Successfully reported this slideshow.

地域のLinked Open Dataでできること
 ー 奈良の観光情報を例に ー

8

Share

1 of 36
1 of 36

More Related Content

Related Books

Free with a 14 day trial from Scribd

See all

Related Audiobooks

Free with a 14 day trial from Scribd

See all

地域のLinked Open Dataでできること
 ー 奈良の観光情報を例に ー

  1. 1. 地域のLinked Open Dataでできること ー 奈良の観光情報を例に ー 松村 冬子  Linked Open Data Initiative LODチャレンジ実行委員会 青山学院大学 理工学部 2013/10/19 第1回 Linked Open Data ハッカソン関西 in 大阪 第2回 オープンデータとソーシャルデザイン研究会 第5回 LODチャレンジデー
  2. 2. 自己紹介 • プロフィール • • 青山学院大学 理工学部 情報テクノロジー学科 助教 • NPO法人 リンクト・オープン・データ・イニシアティブ 理事 • • 奈良生まれ 奈良育ち LODチャレンジ実行委員会 委員 研究の興味 • ユーザの感性モデル(印象,嗜好など)の獲得と応用 • 構造化された事物のデータ × ユーザの主観的な情報の組み合わせ
  3. 3. Yokohama Art Spot(LODチャレンジ2011 goo賞) LODAC Museum × ヨコハマ・アートLOD × PinQA 博物館情報 地域情報 スポット情報 3つのLODを連携活用した横浜のアート情報提供サービス http://lod.ac/apps/yas/
  4. 4. 地域から発信するオープンデータ • 現在では色んな自治体がオープンデータを推進 • • • 去年は8ヶ所で International Open Data Day in Japan を開催! 青森,会津若松,千葉,東京,横浜,名古屋・東海, 江,福岡 今年は関西の逆襲! • 大阪,奈良,京都… • 今年は大阪も International Open Data Day に参戦! • でも,オープンデータってそもそも何に使えるの? • 自力でひととおりデータ,アプリを作った奈良での事例をご紹介
  5. 5. さかのぼること1年 奈良で関係する国際会議が2件あるらしい → なんかやろう • 参加者 • • • オフラインで有意義な議論を行いたい,研究トレンドを知りたい 空いた時間に初めて訪れる国・都市の文化にも触れてみたい 開催地 • • 訪れる参加者に会場だけでなく周辺の観光も楽しんでほしい 奈良人としての心配 • 奈良では店が早く閉まってしまうので食べ損ねることもあるかも? • 会場とホテル周辺も離れているし、観光スポットにいって 迷って会場に時間通り戻れないかも 学会も奈良も楽しんでもらえるWebアプリを!
  6. 6. MMapp • 対象:学術会議の参加者およびその同行者 • 目的:学会期間中の滞在の支援 + 学会におけるユーザの体験を共有する場 • 実装:スマートフォン向けWebアプリケーション • データ:会議情報および地域情報のLODを利用 同様のスキーマ(形式)に基いてデータを記述すれば 大きな変更をせずに他の会議やイベント利用可能 • 運用:2012年に奈良で開催された2つの国際会議にて運用 • 2012/10/29 - 2012/11/02 • ACMMM12 (ACM Multimedia 2012) 2012/12/01 - 2012/12/04 JIST2012 (The 2nd Joint International Semantic Technology Conference)
  7. 7. まずはデータ作り • 会議情報 • • • 各会議の主催者から受け取ったプログラムのデータ(PDF or HTML) 表形式に手作業で変換 観光情報 • 圧倒的に紙媒体の観光マップやガイドが多い! • 自治体や観光協会からもらえる電子データは、 観光スポットにつき写真1枚と解説文ぐらい • 英語の観光情報がそもそも少ない ないなら作ろう • DBpedia(WikipediaのLinked Open Data) • Nara Explorer(英語の奈良観光情報サイト)
  8. 8. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP1 Web ページからスクレイピング STEP2 表形式に変換し、Google Spreadsheet に読み込む STEP3 Open Refine で Spreadsheet のデータを開く STEP4 RDF Refine のプラグインを使って表の列項目と、      RDF のプロパティのマッピングを行う STEP5 RDF Refine で RDF に変換 STEP6 RDFストアに格納し、SPARQL Endpointで公開
