Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.
八甲田山 の 雪形 青森県立郷土館 土曜セミナー 2011年5月28日 室谷 洋司 ー 私たちの祖先に     田仕事の手順を 教えてくれた ー
雪 形 (ゆきがた)  ○   雪 型        ×
語彙「雪形」の認知   <ul><li>・「雪形」 =田淵行男著「 山の紋章 雪形 」(昭和 56 年 )で広く知られるようになる。民俗学の祖・柳田国男の時代=特定の語彙は見あたらず。  </li></ul><ul><li>昭和 59 年 の ...
「山の紋章 雪形」(昭和 56 年) 日本の雪形を集大成
雪 形   とは  ? <ul><li>雪が消えるにしたがって、毎年おなじところに 農具 や 人物 、 動物 の姿(雪)が現れる。そのかたちの整えかた、消失具合で、その年の 微妙な季節 を知る。 </li></ul><ul><li>雪形は雪が積...
      全国雪形分布表   田淵行男「山の紋章雪形」(昭 56 )より その後の調査で東北・中部につぎつぎと増えた。   ポジ型  ネガ型  不 明  合 計 北海道 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県 新潟県 群馬県 長野県 ...
黒・・・・ネガ型 グレー・・・ポジ型
 
田淵 行男 (1905~1989)
      雪形を広めた     田淵行男プロフィール   <ul><li>明治 38 年( 1905 )、鳥取県大山山麓の山里で生まれ、東京へ出て教育映画をてがける。 </li></ul><ul><li>昭和 20 年( 1945 ) 7 月...
田淵の雪形の分類 <ul><li>① 正真正銘の雪形。しっかりした伝承  の裏書き。農事、山仕事、漁業の重要な目安。 </li></ul><ul><li>② 形が明快で実質的な用途はないが、民話などに結びつき、その土地に親しまれてきた。 </l...
農事暦の一例:会津・磐梯山の「虚無僧雪」
会津・磐梯山の「虚無僧雪」
虚無僧雪の記録表     昭和36~44年 橋本 武氏観測               作図・室谷洋司 S.36 S.44 ◎ ◎ × × ○ ○ 4下 6上
大冷害 豊作、多収 豊作、多収 冷  害 8  割
大冷害 豊  作 豊  作
中村喜時 の 「津軽耕作噺」 安永 5 年( 1776 ) 田舎館村の大庄屋 <ul><li>① 春彼岸に種モミを水 につける。俗に暑さ寒さも彼岸までと、 3 月 21 日頃に浸種 すべき。 </li></ul><ul><li>② 八十八夜に苗...
明治生 まれ 古老 の 若 い 頃 の 話 昭和 55 年( 1980 )聞き取り、旧相馬村 <ul><li>① 田打ち桜 (コブシ)が咲いてくると 田の一番打ち 、三本鍬で土を良く乾燥させるように。 </li></ul><ul><li>② そ...
佐々木直亮氏 の 記録写真 (元弘前大学教授・衛生学) 昭和 31 ~ 33 年、弘前市郊外の 田仕事の貴重な映像 ① 農作業に牛馬・ヒトの手仕事が残っていた。 ② 温床・折衷苗代などが一部で使い初め。 ③ 年配のひとは 山の雪消え(雪形) な...
弘前市郊外・長勝寺から岩木山方向(昭和 30 年 11 月)
田起こし (昭和 31 年 5 月 12 日)
田起こし (昭和 31 年 5 月 17 日)
しろかき (昭和 31 年 5 月)
種もみ (昭和 32 年 5 月)
温床苗代づくり(昭和 32 年 5 月 )
苗とり (昭和 31 年 5 月 25 日)
苗とり (昭和 31 年 5 月 24 日)
苗はこび (昭和 31 年 5 月 25 日)
田植えの準備 (昭和 31 年 5 月 30 日)
田植え (昭和 31 年 5 月 30 日)
19800518  元薬師堂 昭和 55 年の弘前市郊外( 5 月 18 日) 苗モッコに苗は入っていない
田植え(昭和 31 年 5 月 30 日) 昭和 55 年 5 月 18 日 右:稲作技術の進歩で 5 月中旬でも田植えが可能になった。 下:昔は 5 月下旬~ 6 月でないと不可能。
田植え (昭和 31 年 6 月 6 日、弘前市狐森)
昼食 (昭和 31 年 5 月 30 日)
除草 (昭和 31 年 7 月)
すずめ追い (昭和 31 年 9 月 16 日)
刈り取り (昭和 31 年 9 月)
刈り取り (昭和 31 年 10 月)
稲干し (昭和 31 年 10 月)
稲干し・棒かけ (昭和 31 年 10 月)
脱穀 (昭和 31 年 10 月)
リヤカーで秋の実りを運ぶ (青森市高田、昭和 36 年 10 月 30 日)
「苗モッコ」が教える 田仕事の情報
お岩木さまをじっと見ている・・・モッコに苗が入ったとか               森山泰太郎「津軽の民俗」、画・山口晴温
010504 元薬師堂 010513 010518 苗モッコ
苗モッコの実物
010529 010602 わらべうた 急げ  急げ   田植えを   急げ お山の モッコさ   苗(ネ)コ   入った    「津軽の民俗」     森山泰太郎 苗 雪が消えた黒い部分を苗に見立てた、 2 個、 3 個と
010529 010602 010513 010518
19800518   元薬師堂 5 月中旬の田植え・・・昔は不可能!
田植え、最も疲れる、激しい、祭のように総出・賑やか                  旧相馬村の明治生まれの古老の話
祖先の魂がこもり見守っている、お山参詣は懺悔・感謝                    岩木山信仰に詳しい小館衷三氏
010529 010602 010513 010518 「苗モッコ」・・・ 2001 年と 2005 年の比較 2005 年は雪形の進行が遅かった。 050521 050526 050602 約 20 日間の較差 5月全体 ー 2.1℃ 5月中...
雪形の分類 <ul><li>①正真正銘の雪形。しっかりした伝承の裏書き。農事、山仕事、漁業の重要な目安。 </li></ul><ul><li>②形が明快で実質的な用途はないが、民話などに結びつき、その土地に親しまれてきた。 </li></ul>...
黒・・・・ネガ型 グレー・・・ポジ型
駒ヶ岳(木曽)の「駒形」
駒ヶ岳(木曽)の「駒形」
北アルプスの白馬岳=代掻き馬
