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<書評会>イスラームと文化財In成蹊大学CAPS

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2017年2月28日に成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)で開催された<書評会>におけるスライドです
『イスラームと文化財』(http://amzn.to/2mdLXdh)

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<書評会>イスラームと文化財In成蹊大学CAPS

  1. 1. 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) 野口 淳 (NPO南アジア文化遺産センター・東京大学総合研究博物館)
  2. 2. Introduction はじめに このスライドは2017年2月28日に成蹊大学アジア太平洋研 究センター (http://www.seikei.ac.jp/university/caps/)で開催され た書評会で発表したものです 当日のスライドに加除訂正を加えています このスライドは原則としてCC BY-ND 4.0 (https://creative commons.org/licenses/by-nd/4.0/deed.ja)で公開しますが、異なる ライセンスが付与されている画像等についてはその限りで はありません 『イスラームと文化財』 (Amazon:http://amzn.to/2md44Qy) 佐々木紳氏による書評(CAPSニュースレターNo.131) 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI (http://www.seikei.ac.jp/university/caps/japanese/04publication/newsletter_pdf/no131.pdf)
  3. 3. Does Islam destroy non-Islamic culture? イスラームは文化の破壊者なのか? 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) イスラームは他宗教の文化遺産を 破壊することがある。他の宗教や 民族・文化集団と同じ程度に。 しかし現代世界の文化的規範の源泉 とみなされる(自負する)西洋キリスト 教社会にとって競合者であるが故に より深い烙印を押されている... Evstafiev-bosnia-cello.jpg CC-SA 3.0 サラエボ・ナショナル・ライブラリー(ボスニア・ヘルツェゴビナ) バーミヤンの破壊された大仏(アフガニスタン) Afghan security force members approach the site of the larger of two historic Buddhas in Bamiyan province, Afghanistan, July 4, 2011 110704-A-UK761-206.jpg Public Domain 破壊されたパルミラ・ベル神殿(シリア) Palmyra after freedom (4).jpg CC 4.0 International
  4. 4. http://whc.unesco.org/en/interactive-map/ しかし... 知っていましたか? アジア・アフリカのイスラー諸 国におけるユネスコ世界文化 遺産登録件数の6割は非・先 イスラーム文化に帰属するも のです Cultural properties/ heritages in Islamic countries イスラーム圏諸国の文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)
  5. 5. “Islam and Cultural Properties”: the Volume 『イスラームと文化財』内容と構成 はじめに コラム 世界の中のイスラーム 南西アジア・中央アジア アフガニスタン──バーミヤーン大仏の破壊、そして再建 パキスタン──文化財を守るのは誰か、破壊するのは誰か キルギス──旧ソ連圏における宗教・民族・文化復興と文化財 イラン──イスラーム国家の考古学・文化財保護と博物館 コラム イスラームの歴史 西アジア シリア──内戦と文化財の危機 イラク──ISによる破壊と文化遺産の未来 イラク・クルディスタン地域── よみがえった考古学のフロンティア ヨルダン──観光と文化財の利活用 パレスチナ──土地の歴史と文化財 コラム ユネスコと世界遺産 アラビア半島 バーレーン──湾岸産油国の文化遺産保護 サウジアラビア──イスラームの聖地における文化財保護 オマーン──ナショナル・アイデンティティの形成と文化遺産 コラム 世界遺産の課題と未来 北アフリカ エジプト──「アラブの春」と文化財 スーダン──ヌビア遺跡群救済キャンペーンとその後 モロッコ──被占領時代のものも含めて国の遺産 コラム 文化財の不法輸出入 バルカン半島・トルコ・コーカサス ボスニア・ヘルツェゴビナ──民族浄化と文化財破壊 トルコ──政教分離、世俗主義政策と文化財保護 コーカサス──アルメニアの文化遺産を取り巻く問題 コラム 武力紛争の際の文化財の保護に関する条約 南アジア インド── ムスリム住民にとっての「仏教聖地」ブッダガヤ復興 バングラデシュ──開発・政治対立と文化財 モルディブ──壊された仏教遺物 コラム イスラームと文化財 東南アジア インドネシア──東南アジアのイスラームと文化財 ミャンマー──宗教・民族対立が先鋭化する中の文化財 タイ南部──少数派としてのムスリムと文化財 あとがき 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI
