2016/05/31 Agile Japan 2016 で発表した資料です。 セッションタイトル 請負で企画・開発・運用・拡張まで担当するアジャイルチーム セッション概要 開発フェーズだけでなく、システムのライフライクル全般に関わるチームについて、チームコンセプト(チームとして何を達成しようとしているか)と具体的なチーム編成に分けてノウハウをご紹介します。形式的なアジャイル開発ではなく本質的なアジャイル開発とその実践のためのヒントを持ち帰っていただきたいと思います。 [第一部] チームコンセプト ・仕様が決まっていない段階では見積もりが確定しないので仕様を決めるためのプロトタイプ開発から開始する。 ・拡張していくシステムにおいてテストは動作保証しているだけで品質保証にならない。 ・ドキュメントではなくソースコードを引き継げるようにしておかないとシステムを拡張していくことはできない。 ・予算と期間が限られている場合、機能を制限するかテストを省略するか? ・仕様通りに動くものを提供するのではなく、動かなくてもクライアントが納得するものを提供する。 [第二部] チーム編成 ・プロジェクトは時期によって必要なリソース量が変化するのでチームで複数の案件を担当することで仕事量の調整を行う。 ・お互いにカバーし合えるメンバーでチームを構成することで、特定のメンバーに負荷が集中することを防ぎ、仕事とプライベートの両立を目指す。 ・人を育てることがチームの最大の役割であり、人が育たないチームはチームとして機能しなくなる。