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身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ

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身体活動消費エネルギー量の簡易測定法を用いての運動習慣獲得の動機づけ

  1. 1. The UOEH Association of Health Sciences NII-Electronic Library Service The   UOEH   Assooiation   of   Health   Soienoes J.uoEH (産業 医科大学雑誌 ),13 (3 ): 235− 240 (1991 ) 235 〔原 著〕 身体活動消 費エ ネル ギ ー 量 の 簡易測定法 を用 い て の 運 動習慣獲得 の 動機 づ け 山  田  誠  二 産 業 医科大学 産業生 態 科学研究所 応用生 理 学教 室 要   旨 :   近年 ,身体活動 に よ る 消費 エ ネ ル ギ ー量 が 激 減 し,運 動 習慣 の 獲得 が健 康 の 保持 増進 に 重        要 で あ る こ とが 指 摘 さ れ て い る .運 動習慣 獲得 の た め の 動機 づ け に 有 効な手段 と して ,身       体活動 に よ る 消費エ ネル ギ ー量 の 簡便で ,的確 な測 定 ・予 想方法 と して 確立 し た小 型 の 加       速 度計 を利 用 し た カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーを使 用 し , 運動 習慣 の 獲得 の 動 機づ け を 目的 と した       運 動指導を 行い ,カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーに よ る運動習慣 の 動機 づ けの 有 効性 に つ い て 検討 し        た.運 動継続 に 成功 し た 10 名 で は , 1 日 あた りの 運動量 が 70 % 有意 に増加 した .運動継       続 の た め に ,運 動 に よ る 消 費エ ネ ル ギ ー量 の 定量 的 な把握 と毎 日の 反省 を行 える 時間 的 な            余 裕 が 重 要で あ る こ とが 示唆 さ れ た . (1991 年 5 月 10 日  受付,1991 年 6 月 27 日  受理 ) 緒 言  筆者 は ,従来 よ り栄 養 と運 動 す な わ ちエ ネル ギ ー の 出納 か ら み た健 康 評 価 を提 唱 し (山 田 ,1988 ),労 働 現場 で の 労働者へ の 啓蒙 活動 を続 けて きた.こ の 中 で ,・般 に 身体活動 に よ る 消費エ ネル ギ ー量 の 過 大 評 価 ,食物 に よ る 摂取 エ ネ ル ギ ー量 の 過 小 評 価 の 傾 向が 見 ら れ,毎 凵の エ ネル ギ ー収支 に対す る正 確 な評価 が 浸 透 し て い な い こ と が 明 ら か に な っ て きた .  近 年,企 業 の OA 化 な ど に よ っ て 静止 坐 業 が 中心 と な り,労働 に よ る 消 費エ ネル ギ ー量 が 非常 に 少 な く な っ て い る た め , 運動 を 含 め た 身体活動 に よ っ て 消費 エ ネル ギ ー量 を増加 させ る こ とが 必 要 で ,運動遂行 が 奨 励 さ れ ,各種の 運 動指 導者 の 養 成 が 行 わ れ て い る (ILI M ,1991 ).労働 省 で は 健康 の 保 持 増進 の た め に 運動 を奨励 し (労働 省 ,1989 ),厚 生省 で は ,健康づ く りの た め の 運 動所要 量 に つ い て の 方 針 を示 し た (厚 生省 , 1989 ).しか し,非常 に多 くの 指摘 に も関 わ ら ず,運動習慣 の な い 労働者 に運 動 習慣 を動機 づ け る 有 効 な 手段 が 確立 され て い な い .  運動 習慣 の 獲 得の た め の 動 機づ け と して ,身体活動 に よ る 消費 エ ネル ギ ー量 の 簡便 で ,的確 な測定 ・予想 方 法 の 開 発 が 必 要で あ る .