Shitantokyo(20120906)

学
問
を
生
か変化の時代における
す
社短期大学図書館の役割
会－大学のユニバーサル化と
へ情報の大規模デジタル化の時代に
私立短期大学図書館協議会 2012年度全国研修会
日時：2012年9月6日（木）
会場：大阪芸術大学ほたるまちキャンパス

1
岡本真
アカデミック・リソース・ガイド株式会社
代表取締役／プロデューサー

Copyright アカデミック・リソース・ガイド株式会社 All Rights Reserved. arg.ne.jp

学
問
を
生
か
す
社
会
自己紹介へ
2 －岡本真とアカデミック・リソース・ガイド株式会社


自己紹介（現在）
1. アカデミック・リソース・ガイド株式会社（2009年～）
 代表取締役／プロデューサー（2009年～）学
 ACADEMIC RESOURCE GUIDE編集長（1998年～）問
2. オーマ株式会社（2008年～）を
 代表取締役（2011年～）生
か
3. saveMLAKプロジェクト（2011年～）す
 プロジェクトリーダー（2011年～）社
4. iSPP 情報支援プロボノ・プラットフォーム（2011年会
～）へ
 共同代表理事（2011年～）
5. NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ（2002年～）
 理事（2010年～） 3


自己紹介（過去）
 1973年生まれ
 38歳学
 国際基督教大学（ICU）卒業（1997年）問
を
 日本政治思想史を専攻
生
 教育雑誌、学術書等の編集者等を経て、か
 1999年～2009年、ヤフー株式会社に在籍
す
社
 Yahoo!カテゴリ、Yahoo!検索、Yahoo!知恵袋、Yahoo!検会
索ランキング、Yahoo!ラボ等の企画・設計・運用、また産学へ
連携のコーディネートに従事

4


自己紹介（大学関係）
 兼任（大学関係）：
 国立情報学研究所産学連携研究員学
 早稲田大学 ITバイオマイニング研究所客員研究員問
 その他、北海道大学、東京大学、東京工業大学、流通科学
を
大学、兵庫県立大学、追手門学院大学、横浜市立大学、関生
西大学、甲南大学、大阪市立大学、明治大学、大妻女子大
か
す
学、関西学院大学、同志社大学、慶應義塾大学、早稲田大
社
学、専修大学、立教大学等で講義を担当
会
へ

5


自己紹介（図書館関係）
 兼任（図書館関係）：
 図書館総合展運営委員会委員学
 U40 - Future Librarian 事務局メンバー問
 任意団体Code4Lib JAPAN 事務局長を
生
 第25期東京都立図書館協議会委員か
 国立国会図書館デジタル情報資源ラウンドテーブル委員す
 マイニング探検会（図書館の未来を探る勉強会）共同主宰社
者会
へ

6


［参考］
 創業：
 2009年9月30日
学
 前史：問
 1998年7月11日創刊のメールマガジン“ACADEMIC を
RESOURCE GUIDE (ARG)”
生
 ビジョン：か
 「学問を生かす社会へ」す
 事業：社
1. コミュニティー創造、会
2. コラボレーション促進、へ
3. エンパワーメント支援、
4. ノウハウ提供
 体制：
 役員1名＋パートナー7名＋インターン1名インターン募集中 7


学
問
を
生
か
す
社
会
本日の目的と構成へ
8 変化の時代における短期大学図書館の役割
－大学のユニバーサル化と情報の大規模デジタル化の時代に


本日の目的と構成

1. 現在起きている「変化」（大学のユニバーサル化と情報の学
大規模デジタル化）を価値判断を抜きに理解する。問
を
生
か
2. その上でこの「変化」の時代における短期大学図書館のす
役割について試論を展開する。社
会
へ

3. 1. 2. に基づき、短期大学が直面する「現実」を見据えつ
つ、全員で討論する。
9


学
問
を
生
か
す
短期大学図書館の周辺で社
会
起きている「変化」へ
10 －大学のユニバーサル化と情報の大規模デジタル化


短期大学図書館に及ぶ変化
－大学のユニバーサル化と情報の大規模デジタル化

学
問
を
（短生
図か
ユニバーサル
書期大規模す
社
化
館大デジタル化会
へ

）学
11


ユニバーサル化の影響
－「18歳人口、進学率等の推移」

学
問
を
生
か
す
社
会
へ

12


ユニバーサル化の影響
－グラフから読み取れる「現実」
 大学進学率の上昇：56.7%
 短期大学入学者数の減少：学
大学・短大入学者の和
問
入学年短大入学者数大学入学者数に対するを
短大入学者数の比率生
1993年 25万人 54万人 31.6%
か
す
2011年７万人 61万人 10.3% 社
 見えてくる現実：会
へ
 18歳人口の半減（205万人から120万人へ）
 高く旺盛な大学進学意欲
 その中での「短期大学」の苦境
 背景にある「大学」の乱立 13


大規模デジタル化の影響
－情報環境の革命的変化

学
問
を
生
か
デジタルす
ウェブ化社
化会
へ

14



学
問
を
（短生
図か
デジタル
書期ウェブ化す
社
化
館大会
へ

）学
15



学
デジタル化・ウェブ化問
を
生
か
す
社
会
へ

情報探索行動の変化 16



デジタル化・ウェブ化学
問
を
生
か
す
情報探索行動の変化社
会
へ

大規模デジタル化・大規模ウェブ化 17


［参考］国立国会図書館による
大規模デジタル化
 前史
 近代デジタルライブラリーの構築（後述）学
 2007年問
 長尾真（元京都大学総長／情報処理学者）の館長就任を
 2008年生
か
 長尾スキーム（館長私案）の提唱す
 2009年社
 補正予算による約100億円の計上会
 1960年代後半までの蔵書の大規模デジタル化に着手へ
 2012年
 著作権法改正案の成立
 2013年 18
 電子化資料のうちの絶版資料の図書館向け配信の開始

