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心理学の研究成果の再現性は
本当に低いのか
-心理学者からの考察
『心理学評論』特集号
刊行に当たって
心理学評論について
刊行物名:心理学評論(査読付きジャーナル、日本語、英文抄録、
日本で唯一のレビュー雑誌)
機関名:心理学評論刊行会
機関の所在:京都大学文学研究科心理学研究室内
代表者:板倉昭二(編集委員会は、十数名の学内外の委員で構成)
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心理学評論について
年間発行頻度:4号/年
本誌は、任意のテーマについての一般投稿論文と、特定の
テーマについて編集員から執筆を依頼した特集論文とにわけ
られる。
本誌は、特集号と一般号とを原則として1号おきに年4回刊行。
今回は、友永先生、三...
研究結果の再現性
ある研究結果について,同
じ方法で実験すれば(いつ
どこで実施しても)同じ結
果が得られること.
科学が科学たり得るための
基本要件.
もちろん,心理学も無関係
ではいられない…
http://books.bunshun.jp...
同時多発的な問題の噴出
http://webronza.asahi.com/science/articles/2013080700005.htmlhttp://haklak.com/?p=5531
同時多発的な問題の噴出
http://webronza.asahi.com/science/articles/2013080700005.htmlhttp://haklak.com/?p=5531
同時多発的な問題の噴出
http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/61/61-32.pdf http://www.nature.com/news/nobel-laureate-challenges...
同時多発的な問題の噴出
http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/61/61-32.pdf http://www.nature.com/news/nobel-laureate-challenges...
研究結果の再現性
あれこれ疑わしい点がある
なら再現性を確認すること
が大事.ではどうやって?
→追試をするしかない.
追試は「オリジナリティが
低い」のでやりたがる人が
少なかったが,「心理学の
危機」が叫ばれ,時代の趨
勢が変わった.
世界...
確認の結果…
39%という数値の大小はと
もかく,心理学界が,
 「やりっぱなし」に対する
反省
 これを踏まえて,一歩前に
進むにはどうすればよいか
を考える必要性に迫られ
たことは間違いない.
http://www.afpbb.com/...
『心理学評論』特集号
心理学諸領域のリーディン
グリサーチャーたちによる
見解をまとめたい!
原著論文 9本
 社会心理学,認知心理学,発達
心理学,認知神経科学,動物心
理学,パーソナリティ心理学…
コメント論文 7本
 生物統計学,科学...
http://team1mile.com/sjpr59-1/
見えてきた現状と展望
この問題に対する危機感には領域により温度差がある
 緻密かつ実験室内で完結するハードサイエンスに近い領域から,野外観察を主と
する領域に至るまで,心理学には多様な領域があり,それらが統合的に「人の
心」を追究する学問とい...
心理学者たちの決意
研究者個人が再現性について自覚的に考える
状況を変える具体的な努力をする
→実験の具体的な手続き(プロトコル)やデータの公開
https://osf.io/dqxfz/
心理学の研究成果の再現性は
本当に低いのか
-心理学者からの考察
『心理学評論』特集号
刊行に当たって
謝辞
本特集号内の成果の一部および、本特集号を編集するにあた
り、下記の研究費の支援を受けた。
基盤研究(S)「野生の認知科学:こころの進化とその多様性の
解明のための比較認知科学的アプローチ」(研究代表者:友永
雅己 #15H05709)
挑...
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20160801記者レクプレゼン

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『心理学評論』特集号「心理学の再現可能性」プレスリリース記者レク資料
2016年8月1日@京都大学広報室
w/ 友永雅己先生・板倉昭二先生(京都大学)

