1. 選手別応援歌から考えるプロ野球
～外野スタンドに文化あり
2016.01.11
ハラリョウ

2. 自己紹介
1983年秋から巨人ファン。
観戦が多かったのは2000年
ごろで、年間80試合くらい。
12球団全本拠地で観戦経験
あり。球場観戦は主に外野席。
いろいろな武勇伝は、
またどこかの機会で・・・
▼本スライドについて
このスライドはNPO法人ファイブブリッジ主催
「第12回ブログロックフェスティバル世界大会」
でプレゼンしたものです。
画像や動画は、ネットで拾ったものを使用してお
り、権利はそれぞれの所有者にあります。★印が
ついている画像は、YouTubeへのハイパーリンク
です。応援歌の映像とあわせてご覧ください。
また、独断と主観による記載が多数ありますので、
それぞれの事実関係についてご関心のある方は、
各位お調べいただければ幸いです。

3. プロ野球応援の華、選手別応援歌
スタメン発表→1-9合唱
★

4. 簡単に歴史を振り返ってみよう
選手別応援歌の起源
1978年4月 広島市民球場
広島東洋カープ 山本浩二
カープ発祥の
三大応援スタイル
地元吹奏楽部OBが、球場で早稲田の
コンバットマーチを練習していたもの
が好評で定着。その後、山本浩二にオ
リジナル曲をあてたのが選手別応援歌
の起源と言われている。
選手別応援歌 ジェット風船 スクワット応援
★

5. 選手別応援歌の変遷
既存曲の替え歌 オリジナル曲へ 振付の登場
前奏の流行 チャンステーマ
80年代後半に
メガホンの振付が隆盛
応援歌が選手の
人気に拍車をかける
“選手別“から”場面別”へ
80～90年代前半に多数登場
いまは著作権問題等で下火
巨人軍が1985年に
カセットテープ販売
球場別応援
地区や球場限定の
地方バージョンも登場
★ ★ ★

6. 清原に見るオリジナル応援歌のあれこれ
変な歌詞になる
球場で違う歌詞が歌われる
G：藪から虎出る 空に龍 鯉を叩いて ベイを退治 一気飲みヤクルト
※セ5球団をもじってるっぽいけど、意味がよくわからない
G：勝利の一撃 空高く 放り込めバットに夢乗せて ホームラン清原
顔はかわいい駒田（巨人・駒田）←別にかわいくない
若さは一番マスクは2番（巨人・斉藤）←失礼すぎる
星の国のマジシャン（巨人・カムストック）←野球選手です
一人で何曲も作られる
G：勝利の一撃 空高く 放り込めバットに夢乗せて ホームラン清原
L：光輝く 陽はまた昇る 燃える男だ チャンスに強いぞ清原
Bu： 闘え士よ 傷だらけのその体で 輝けこの場所で 威光放つ男
巨人の変な
歌詞いろいろ

7. 革新的な応援スタイルの登場
川崎から千葉へ移転(1992)したロッテが、
90年代後半に応援団・ファンにより新スタイルを確立
チャンステーマの
積極活用
メガホンなしの
手拍子応援
マフラータオルなど
サッカー風の応援
ユニフォーム着用の
ファンが増える
1999年に巨人の応援団の
一派閥が流用。“応援パクリ問題”
が両軍ファンの間で騒ぎになる
以後、各チームにも浸透していく

8. 応援スタイルは日々、進化する
プロ野球の応援は、もともとパクりあいで広まった
マネを続けていても、応援団やファンの個性が必ず出る
近鉄・タオル回り 阪神・踊るおっちゃん
日ハム・選手別小道具 ヤクルト・傘＆東京音頭
小笠原=イルカ人形 セギノール=バナナ人形 在りし日の名物団長、岡田正泰さんが考案
巨人が“タオル回し“のパクりで叩かれる中、
タオルではなく自分が回る応援を考案
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9. 歌い継がれる応援歌
移籍後も同じ曲を歌い継がれる名選手
選手別応援歌で故人を偲ぶ
現役時代の応援歌が歌われる監督
かつての名曲を次世代の選手へ継ぐ
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10. 鳴りモノ応援 是か非か
球音を楽しむ日 神宮球場とコボスタ
2000.6.14 東京ドーム・巨人-横浜戦
長嶋監督の発案で鳴りモノ自粛
応援団も座って観戦
神宮球場：近年まで太鼓禁止
コボスタ：トランペット禁止
神宮は解禁。コボスタは？
F・稲葉
「稲葉ジャンプ」の
ために初球を見逃し
G・亀井
初代応援歌がイヤで
応援団に変更を要望
BW・イチロー
球団に鳴りモノの
禁止を要請
SH・小久保
応援歌を聞くと
燃えてくる
選手の声もいろいろある

11. 歌と声で盛り上げよう
だれかの音頭に乗っかることで盛り上がることができる
選手別応援歌で語られる名選手・名シーンがいる
応援の迫力で球場の空気をファンが自軍へ引き寄せる
どんどんやればいいと思う
★

12. 次回予告
槙原三大失投から
考える情報リテラシー
お楽しみに！