［参考］長尾スキームの提唱から
国立国会図書館による大規模デジタル化の実現へ
 長尾スキーム（館長私案）の提唱（2008年～）
1. 国立国会図書館による蔵書の大規模デジタル化学
 総蔵書数：約3750万点問
2. 公共図書館等へのデータ配信（無償）を
 基本的には地方自治体が設置する公立図書館生
 館内での閲覧に限定か
3. 第三者機関を介したデータ配信（有償）と権利者への利益還元す
 国立国会図書館のデータを第三者機関を通じて、エンドユーザーに社
配信会
 大規模デジタル化の実現へ
 補正予算による約100億円の計上
 1960年代後半までの蔵書の大規模デジタル化に着手
 法改正による施行 19
 著作権法の改正と施行

［参考］国立国会図書館による
大規模デジタル化の現状

デジタル化デジタル化
資料種別所蔵数
実施済未実施
実施割合学
問
古典籍 29万冊 7万冊 22万冊 1/4
を
生
和図書 427万冊 88万冊 339万冊 1/5 か
す
和雑誌 455万冊 101万冊 354万冊 1/5 社
会
博士論文 39万冊 14万冊 25万冊 1/3 へ

合計 950万冊 210万冊 740万冊 1/5

2011年8月末時点 20


［参考］
前史としての近代デジタルライブラリー
 国立国会図書館が所蔵する明治・大正・昭和前期刊行
図書のデジタル画像を収録（2002年～）学
 約87万点をデジタル化と、うち約29万点をウェブ公開問
 現在は機能・役割を変更を
生
か
す
社
会
へ

21


［参考］
前史としての近代デジタルライブラリー

学
問
を
生
か
す
社
会
へ

22
膨大な著作権処理と文化庁長官裁定による処理


デジタル化・ウェブ化
学
問
を
生
情報探索行動の変化か
す
社
会
大規模デジタル化・大規模ウェブ化へ

知識発見行動の変化 23


デジタル化・ウェブ化
学
問
情報探索行動の変化を
生
か
す
大規模デジタル化・大規模ウェブ化社
会
へ
知識発見行動の変化

24
集積型図書館の終焉

デジタル化とウェブ化によって来るべき現実
－2つの見方

大規模デジタル化学
問
大規模ウェブ化を
生
か
す
社
会
へ

集積型図書館の終焉
25



学
問

継続を
生
か

図書館す
社
会

終焉へ

26



学
問

継続を
生
か

図書館す
社
会

終焉へ

27



学
問

継続を
生
か

図書館す
社
会

終焉へ

28



学
問
を
生
か

図書館継続す
社
会
へ

29


学
問
を
生
か
変化の時代におけるす
社
会
短期大学図書館の役割へ
30 －大学のユニバーサル化と
情報の大規模デジタル化の時代に


デジタル化とウェブ化によって来るべき現実
－2つの見方

学
集積型図書館の終焉問
を
生
か
す
社
会
へ
図書館の恩恵

空間の獲得時間の獲得 31


未来の図書館のためのグランドデザイン
－3つのレイヤーの発想

オペレーティングシステムとしての図書館学
•国立国会図書館を想定問
を
生
ミドルウェアとしての図書館か
す
•旧帝国大学系列の大学図書館、有力私立大学社
の大学図書館、都道府県立図書館を想定会
へ
アプリケーションとしての図書館
•上記以外の大学図書館、市区町村立の公共図
32
書館を想定

－特にアプリケーションとしての図書館の役割

学
集積型図書館の終焉問
を

再生
か
す
掲社
会
へ
図書館の恩恵

空間の獲得時間の獲得 33


－空間と時間の活用

空間の •チャンスの学
問
を
活用多様化生
か
す
社
会
時間の •サービスのへ

活用多様化 34


－チャンスの多様化

人々のマッチングプレイスとしての学
問
図書館を
生
か
•利用者を専門家とみなし、利用す
社
者同士が出会い、コラボレーショ会
へ
ンへと発展する仕掛けを提供して
いく図書館
35


－サービスの多様化

ラーニングコモンズとしての学
問
図書館を
生
か
•利用者が個人だけでなく集す
社
団で協調的に学び気づきあ会
へ
う自己学習を支援する仕掛
けを提供する図書館 36


－短期大学図書館に特化した考察

「短期大学士」養成補助機関学
問
を
としての図書館生
か
す
•徹底した学習サポートから社
会
研究サポートまでを行う図書へ

館（とライブラリアン）
37


学
問
を
生
か
す
社
会
質疑・討論へ
38 －大学のユニバーサル化と情報の大規模デジタル化の時代
における短期大学図書館の行く末


質疑・討論

学
積極的な発言を期待します。問
を
生
か
す
聴衆と講師の一対一のやり取社
会
りではなく、全員一体となったへ

議論を楽しみましょう。
39


学
問
を
生
か変化の時代における
す
社短期大学図書館の役割
会－大学のユニバーサル化と
へ情報の大規模デジタル化の時代に
私立短期大学図書館協議会 2012年度全国研修会
日時：2012年9月6日（木）
会場：大阪芸術大学ほたるまちキャンパス

40
岡本真
代表取締役／プロデューサー


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