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Redmineをプロジェクトに適用しよう

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プロジェクト管理ツールの定番となりつつあるRedmineを、これから使い始めたい、以前導入したがうまく使えなかった、チームのタスク管理を効率的に行いたいという方に向けて、すでに動いているプロジェクトにRedmineを適用するヒントをお伝えします。

[第2版: 2015/07/04, ページ数54]
ETロボコン2015中四国地区 夏の独自勉強会で発表。
http://kokucheese.com/event/index/309509/
・「Redmineを使う利点」追加
・「Redmineの利用イメージ」追加
・その他全体的に小改善

[初版: 2015/06/10, ページ数42]
山陰ITレーダー主催 Redmineセミナーで発表。
https://itradar.doorkeeper.jp/events/25799

Published in: Technology
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Redmineをプロジェクトに適用しよう

  1. 1. Redmineをプロジェクトに適用しよう ファーエンドテクノロジー株式会社 前田 剛
  2. 2. 自己紹介 前田 剛 ファーエンドテクノロジー株式会社 代表取締役 Redmineの本を書いたり、 Redmineの情報サイト(非公式)運営したり、 Redmine改良のための活動をしたりしています twitter.com/g_maeda
  3. 3. プロジェクトの運営を改善するために、オープンソースのプロジェ クト管理ソフトウェア「Redmine」がどのように役立つのか紹介 します。 お伝えすること ■ Redmineとは ■ Redmineを使う利点 ■ Redmineの利用イメージ ■ プロジェクトへの適用ステップ
  4. 4. タスクやノウハウなど、プロジェクトで発生する情報を管理・蓄積して プロジェクト運営を支援するオープンソースソフトウェア。 フランスのJean-Philippe Lang氏が開発。 Redmineとは
  5. 5. やるべきことを付箋に書いたり表計算で一覧を作ったりする代わりに webとデータベースでうまく管理するためのツールがRedmine。 個々の作業の状況も追跡できる。 多数の作業などを効率的に管理するのが得意
  6. 6. 着実に普及 タイトルに「Redmine」を含む書籍の出版状況 2006 2010 2015 Redmine 0.1 Redmine 1.0 Redmine 2.0 Redmine 3.0 ▲ ▲ ▲ ▲ 2008
  7. 7. しっかりメンテナンスされている 2006 2010 2015 Redmine 0.1 Redmine 1.0 Redmine 2.0 Redmine 3.0 92回
  8. 8. システム開発において、開発すべき機能や発生したバグの一覧の管理、 作業状況の記録、進 の把握などが行えます。 Redmine利用例① : 開発する機能やバグの管理
  9. 9. 当社では会計事務所との連絡にも利用しています。 Redmine利用例② : IT以外の業務管理
  10. 10. お客様からのお問い合わせの受付・対応にも利用できます。 Redmine利用例③ : お問い合わせの管理 http://www.slideshare.net/g_maeda/redmine-tokyo201505
  11. 11. 利点①:チーム全体でやるべきことが明確になる
  12. 12. 利点②:自分のやるべきことが明確になる
  13. 13. いつ誰が何をしたのか、チームの動きがわかる 利点③:チームの動きが把握できる
  14. 14. チケットの注記(コメント)欄に作業の経緯を記録したり、 議論を行ったりできる。 利点④:作業の記録を残せる
  15. 15. 利点⑤:全体的な進 も把握できる
  16. 16. ①タスクをチケットとして登録 一つの作業ごとに「チケット」を作成。 「チケット」とはタスクを書き出した付箋のようなイメージ。
  17. 17. ②チケットの一覧で実施すべきタスクを確認
  18. 18. ③チケットの内容を見てタスクの詳細を把握
  19. 19. チケットの注記欄には現在の状況や、どのようにタスクを処理したのか 記録できる。 ④作業の進 に応じてチケットを更新する
  20. 20. 作業指示書など書類を回付するイメージ。 ⑤必要に応じてほかのメンバーにチケットを回す
  21. 21. 担当者変更の際、 同時に注記も書いておくと良い。
  22. 22. ⑥最終的に未完了のチケットがなくなればOK
  23. 23. <想定する状況> ■ すでに走り出しているプロジェクトの運営をより良くしたい ■ 火の手が上がってるので鎮火したい photo by cbransto https://www.flickr.com/photos/cbransto/1820014347/
  24. 24. Redmine導入後に起こりがちな問題 ■ 放置されたままの大量のチケット ■ どう使えばよいかよくわからない ■ 誰も使わなくなって廃墟状態
  25. 25. いきなりすべてを管理するのではなく、 うまく適用できそうなところから 少しずつ進めましょう。
