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181101 einfuerungveranstaltung fuer jura in der kaffeepause

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2018年11月1日に京都産業大学むすびわざ館で行われる「カフェパウゼで法学入門」のスライドです。

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181101 einfuerungveranstaltung fuer jura in der kaffeepause

  1. 1. 「カフェパウゼで法学入門」 『カフェパウゼで法学を』特別講演 京都産業大学むすびわざ館 2018年11月1日 千葉大学 准教授 横田明美 本スライドも公開しています ↓ https://www.slideshare.net/akemiyokota83
  2. 2. Ⅰ はじめに 自己紹介 横田明美 博士(法学) 行政法→環境法・情報法・消費者法 2006卒 2008卒 2013年学位取得 法学部→法科大学院→ 博士課程 (*2005年~2008年1月:旧ブログ運営) 研究者としての専門分野: 『義務付け訴訟の機能』(弘文堂、2017年) ↓ 環境法・消費者法・情報法の架橋へ 「ロボット・AIの行政規制」 弥永真生・宍戸常寿(編)『ロボット・AIと法』 (有斐閣、2018年) など p.2
  3. 3. これまでの著作 行政法 (市民から行政に対する訴訟) →環境法・情報法・消費者法 →『ロボット・AIと法』へ p.3
  4. 4. はじめにお願い:今日からやってみよう! 自分の〈内なる声〉も合わせてメモ・ノートをとろう ©YOKOTA Akemi 2015 4
  5. 5. この講演の進め方 (ロードマップの確認) • 50分ほど:講演パート – 〈内なる声〉もメモしておこう • ちょっとした疑問や感想、?や☆だけでもOK! • 10分:質問シートを書いてみよう – 見出し(主張)+根拠(理由・証拠)を書こう • 5分:~報告者による順序入れ替え~ • 残り:質疑応答 – 〈良い質問〉を心がけて、周りのみんなと疑問や議論 を共有しましょう! • もっとも、今回はすでに〈良い質問〉いただいているので、講 演パートにもQ&Aコーナーがあります p.5
  6. 6. 質問シートの使い方 (本書・174頁Work6) • <質問シートを使った質問のコツ> • 1 .〈内なる声〉をメモしながら報告を聞く • 2 .質問の内容について、質問シートにキーワー ド(主張)と趣旨(理由・証拠)を書く • 3 .手控えのために写真を撮り、報告者に提出 する。報告者は質問順を並び替える • 4 .(質問者に当てる場合): – 報告者(司会)に当てられたら、 質問者は質問の骨子→その理由→聞きたい内容、とな るように質問する p.6
  7. 7. 『カフェパウゼで法学を』(弘文堂、2018年7月) p.7 2013年12月~2017年3月 「アシタノレシピ」・対話形式 SNS・知的生産(レポート→卒論) 2015年4月~2016年3月 「弘文堂スクエア」・叙述形式 法学学習&進路
  8. 8. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? • コンセプト:「大学生向けの知的生産本を!」 – 倉下忠憲さんのひとことがきっかけ • 発想・整想・成果物、のネタ元 • COLUMN10にもあるように、ある意味で「師匠」 – 「大学生が目の前におらんから、オレには書けな いよ」 • ・・・だったら私が書くか・・・ • なぜ「知的生産」という話なのか? 8
  9. 9. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? 1 法学部生の戸惑い (1)勉強のやり方がわからない 法学部での勉強法は手探り過ぎる いきなりかなり長い文章を書く 9
  10. 10. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? 1 法学部生の戸惑い (2)アウトプットのかたちが見えない 答案ってどう書くの?・・・教えてもらえない 10
  11. 11. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? 1 法学部生の戸惑い (3)よくよく考えてみると根っこは同じ 答案=即興レポートじゃないか! と気がついたことで、 ようやく 「どう手を動かしたら良いのか」が わかった 11
  12. 12. 答案は即興レポート p.12
  13. 13. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? 2 読者に「伴走」する本を作ろう • (1)本書の大元:かつての自分/千葉大学の 学生/Twitter経由の質問 – その意味で、「ぼうけんのしょ」 – 自分が欲しかった本でもあるし、たぶん今の学生 にも、これからの学生にも欲しい本 – よくあるビジネス書とは違うものにしたい • 自分の成功体験を書くだけでは、違う状況の人には自 慢話にしかみえない p.13
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  16. 16. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? 2 読者に「伴走」する本を作ろう • (2) 疑問や悩みがあるなら、どうすればいいか? を試してみる(ように仕向ける) – 「魚をあげる」でも、「魚の捕り方を教える」でもなく、 「魚の捕り方」のつくりかたを考えるための本 • そういう意味では「メタのメタ」 • 実は厳しい? – 「『やり方がわからない』を許さないブログ」との評価 • 同期かつ元同僚の作内由子先生(獨協大学)から – 実際に一年生ゼミでブログ版を読んで「実践せよ」との課題 を出していただいてました p.16
  17. 17. Ⅱ なぜ『カフェパウゼで法学』を書いたのか? 2 読者に「伴走」する本を作ろう • (3)結局は人それぞれ・・・自分の〈学び方〉は 自分で作ろう – 自分に合わないやり方では続かない – 家庭環境も、思考のクセもひとそれぞれ p.17
  18. 18. Ⅲ 自学を作ろう 1 〈自学〉と講義 〈内なる声〉のメモで講義・ゼミ・自学のトライアングルを繋ぐ p.18
  19. 19. Ⅲ 自学を作ろう 1 〈自学〉と講義 〈内なる声〉のメモで講義・ゼミ・自学のトライアングルを繋ぐ p.19
  20. 20. Ⅲ 自学を作ろう 1 〈自学〉と講義 〈内なる声〉のメモで講義・ゼミ・自学のトライアングルを繋ぐ p.20
  21. 21. Ⅲ 自学を作ろう 2 レポートや答案を書くプロセス:〈発想・整想・成果物〉 書くための3つのステップ(66頁) p.21
  22. 22. Ⅲ 自学を作ろう 3 応用:〈書き手目線〉と〈読み手目線〉:