  6. 6. “Islam and Cultural Properties”: the Volume 『イスラームと文化財』内容と構成 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ★ ★ ★★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★★ ★ ★ ★★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ Source: http://www.pewforum.org/2011/01/27/table-muslim-population-by-country/ ★:「イスラームと文化財」所収国・地域
  7. 7. “Islam and Cultural Properties”: the Volume 『イスラームと文化財』内容と構成 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ Source: http://www.pewforum.org/2011/01/27/table-muslim-population-by-country/ ★:「イスラームと文化財」所収国・地域
  8. 8. 編者2名の問題意識 2011年以降のシリア問題 2014年夏以降のイラクにおけるISの動向 略奪・盗掘・違法流通問題 2015年1月危機: シリア人質殺害事件と反イスラーム感情の噴出 Background of publication 『イスラームと文化財』刊行の経緯 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ☞イスラーム諸国における文化財の実情を 善悪正不正の判断にかかわらず伝える必要
  9. 9. 2015年2月:野口→安倍+執筆陣数名に打診 同時に出版社(新泉社)に打診・了解を得る 2015年3月末までに執筆者に依頼→6月末締め切り 著者の見た実状、体験、現場からの生の声を 宗教や政治の問題として論評しない(状況解説は別) 平易かつコンパクトに Background of publication 『イスラームと文化財』刊行の経緯 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ⇔執筆者の迸る情熱は抑えきれず...
  10. 10. 地域的な偏り(北・東アフリカ、中央アジア、中国etc.) 考古学・有形文化遺産以外のテーマ 歴史的経緯(19世紀末~20世紀前半の政治社会史との関り) 現地の社会、ムスリム・コミュニティとの関わり Remained Tasks for further Works 『イスラームと文化財』積み残した課題 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI
  11. 11. Still there’re many issues behind our volume... 取り上げられなかった国・地域 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ イエメン内戦による破壊 リビア内戦による破壊と略奪 盗掘の横行・考古学者への危害 過激派によるトンブクトゥ(世界遺産)の破壊と再建 ★ 保護機能の不在 保護機能の不在 コソボ「独立」問題と世界遺産管理問題
  12. 12. Not only archaeological/ tangible heritage... 考古学・有形文化遺産を越えて 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) ユネスコ無形文化遺産 Map of UNESCO Intangible cultural heritage (en).png CC SA2.5 Generic
  13. 13. Religions, ethnicities and nations: in the context of modern history 歴史的経緯:宗教・民族・国民国家 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI 世界文化遺産や無形文化遺産の登録に熱心な国がある 博物館の運営、遺跡保護や調査研究活動とも比例 先行している国々に共通する近現代史(トルコ、イランなど) 21世紀の後発国家に共通する現代社会情勢 (経済的事情から無形文化遺産が優先される場合...)