  9. 9. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP1 Web ページからスクレイピング
  10. 10. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP2 表形式に変換し、Google Spreadsheet に読み込む
  11. 11. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP3 Open Refine で Spreadsheet のデータを開く
  12. 12. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP3 Open Refine で Spreadsheet のデータを開く
  13. 13. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP4 RDF Refine のプラグインを使って表の列項目と、      RDF のプロパティのマッピングを行う
  14. 14. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP5 RDF Refine で RDF に変換 STEP6 RDFストアに格納し、SPARQL Endpointで公開
  15. 15. データの構築手順 (Nara Explorerの例) STEP0 スキーマの設計 STEP1 Web ページからスクレイピング STEP2 表形式に変換し、Google Spreadsheet に読み込む STEP3 Open Refine で Spreadsheet のデータを開く STEP4 RDF Refine のプラグインを使って表の列項目と、      RDF のプロパティのマッピングを行う STEP5 RDF Refine で RDF に変換 STEP6 RDFストアに格納し、SPARQL Endpointで公開
  16. 16. データの設計(時間情報) 使用したメタデータスキーマ(列の項目に使う語彙) 会議情報 & 地域情報 ‣ 既存のスキーマ - ical, xsd, dcterms, foaf, geo, rdfs, swc, schema.org ‣ 独自のスキーマ - conf(既存の語彙にないものを用意) 時間情報 & 空間情報 (イベント)(場所)   時間情報     イベントの開催場所などはリンクで関連づけて表現 ‣ リソースの例 - swc:TalkEvent:講演,発表 - swc:SessionEvent:セッション - swc:MealEvent:Welcome Receptionなど ‣ プロパティの例 - swc:isSubEventOf:セッションと発表などの階層関係 SWC
  17. 17. データの設計(空間情報) 空間情報:会場や公共施設,周辺観光名所など ‣ 種別 - 会議関連:会場,会場内の部屋,会場推奨の宿泊先,シャトルバスのバス停 - 地域関連:鉄道駅,路線バスのバス停,郵便局,ATM,名所,飲食店,土産物店 ‣ リソースの例 - swc:ConferenceVenuePlace:会場 - swc:MeetingRoomPlace:会場内の各部屋 SWC: Semantic Web Conference Ontology - schema:TouristAttraction:観光名所 - schema:Restaurant:飲食店 schema.org ‣ プロパティの例 - swc:isPartOf:会場と会場内の部屋などの階層関係 - schema:openingHours:開館・開店時間 - schema:streetAddress:住所 SWC schema.org
  18. 18. アプリケーションの構築 ‣ Ruby on RailsおよびjQuery Mobileを用いて構築 ‣ SPARQLで問合せ(RDF.rbを利用) ‣ 例:特定の期間に開催されるある場所のイベントの名前,開始終了時間を取得 主語 述語 目的語 イベントA の場所は 会議室1 http://lod.ac/id/1626 http://data.semanticweb.org/ns/ swc/ontology#hasLocation http://lod.ac/jist2012/place/1 SELECT  DISTINCT  ?uri  ?label  ?dtstart  ?dtend WHERE  {                    ?uri  swc:hasLocation  <場所URI>;                    rdfs:label  ?label;                    ical:dtstart  ?dtstart;                    ical:dtend  ?dtend.                    FILTER  (?dtstart  >  '20131019T00:00:00+09:00'^^xsd:dateTime  &&  ?dtend  <   '20131020T00:00:00+09:00'^^xsd:dateTime) }
