-Proスマートエスイーセミナー: アジャイル品質保証と組織変革, 2018
  19. 19. QA2AQ: アジャイル開発と全体像 19 継続的 日々 イテレーション リリース 戦略 中核パターン 品質の特定 品質の可視化 品質上アジャイルなあり方
  20. 20. ご紹介: 人材育成 スマートエスイー事業 20 ⚫ 社会人教育: スマートエスイー (文科省enPiT-Pro ‘17-’21) http://smartse.jp/ [Fer] E.B. Fernandez, N. Yoshioka, H. Washizaki, M.H. Syed, “Modeling and Security in Cloud Ecosystems”, Future Internet, 8(2)2016 [Sun16] Y. Sunaga, H. Washizaki, et al., “Relation between Combinations of Personal Characteristic Types and Educational Effectiveness for a Controlled Project-based Learning Course,” IEEE Trans. ETC, Vol.5, No.1(2016.01) クラウド センサ・IoT 人工 知能 ビッグ データ 生成 知識 抽出 革新 アプリケーション ビジネス 価値 創造 通信・物理 情報処理 総合実践 連携校(13校) 茨城大学 群馬大学 東京学芸大学 東京工業大学 大阪大学 九州大学 工学院大学 東京工科大学 東洋大学 鶴見大学 北陸先端科学技術大学院大学 奈良先端科学技術大学院大学 情報・システム研究機構 (国立情報学研究所) 協力校(2校) 立命館大学 The BigClouT Project 教材・指導 地区展開 進学・共同 研究接続 連携企業・業界団体(23団体) 日本電気 富士通 日立製作所 東芝 いい生活 ヤフー モバイルコンピューティング推進コンソーシアム 次世代センサ協議会 日本IT団体連盟 IT検証産業協会 コンピュータソフトウェア協会 組込みシステム技術協会 電子情報技術産業協会 全脳アーキテクチャ・イニシアティブ 新経済連盟 先端IT活用推進コンソーシアム 日本オープンオンライン教育推進協議会 デンソー ハレックス 情報医療 システム情報 題材・事例 教材・指導 受講生派遣 外部評価 想定受講者 情報系の一定知識を 持っている人 組込み・ IoTプロフェッショナル クラウド・ ビジネスイノベー ター システムオブシステムズ・ 品質アーキテクト 目標人材像 環境連携 BigClouT (日欧ビックデータ・クラウド・IoT融合基盤)JMOOC (オンライン大学講座) オンライン全国展開 実施拠点 WASEDA NEO (コレド日本橋内) 社会人教育プログラム スマートエスイー SmartSE IoT・ビッグデータ・AI × ビジネス IoT・クラウド、ビッ グデータ、人工知 能を活用し、高セ キュリティかつプラ イバシを考慮した スマートシステム &サービスを開発 運用し、技術領域 や分野を超え価値 創造をグローバル にリード可能な実 践的人材の育成と 全国展開

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