本研 究 で は , 労働者 の 健康 評 価 の た め に 必 要 な身体活動 の 適 切 な 指 標で あ る 消 費 エ ネ ル ギ ー量 の 簡便 で ,か つ 正確 な測定 ・予 測 方法 と し て 確立 し た 小型 の 加 速度計 を利用 した カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーを用 い て (山田 ・局場,1990a ,  b),運動処 方 等の 個人 指導 を行 い ,運動習慣獲 得 の 動機 づ け の 手段 と し て の カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーの 有効性 に つ い て 検討 し た . 方 去  KENZ カ ロ リ ーカ ウ ン タ ー (山 田 ・馬 場 ,1990a , b) お よ び そ の 改 良型 の カ ロ リーカ ウ ン タ ーα (す ず け ん ) を使 用 し た .カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーα は ,カ ロ リーカ ウ ン タ ーの も っ て い る 特 徴 (山 田 ・馬 場, 1990a , b) に 加 え て ,測 定 器全 体 の 体積が 50% 小 さ く な り,重 さ が 40 % 軽 く な り,ハ ン デ ィ な 形 態 に な っ た う え に ,カ ロ リーカ ウ ン ターで は 加速 度変化 が 小 さ い もの と して 無 視 して きた 微 弱 な 加 速 度 の 動 き (デ ス ク ワ ーク な ど に よ る微 弱 な加 速 度 の 変化) を消 費 カ ロ リ ーに 換 算 し て 加 味 して い る .  運動 習慣 を持 た な い 35 歳 以 上 の 男 女 (北九 州市 内 の 企 業 の 管 理 職 ,事務職 ,技 能職 ) に ,運動 習慣獲得 の 動機づ け と して ,カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーある い は カ ロ N 工 工 一Eleotronio  Library  
  2. 2. The UOEH Association of Health Sciences NII-Electronic Library Service The   UOEH   Assooiation   of   Health   Soienoes 236 山  田  誠  二 (H 邸 り 図 〕 心 」   一⊆ づ 09 Φ 唄」 O[鳴 り 再 眠 ρ で Φ 」 コ 的 邸 Φ 【口 二 〇 5 〔 F⊆ コ Q ワニ Ou 訊 b幻 h Φ ⊆ 国 4000 2000 }{ 0 2000 4000 Energy  consumption  measured  by  a  calorie  courlter (kcal) Fig.  L   Correlation of  cncrgy  consumpt め n  measured  by ca 且oric  counter  and  by calorie  counter α (n =174 ).  The ]inear regression (P くO.OOI)was  calculatcd  by the  least square  method , リ ーカ ウ ン タ ーα を貸 ” 」・し,1 週 間 の 運 動 を含め た 身 体 活動 消 費エ ネル ギ ー量 を記録 さ せ た (予備 測定). 1 週間 後 に 記録 用紙 を回収 し た 際 に ,さ ら に 持続す る 意 志 の 有無 を 確 認 し ,持 続 意 志 の あ る 人 (男女 14 名)に は, 一人 で で き, 特別 な器 具 や場 所 を必 要 と し な い ,歩 行 す な わ ち 4 − 5km /h の 速 歩 き程 度で ,持 続時 間は 最低 30 分程度 (約 100kcal σ)運動 消 費量 ) を 目安 と し,で きれ ば 1時 間 (約 200kcalの 運動 消 費量),頻度 は毎 凵,最 低 1 日お きの 運動 を処方 し , 生活時 間内 で の 身体活動 の 増加 を指導 し た .各被 験 者 に は ,カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーに よ り測 定 され た 運 動 を含 め た 毎 日 の 身体活動消 費エ ネ ル ギ ー量 を記 録 さ せ .同 時 に , 毎 巳の 起床時体重 (起 床時,排便 ,排 尿 後)を も 記 録 さ せ た .体 重 計 は 100g 目盛 り の 体 重 計 (TANITA シ ス テ ム 501 ,1596 )を用 い た .  