八甲田山の雪形 先人 の 記録 を もと に 検証
雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木...
     岩木山            八甲田山 岩木山と八甲田山は、青森県を代表する山。 その見える範囲を示す。
北 八甲田山鳥瞰図 高田大岳 赤倉岳 前岳 大岳 青森 七戸 旧十和田湖 酸ケ湯
020114  桜川から(夕方) 青森周辺からの眺望 眺める方角で山容が異なる 主峰・大岳は・・・・
011021  下湯高地から 青森空港周辺からの眺望
010512  田向(七戸町) 七戸周辺からの眺望
010519   旧十和田湖町 左が「南八甲田山」、右が「北八甲田山」。 雪形は北八甲田山に知られている。 旧十和田湖町周辺からの眺望
雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木...
菅江真澄 そのひと   <ul><li>江戸時代後半の旅行家。足跡は北奥羽・蝦夷地。実地見聞で残した記録は、紀行文や随筆として 137 冊といわれる。 </li></ul><ul><li>彼が足跡をしるした地域の歴史や文化がありありと描かれ、雪...
真澄の雪形  その1  「錦木」 <ul><li>「錦木」文化4年( 1807 ) </li></ul><ul><li>意図してまとめられた1冊の日記ではない。さまざまな絵図を綴じた「雑葉集」。 </li></ul><ul><li>① 白狗、②...
真澄の雪形  その2  「すみかの山 」 <ul><li>青森に関係した日記類は数多いが、 </li></ul><ul><li> この4冊に貴重な雪形の手がかり、 </li></ul><ul><li>「すみかの山」・・・・寛政8年( 1796 ...
真澄の雪形  その3  「月のおろちね」   <ul><li>文化9年( 1812 )7月 13 日~8月 22 日と7月 19 日の記述  </li></ul><ul><li> ①鶴が峰    ・・・ 残雪が鶴の姿 </li></ul><ul...
真澄の雪形  その4 「おがらの滝」   <ul><li>文化4年( 1807 )年3月初~5月 27 日と4月  20 日の記述  </li></ul><ul><li> ①舟が沢山    ・・・・ 兎雪、真北に。 </li></ul><ul>...
真澄の岩木山・八甲田山雪形図は「田淵本」のページを飾った。
菅江真澄日記「錦木」( 1807 )の「岩木山図」
「山の紋章 雪形」岩木山の頁
「山の紋章 雪形」八甲田山の頁
八甲田山の雪形 青森市周辺から (青森県北西部)
真澄の雪形  その2  「すみかの山 」 <ul><li>青森に関係した日記類は数多いが、 </li></ul><ul><li> この4冊に貴重な雪形の手がかり、 </li></ul><ul><li>「すみかの山」・・・・寛政8年( 1796 ...
八甲田山   青森市から 菅江真澄「すみかの山」(一七九六) 八甲田山図 その1
八甲田山   青森市から 菅江真澄「すみかの山」(一七九六) 八甲田山図 その2
八甲田山   ~青森市から~ 菅江真澄「すみかの山」(一七九六) 八甲田山図 その2ー部分
  010427  青森市桜川 雪形の記録:眺望位置と撮影年月日が重要 2001 年 4 月 27 日 -> 010427 と略記(以下同じ)
この頃の花と蝶・カタクリの群落  2003 年5月3日、雲谷
カタクリの花アップ
春の女神と親しまれる ヒメギフチョウ
010512  桜川 「種蒔爺」出始め
010529  桜川 「三本鍬」「蟹ハサミ」「牛首」間近か、「種蒔爺」完成
010529  桜川 「三本鍬」「蟹ハサミ」「牛首」間近か、「種蒔爺」完成 種蒔き 代掻き 田植え 三本鍬 田仕事の目安
010604  桜川 雪形勢揃いの八甲田山全容
020529  桜川 「蟹ハサミ」「牛首」完成
010618  松森 「三本鍬」完成、「Y」「Z」とも云う
010624  桜川 草書体の漢字「松」とも云う 松
010718  松森 雪形はすべて消失
4 月 21 日~ 7 月 28 日( 2001 年)の推移   青森市から
010501-8 時 01017-12 時 010525-18 時 010529-8 時 110506-15 時 110515-16 時 110517-16 時 110524-14 時 青森市から見た 2001 年と 2011 年の雪形比較 ・...
010528   上野 南に移動するに従って「蟹ハサミ」->「雁」
010609   岩木山展望所 雁・ガン・かり
表1.八甲田山の雪形  ~青森市から 6月中~下旬  青森市  位置不明。(品川弥千江  1968 ) 船形  9 6月中~下旬  青森市(戸山、平新田)  「牛クビ」の融雪の進んだ  馬鍬(マンガ)  8 6月中~下旬  青森市(戸山、平新田...
八甲田山の雪形 七戸町周辺から (青森県東部)
表2.八甲田山の雪形  ~東南・ 東部から 7月上~中旬 上北郡七戸町ほか 八甲田山大岳。旧山名由来「駒カ岳」 駒形、駒の雪、白馬 14 6月上~下旬  上北郡十和田湖町、三戸郡  高田大岳  駒形   13 不明  上北郡十和田湖町ほか  高...
雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木...
木村謙次「北行日録」 ほか   <ul><li>寛政5年( 1773 )2月 16 日、七戸町での記録 . </li></ul><ul><li>  ここより富士山の形に見える山を 駒カ岳 という。土地の人はその 消える形を見て農候 とする。(中...
010428   田向
010428   七戸町田向
010512  田向(七戸町)
010512  田向(七戸町) ○ 内が大岳
010512  七戸城址
010519  八幡岳西登山口 大岳は頂上部から消え始める
010609  七戸牧場
010604  桜川 010609  田代高原 010609  酸ヶ湯温泉 010609  睡蓮沼 大岳の雪消えは面で異なる
010622  八幡岳西登山口 右が「白馬」(駒の雪)で未完成
010707  八幡岳西登山口 大岳の「白馬」が完成、昔は駒カ岳
010707  田向 「白馬」が完成した八甲田山全容
010707  八幡岳西登山口から七戸方向を見る
010622  七戸町商店街 七戸町は馬と駒だらけ!
 