  26. 26. いきなり作業の計画を扱うのは難易度が高い。 最初はバグや質問など、随時発生する課題を扱うのがわかりやすい。 初めてRedmineを使うのに適した用途 難易度 低 難易度 高 バグ管理 QA管理 インシデント管理 プロジェクト管理 随時発生する課題に対して都度チケットを 作成し、短期間で終わらせていくものには 適用しやすい。 今後発生するタスクの洗い出しが必要だっ たり、すぐに処理するわけではない大量の チケットを扱う必要があるので習熟が必 要。
  27. 27. ▶▶▶
  28. 28. 不具合管理は発生したものをRedmineに随時チケットを登録 すればよい。タスクの洗い出しが不要なので取り組みやすい。 <Step 1> まずは不具合管理 "Virus bug" icon made by Freepik http://www.flaticon.com
  29. 29. Redmineで不具合を管理する基本的な考え方 不具合発見 チケット 登録 不具合 修正/対処 チケットを 終了 ■ 発生した不具合を次々と登録 ■ 一覧画面に表示される未完了のチケットを次々と完了させていく
  30. 30. Redmineによる不具合管理のメリット ■ 不具合の一覧、残件の一覧が明確になる ■ 誰が何に取り組んでいるのか明確になる ■ チケットを完了させていくことで、進んでいる実感が得られる ■ 複数の人が同時にwebブラウザで使える
  31. 31. ▶▶▶
  32. 32. Redmineの「バージョン」を使って、たくさんのチケットのうち 直近で対処すべきものだけを集めた小さな一覧が作れる。 <Step 2> 直近で対処すべきものをまとめる
  33. 33. Redmine公式サイトには4000件以上の未完了チケットがある バージョンの利用例 <Redmine公式サイト>
  34. 34. バージョンでチケットを分類することで、直近のリリースに向けて 取り組むべきチケットが容易に把握できる。
  35. 35. バージョンの利用例 <会計事務所とのやりとり> ■ 会計情報・資料を含むチケットを 月ごとのバージョンに分類して登録 ■ 特定の月の記帳を行う際に 見るべきチケットの把握が容易
  36. 36. 複数のイベントのチケットを管理しているプロジェクトで、イベント ごとにバージョンを作成。 バージョンの利用例 <イベント開催のタスク管理>
  37. 37. バージョンを利用するメリット ■ 大量のチケットの中から真に対処すべきものが明らかになる ■ すぐ取り組むべきチケット、先送りするチケットの分類にも使える ■ ソフトウェアのある特定のリリースに含まれる新機能・修正が明確に なる
  38. 38. ▶▶▶
  39. 39. 不具合管理でRedmineに慣れてバージョンの使い方も把握したら、 今後取り組むタスクの管理に使ってみましょう。 <Step 3> 計画の登録(タスク管理) <タスク管理に使うためのポイント> ■ 完了させやすいチケットの書き方を心がける ■ 開始日・期日をセットする ■ 大きなタスクは複数の小さなタスクに分割する ■ 見えるチケットを絞り込む
  40. 40. Redmineの使い方を端的に説明すると… チーム全員でチケットを次々と消して(終了させて) ゴールを目指す タスク管理のポイント①: 完了させやすいチケット ▼ ゴールにより早く・簡単に到達するには、消しやすいチケット を心がけることが重要。 ■ チケットの粒度は小さく ■ 複数の課題は書かない ■ 終了条件を明確に
  41. 41. <消しにくいチケット①> チケットの粒度が大きい チケットは数時間から数日で終わる大きさにするとよい ■ どこから手をつければよいのかわからない ■ 完了するまでに時間がかかるので なかなか消せない
  42. 42. <消しにくいチケット②> 複数の課題が書かれている ■ やるべきことがわかりにくい ■ すべて終わらないと消せない ■ コメントでのやりとりの内容が発散する 長期間チケットが未完了のまま残ってしまってよろしくない。
  43. 43. <消しにくいチケット③> 終了条件が不明確 ■ どの時点で消して良いかわからない どうなれば・どうすれば終了なのかを意識して チケットを作成する。 「運用マニュアルを執筆する」のように、 「○○を△△する」のような題名にすると終了条件を 意識しやすい。
  44. 44. チケットの開始日・期日をセットすると、ガントチャートなど進 管理 資料が表示できる。 タスク管理のポイント②: 開始日・期日のセット チケットの一覧で開始日が到来したもの(着手すべきもの)のみを 抽出するのにも使える。
  45. 45. 大きなタスクは具体的な作業内容をイメージしにくかったり、進 が 分かりにくかったりする。チケットを複数の子チケットに分割する。 タスク管理のポイント③: 大きなタスクは分割
  46. 46. 将来実施予定のタスクをどんどん登録すると、チケットの数が多くなり どのチケットに手をつけるべきかわかりにくくなる。 バージョンを活用して今やるべきチケットだけが見えるようにする。 タスク管理のポイント④: 見えるチケットを絞る
  47. 47. ■ まずは不具合管理など、すでに発生した事柄を管理するのに 使ってみましょう ■ 大量のチケットを扱うにはバージョンを理解しましょう ■ Redmineを「みんなでチケットを消すことでゴールに向かうもの」と とらえて、チケットの消しやすさを追求しましょう。
  48. 48. ありがとうございました

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