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バイナリえほん0001_ウマタロウとブルーのなみだ(まだ途中です)

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バイナリえほんの第2作目、ウマタロウとブルーのなみだ、まだ途中ですが一部公開します。

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バイナリえほん0001_ウマタロウとブルーのなみだ(まだ途中です)

  1. 1. ウ マ タ ロ ウ と ブ ル ー の な み だ バイナリえほん 0001 @cchanaboさく 2015ねん 10がつ
  2. 2. たのしいクリスマスまで、あといっかげつのあるよる、 はなちゃんとウマタロウのすむせかいから、 だいじなものが、うばわれてしまいました。 ふたりはだいすきなパパとママのために、 あるだいじなものを、さがすたびにでかけます。 いつもなかよしのふたり、 ぶじにだいじなもの、をとりもどせるのでしょうか…
  3. 3. 「けんけんぱっ。けんぱっ。5まででーきたっ。 つぎウマタロウのばんね。」 「はなちゃん、ルーレットをまわして。」 「いいよー。えいっ・・・6だって。」 「じゃあいくよ。けんけんぱっ。けんけんぱっ。 できたよー。」 「ぶぶー。ざんねん、5がちがうよー。 5は、AのれつとCのれつを、どうじにふむんだよ。」 「そっかー。またまちがえちゃったー。」
  4. 4. はなちゃんとぬいぐるみのウマタロウは、 おへやでなかよくあそんでいます。 そこへママがやってきました。 「あら、バイナリけんけんぱしてたの? じょうずになったわねー。」 「うん、はなちゃんはちゃんとできたけど、 ウマタロウったらまちがえたのよ。」 「わー、はなちゃん、いわないでー」 と、ウマタロウ。
  5. 5. ウマタロウのこえはママにはきこえません。 でも、ママにはなんだかウマタロウが いつもよりしょんぼりしているようにみえました。 ママは、やさしくウマタロウをなでながら 「ウマタロウは、まだちいさいからしっぱいもするんだよ。 はなちゃん、やさしくおしえてあげてね。」 「うん!!」 はなちゃんとウマタロウは、ふたりどうじにこたえました。
  6. 6. 「さあ、ゆうごはんができたから、 おててをあらっていらっしゃい。」 「わかった!」 ウマタロウを、いつものざぶとんのうえにおくと、 はなちゃんはせんめんじょに、はしっていきました。 「うわー、きょうはコーンのかきあげだあ。」 テーブルのうえには、はなちゃんのだいすきな コーンのかきあげがのっていました。
  7. 7. おもわずさきにつまみぐいをすると… 「こらっ。ちゃんといすにすわって、 いただきますしてからでしょ!!」 「はーい。」 「では、いただきまーす!!」 やっぱりコーンのかきあげからまっさきにたべる はなちゃんでした。
  8. 8. そのときです。 テレビのニュースが、そくほうをつたえました。 「ただいまはいりました、そくほうです!」 「にほんじんが、かいきょです!」 「ことしの、サーベルかがくしょうは、 にほんじん3にんが、じゅしょうしました!」 「えええっ!!!!」 「すごい!!あおいろはっこうダイオード、LEDかー。」
  9. 9. ママがびっくりしたこえでいうので、 はなちゃんもとってもおどろきました。 「ママ、サーベルかがくしょうってなあに?」 「せかいですごいはつめいや、はっけんをしたり、 みんなのやくにたつけんきゅうをしたり、 りっぱなこうどうをしたひとに、おくられるしょうよ。」 「…ふーん。 ママもけんきゅうしてるからもらったことあるの?」
  10. 10. ママは、ちょっとざんねんなかおをしながら、 「ざんねんながらママはもらったことはないわ。 とてもむずかしいのよ…」 ママよりも、もっとすごいけんきゅうしゃがいるんだと、 はなちゃんはとてもびっくりしました。 「で、あおいろはっこう・・・??ってなあに?」 「あおいろはっこうダイオード、ね。 あおいろLEDともいうけど。」 「あおいろ?エルイーディー??」
