マレーシアの小売店業界における実店舗とオンラインベースの成長率の比較、およびそれに伴う宅配業者の変化について。

1. マレーシアでの電子商取引増加による物流業界の変化
～2019年2月～

2. マレーシアの
小売業界

3. 3.8% 3.9% 4.1%
3.0% 2.4% 2.7%
3.8% 3.8% 3.6% 3.6%
16.6%
14.5%
28.3%
17.0%
15.0%
18.0% 18.4% 19.0% 19.5% 20.0%
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2桁成長を続けるオンラインベースの小売産業
オンラインベースの小売産業 ：2桁成長
実店舗ベース小売産業 ：3%前後

4. 2011年 2016年 2011年 2016年
RM 1,480億
RM 1,740億
RM 10億
RM 24億
5年間の急速な成長で売上
高は2.4倍に拡大
業界は急速な成長に期待
5年間で売上高は微増
現時点はオンラインより
遥かに大きい市場規模
x2.4

5. 全人口
3,100万人
小売産業
全体売上高
1～2%
オンラインでの売上高
オンラインショッピング
利用者は全人口の
1/3

6. 0%
10%
20%
30%
0
500
1,000
1,500
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
モバイル端末でのオンラインショッピング（2016年実績）
利用率 ：15.0%
購入金額 ：3億5,800万リンギット
（RM 100万）
約3倍

7. POSマレーシア
における変化

8. 816
780
734
556
688
775
2016年 2017年 2018年
2018年の収益は
宅配が郵便を逆転
2016年 → 2018年
-10%
+40%
（RM 100万）

9. 2,205
2,950
3,115
3,286
6,686
7,168
6,628
7,384
2014年
2015年
2016年
2017年
POS MALAYSIAにおいては車両台数増加中
バイクは7,000台前後を維持
車両は2014年比で2017年は49%増
（台）

10. 7,726
7,945
9,881
2016年 2017年 2018年
+24%
急増するPOS MALAYSIAディスパッチ人員
2017年比で2018年は24%の増員

11. マレーシアの
宅配業界

12. 91 88
112
128
2014年 2015年 2016年 2017年
2017年の宅配ライセンス数
2014年比で40%増加
5,828
6,524
7,726
7,945
2014年 2015年 2016年 2017年
2017年のディスパッチ人員
2014年比で36%増加
764 847
1,479 1,703
1,687
2,190
2,647
3,010
3,055
3,201
4,139 3,345
2014年 2015年 2016年 2017年
2014年比で2017年の宅配事業の
バン台数 ：78%増
トラック台数 ：120%増
いずれも2016年に急増
（人）
（台）

13. 159
197
220
251
293
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
2018年の売上高は2014年比で
84%増加
2019年の投資額は過去最高
出荷拠点、輸送車両、流通網構築、
新技術導入など
30
50
2018年 2019年
（RM 100万） （RM 100万）

14. 食品関連の宅配業務も急増

15. 東南アジア諸国の
成長比較

16. 8
27
100
5
8
21
2
5
21
7
10
22
6
12
43
3
9
33
49%
28%
19%
16%
30%
25%
16%
13%
27%
22%
35%
25%
ネット経済規模（10億ドル）- 配車サービス、
オンラインメディア、オンライントラベル、電子商取引
年間成長率（CAGR）はいずれの国も2桁成長
2015年 2018年 2025年

17. 0.9
3.7
14
0.3 0.6
2
0.3 0.5
3
0.8
1.8
4
0.4 0.7
4
0.2 0.5
2
58%
31%
23%
21%
29%
27%
28%
16%
22%
25%
41%
29%
2015年 2018年 2025年
オンライン輸送と食品配送市場規模（10億ドル）
年間成長率（CAGR）はいずれの国も2桁成長

18. 今後、実店舗ベース
小売産業は3%台の
成長率だが、オンラ
インベースの小売産
業は18%超の成長率
を維持。
2020年にはモバイ
ル端末でのオンライ
ンショッピング購入
金額が、2016年比
で3倍になる見込み。
2016年に、マレー
シア国内の宅配ライ
センス数、ディス
パッチ人員数、車両
数がいずれも急増。
最大手のPOSマレー
シアにおいては、
2018年に宅配の売
上高が郵便を上回っ
ている。
オンラインショッピ
ング利用者の増加と
ともに、実店舗にお
いても電子商取引の
利用が活発化。
幅広い分野で宅配業
者の参入が目立つ。
これはマレーシアだ
けでなく、東南アジ
ア全体で同様の傾向
にある。

19. eijimurakoso@gmail.com
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