 
 
010707  七戸町
雪形「白馬」(駒の雪)の推移(2001年)
010819 大岳北東面「駒の雪」 雪形は頭と尾部に分かれる
『雪解けの時、七戸方面より馬の形に 見ゆる ことあり。この 2雪田 はその残骸なり。 三年 つづきて 馬の形見ゆれば、必ず凶作なり』
八甲田山の雪形 旧十和田湖町周辺から (青森県東南部)
表2.八甲田山の雪形  ~ 東南 ・東部から 7月上~中旬 上北郡七戸町ほか 八甲田山大岳。旧山名由来 駒形、駒の雪、白馬 14 6月上~下旬   上北郡十和田湖町、三戸郡   高田大岳   駒形  13 不明  上北郡十和田湖町ほか  高田大...
雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木...
中道等の「十和田村史」の描写   <ul><li>1955 年発行。現十和田市から見る。  </li></ul><ul><li> ①八甲田山の山に松の形に雪が残るのが </li></ul><ul><li>    松形岳(硫黄岳) 。・・・ 雪形...
010519   旧十和田湖町 左が南八甲田山、右が「北八甲田山」。 雪形は北八甲田山に知られている。
010519   湯ノ台 左から  硫黄岳(松形岳) 小岳(鳶形岳) 高田大岳(馬が出る)
010519   湯ノ台
010609  仙人平 白馬の完成
010609   仙人平
010624  仙人平
010707   湯ノ台
010519   湯ノ台 左から  硫黄岳(松形岳) 小岳(鳶形岳) 高田大岳(馬が出る)
010519  湯ノ台 010623 高田 小岳の「鳶形」
010519   猿倉 硫黄岳の「松形」
010609  上・湯ノ台、下・睡蓮沼
表1.八甲田山の雪形  ~青森市から 6月中~下旬  青森市  位置不明。(品川弥千江  1968 ) 船形  9 6月中~下旬  青森市(戸山、平新田)  「牛クビ」の融雪の進んだ  馬鍬(マンガ)   8 6月中~下旬  青森市(戸山、平新...
表2.八甲田山の雪形  ~東南・東部から 八甲田山の雪形= 14 + α 7月上~中旬 上北郡七戸町ほか 八甲田山大岳。旧山名由来 駒形 14 6月上~下旬  上北郡十和田湖町、三戸郡  高田大岳  駒形   13 不明  上北郡十和田湖町ほか...
     岩木山            八甲田山 岩木山と八甲田山は、青森県を代表する山。 その見える範囲を示す。
参考 表3.岩木山の雪形 ~農具・人物・ほか  1 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 弘前市高杉・鬼沢から 豆まき爺と婆 14 上記の下方、旧岩木・相馬周辺から ダイコン ( 小 ) 7 旧・相馬村から  サセ棒     13 鳥...
参考 表4.岩木山の雪形 ~農具・人物・ほか  2 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 西目屋村から への字 22 豆植え、内田( 1929 ) 鎌と婆   18 弘前市高杉付近から、伐採で消滅  雁木   21 豆植え、内田( 1...
参考 表5.岩木山の雪形 ~動物たちほか 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 未確認(聞き取り)、旧・相馬村 下りネズミ   36 岩木山鳥海山頂から南側斜面、弘前市高屋ほか 山羊さん       29 未確認(聞き取り)、旧・相馬...
参考 表6.岩木山の雪形 ~真澄の雪形ほか 岩木山の雪形 42 + α +八甲田山 14 + α = 56 + α 尾太山・釜臥山・増川岳・戸来岳にも知られる。 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 未確認(菅江、 1807 )   ...
      全国雪形分布表   田淵行男「山の紋章雪形」(昭 56 )より その後の調査で東北・中部につぎつぎと増えた。 60 以上 青森県の雪形数   ポジ型  ネガ型  不 明  合 計 北海道 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島...
雪形が教えた情報・・・昔   <ul><li>農事暦(田、畑)  </li></ul><ul><li>山仕事、山菜とり </li></ul><ul><li>漁 業   </li></ul><ul><li>今年は 豊作か凶作 ?  良い年か悪い年...
雪形の効用・・・現代 <ul><li>生活用水、農業用水が十分か、不足しないか ? </li></ul><ul><li>山菜など「山の幸」の季節 </li></ul><ul><li>初夏までの季節の移り変わり </li></ul><ul><li...
雪形と自然誌 <ul><li>局所的な生物季節を正確に反映  </li></ul><ul><li>特定の雪形の生成・消失の推移を正確に記録する </li></ul><ul><li>例:植物の開花・結実などと組み合わせる </li></ul><u...
話題 を ひとつ <ul><li>世界遺産「白神山地」の山名由来として・・・一説に雪形があった。 </li></ul>
        世界遺産・白神山地の山名は、雪形に由来 !!                          2002 年5月 25 日に確認・公表
文化4年( 1807 )の菅江真澄の日記「おがらのたき」の一節・・・・   雪形の「上文字山」または「白上」 -> 「白神」
「上」の意味の漢字は四六通りあるという。その一部を示すと・・・・
「上」文字が確認された。    2002 年5月3日、秋田県   旧峰浜村横内から撮影
八甲田山 の 雪形 ご清聴ありがとうございました。
Upcoming SlideShare
Loading in …5
×

of

青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 1 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 2 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 3 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 4 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 5 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 6 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 7 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 8 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 9 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 10 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 11 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 12 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 13 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 14 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 15 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 16 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 17 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 18 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 19 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 20 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 21 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 22 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 23 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 24 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 25 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 26 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 27 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 28 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 29 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 30 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 31 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 32 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 33 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 34 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 35 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 36 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 37 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 38 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 39 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 40 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 41 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 42 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 43 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 44 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 45 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 46 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 47 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 48 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 49 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 50 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 51 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 52 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 53 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 54 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 55 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 56 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 57 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 58 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 59 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 60 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 61 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 62 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 63 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 64 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 65 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 66 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 67 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 68 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 69 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 70 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 71 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 72 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 73 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 74 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 75 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 76 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 77 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 78 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 79 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 80 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 81 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 82 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 83 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 84 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 85 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 86 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 87 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 88 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 89 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 90 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 91 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 92 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 93 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 94 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 95 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 96 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 97 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 98 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 99 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 100 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 101 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 102 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 103 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 104 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 105 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 106 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 107 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 108 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 109 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 110 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 111 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 112 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 113 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 114 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 115 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 116 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 117 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 118 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 119 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 120 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 121 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 122 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 123 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 124 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 125 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 126 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 127 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 128 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 129 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 130 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 131 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 132 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 133 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 134 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 135 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 136 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 137 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 138 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 139 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 140 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 141 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 142 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 143 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 144 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 145 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 146 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 147 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 148 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 149 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 150 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 151 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 152 青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」  Slide 153
Upcoming SlideShare
「50年前の青森市高田あちこち」 室谷洋司
Next
Download to read offline and view in fullscreen.