  11. 11. 「テレビや、しんごうや、でんきゅうでつかわれている ひかりのしゅるいよ。ほら、あれにもあるわ。」 ママがゆびをさしたさきには、 このまえパパといっしょにかざりつけをした、 クリスマスツリーが、ピカピカとひかっています。 「あのピカピカしているの、あれがLEDよ。」 「でも、あそこにあるのはあおいろじゃなくて、 あかやみどりやオレンジやしろだよ。 あおはないよ。」
  12. 12. 「ふふふふ…」 とつぜんママがニヤニヤとしました。 「あおはあおなれどあおにあらず。」 「・・・じゅもん?」 はなちゃんにはさっぱりいみがわかりません。
  13. 13. 「ふふ。あした、はなちゃんに いいものをみせてあげる。 きょうは、おそいからはやくごはんを たべちゃいなさい。」 「はーい。」 そのよる、はなちゃんは みんなのまえで『サーベルかがくしょう』を もらうゆめをみました。
  14. 14. ところで、このおはなしをよんでいるおともだちは、 『バイナリけんけんぱ』であそんだことがあるかな? ちょっとだけルールをせつめいするから、 いっしょにあそんでみようね☆
  15. 15. 『バイナリけんけんぱ』は、みんながいつもやってる 『けんけんぱ』とはすこしだけルールがちがうよ。 よこに、4つのれつをよういしてね。 みぎからA(えー)、B(びー)、C(しー)、D(でぃー)だよ。 0(ぜろ)から15(じゅうご)までのすうじを、 すきにえらんで、そこまでけんけんぱするんだよ。
  16. 16. スタート 0 1 2 3 4 AのれつBのれつCのれつDのれつ まずは0から スタートするよ。 さいしょのマスは とばしてね。
  17. 17. 4 5 6 7 8 AのれつBのれつCのれつDのれつ 7はAとBの りょうほうの れつをつかうよ
  18. 18. 8 9 10 11 12 AのれつBのれつCのれつDのれつ みぎあしの ばしょに ちゅういしてね
  19. 19. 12 13 14 15 AのれつBのれつCのれつDのれつ あしでふむところは1(イチ)、ふまないところが0(ゼロ)なんだよ! ぜひあそんでみてね☆ ひだりあしも ななめに したりと むずかしく なるよ!
  20. 20. では、またおはなしにもどりましょう。
  21. 21. つぎのひはどようびでした。 あさから、はなちゃんはママのいう『いいもの』が きになってしかたがありません。 「ママー。はやく『いいもの』みせて!」 「ちょっとじゅんびがいるから、おかいものに いってからね。 あさごはん、はやくたべなさい。」 「…はぁーい。」
  22. 22. いつものスーパーのとなりにあるほんやさんで、 ママは、なにかはこのようなものをかいました。 「…りかのじっけん・・・ってなに?」 「これは、あとではなちゃんにみせてあげるための、 せんようのはこよ。 ふふふふふふ。」 ふたりは、おゆうはんのざいりょうもかって、 いえにかえりました。 りかの じっけん (光のひみつ)
  23. 23. いえにかえると、さっそくママははこのなかみを とりだしてくみたてはじめました。 それから、いえのなかにあるかいちゅうでんとうを、 もってきました。 「さあ、いまからじっけんをしまーす。」 ままは、えんじろうせんせいのようなしろいふくに おきがえしていました。 はなちゃんは、ウマタロウをかかえてすわりました。
  24. 24. 「ここに『かいちゅうでんとう』があります。 このいろは、なにいろかな?」 「しろ!」 はなちゃんとウマタロウはどうじにこたえました。 「そうね、しろいろだね。」 「でもね、このしろいろは、しろいライトからできて いるんじゃないのよ。」 「・・・え?」
  25. 25. 「はなちゃん。えのぐでいろをまぜたりするよね? あかいろときいろをまぜるとなにいろになるかな?」 「うーんとね・・・オレンジ!」 「じゃあ、きいろとあおいろだったら?」 「みどり!」 「じゃあ、あかいろとあおいろだったら?」 「むらさき!」 「ふふ、せいかーい。 じゃあ、あかいろとあおいろときいろぜんぶまぜたら?」