運 動 習慣 の 動機 づ けの 目安 を, 1 ヵ 月以上 に わ た り 毎 日の 身体活動 消 費エ ネル ギ ー量 の 記 録が 得 ら れ た も の と し た.有 効 性 の 検 定 は ,身 体 活 動 の 消 費 エ ネ ル ギ ー量 を 予備測 定 の 1 週 間 と持続 1 ヵ 月 目の 1 週 間 の 身体浜動 消 費エ ネ ル ギ ー量 (kcal/kg/day ) で 比 較 し,分 散 分 析で 行 っ た. 結 果 L カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーと 改 良 型 で あ る カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーα の 相 関  カ ロ リーカ ウ ン ターに よ る 消費 カ ロ リ ー量 (x )と カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーα に よ る 消費量 (y )の 関 係 を,8 時 間 の 労 働 時 間か ら 2 日 間の 生 活 時 間 に わ た っ て 測 定 し た の が Fig.1 で あ る .  y − 1」 Ox 十 41.7 (r =   .998 , n =174 )で よ い 相 関 が 得 ら れ , 以 前 カ ロ リーカ ウ ン ターで 過小評価 さ れ て い た エ ネル ギー消費 量が 1096 ほ ど改善 さ れ た . 2.運動指導 の 結果  身体 活動 の 1 週 間 の 記 録 の 凵的 は ,1 日 の 身体 活動 N 工 工 一Eleotronio  Library  
  3. 3. The UOEH Association of Health Sciences NII-Electronic Library Service The   UOEH   Assooiation   of   Health   Soienoes 運 動習慣獲得 の 動機づ け 237 Table   l. Phys三cal  ehttracterisl .ics and  encrgy  consumption  during a   prcliminary wcck  and  a motivated   week   of   I 4.  vo ]unl .eers Energy  censumption   by  phys 三cal  ac しivities       (kcal/kg/daア) Suヒ} jccts  Sex  Agc (yeal1) Height (crn ) 、Veight(kg) S .0 .   M F ,K .    M M .Y .    M S ,K .    M II.K .    M 「r . 丘i .     NI T .A .    M N .S .    M S .O .  M S ,1 .   M # n =10MMFF YMWWEKK11 35200587324366635564 172 亅フ6 ]70 ] 6.fil601781671631ssI66 86260619546777777687 BMI * 25.斗 24.52 生 927 .927 、324 .025 .526 .〔〕 2斗.826 .9 51 .5 ± ll,嚊  ユ70.2±7.7    74.,4.± 4.6   25.7 ± 1.3 605 曹 」 65 に J5 16  174152152 P / 4」 厂35 7766 .30.124 .42u .128 .1 Preliminary week    MOtivated week 3.皇7± 1.851} 3.81 ±Lgl 3.26 ± 0.98 3.30 ± 1.7フ 3.30± 1.4.4・ 2.7  ± 0.32 3.26± 0.46 2 .08 ± 1.06 2,86 ± L49 2.39± 1.09 3.02 ± 1.35 1」 〔,± 0.73 2.15± 0.96 2.34.± 0.42 2.88± L34 4.90± 1.83 匿〕 4.97±0.93 5.0斗± 2.37 6.44 ± 0.68 5.31±2.2R 4.31± 1.36 6.09± G.78 4 .60 ± 1、56 5.81± 2.42 3、77± 0.98 5.12± L72 The  energy   consumption 〔}f  l O  vohunteers ’ 1)hysicar activitics  during  a  motivated   week   significantly   incrcased to 70 % more  than  Lha 仁 ・du紺 lg  a  preliminary  week ,  Four volunteers  were  not  able 亡o  conti ロue . * BMI : Body Mass  hndex=weight (kg)/hcight” (m ). Mean 士SE  of [Ov {}lunteers. 