0 Likes

Share

Download to read offline

青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」 

Download to read offline

実施日:平成23年5月28日
講師:室谷洋司氏

Related Books

Free with a 30 day trial from Scribd

See all

Related Audiobooks

Free with a 30 day trial from Scribd

See all
  • Be the first to like this

青森県立郷土館土曜セミナー「八甲田山の雪形」 

  1. 1. 八甲田山 の 雪形 青森県立郷土館 土曜セミナー 2011年5月28日 室谷 洋司 ー 私たちの祖先に     田仕事の手順を 教えてくれた ー
  2. 2. 雪 形 (ゆきがた)  ○ 雪 型       ×
  3. 3. 語彙「雪形」の認知 <ul><li>・「雪形」 =田淵行男著「 山の紋章 雪形 」(昭和 56 年 )で広く知られるようになる。民俗学の祖・柳田国男の時代=特定の語彙は見あたらず。 </li></ul><ul><li>昭和 59 年 の 宮中歌会始の入選歌 </li></ul><ul><li>   アルプスに 雪形 いでて安曇野は </li></ul><ul><li>     わさび田のうねに緑つらなる </li></ul><ul><li>           (松本市 丸山婦起子) </li></ul><ul><li>昭和 59 年 の「 広辞苑 」(第 3 版) </li></ul><ul><li>  雪形 (ゆきがた) = 山腹の雪の消え具合によってできる形。-> 雪占 (ゆきうら) =山や野に消え残る雪の形によって、農作業の時期を測り、またその年の豊凶を占うこと。山の名は雪占に因んだものがある。 </li></ul>
  4. 4. 「山の紋章 雪形」(昭和 56 年) 日本の雪形を集大成
  5. 5. 雪 形   とは ? <ul><li>雪が消えるにしたがって、毎年おなじところに 農具 や 人物 、 動物 の姿(雪)が現れる。そのかたちの整えかた、消失具合で、その年の 微妙な季節 を知る。 </li></ul><ul><li>雪形は雪が積もる地方だけに見られ、全国で 131 の山に 約 350 体 が確認されている。 </li></ul><ul><li>岩木山には 24 体 の雪形が確認、全国 131 の山のなかでも一番多い。 八甲田山は全国第6位で 11 体 。 </li></ul><ul><li>  以上は、田淵「山の紋章 雪形」( 1981 )時点の確認数で、その後の調査で増えている。 </li></ul>
  6. 6.       全国雪形分布表   田淵行男「山の紋章雪形」(昭 56 )より その後の調査で東北・中部につぎつぎと増えた。   ポジ型  ネガ型  不 明  合 計 北海道 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県 新潟県 群馬県 長野県 山梨県 富山県 岐阜県 石川県 静岡県 兵庫県 愛媛県 2    21    12    4   2   12    9   18     1   22    2   6   1   0   0   1   2      0   3      4    4    0    1    3     10      0     34     2    4    0    0    1    0    0   1      14      4    7    2     21      15      57      2     1      0    4    0    1    1    0    0     3 38   20   15  4   34   27   85  3   57  4   14   1   1   2   1   2 総 計   115 66 130 311
  7. 7. 黒・・・・ネガ型 グレー・・・ポジ型
  8. 9. 田淵 行男 (1905~1989)
  9. 10.       雪形を広めた     田淵行男プロフィール <ul><li>明治 38 年( 1905 )、鳥取県大山山麓の山里で生まれ、東京へ出て教育映画をてがける。 </li></ul><ul><li>昭和 20 年( 1945 ) 7 月、安曇野に居を構え、北アルプスと緑豊かな安曇野をフィールドに、高山蝶などの生態研究や、山岳など自然写真の撮影に生涯を捧げる。 </li></ul><ul><li>高山蝶や山岳写真、日本各地の雪形(ゆきがた)を集大成した「山の紋章 雪形」など、生涯で 37 冊の大形著作を発表。 </li></ul><ul><li>平成元年( 1989 ) 6 月、死去。 2005 年は生誕百年祭で各地で盛大に記念行事。 </li></ul>
  10. 11. 田淵の雪形の分類 <ul><li>① 正真正銘の雪形。しっかりした伝承 の裏書き。農事、山仕事、漁業の重要な目安。 </li></ul><ul><li>② 形が明快で実質的な用途はないが、民話などに結びつき、その土地に親しまれてきた。 </li></ul><ul><li>③ 山全体が見せる残雪の形状が、山名の由来になっている。 </li></ul>
  11. 12. 農事暦の一例:会津・磐梯山の「虚無僧雪」
  12. 13. 会津・磐梯山の「虚無僧雪」
  13. 14. 虚無僧雪の記録表     昭和36~44年 橋本 武氏観測               作図・室谷洋司 S.36 S.44 ◎ ◎ × × ○ ○ 4下 6上
  14. 15. 大冷害 豊作、多収 豊作、多収 冷 害 8 割
  15. 16. 大冷害 豊 作 豊 作
  16. 17. 中村喜時 の 「津軽耕作噺」 安永 5 年( 1776 ) 田舎館村の大庄屋 <ul><li>① 春彼岸に種モミを水 につける。俗に暑さ寒さも彼岸までと、 3 月 21 日頃に浸種 すべき。 </li></ul><ul><li>② 八十八夜に苗代に種まき 。八十八夜は立春から 88 日目、八十八夜の別れ霜、霜が少ないので、 </li></ul><ul><li>  5 月 2 、 3 日に種をまく べき。 </li></ul><ul><li>③ 春土用に田の耕起。 4 月 17 日から 5 月 5 日頃 までに水田の耕起を始める。 </li></ul><ul><li>④ 入梅に田植え。 6 月 11 日頃 に梅雨の雨で田植えを行うべき。 </li></ul><ul><li>⑤ 秋彼岸に稲の刈り取り を始める。 </li></ul>
  17. 18. 明治生 まれ 古老 の 若 い 頃 の 話 昭和 55 年( 1980 )聞き取り、旧相馬村 <ul><li>① 田打ち桜 (コブシ)が咲いてくると 田の一番打ち 、三本鍬で土を良く乾燥させるように。 </li></ul><ul><li>② そして弘前の 観桜会でちょっとひと休み 、思いっきり楽しむ。この後、 二番打ち、三番打ち 。 </li></ul><ul><li>③ 平らになって 田コナシ 、水を入れてトロトロと田を掻き、 粗シロ をやる。 </li></ul><ul><li>④ 植える間際に代カキ 、最後にエビリで田をならして 田植え 。 新暦でもう6月、旧暦では5月 。 </li></ul><ul><li>⑤ 馬や牛の畜力 で、 マンガ(馬鍬) でやるようになったのは、 ずっとあとのこと です。 </li></ul>