  26. 26. あれ?なにいろになるんだっけ? はなちゃんは、ちょっとわからなくなりました。 すると、ママがあかいろのねんどと、 あおいろのねんどと、きいろのねんどを、 つくえのうえにだしました。 「これ、ぜーんぶまぜまぜしてごらん。」
  27. 27. はなちゃんは、いつものねんどのように、 みっつのねんどをこねこねこねこねとまぜました。 すると・・・ まっくろのようなちゃいろのような、 なんだかへんないろになってしまいました。 「へんないろになっちゃった・・・」 「そうねー。くろっぽいいろになったね。」
  28. 28. 「じゃあ、こんどはこれをみて」 はなちゃんがかおをあげると、つくえのうえの くろいがようしに、ままがライトをあてました。 「このいろは、なにいろ?」 「あか」 「じゃあこれは?」 「みどり」 「じゃあこれは?」 「あお」
  29. 29. ママがよういした、あか、あお、みどりのみっつを ママはがようしのうえで、かさねます。 ・・・すると、なんとしろいひかりになりました! 「うわーーーーしろい!!!!」 「ね、びっくりしたでしょう?」 「うん!」 「ひかりのさんげんしょく、っていうのよ」
  30. 30. あかいひかりと、みどりのひかり、 そして、あおいひかりをかさねると、 しろくなるなんてふしぎです。 「ひかりは、あかとみどりとあお。 このみっつがあると、どんないろにもなるの。」 「どんないろでも?」 「そう、どんないろにもなるの。 だから、『あおはあおなれど、あおにあらず』なのよ。」
  31. 31. 「…そっか、あおのひかりにいろんなひかりを あわせたら、あおじゃなくなっちゃうんだ!」 「そうよー。さすが、はなちゃん!」 ママはうれしそうなかおをして、 はなちゃんと、それからウマタロウのあたまを、 こうごになでました。 「このクリスマスツリーも、おうちのでんきも、 テレビもパソコンも、ぜーんぶあおいろがないと、 しろにならないのよ。」
  32. 32. あかいろのひかりと、みどりいろのひかり、 それにあおいろのひかりがかさなったら、 しろいひかりになる。 ママは、サーベルかがくしょうのひとが、 そのあおいろのひかりをだす、 あおいろLEDのはつめいをしたのだと、 おしえてくれました。
  33. 33. LEDにあおいひかりができたから、 それで、みんなはしろいひかりを、 てにいれることができたのだと…。 あおいひかりって、すてきだなと、 はなちゃんはおもいました。 ママのじっけんどうぐの、あおいひかりのぼうを、 はなちゃんはにぎりしめながら、 そのひはおふとんにはいりました。
  34. 34. シクシクシクシク…… だれかのなきごえが、きこえてきました。
  35. 35. はなちゃんとウマタロウが、あたりをみわたすと、 そこには、おひめさまのようなおんなのひとと、 うさぎがいました。 そう、あのバイナリおうこくのビットひめと、 そのけらいのうさぎたちです。 しかし、なんかようすがへん…です。
  36. 36. 「ねえ、ゼロ。どうしたの?」 そう、こえをかけたとき、はなちゃんはめがさめました。 そう、そこははなちゃんのおうちでした。 ママとパパはすでにおきていました。 …でも、なんだかへんです。
  37. 37. ママがじっとみているテレビは、 いつもとちがって、へんないろになっていました。 「りんじニュースです。りんじニュースです。 せかいから、あおいろのひかりが、 なくなってしまいました。 どこにあるのか、だれがもっていったのか、 まだわかっていません。」
  38. 38. 「ママ、ねえ、なにがあったの? パパ、ねえ、どうしたの?」 はなちゃんはたずねました。 「…よく、わからないんだけど、なんだかたいへんな ことがおこっているみたいだよ。」 パパがこたえました。 ママはじっと、テレビのニュースをみつめながら、 パソコンのがめんをみつめています。 そのがめんも、いつもとちがってへんです。
  39. 39. ママがとつぜんでんわをかけました。 「もしもし、さくたです。おせわになっております。 けさのできごと…ええ、あおのけんですが。 これどのぐらいえいきょうでてますでしょうか…。」 パパがやいてくれたパンをたべながら、 なんだかへんなきぶんになりました。 だって、パンもミルクもぜんぶ、 きいろくみえるんですもの!!!