1)Va 星ues  are  Mean ± SE  of  7 days.   # This linc is に よ る 消費エ ネル ギ ー量 の 測定 を行わ せ , 過大評価 し が ち な運 動 に よ る 消 費エ ネ ル ギ ー量 を評価 さ せ る こ と で あ っ た が , 記 録 が 1 週 問 で 終 了 し た グ ル ープ (4 名)で は ,運動 に よ る 消費エ ネ ル ギ ー量が 自分の 予想 に 反 し て ,非 常 に 少 な い た め ,や る 気 を 無 く し て し ま っ た,しか し,1 年 に わ た っ て 記録 が得 られ た 3 例 を含め て 運 動 の 持続 意志 が 見 ら れ た グ ル ープ (10 名) で は ,予 備 測 定 3.02 ± 1.35kca [/kg/day で あ っ た 身 体 活 動 消 費 エ ネ ル ギ ー量 は ,1 ヵ 月 後 5.12 ± 1.72 kcal/kg/day と 70 % 有 意 な増加 が 認 め ら れ た (Table D 幽  女性 の 場合 ,予備 測定後 に運 動 の 持 続意志 が 見 ら れ た の は 2 名 し か な く,1 ヵ 月 の 運 動 持 続 者 は 1 名 も な か っ た .  Fig、2 に 動 機 づ け に 成 功 した 典 型 的 な 1 例 の 173 日間の 記録 デ ータ を示 した .運 動 に よる エ ネ ル ギー消 費量 は ○ 印か ら 破線 を用 い た 部分で 表 され る .6 ヵ 月 の 運動 に よ る エ ネ ル ギ ー消 費量 の 1 日平 均値 は カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーで 測 定 し て 475 ± 155kcai /day で あ っ た .4 − 5km /h で の 運 動 で は ,30 分 で 100 − 120kcal の 運 動消 費量 で あ る か ら,ほ ぼ 4 時 間の 運 動 に 相 当す る.厚生 省 (1984 )で は ,生 活活動 強度 1 (軽 い )の 男 . 子労 働 者 に は 200 − 300  kcal の 付加 運動 を奨 励 し て い る か ら ,ほ ぼ 2 倍 の 運 動 を行 っ た こ と に なる .さ ら に ,運動 に よ る エ ネル ギ ーの 消費量 に も周期的増加 の ピーク を もつ 増加 が認 め られ た .こ れ は ,休 日の 運 動に よ る 消費エ ネル ギ ー. 量 の 増加 に 相 当す る周期的 な ピ ーク で あ っ た.こ の 運 動 継続期 問に , い ま まで 実行 で きな か っ た 2,5kg の 体 重減少 が 行 え た.運動継続 に は ,毎 日 の 運動 に よ る 消 費エ ネ ル ギ ー 量 の 定量 的 な把握 と記録 を つ け る こ とに よ る 反省 を行 え る 余裕 の あ る 時 間 を持 つ こ とが重 要 で あ っ た との 感 想 を得 た.  3 例の 1 年以上 の 継続 の 場合 に も,こ の 間 に 体 重減 少 が み ら れ た .   そ の 後 1 名 は ,1 − 2 週 問 ご と の 記録チ ェ ッ ク を産 業 医 が 怠 っ た た め に 2 ヵ 月で 脱 落 した が ,他 の 9 名 は 継 続 中 で あ る . 考察 お よ び総括 今 回 ,運動処方の 継続 に 失敗 し た 例で は ,運動 の 必 N 工 工 一Eleotronio  Library  
  4. 4. The UOEH Association of Health Sciences NII-Electronic Library Service                                                                                                                                                                                                             .u ・弓 ℃ ・・ 羃 ・。 ヨ 茎 差 眉 ぞ ・哨 羹 尋 ゑ 且 ・ハ ρ 垣← ユ 塁ω q8 ・{ ・。 