  18. 19. 佐々木直亮氏 の 記録写真 (元弘前大学教授・衛生学) 昭和 31 ~ 33 年、弘前市郊外の 田仕事の貴重な映像 ① 農作業に牛馬・ヒトの手仕事が残っていた。 ② 温床・折衷苗代などが一部で使い初め。 ③ 年配のひとは 山の雪消え(雪形) などを気に  していた。
  19. 20. 弘前市郊外・長勝寺から岩木山方向(昭和 30 年 11 月)
  20. 21. 田起こし (昭和 31 年 5 月 12 日)
  21. 22. 田起こし (昭和 31 年 5 月 17 日)
  22. 23. しろかき (昭和 31 年 5 月)
  23. 24. 種もみ (昭和 32 年 5 月)
  24. 25. 温床苗代づくり(昭和 32 年 5 月 )
  25. 26. 苗とり (昭和 31 年 5 月 25 日)
  26. 27. 苗とり (昭和 31 年 5 月 24 日)
  27. 28. 苗はこび (昭和 31 年 5 月 25 日)
  28. 29. 田植えの準備 (昭和 31 年 5 月 30 日)
  29. 30. 田植え (昭和 31 年 5 月 30 日)
  30. 31. 19800518  元薬師堂 昭和 55 年の弘前市郊外( 5 月 18 日) 苗モッコに苗は入っていない
  31. 32. 田植え(昭和 31 年 5 月 30 日) 昭和 55 年 5 月 18 日 右:稲作技術の進歩で 5 月中旬でも田植えが可能になった。 下:昔は 5 月下旬~ 6 月でないと不可能。
  32. 33. 田植え (昭和 31 年 6 月 6 日、弘前市狐森)
  33. 34. 昼食 (昭和 31 年 5 月 30 日)
  34. 35. 除草 (昭和 31 年 7 月)
  35. 36. すずめ追い (昭和 31 年 9 月 16 日)
  36. 37. 刈り取り (昭和 31 年 9 月)
  37. 38. 刈り取り (昭和 31 年 10 月)
  38. 39. 稲干し (昭和 31 年 10 月)
  39. 40. 稲干し・棒かけ (昭和 31 年 10 月)
  40. 41. 脱穀 (昭和 31 年 10 月)
  41. 42. リヤカーで秋の実りを運ぶ (青森市高田、昭和 36 年 10 月 30 日)
  42. 43. 「苗モッコ」が教える 田仕事の情報
  43. 44. お岩木さまをじっと見ている・・・モッコに苗が入ったとか               森山泰太郎「津軽の民俗」、画・山口晴温
  44. 45. 010504 元薬師堂 010513 010518 苗モッコ
  45. 46. 苗モッコの実物
  46. 47. 010529 010602 わらべうた 急げ  急げ   田植えを   急げ お山の モッコさ   苗(ネ)コ   入った    「津軽の民俗」     森山泰太郎 苗 雪が消えた黒い部分を苗に見立てた、 2 個、 3 個と
  47. 48. 010529 010602 010513 010518
  48. 49. 19800518   元薬師堂 5 月中旬の田植え・・・昔は不可能!
  49. 50. 田植え、最も疲れる、激しい、祭のように総出・賑やか                  旧相馬村の明治生まれの古老の話
  50. 51. 祖先の魂がこもり見守っている、お山参詣は懺悔・感謝                    岩木山信仰に詳しい小館衷三氏
  51. 52. 010529 010602 010513 010518 「苗モッコ」・・・ 2001 年と 2005 年の比較 2005 年は雪形の進行が遅かった。 050521 050526 050602 約 20 日間の較差 5月全体 ー 2.1℃ 5月中旬 ー 6.6℃
  52. 53. 雪形の分類 <ul><li>①正真正銘の雪形。しっかりした伝承の裏書き。農事、山仕事、漁業の重要な目安。 </li></ul><ul><li>②形が明快で実質的な用途はないが、民話などに結びつき、その土地に親しまれてきた。 </li></ul><ul><li>③ 山全体が見せる残雪の形状が、山名の由来になっている。 </li></ul>
  53. 54. 黒・・・・ネガ型 グレー・・・ポジ型
  54. 55. 駒ヶ岳(木曽)の「駒形」
  55. 56. 駒ヶ岳(木曽)の「駒形」
  56. 57. 北アルプスの白馬岳=代掻き馬
  57. 58. 八甲田山の雪形 先人 の 記録 を もと に 検証
  58. 59. 雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木村謙次・・・「北行日録」(寛政 5 、 1773 ) </li></ul><ul><li>中道  等・・・「十和田村史」(昭和 30 、  </li></ul><ul><li>                         1955 ) </li></ul>
  59. 60.      岩木山            八甲田山 岩木山と八甲田山は、青森県を代表する山。 その見える範囲を示す。
  60. 61. 北 八甲田山鳥瞰図 高田大岳 赤倉岳 前岳 大岳 青森 七戸 旧十和田湖 酸ケ湯
  61. 62. 020114  桜川から(夕方) 青森周辺からの眺望 眺める方角で山容が異なる 主峰・大岳は・・・・
  62. 63. 011021  下湯高地から 青森空港周辺からの眺望
  63. 64. 010512  田向(七戸町) 七戸周辺からの眺望
  64. 65. 010519   旧十和田湖町 左が「南八甲田山」、右が「北八甲田山」。 雪形は北八甲田山に知られている。 旧十和田湖町周辺からの眺望
  65. 66. 雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木村謙次・・・「北行日録」(寛政 5 、 1773 ) </li></ul><ul><li>中道  等・・・「十和田村史」(昭和 30 、  </li></ul><ul><li>                         1955 ) </li></ul>
  66. 67. 菅江真澄 そのひと <ul><li>江戸時代後半の旅行家。足跡は北奥羽・蝦夷地。実地見聞で残した記録は、紀行文や随筆として 137 冊といわれる。 </li></ul><ul><li>彼が足跡をしるした地域の歴史や文化がありありと描かれ、雪形研究でも宝庫。 </li></ul><ul><li>文政 12 年( 1829 、秋田で死去。秋田県の数カ所に残された日記類は同県の有形文化財。 </li></ul>