  40. 40. 「ねえ、ママ。どうしていえのなかが、きいろいの?」 むずかしそうなかおをしていたママが、 かおをあげました。 「えっ…あっ…そうね。 じつはね、あおのひかりがきえてしまったの。」 「えっ???」 「あおいひかりがきえると、あかとみどりのひかりしか ないでしょう? このでんとうも、しろいいろがだせないの…」
  41. 41. はなちゃんは、きのうのママのじっけんにつかった、 あのあおいひかりのぼうのでんげんをいれました。 あおくひかりません。 あたらしいでんちにしても、ひかりません。 あかいぼうと、みどりのぼうは、ひかります。 まるでだれかが、あおいひかりだけ、 どこかにぬすんでしまったかのように、おもえました。
  42. 42. パパもママもなんだかあさからこまっています。 「どうしよう…でんしゃもバスもとまってしまったよ。」 「そうね、パソコンもスマホもつかえないわ。」 あおいひかりがないだけなのに、 みんなとてもこまってしまっていました。 「あおいひかり、どこにいったんだろう。」 はなちゃんは、ウマタロウをかかえながら ふと、つぶやきました。
  43. 43. 「…はなちゃん!はなちゃん!」 どこからか、こえがします。 このこえは…ときづいたしゅんかん…
  44. 44. きがついたら、あの0と1のぐるぐるにまきこまれて、 またまたバイナリおうこくにいました。 「はなちゃん、ウマタロウさん、たすけてください!」 いつものうさぎのけらい、ゼロとイチです。 でも、うさぎのけらいのいろがへんです。 イチのいろが、きいろくなってます。 いつもはしろなのに…。
  45. 45. 「どうしてイチは、きいろいの?」 はなちゃんは、おそるおそるききました。 「じつは、あおいひかりがうばわれてしまいまして…」 「かいとうブルーのせいですっ!」 「かいとうブルー???」 はなちゃんとウマタロウがききかえしました。
  46. 46. ゼロとイチによると、バイナリおうこくには、 あかいひかりと、みどりのひかりと、 それからあおいひかりがあって、 ビットひめはそのみっつのひかりを、だいじに、 まもっているのだそうだ。 みっつのひかりがあるから、 しろいいろからくろいいろまで、よのなかのすべての、 ぜーんぶのいろができるんだって。
  47. 47. 「そんなだいじなひかりが、どうしてぬすまれたの?」 「かいとうブルーです。」 「あいつが、あおをぬすんだんだ!!!」 「かいとうブルー???」 ゼロが、うわぎのポケットから、いちまいのかみを とりだしました。
  48. 48. おまえたちのせかいから、 あおをうばってやった。 かえしてほしければ、 しろいバイナリめがねをもって あおのやかたにこい。 じかんは、Dじだ。 あおはあおなれど、あおにあらず かいとうブルーより
  49. 49. 「あおはあおなれど、あおにあらず!」 「しってるんですか?」 「・・・ママがそういってたの。 ひかりは、あおがそろってはじめて、しろになるって。」 「あおのやかたって?」 ウマタロウのといに、イチがこたえました。 「うみのちかくにあるやかたです。 もう、なんねんもまえに・・・」
  50. 50. ゼロとイチによると、あおのやかたには、 とてもゆうめいなかがくしゃが、すんでいたのだけど、 もうずいぶんまえに、そのかがくしゃは、 なくなったのだという。 「いまは、だれもあおのやかたには、 いないはずなのですが…」 「おばけがでるって、うわさもあるよー」 おばけときいて、ウマタロウがぶるぶるふるえました。
  51. 51. 「しかし、こまりました…。」 「どうしたの?」 「Dじというのは、13じというのはわかりますけども、 しろいバイナリめがねがないんです…」 「なんで?」 「このせかいでは、しろはすべて、あかと、みどりと、 そしてあおをかさねてつくります。 でも、いま、あおがありません…。」
  52. 52. ふと、はなちゃんはポケットのなかに、 てをいれました。 そこには、まえにママからおみやげでもらった、 あのうさぎのついたバイナリめがねがありました。 「あ、バイナリめがねなら、ここにあるよ。」 ないているビットひめと、うさぎのけらいたちが いっせいにはなちゃんのてをみつめました。
  53. 53. 「し ろ い バ イ ナ リ め が ね だぁ !」 いっせいにみんながさけんだので、 はなちゃんとウマタロウはびっくりしました。
  54. 54. はなちゃんと、ウマタロウは、 バイナリめがねをもって、あおのやかたに いくことにしました。 まえに、まじょに バラバラにされた あのちずをもって、 しゅっぱつです! あおのやかた
  55. 55. まずは、バイナリおうこくのもんのまえから、 でんしゃにのりました。 7つめのえきは、サンドボックスえきといいました。 そこをおりたら、こんどは、バスです。 バスのていりゅうじょは15こめです。 たくさんのっていたじょうきゃくは、いなくなって しまいました。