」 り 5・ 嘗 毛 耄 ・ 鼕・  註 巴 当 = ℃ 当 器 で 岩 で ・・ 諺 ℃ ・咽 : 凱 : 扁 5 婁一 き 。 ・ 曇 鋸 ℃ 当 卜  . §・ ヨ 8u 嘱「・。 層 耄・ハ 』 ℃ 三 5・ … 牙 …[ 8刑F 螽 曇。 鼠・。 諺 5 り 開【 。 我一 賽 醐 εの 。 壱。 ・。 § 堯   」 一 ・ 旧 差 ;・ 壽 蓴 薛  .・ 言 石 り 包 羣 .〔 望 ご 尋 睾 ・ 6。 』   。 鑑 尾 毫 。 £ ; 籌 (・ 喜\ 鷲 邑 き 且 羣・ … 。 ご( 的 ・ 。 5 ・([ 畢 。 詰 ・, 。 で よ ・ 慧 ・ 。 ℃ ℃ ・ お ・。 塁 :。 ・一 〇  .・, 唱 羣。 ぎ ; 巴 倭 : 岩 ン 瑚 琵 尋 要 賞 ・ 喟 。 ・ 雪り 属 耄 2 彫 嚢 。 融 員 9 屋 益 田 臺 6 鼠・D む 5 三 。 蕁 ご 三 盞 ご 。 ・, 誉(H り ・ F  , 餐 三 釁・の 8 鼠・。 ・ 冒 り ・ 有 ℃ 的 三 夏 8・ ・ ℃ 尾 u の 騒 鬘 e 彫 ヨ一 髭 8 齷  . 籌 £卜 = £ ・ 。 且 日 葫 ・ 8 ・( ・、 ・・ 5 訂 毛 { 聾 雪[ 。 ・ り【 窰 ℃ [ 。 詣。 主 罵 u2 ・ 。 量 譱・ < . 引 . ⇔の 畄 N 工 工 一Eleotronio  Library  Servioe (・( 卷) 。 三 ← 一 O ト一 8鬥 O 旨 O 寸 H 8一 O 舘 O ⇒ O 雪 8 O °D O 卜 8 8 等 O 醜 爲 OH O The   UOEH   Assooiation   of   Health   Soienoes 誠田山2S8 Qo 頃 CSI oooNeql le ‡uno 〔) eTJOleo  Aq   pO」ns ビ eu 匸       uo 阻du艮nsuO つ KB亅 ∂ug         (瑚 } lqSleM  Kpoq   J〔} eSueqf )
  5. 5. The UOEH Association of Health Sciences NII-Electronic Library Service The   UOEH   Assooiation   of   Health   Soienoes 運動 習慣 獲得 の 動機づ け 239 要性 の 動機づ け を 明 ら か に で きな か っ た の と ,運 動 継 続 の た め の 意 欲 を 持続 さ せ る こ と が で きな か っ た.女 性 の 場 合,人数が 少 な く断定で きな い が ,カ ロ リーカ ウ ン タ ーを使 用 して の カ ロ リ ー表示 に よ る 動機 づ け が 有効 な手段 と し て 作用 し な か っ た ..一方,運動処 方 の 継続 に成功 した 例 の 場 合,企 業 の 管 理職で ある 人が 多 く , カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーと い う簡単 な 器 具 を用 い て , 運 動 に よ る消 費エ ネ ル ギ ー箪:を数値 で あ ら わ し,グ ラ フ をつ け て ,毎日 を反 省 す る こ とが で きる こ とが ,長 く続 い た 重要 な要 因で あ っ た と の 感想 を得 る こ と が で き た .こ の 場 合 に 産業 医や ヘ ル ス ケ ア ・トレ ー・ナ ーに よ る 定期 的 な指 導 と助言 が 必 須 で あ る .また , Fig.2 で み ら れ る 周期的 な ピーク は ,休 日の 運動 に よ る ,通 勤 凵 よ り多 い エ ネ ル ギ ー消費量 で あ り,積極 的休養 の 好例 で あ る と 考 え ら れ た .  女 性 の 場合 に ,i 例 の 成功 例 も み られ な か っ た 埋 由 の 一つ と して ,女 性 の 服 装 に よ る こ とが 考 え ら れ る . カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーが 腰部 の ベ ル トに 装着 す る 方 法で あ る た め に ,服装 に よ っ て は 装着 で きな い 点,さ ら に 1 日に 何度 か 服装 を 着替 え る た め に ど う し て も付 け 忘 れ る こ とが 多い な どの 不満が 感想 と して だ さ れ た .ま た ,女性 の 運 動 に よ る 消費量 は ,週 末な どの 買 物 に よ る 消費 が 多 く,女性 の ウ ィ ン ド ーシ ョ ッ ピ ン グ は 適 切 な 身体活動 で あっ た .   