  67. 68. 真澄の雪形  その1 「錦木」 <ul><li>「錦木」文化4年( 1807 ) </li></ul><ul><li>意図してまとめられた1冊の日記ではない。さまざまな絵図を綴じた「雑葉集」。 </li></ul><ul><li>① 白狗、② 斑犬 、③長鋤、④股鍬、⑤植女、⑥飛竜。 </li></ul>手にするのは日記「錦木」( 1980 年撮影)
  68. 69. 真澄の雪形  その2 「すみかの山 」 <ul><li>青森に関係した日記類は数多いが、 </li></ul><ul><li> この4冊に貴重な雪形の手がかり、 </li></ul><ul><li>「すみかの山」・・・・寛政8年( 1796 )の記述が重要。 </li></ul><ul><li>耕田の嶽に、 </li></ul><ul><li>① 「種蒔老翁」の姿が現れたら苗代に種蒔き。 </li></ul><ul><li>② 「蟹子の鋏」が出たら代掻き。 </li></ul><ul><li>③ 「牛の頭」を見て田植えの目安とする。 </li></ul><ul><li>  </li></ul>
  69. 70. 真澄の雪形 その3 「月のおろちね」 <ul><li>文化9年( 1812 )7月 13 日~8月 22 日と7月 19 日の記述 </li></ul><ul><li> ①鶴が峰    ・・・ 残雪が鶴の姿 </li></ul><ul><li> ②富士山    ・・・ 布雪耕夫 </li></ul><ul><li> ③栗駒山    ・・・ 馬形(こまがた ) </li></ul><ul><li>  ④岩木山    ・・・ 竜像(「錦木」参照) </li></ul><ul><li>  ⑤釜臥が岳   ・・・ 牡丹 </li></ul><ul><li>  ⑥八甲田山(小田山)・・ 蟹のはさみ </li></ul>
  70. 71. 真澄の雪形 その4 「おがらの滝」 <ul><li>文化4年( 1807 )年3月初~5月 27 日と4月  20 日の記述 </li></ul><ul><li> ①舟が沢山    ・・・・ 兎雪、真北に。 </li></ul><ul><li>  ②上の字が岳   ・・・・ 残雪が上の文字の </li></ul><ul><li>  形。上文字山、白上、白上山、白神と </li></ul><ul><li>も、北北西に。 </li></ul><ul><li> ③富士山     ・・・・ 布雪、農男。 </li></ul><ul><li>  ④耕田の嶽(八甲田山)・ 蟹子のはさみ、 </li></ul><ul><li>             種蒔法師。 </li></ul>
  71. 72. 真澄の岩木山・八甲田山雪形図は「田淵本」のページを飾った。
  72. 73. 菅江真澄日記「錦木」( 1807 )の「岩木山図」
  73. 74. 「山の紋章 雪形」岩木山の頁
  74. 75. 「山の紋章 雪形」八甲田山の頁
  75. 76. 八甲田山の雪形 青森市周辺から (青森県北西部)
  76. 77. 真澄の雪形  その2 「すみかの山 」 <ul><li>青森に関係した日記類は数多いが、 </li></ul><ul><li> この4冊に貴重な雪形の手がかり、 </li></ul><ul><li>「すみかの山」・・・・寛政8年( 1796 )の記述が重要。 </li></ul><ul><li>耕田の嶽に、 </li></ul><ul><li>① 「種蒔老翁」の姿が現れたら苗代に種蒔き。 </li></ul><ul><li>② 「蟹子の鋏」が出たら代掻き。 </li></ul><ul><li>③ 「牛の頭」を見て田植えの目安とする。 </li></ul><ul><li>  </li></ul>
  77. 78. 八甲田山   青森市から 菅江真澄「すみかの山」(一七九六) 八甲田山図 その1
  78. 79. 八甲田山   青森市から 菅江真澄「すみかの山」(一七九六) 八甲田山図 その2
  79. 80. 八甲田山   ~青森市から~ 菅江真澄「すみかの山」(一七九六) 八甲田山図 その2ー部分
  80. 81.   010427  青森市桜川 雪形の記録:眺望位置と撮影年月日が重要 2001 年 4 月 27 日 -> 010427 と略記(以下同じ)
  81. 82. この頃の花と蝶・カタクリの群落  2003 年5月3日、雲谷
  82. 83. カタクリの花アップ
  83. 84. 春の女神と親しまれる ヒメギフチョウ
  84. 85. 010512  桜川 「種蒔爺」出始め
  85. 86. 010529  桜川 「三本鍬」「蟹ハサミ」「牛首」間近か、「種蒔爺」完成
  86. 87. 010529  桜川 「三本鍬」「蟹ハサミ」「牛首」間近か、「種蒔爺」完成 種蒔き 代掻き 田植え 三本鍬 田仕事の目安
  87. 88. 010604  桜川 雪形勢揃いの八甲田山全容
  88. 89. 020529  桜川 「蟹ハサミ」「牛首」完成
  89. 90. 010618  松森 「三本鍬」完成、「Y」「Z」とも云う
  90. 91. 010624  桜川 草書体の漢字「松」とも云う 松
  91. 92. 010718  松森 雪形はすべて消失
  92. 93. 4 月 21 日~ 7 月 28 日( 2001 年)の推移   青森市から
  93. 94. 010501-8 時 01017-12 時 010525-18 時 010529-8 時 110506-15 時 110515-16 時 110517-16 時 110524-14 時 青森市から見た 2001 年と 2011 年の雪形比較 ・今年の田植えは数日間、遅れている。 ・ 5 月中旬の平年比:ー 3.1℃
  94. 95. 010528   上野 南に移動するに従って「蟹ハサミ」->「雁」
  95. 96. 010609   岩木山展望所 雁・ガン・かり
  96. 97. 表1.八甲田山の雪形  ~青森市から 6月中~下旬 青森市 位置不明。(品川弥千江 1968 ) 船形 9 6月中~下旬 青森市(戸山、平新田) 「牛クビ」の融雪の進んだ 馬鍬(マンガ) 8 6月中~下旬 青森市(戸山、平新田) 赤倉岳の北側の沢 三本鍬 7 6月中~下旬 青森市一円 「蟹ハサミ、牛クビ」->「松」 松(文字) 6 6月上~下旬 青森市一円 「蟹ハサミ、牛クビ」に 同じ YZ 5 6月上~中旬 青森市(筒井、横内) 「蟹ハサミ」の南側に出現 牛クビ 4 同上 青森市(高田) 同上。観察する場所で変形   雁 3 5月下~6月上旬 青森市(筒井、戸山) 八甲田山赤倉岳の北西側斜面 蟹ハサミ 2 5月上~5月中旬 青森市(筒井、戸山) 八甲田山前岳の北西麓斜面 種蒔き爺     1 出現時期 望見地域 出現位置、伝承 名 称
  97. 98. 八甲田山の雪形 七戸町周辺から (青森県東部)
  98. 99. 表2.八甲田山の雪形  ~東南・ 東部から 7月上~中旬 上北郡七戸町ほか 八甲田山大岳。旧山名由来「駒カ岳」 駒形、駒の雪、白馬 14 6月上~下旬 上北郡十和田湖町、三戸郡 高田大岳 駒形 13 不明 上北郡十和田湖町ほか 高田大岳 ( 中道等 1955 による)   種蒔き爺 12 5月中~下旬 上北郡十和田湖町ほか 硫黄岳南側斜面 松形 11 5月中~下旬 上北郡十和田湖町ほか 小岳南側斜面 鳶形(トンビ )     10 出現時期 望見地域 出現位置、伝承 名 称