  19. 19. アプリケーションの構築(空間情報の提示)[1/2] ‣ 施設の一覧表示 - 緯度・経度情報を持つリソースを表示 - 3つの表示形式を用意(地図,写真,リスト) 地図表示 写真表示 リスト表示
  20. 20. アプリケーションの構築(空間情報の提示)[2/2] ‣ 各施設の個別表示 ‣ 各部屋の個別表示 - 写真,説明をDBpediaから取得 - 親施設のフロアマップを表示 - 現在地からの経路を表示 施設の説明 施設への経路 フロアマップ
  21. 21. アプリケーションの構築(時間情報の提示) ‣ プログラムの表示(タイムテーブル) ‣ イベントの個別表示(イベントの説明,Twitterの投稿) ‣ イベントのURIを含めたTweetの投稿    個別のイベントに対する体験の共有と集約 プログラムの タイムテーブル表示 イベントの個別表示 Twitterへの投稿
  22. 22. 地域のオープンデータへの期待 • 地域情報公開の課題 • 自由に利用可能なライセンスで提供された地域情報は少ない • 観光名所の情報はDBpediaで取得できたが,飲食店・土産物店は困難    生活に身近なカジュアルなデータはWikipediaには少ないので    作っていく必要がある • 海外からの観光客が増加している中,どのような観光情報資源に ニーズがあるのか知るためにも,英語など他国語でのデータ公開も望まれる • まずは今日、ここ大阪から! • 大阪市さんから提供いただいた沢山のオープンデータのソースのLOD化 • 今日から継続的にデータ作り、アプリ開発を行って LODチャレンジにぜひご応募を!
  23. 23. テキスト
  24. 24. システム構成 ‣ 異なるLODのリソース同士のリンク ‣ 緯度・経度の範囲 ユーザ Yokohama Art Spot PinQA SPA ヨコハマ・アートLOD スポット情報 RQL LODAC Museum イベント情報 まとめ ユーザ JSO N JSON PA S QL R SPARQL L XM 情報の取得 & 提示 施設情報 作品 イベント スポット アーティスト 施設 所蔵館 アーティスト リンク
  25. 25. 構築から得られた知見と課題 • データとアプリケーションの分離 • • 会議情報、地域情報の問合せ先を入れ替えることで異なる会議や地域に対応 会議情報および地域情報のRDFの表示における課題 • 会議におけるイベントの種類と,使用スキーマのイベントタイプが一致しない • 1つのイベントが複数の場所で開催される場合がある(例:ポスター)   色とタイプのマッピングや,場所のグループ化などが必要 個別の会議における特殊なセッションやイベントの扱い方があるので, 会議に応じたカスタマイズを容易に行える仕組みが必要
  26. 26. マップ画面 横浜市の地図上に 3つのLODから アート情報を提示 博物館情報 LODAC Museum 地域情報 ヨコハマ・アートLOD スポット情報 PinQA
  27. 27. ヨコハマ・アートLOD ✴ 施設へのアクセス ✴ 開館時間 ✴ ジャンル ✴ イベント情報 施設情報へのリンクより 2つのLODから イベント・収蔵品の 情報提示 施設画面 LODAC Museum ✴ 施設名 ✴ 住所 ✴ 収蔵品情報
  28. 28. LODAC Museum(博物館情報) LODAC Museum × ヨコハマ・アートLOD × PinQA 地域情報 博物館情報 http://lod.ac ‣ 現在国内114館分のコレクションデータを 収集してLOD化 ‣ 作者,作品,所蔵館の関係を表現 ‣ 基盤となる博物館関連のデータ スポット情報
  29. 29. ヨコハマ・アートLOD(地域情報) LODAC Museum × ヨコハマ・アートLOD × PinQA 博物館情報 地域情報 h t t p : / / w w w. y a f . o r . j p ‣ 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団様により公開 ‣ 各施設やギャラリーなどからイベント情報等を収集 ‣ 現在,約33,000ほどのデータがある ‣ LODチャレンジ2011 オープン・ガバメント賞受賞! ‣ 頻繁に更新されるデータをLOD化 ‣ WordPressを通して様々な情報をRDF化 スポット情報