運 動 習 慣 獲 得 の 勁 機 づ け の 過 程 で の 反 省 点 は ,以 下 の 通 りで あ る. 1 ) 運 動 に 対 す る 過 大 評 価 を取 り除 くた め の 最 初 の 1   週 間 の 測 定結 果 に よ っ て ,か え っ て ,運 動 に 対   す る 興 味 を失 っ て し ま う こ と が あ る の で ,こ こ    で の 励 ま し と運動 の 必 要性 の 教育が 大 切 で あ る . 2 > 次 の 段 階 で は ,毎 日 の 記 録 の な か で の 消 費 エ ネ     ル ギ ー量 の 動 き を グ ラ フ に 示 す よ うに 指導 し ,2     − 3 週 ご とに 記録 をチ ェ ッ ク する こ とが ,運動習     慣 継 続 に 有 効 で あ る .こ の 指導 は 2 ヵ 月 ぐ ら い    継 続 す る 必 要 が あ る .極 端 な場 合 は ,電 話 に よ     る 励 ま し だ けで よ い . 1})次 に ,運 動習 慣 が 途 切 れ が ち に な る 時期 は .運    動 開 始 後 6 ヵ 月 で あ る .糖 尿病 な ど運 動処 方 が     必 要 な 有病 者 の 指導 を 行 っ た 伊藤 (1984 ) の 運    動 処方 の 報告 で も 6 ヵ 月 を ど う乗 り切 る か が 重    要 な点 の ひ と つ に あ げ ら れ て い る .今 回 の よ う    な 有病 者 で な い 場 合 に は ,運 動 習慣 に 対す る 動    機 づ け が 希薄 に な りが ち で あ る の で ,と く に動   機 づ け の 維持 が 大帛 で あ る .さ ら に,円本 の 場    合 ,寒 暖 の 季節 変 動 要 因 に 左 右 され ,運動 習慣    が 途 切 れ る こ と が 多い ,こ れ らの 点 に つ い て の ,    席 業医 や トレ ーナ ーの 適 切 な助 言が 必 要 で あ る . 4 )運 動 を指 導す る 時 に ,今 回 の 例 で も見 ら れ た よ    う に ,体 重 等 の 他 の 目的指 標 と の 組 合 せ が 有 効     で あ る ,   運動継続 に は ,運動 に よ る 消 費エ ネル ギ ー量 の 定 景 的 な 把握 と 毎 目の 反 省 を 行 え る 余裕 の あ る 時 間 を持 つ こ とが 重要 で あ る こ とが 示 唆 さ れ ,カ ロ リーカ ウ ン タ ーに よ る 動機づ け は 有効 で あ っ た .ま た ,毎 日の 運 動 に よ る エ ネ ル ギ ー消 贇量 を グ ラ フ に 示 す こ とに よ っ て ,運動 を 行 っ て い る 本人 自身の 自信 と な り,運 動 習 慣 の 獲得 が よ り 確実 に な っ て い くよ う に 思 わ れ る .  こ の 研 究の 一部 は,労働省の 特別研 究費お よ び文 部 省 科 学 研 究 費 (C −0267007 :i)  に よ っ た. N 工 工 一Eleotronio  Library  
  6. 6. The UOEH Association of Health Sciences NII-Electronic Library Service The   UOEH   Assooiation   of   Health   Soienoes 240 山  田  誠   二 引  用 文 献 伊 藤 朗 (1984 )1 運 動処 丿ゴの 原 則 と 実際 .臨床栄 養,65; 531 − 547 , 厚生 省保健 医療 局健康 増進栄養課 (編) (1984 ):第三 次 改定 日本 人の 栄養所要量 .第 一出版,東京 ,p.38 . 厚 生 省保健 医療 局健康 増進栄養課 (監修)(1989 )1 第四 次改定 凵本 人 の 栄養所 要量 .第 一出版,東京 ,pp,151 − 156 . 労働 省労働衛生 課 (編 ) (1989 )1 職場 の 健康 づ くり必携  追補版 , 労 働行政研 究所 ,東京 .pp .1− 208. Li」田 誠二 (1988 )1 運動 と 栄 養 か ら み た 健康評 価 .産業医 大 誌 ,10; 211 − 218 . Il1田 誠二 ・馬場快 彦 (1990a ); 運動 強度 を 加味 し た カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーに よ る 運 動 時消 費エ ネ ル ギ ー量 の 測定 .   産業医大誌 , 12: 77 − 82 . 