  99. 100. 雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木村謙次・・・「北行日録」(寛政 5 、 1773 ) </li></ul><ul><li>中道  等・・・「十和田村史」(昭和 30 、  </li></ul><ul><li>                         1955 ) </li></ul>
  100. 101. 木村謙次「北行日録」 ほか <ul><li>寛政5年( 1773 )2月 16 日、七戸町での記録 . </li></ul><ul><li>  ここより富士山の形に見える山を 駒カ岳 という。土地の人はその 消える形を見て農候 とする。(中略) 残らず雪が消えると農熟の候 とする。 </li></ul><ul><li>大正11年( 1922 )、 大町桂月 は、大岳の万年雪を下りながら、 鹿内辰五郎 から 『雪解けの時、七戸方面より馬の形に見ゆることあり。この2雪田はその残骸なり。三年つづきて馬の形見ゆれば、必ず凶作なり』 と聞いている。 </li></ul>
  101. 102. 010428   田向
  102. 103. 010428   七戸町田向
  103. 104. 010512  田向(七戸町)
  104. 105. 010512  田向(七戸町) ○ 内が大岳
  105. 106. 010512  七戸城址
  106. 107. 010519  八幡岳西登山口 大岳は頂上部から消え始める
  107. 108. 010609  七戸牧場
  108. 109. 010604  桜川 010609  田代高原 010609  酸ヶ湯温泉 010609  睡蓮沼 大岳の雪消えは面で異なる
  109. 110. 010622  八幡岳西登山口 右が「白馬」(駒の雪)で未完成
  110. 111. 010707  八幡岳西登山口 大岳の「白馬」が完成、昔は駒カ岳
  111. 112. 010707 田向 「白馬」が完成した八甲田山全容
  112. 113. 010707  八幡岳西登山口から七戸方向を見る
  113. 114. 010622  七戸町商店街 七戸町は馬と駒だらけ!
  114. 118. 010707  七戸町
  115. 119. 雪形「白馬」(駒の雪)の推移(2001年)
  116. 120. 010819 大岳北東面「駒の雪」 雪形は頭と尾部に分かれる
  117. 121. 『雪解けの時、七戸方面より馬の形に 見ゆる ことあり。この 2雪田 はその残骸なり。 三年 つづきて 馬の形見ゆれば、必ず凶作なり』
  118. 122. 八甲田山の雪形 旧十和田湖町周辺から (青森県東南部)
  119. 123. 表2.八甲田山の雪形  ~ 東南 ・東部から 7月上~中旬 上北郡七戸町ほか 八甲田山大岳。旧山名由来 駒形、駒の雪、白馬 14 6月上~下旬 上北郡十和田湖町、三戸郡 高田大岳 駒形 13 不明 上北郡十和田湖町ほか 高田大岳 ( 中道等 1955 による)   種蒔き爺 12 5月中~下旬 上北郡十和田湖町ほか 硫黄岳南側斜面 松形 11 5月中~下旬 上北郡十和田湖町ほか 小岳南側斜面 鳶形(トンビ )     10 出現時期 望見地域 出現位置、伝承 名 称
  120. 124. 雪形を記録した主な文献 <ul><li>菅江真澄・・・「すみかの山」(寛政 8 、 1796 )、「錦木」(文化 4 、 1807 )、「おがらの滝」(同左)、「月のおろちね」(文化 9 、 1812 ) </li></ul><ul><li>木村謙次・・・「北行日録」(寛政 5 、 1773 ) </li></ul><ul><li>中道  等・・・「十和田村史」(昭和 30 、  </li></ul><ul><li>                         1955 ) </li></ul>
  121. 125. 中道等の「十和田村史」の描写 <ul><li>1955 年発行。現十和田市から見る。 </li></ul><ul><li> ①八甲田山の山に松の形に雪が残るのが </li></ul><ul><li>    松形岳(硫黄岳) 。・・・ 雪形が山名由来 </li></ul><ul><li> ②鳶の羽をひろげた形に残るのが 鳶形岳   </li></ul><ul><li>    (小岳) 。・・・ 雪形が山名由来 </li></ul><ul><li>   残雪の形によってその年の豊凶を占う。 </li></ul><ul><li> ③ 高田大岳に「種蒔爺」 が出てこれで </li></ul><ul><li>    八十八夜の遅速 を占う。 </li></ul>
  122. 126. 010519   旧十和田湖町 左が南八甲田山、右が「北八甲田山」。 雪形は北八甲田山に知られている。
  123. 127. 010519   湯ノ台 左から 硫黄岳(松形岳) 小岳(鳶形岳) 高田大岳(馬が出る)
  124. 128. 010519   湯ノ台
  125. 129. 010609  仙人平 白馬の完成
  126. 130. 010609   仙人平
  127. 131. 010624  仙人平
  128. 132. 010707   湯ノ台
  129. 133. 010519   湯ノ台 左から 硫黄岳(松形岳) 小岳(鳶形岳) 高田大岳(馬が出る)
  130. 134. 010519  湯ノ台 010623 高田 小岳の「鳶形」
  131. 135. 010519   猿倉 硫黄岳の「松形」
  132. 136. 010609  上・湯ノ台、下・睡蓮沼
  133. 137. 表1.八甲田山の雪形  ~青森市から 6月中~下旬 青森市 位置不明。(品川弥千江 1968 ) 船形 9 6月中~下旬 青森市(戸山、平新田) 「牛クビ」の融雪の進んだ 馬鍬(マンガ) 8 6月中~下旬 青森市(戸山、平新田) 赤倉岳の北側の沢 三本鍬 7 6月中~下旬 青森市一円 「蟹ハサミ、牛クビ」->「松」 松(文字) 6 6月上~下旬 青森市一円 「蟹ハサミ、牛クビ」に 同じ YZ 5 6月上~中旬 青森市(筒井、横内) 「蟹ハサミ」の南側に出現 牛クビ 4 同上 青森市(高田) 同上。観察する場所で変形   雁 3 5月下~6月上旬 青森市(筒井、戸山) 八甲田山赤倉岳の北西側斜面 蟹ハサミ 2 5月上~5月中旬 青森市(筒井、戸山) 八甲田山前岳の北西麓斜面 種蒔き爺     1 出現時期 望見地域 出現位置、伝承 名 称
  134. 138. 表2.八甲田山の雪形  ~東南・東部から 八甲田山の雪形= 14 + α 7月上~中旬 上北郡七戸町ほか 八甲田山大岳。旧山名由来 駒形 14 6月上~下旬 上北郡十和田湖町、三戸郡 高田大岳 駒形 13 不明 上北郡十和田湖町ほか 高田大岳 ( 中道等 1955 による)   種蒔き爺 12 5月中~下旬 上北郡十和田湖町ほか 硫黄岳南側斜面 松形 11 5月中~下旬 上北郡十和田湖町ほか 小岳南側斜面 鳶形(トンビ )     10 出現時期 望見地域 出現位置、伝承 名 称