  30. 30. PinQA(スポットまとめ情報) LODAC Museum × ヨコハマ・アートLOD × PinQA 博物館情報 地域情報 スポット情報 http://pinqa.com ‣ (株)NTTレゾナント様が運営 ‣ 場所にまつわる「まとめサイト」 ‣ 各地域について思わぬ視点が!  他のユーザの目線で新たな発見が可能
  31. 31. 「横浜」 地域をとりまくオープンデータ現況 LODチャレンジへの多数の応募 • 累積応募総数 約15件 • 民間主導の取り組み • データもさまざま • アート関連のデータやアプリ • AR技術による観光アプリ • 横浜の発祥を楽しむ検定 • •         などなど International Open Data Day in Yokohama 市民参加型のイベントも多数開催 • • 生活に密着したごみ情報 • 発展委員会 税金の使いみちの可視化 • 横浜オープンデータソリューション Wikipedia TOWN OpenGLAM勉強会 at 図書館 自治体が本領発揮 • 数々のイベントに市の職員さんが参加 • ヨコハマ・アートLOD における WordPressを用いたデータ更新 • 金沢区「育なび.net」 (使用データがオープン化される予定)
  32. 32. 「横浜」 地域をとりまくオープンデータ現況 国際的オープンデータの日 ハッカソン,ARアプリで街歩き, 街歩きでWikipedia TOWNなど 民間主導の取り組み • 横浜オープンデータソリューション 発展委員会 • • International Open Data Day in Yokohama 市民参加型のイベントも多数開催 • • Wikipedia TOWN OpenGLAM勉強会 at 図書館 自治体が本領発揮 • 数々のイベントに市の職員さんが参加 • ヨコハマ・アートLOD における WordPressを用いたデータ更新 参加者約100名と大盛況 • 金沢区「育なび.net」 (使用データがオープン化される予定)
  33. 33. 「横浜」 地域をとりまくオープンデータ現況 街歩きをして横浜に関する Wikipediaを充実させていく はじめ 横浜に ての ぎわい 座 民間主導の取り組み • 横浜オープンデータソリューション 発展委員会 • • International Open Data Day in Yokohama 市民参加型のイベントも多数開催 • • Wikipedia TOWN OpenGLAM勉強会 at 図書館 自治体が本領発揮 歌丸 ! 師匠 • 数々のイベントに市の職員さんが参加 • ヨコハマ・アートLOD における WordPressを用いたデータ更新 楽しく発見しながらデータづくり • 金沢区「育なび.net」 (使用データがオープン化される予定)
  34. 34. 「横浜」 地域をとりまくオープンデータ現況 民間主導の取り組み 子育てしている職員さんが発案! 保育園,学校,医療機関,予防接種, • 横浜オープンデータソリューション 防災,イベントなど育児情報が満載 発展委員会 • • International Open Data Day in Yokohama 市民参加型のイベントも多数開催 • • Wikipedia TOWN OpenGLAM勉強会 at 図書館 自治体が本領発揮 • • カタいデータだけでなく 身近なデータも 数々のイベントに市の職員さんが参加 ヨコハマ・アートLOD における WordPressを用いたデータ更新 • 金沢区「育なび.net」 (使用データがオープン化される予定)
  35. 35. LODチャレンジ2013キックオフにあたって • LODチャレンジ2013のテーマ = 「つながるデータ」 • 人のつながり = LODチャレンジデー • • • アイディアソン,ハッカソンをして発想を広げてみてください 色んな業界・分野の方が集まっているので相乗効果に期待 自分とデータのつながり = 俺得 の発想に期待 • 勝手に手が動いてしまう,本当に入り用,暇さえあれば調べてしまう • データを作ったり,利用したりする過程が楽しくなるような ワークショップやコミュニティの登場についても楽しみ • 個人的な希望
  36. 36. LODチャレンジ2013キックオフにあたって • LODチャレンジ2013のテーマ = 「つながるデータ」 • 人のつながり = LODチャレンジデー • • • アイディアソン,ハッカソンをして発想を広げてみてください 色んな業界・分野の方が集まっているので相乗効果に期待 自分とデータのつながり = 俺得 の発想に期待 • 勝手に手が動いてしまう,本当に入り用,暇さえあれば調べてしまう • データを作ったり,利用したりする過程が楽しくなるような ワークショップやコミュニティの登場についても楽しみ • 個人的な希望 女 子 力

×