  14. 14. Religions, ethnicities and nations: in the context of modern history 歴史的経緯:宗教・民族・国民国家 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI 19世紀末、封建体制崩壊と植民地化圧力下での自主的展開 (「お雇い外国人」や制度の輸入も含む:トルコ、イラン、エジプト) 20世紀前半、植民地行政府による制度・組織化 (旧英領インド諸国など) 20世紀後半以降、政治的社会的事情からの発展 ・地域的歴史的独自性からの民族意識醸成装置として ・アラブ・ナショナリズム以降のあらたな国家統合規範として ・石油産業以降を見据えた文化のドナー、観光産業の展開を見据えて 文化財保護セクター形成の3類型(暫定・大雑把)
  15. 15. Cultural properties/ heritages in Islam or cultural properties/ heritages for Muslim イスラームの中の/ムスリムにとっての文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI イスラーム法学的な規範の中の文化財・文化遺産 ☞穏健的現実主義スンニ派法学者の見解 ⇔ 原理主義者の主張 イスラームの性格上、一元的な判断(セントラルドグマ)はない ☞非ムスリムの立場からこの議論に組みするのは無意味 ⇔イスラームの枠外から規範を押しつけるのも無意味 従来(現状含む)の議論の焦点
  16. 16. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective イスラームの中の文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI パキスタン、ハイバル・パフトゥンフワ州のカウンターパート  左:Muhammad Zahir、考古学者 英・レスター大学Ph.D、信仰と科学が同居  右:Muhamma Riaz Khan、イスラーム法学者 エジプト・アル=アズハル卒業(ハナフィー学派)、 イスラームと諸宗教との調和を目指す とりあえず、聞いてみよう ☞ともに穏健派・現実主義だがイスラームが第一規範
  17. 17. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective (suppl.1) イスラームの中の文化財・文化遺産(補足1) 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ハナフィー学派 ハナフィー学派(ハナフィーがくは)は、イスラーム教スンナ派のイスラーム法学における学派(マズ ハブ)である。四大法学派のひとつであり、ハナフィー法学派、ハナフィー派とも表記される。一般に、 イスラーム法学の諸学派の中でもっとも寛容で近代的な学派であると見なされており、地中海の東 部沿岸地域と北アフリカを中心に、中央アジア、パキスタン、インド、中国でも有力な学派である[要出 典]。現在全ムスリムのおよそ30パーセントが本学派に属す[要出典]。 https://ja.wikipedia.org/wiki/ハナフィー学派 ☞南アジアのハナフィー学派には仏教・仏教徒を「啓典の民」と認める 見解がある。これはムガル朝期(アウラングゼーブ以前)に成立した と考えられる(https://ja.wikipedia.org/wiki/イスラム教と他宗教の関係# 歴史的関係) ☞Riaz師はこの見解に従い、仏教の経典を収集して理解を深めようとし ている
  18. 18. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective イスラームの中の文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI 文化財・文化遺産のイスラーム的カテゴライズ 宗教的遺産(religious heritage) ・Islamic heritage:イスラーム宗教遺産 ・Non-Islamic heritage:非イスラーム宗教遺産 a. Non-Islamic Arab heritage:非イスラーム‐アラブ宗教遺産 b. Non-Islamic and non-Arab heritage :非イスラーム‐非アラブ宗教遺産 非宗教的遺産(non-religious heritage) ☞どちらにも有形・無形遺産がある ☞非宗教的遺産は宗教上の問題にならない
  19. 19. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective イスラームの中の文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI 文化財・文化遺産のイスラーム的カテゴライズ 宗教的遺産(religious heritage) ・Islamic heritage ・Non-Islamic heritage a. Non-Islamic Arab heritage b. Non-Islamic and non-Arab heritage ☞クルアーン・ハディースに従い、 ・ヒジャーズにある a.は破壊の対象 ・ヒジャーズ以外では忌避(立ち寄らない、飲食をしない等々) ☞クルアーンに判断基準のないb.はスンナに則り判断される
  20. 20. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective (suppl.2) イスラームの中の文化財・文化遺産(補足2) 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) ☞ヒジャーズとは... ・現サウジアラビア西部、紅海沿岸地帯 ・聖地メッカ、メディナを擁する ・預言者ムハンマドが布教を開始したイ スラーム揺籃の地としてとくに重要視 ・ムハンマドと信徒を迫害した「異教 徒」に対する戦闘、寺院等を破壊した 故事に従いこの地に先イスラームの宗 教遺産を残すことは許容できない Hijaz.png: Public Domain ☝「イスラームによる破壊」の由来?