  135. 139.      岩木山            八甲田山 岩木山と八甲田山は、青森県を代表する山。 その見える範囲を示す。
  136. 140. 参考 表3.岩木山の雪形 ~農具・人物・ほか 1 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 弘前市高杉・鬼沢から 豆まき爺と婆 14 上記の下方、旧岩木・相馬周辺から ダイコン ( 小 ) 7 旧・相馬村から サセ棒    13 鳥海山頂から南側斜面、旧岩木・相馬周辺から ダイコン雪 6 旧・相馬村から マンガ ( 馬鍬 ) 12 鳥海山頂から南側斜面、旧岩木・相馬周辺から 唐獅子   5 御倉沢の下方、旧岩木町から スキ ( 鋤 ) 11 東南側斜面、弘前市周辺から 田植え雪 4 赤倉沢の下方 スキ ( 鋤 ) 10 東南側斜面、弘前市周辺から 種まき爺 3 岩鬼山北東面大石の沢、津軽平野各所から 苗コッモ       9 東南側斜面、弘前市周辺から 苗ショイ婆 2 東側山麓の奈良寛池付近 四つマナコ 8 東南側中腹、弘前市周辺から 苗とり爺 1
  137. 141. 参考 表4.岩木山の雪形 ~農具・人物・ほか 2 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 西目屋村から への字 22 豆植え、内田( 1929 ) 鎌と婆 18 弘前市高杉付近から、伐採で消滅 雁木 21 豆植え、内田( 1929 ) 槌と爺 17 旧・相馬村付近から 天神様       20 田打ち、内田( 1929 ) 鍬背負う婆 16 藤崎町付近から 田打ち爺 19 田打ち、内田( 1929 ) 爺 15
  138. 142. 参考 表5.岩木山の雪形 ~動物たちほか 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 未確認(聞き取り)、旧・相馬村 下りネズミ 36 岩木山鳥海山頂から南側斜面、弘前市高屋ほか 山羊さん      29 未確認(聞き取り)、旧・相馬村 下りネズミ    35 岩木山鳥海山頂から南側斜面、弘前市高屋 犬    28 未確認(聞き取り) 、旧・相馬村から 馬 34 岩木山鳥海山南側斜面 、弘前市中心部から高杉 ツバメ 27 弘前市鬼沢から 、(品川弥千江、 1968 ) 早馬 33 岩木山東南側中腹 、弘前市中心部から元薬師堂 サギ 26 岩木山東側斜面の尾根(ネガ型)、弘前市各所から 竜の子   32 未確認(品川弥千江、 1968 ) 下り虎 25 岩木山鳥海山南側中腹沢 、弘前市国吉から 鯉の滝上り 31 岩木山頂上から東南斜面の沢 、弘前市の中心部、高杉 下りウサギ 24 岩木山鳥海山頂から南側斜面、旧・岩木町から 牛クビ 30 岩木山頂上から東南斜面の沢 、弘前市高杉 上り犬 23
  139. 143. 参考 表6.岩木山の雪形 ~真澄の雪形ほか 岩木山の雪形 42 + α +八甲田山 14 + α = 56 + α 尾太山・釜臥山・増川岳・戸来岳にも知られる。 出現位置、その他 名称 出現位置、その他 名称 未確認(菅江、 1807 ) 飛竜 42 未確認(菅江、 1807 ) 長鋤 39 未確認(菅江、 1807 ) 植女 41 未確認(菅江、 1807 ) 斑犬 38 未確認(菅江、 1807 ) 股鍬       40 未確認(菅江、 1807 ) 白狗      37
  140. 144.       全国雪形分布表   田淵行男「山の紋章雪形」(昭 56 )より その後の調査で東北・中部につぎつぎと増えた。 60 以上 青森県の雪形数   ポジ型  ネガ型  不 明  合 計 北海道 青森県 岩手県 秋田県 宮城県 山形県 福島県 新潟県 群馬県 長野県 山梨県 富山県 岐阜県 石川県 静岡県 兵庫県 愛媛県 2    21    12    4   2   12    9   18     1   22    2   6   1   0   0   1   2      0   3      4    4    0    1    3     10      0     34     2    4    0    0    1    0    0   1      14      4    7    2     21      15      57      2     1      0    4    0    1    1    0    0     3 38   20   15  4   34   27   85  3   57  4   14   1   1   2   1   2 総 計   115 66 130 311
  141. 145. 雪形が教えた情報・・・昔 <ul><li>農事暦(田、畑) </li></ul><ul><li>山仕事、山菜とり </li></ul><ul><li>漁 業 </li></ul><ul><li>今年は 豊作か凶作 ?  良い年か悪い年 ? </li></ul><ul><li>水は大丈夫? 不足? </li></ul>
  142. 146. 雪形の効用・・・現代 <ul><li>生活用水、農業用水が十分か、不足しないか ? </li></ul><ul><li>山菜など「山の幸」の季節 </li></ul><ul><li>初夏までの季節の移り変わり </li></ul><ul><li>   運動会、衣替え、 etc </li></ul><ul><li>観光資源として活用 </li></ul><ul><li>やすらぎを与えてくれる </li></ul>
  143. 147. 雪形と自然誌 <ul><li>局所的な生物季節を正確に反映 </li></ul><ul><li>特定の雪形の生成・消失の推移を正確に記録する </li></ul><ul><li>例:植物の開花・結実などと組み合わせる </li></ul><ul><li>その他、生物全般に適用。これらのデータベースをもとに、活用範囲を広げる </li></ul>
  144. 148. 話題 を ひとつ <ul><li>世界遺産「白神山地」の山名由来として・・・一説に雪形があった。 </li></ul>
  145. 149.         世界遺産・白神山地の山名は、雪形に由来 !!                          2002 年5月 25 日に確認・公表
  146. 150. 文化4年( 1807 )の菅江真澄の日記「おがらのたき」の一節・・・・   雪形の「上文字山」または「白上」 -> 「白神」
  147. 151. 「上」の意味の漢字は四六通りあるという。その一部を示すと・・・・
  148. 152. 「上」文字が確認された。    2002 年5月3日、秋田県   旧峰浜村横内から撮影
  149. 153. 八甲田山 の 雪形 ご清聴ありがとうございました。

実施日:平成23年5月28日 講師:室谷洋司氏

Views

Total views

8,780

On Slideshare

0

From embeds

0

Number of embeds

45

Actions

Downloads

1

Shares

0

Comments

0

Likes

0

×