山 田 誠二 ・馬場快彦 (1990b ); 加速度 計 を利用 し た カ ロ リ ーカ ウ ン タ ーに よ る 身体 活動 エ ネ ル ギ ー量 測定 の 有効   性 ,産業医学 ,32: 253 −257 . 山田誠 r..(1991 ): 健康 の 保持増 進 の た め の 運動指導 者養成 の 現状 .産業 医大誌,13: 53− 60 . The  Necessity of  Motivation fbr Acquiring the  Habit of  Exercisc by means  of  a Caloric  Countcr  Combined  with   an   Accelerometer Se茸i YAMADA I) 卿 瀚 ent   qブSJstems Ph一アsialogy , 加 跏 ’8 夢 !ηぬ 5 ’洳 ♂Eco鰓 cat   Sciences, む 厂 niversit] Of ’ 0 ‘cuPational and   Environmetttat Heatth,ノaPan .  ノ(itaLLyushu 80ろノaPan Ab 、stract : The   development 〔,f しhe habit  of  cxercisc   is  nccessary   fbr  workers   whose   daily  oceupation   prc− vents  them  frc,m  d(,ing physical activiIies .  Howc 、 ・cr , fcw wol ・kcrs havc acquired 出 is habit of cxcrcisc .  To  motivate  such  workers ,  the validity ⊂}f a  cal ‘〕rie  counter  combined  with  an  accel − erometer (KENZ   Galoric  Countcr   or   KENZ   Ca ]oric   Counter α )was   tested  as   a   motivation tool fbr acquiring  this  hal)it.  The  su 巨iects of  this study  wcrc   la−voiuntccrs .  Aftcr 7 days’ prclirninary measurement  of  their physic.a 】 act {vities   by a  calorle  counter ,[hey continucd  to  mca − sure   the  eIlergy  consumption   of  thcir  physical  activities   over   one   m り nth ,  Ten   volunteers were   able  to  continue ℃hc mcasuremcnt ,  but 4 voluntccrs  droppcd  out   The  cnergy  consump − tioll  of  physica旦 ac 亡孟vitics  aftcr  ollc  Inonth  mcasurcmcnt   significantly  (1) < 0 .001 )increased l  70% more   than  that 〔}f the preliminary measurclnent .  At  the present  time ,  nine  voluntecrs are  c ⊂}ntinuing  to  measure  〔heir daily energy  consumption ,  The  resu [ts  suggest  thar  thc measurcment  of  ene ’s  daily  physical戳 c しivities  by  a  cal   rie   counter  is onc  of  thc bcst ways  to dc− velop  the habit of  exercise . κ ぴ ω ord ∫ : health prornotion, cncrgy  consumption , workers , walkhlg , ph } ・sical  ac ・tivities・ J.UOEH ,13 (3 ): 235 − 240 (199 り N 工 工 一Eleotronio  Library  

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