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20160801記者レクプレゼン

  1. 1. 心理学の研究成果の再現性は 本当に低いのか -心理学者からの考察 『心理学評論』特集号 刊行に当たって
  2. 2. 心理学評論について 刊行物名:心理学評論(査読付きジャーナル、日本語、英文抄録、 日本で唯一のレビュー雑誌) 機関名:心理学評論刊行会 機関の所在:京都大学文学研究科心理学研究室内 代表者:板倉昭二(編集委員会は、十数名の学内外の委員で構成) 創刊年:1957年、およそ60年の伝統。 刊行目的:すべての同学の⼈びとに⾃由な研究討論の場を提供する ことによって、⼼理学の発展に寄与することを⽬的。現在59巻。 年間発行頻度:4号/年
  3. 3. 心理学評論について 年間発行頻度:4号/年 本誌は、任意のテーマについての一般投稿論文と、特定の テーマについて編集員から執筆を依頼した特集論文とにわけ られる。 本誌は、特集号と一般号とを原則として1号おきに年4回刊行。 今回は、友永先生、三浦先生、針生先生の編集による「⼼理 学の再現可能性」特集号の紹介。
  4. 4. 研究結果の再現性 ある研究結果について,同 じ方法で実験すれば(いつ どこで実施しても)同じ結 果が得られること. 科学が科学たり得るための 基本要件. もちろん,心理学も無関係 ではいられない… http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163901916
  5. 5. 同時多発的な問題の噴出 http://webronza.asahi.com/science/articles/2013080700005.htmlhttp://haklak.com/?p=5531
  6. 6. 同時多発的な問題の噴出 http://webronza.asahi.com/science/articles/2013080700005.htmlhttp://haklak.com/?p=5531
  7. 7. 同時多発的な問題の噴出 http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/61/61-32.pdf http://www.nature.com/news/nobel-laureate-challenges-psychologists-to-clean-up-their-act-1.11535
  8. 8. 同時多発的な問題の噴出 http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/61/61-32.pdf http://www.nature.com/news/nobel-laureate-challenges-psychologists-to-clean-up-their-act-1.11535
  9. 9. 研究結果の再現性 あれこれ疑わしい点がある なら再現性を確認すること が大事.ではどうやって? →追試をするしかない. 追試は「オリジナリティが 低い」のでやりたがる人が 少なかったが,「心理学の 危機」が叫ばれ,時代の趨 勢が変わった. 世界的な追試実施プロジェクト https://osf.io/ezcuj/wiki/home/ 日本の科研費プロジェクト https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-15K13122/
  10. 10. 確認の結果… 39%という数値の大小はと もかく,心理学界が,  「やりっぱなし」に対する 反省  これを踏まえて,一歩前に 進むにはどうすればよいか を考える必要性に迫られ たことは間違いない. http://www.afpbb.com/articles/-/3058654
  11. 11. 『心理学評論』特集号 心理学諸領域のリーディン グリサーチャーたちによる 見解をまとめたい! 原著論文 9本  社会心理学,認知心理学,発達 心理学,認知神経科学,動物心 理学,パーソナリティ心理学… コメント論文 7本  生物統計学,科学技術社会論, 科学コミュニケーション,行動 生態学,観察研究,臨床医学… 友 永 三 浦 もう一人の担当編集委員(針生悦子氏・東京大学教授)は 発達心理学者
  12. 12. http://team1mile.com/sjpr59-1/
  13. 13. 見えてきた現状と展望 この問題に対する危機感には領域により温度差がある  緻密かつ実験室内で完結するハードサイエンスに近い領域から,野外観察を主と する領域に至るまで,心理学には多様な領域があり,それらが統合的に「人の 心」を追究する学問という体をなしている.前者の再現性検証は比較的容易だが, 後者は着手そのものが不能な場合すらある. 再現可能性を毀損する要素は無意識のうちになされている研究行 為の中に潜んでいる uestionable esearch ractice :「もう少しデータを取れば統計的に見て仮説に 沿う結果を出せるかもしれない」という思いでデータを足すような行為が代表例 従来の研究手法ではこの問題に立ち向かうには限界があるかもし れない  ベイズ統計の隆盛:「統計的仮説検定」というパラダイムの打破
  14. 14. 心理学者たちの決意 研究者個人が再現性について自覚的に考える 状況を変える具体的な努力をする →実験の具体的な手続き(プロトコル)やデータの公開 https://osf.io/dqxfz/
  15. 15. 心理学の研究成果の再現性は 本当に低いのか -心理学者からの考察 『心理学評論』特集号 刊行に当たって
  16. 16. 謝辞 本特集号内の成果の一部および、本特集号を編集するにあた り、下記の研究費の支援を受けた。 基盤研究(S)「野生の認知科学:こころの進化とその多様性の 解明のための比較認知科学的アプローチ」(研究代表者:友永 雅己 #15H05709) 挑戦的萌芽研究「社会心理学研究の再現可能性検証のための 日本拠点構築」(研究代表者:三浦麻子 #15K13122) 友永雅己 三浦麻子 針生悦子 板倉昭二

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