  56. 56. ウマタロウをかかえたはなちゃんがひとり、 ポツンとすわっていると、15こめのていりゅうじょが ちかづいてきました。 「つぎは、フィッシング~フィッシングまえです。」 「お、おります。(ブー)」 ブザーをおして、しばらくするとばすていにつきました。 ゼロからもらったチケットをわたして、 ふたりはバスをおりました。
  57. 57. このバスていから、あおのやかたまでは、 15ふんほどあるくよ、とのこと。 てくてくあるいていると、ねこのおばあさんに、 あいました。 「おや、こんなところでなにをしているのかい?」 「いまから、あおのやかたにいくの」 「えっ!!!!あおのやかた!!!! わるいことはいわないよ、はやくおかえり!!」
  58. 58. ねこのおばあさんは、ひっしでとめました。 でも、はなちゃんはママとパパのためにあおのひかりを とりもどさねばなりません。 「あのね、あおのひかりをとりもどさないとね、 パパとママがこまっちゃうの。 だからいまからあおのやかたにいくの。」 はなちゃんのひっしのうったえに、ねこのおばあさんは 「じゃあこれをもっていきなさい」と、 ねこじゃらしがたのステッキをくれました。
  59. 59. しばらくあるくと、うみのほとりのあおいいえが みえてきました。 「あれが、あおのやかた、かなぁ」 「あおいから、きっとそうだよ」 はなちゃんは、かりてきたうでどけいをみました。 「12じ30ふん。だいじょうぶだね。」 ウマタロウはこくんとうなずきました。 あおのやかた、のもんのまえにつきました。
  60. 60. もんからなかにはいると、なにやらかんばんが ありました。 ゆかのタイルが、あのバイナリけんけんぱみたいに ならんでいます。 ひとりずつ、Dまでじゅんばんにすすめ。 まちがえたら、おちて、しぬ。
  61. 61. 「Dって……そっか!Dじは13じだから、13だ!」 ゼロのことばをおもいだしたはなちゃんは、 ウマタロウをかかえてスタートにたちました。 するとどこからか、 「そのウマもけんけんぱするのだ!」 ときこえてきました。 しかたなく、はなちゃんはウマタロウをゆかに おろして、けんけんぱをはじめました。
  62. 62. 「けんけんぱ。けんけんぱ。」 ウマタロウもドキドキしながらみてます。 「ぱっぱ……できた。」 はなちゃんが、13までたどりついたときです。 ふぁっとからだがういて、げんかんにつきました。
  63. 63. ふりかえると、ウマタロウがふあんそうに みています。 「ウマタロウー。しっかりおもいだして、 しんちょうにねー」 「うん、ボク、がんばるよ」 ウマタロウは、きんちょうでブルブルふるえながらも、 けんけんぱをはじめました。
  64. 64. 「けんけんぱ、けんけんぱ……」 いつもにがてな6もうまくクリアして、じゅんちょうに すすんでいきます。 あとひとつで13です… 「あっ!」 12
  65. 65. ウマタロウがおいたばしょは、9でした。 13は、ひだりあしを、CのれつとDのれつに、 おかねばなりません。 あわてておきなおそうとした、そのときです! 13
  66. 66. 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーー」 じめんのパネルがぐらぐらとゆれ、ウマタロウのからだも まるで、おとしあなのなかにおちるように、 おちていきました。 「ウマタロウーーーーーー」 はなちゃんはとっさに、ねこのおばあさんにもらった あのねこじゃらしステッキを、さしだしましたが、 ステッキはウマタロウといっしょにおちていきました…
  67. 67. 「ウマタロウがぁぁー、おちちゃったよぅ…」 はなちゃんは、ウマタロウとはなれたのがかなしくて、 わんわんえんえんうぉんうぉんとないたので、 あたりいちめんに、なみだのいけができました。 そのいけにうつるひとのかげに きがついて、はなちゃんはかおをあげました。
  68. 68. 「あなたが、かいとうブルー?」 はなちゃんがみあげると、あたまのさきから、 あしのさきまで、ぜんしんをすべてあおいふくをきた おとこのこがたっていました。 はなちゃんよりはすこしおおきいぐらい、 そう、しょうがくせいのたくみにいちゃんぐらいの、 せのたかさの、おとこのこです。
  69. 69. おとこのこは、こくんとうなずくと、 てにもったアイパッドをはなちゃんにみせました。 はなちゃんは、 「ビットひめにたのまれて、ここにきたの。 あおをかえして。」 といいました。 おまえは、だれだ。 なにをしにきた。
  70. 70. かいとうブルーは、またアイパッドに なにかをかきました。 はなちゃんは、 「わたしのバイナリめがねならここにあるよ」 と いいながら、ポケットのなかに、てをいれました。 しろいバイナリめがねをだせ。

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