  21. 21. 法 源 正確には、法源(ウスール・ル=フィクフ)は、以下の4つ(詳細はスンナ派を参照)。 1.コーラン 2.預言者の言行(スンナ、それを知るために用いられるのがハディース) 3.特定のケースにおけるイスラム法学者同士の合意(イジュマー) 4.新事象にあてはめるためコーランとハディースから導く類推(キヤース) 学派によって違いがあるが、基本的にはこれら諸法源に基づいて、イスラーム国家の運営からムス リム諸個人の行為にいたるまでの広範な法解釈が行われる。法的文言のかたちをとった法源がな く、多様な解釈の可能性があるため、すべての法規定を集大成した「シャリーア法典」のようなもの は存在しない。 一般に、上記4法源のうち上にあるものがより優先される。すなわちコーランによる法的判断が最優 先され、コーランのみで判断ができない場合にスンナが参照され、スンナでも判断ができない場合 にイジュマーやキヤースが参酌される。ただし学派によってはイジュマーやキヤースの参酌自体を 認めなかったり、その方法および効力に一定の制限を加えていたりする。 Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective (suppl.3) イスラームの中の文化財・文化遺産(補足3) 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) https://ja.wikipedia.org/wiki/シャリーア#法源 仏教遺産はどのように扱われるのか?
  22. 22. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective (suppl.4) イスラームの中の文化財・文化遺産(補足4) 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS) 仏教遺産はどのように扱われるのか? 南アジア(インド・パキスタン)におけるハナフィー学派の理解 by Riaz師 ・遺跡や遺物は宗教遺産として尊重され保護されるべき ・寺院等が復元されることも許される ・博物館に収蔵展示される遺物を仏教徒が個人的に礼拝することも可 ・寺院址で仏教徒が祈祷礼拝することも可 ・復元された寺院において仏教徒が宗教活動することについては保留 ・上記の活動に関連して仏教徒が布教活動を行ない、ムスリムの改宗を 促すようなことは厳禁
  23. 23. Cultural properties/ heritages in Islam: a Hanafi perspective イスラームの中の文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI 文化財・文化遺産のイスラーム的カテゴライズ 非宗教的遺産(non-religious heritage) ☞クルアーン・ハディース、その他の法源に抵触しない限り問題なし ⇔ 進化論は×(ただし人類の進化という枠なら許容範囲とも) ☞ 短期編年による聖書年代観は採用しない(農耕起源 = 約1万年前) ☞無形遺産の取り扱い ☞ 詩・口頭伝承は強く推奨される ⇔ 音曲歌唱・舞踊はよろしくない (ただし地域・宗派法学派による差異顕著)
  24. 24. Cultural properties/ heritages for Muslim ムスリムにとっての文化財・文化遺産 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI イスラーム的な規範の中の文化財・文化遺産 ・一般信徒にとって純粋にイスラーム法学的な価値判断は一般的ではない ・金曜礼拝の説教やテレビ等を通じた啓蒙活動の影響が大きい 世俗権力の法制度的規範の中の文化財・文化遺産 ・民族・国民国家への求心力をもつイコンとして ・観光産業のリソースとして 人類共通の遺産という普遍的価値規範の下の文化財・文化遺産 ・「普遍的価値」の基準認定と相克(価値を与える権威は誰にあるのか?) ・「価値」のドリフトが起こる時... (金銭的価値の認識と略奪・盗掘・違法流通) 2つの権威、異なる規範の狭間
  25. 25. Diversification and enrichment of the value of cultural properties/ heritages 文化財・文化遺産の価値の多様性の創出へ 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ユニバーサルな、大文字の価値からの脱却(脱中心化による豊かさへ) 日常的な生活空間・景観の中の文化財・文化遺産の再認識 多様な価値観が共存・共生できる寛容さへの足場として 「私たちの/あなたたちの/彼ら・彼女らの」... ☞「人類共通の」というカテゴライズの中心化作用と暴力性 ☞あなたにとって、それは本来どのようなものなのですか? ☞過度な世俗主義の強要もまた再考する必要 ⇔多様化≠情報の氾濫・混乱 but 多様化=知識や経験を豊かにすること
  26. 26. Conclusion: not at the end but for a while... おわりに 〈書評会〉イスラームと文化財 2017/2/28 @成蹊大学アジア太平洋研究センター(CAPS)A.NOGUCHI ともに考え・相互理解を深めるための対話の継続を...

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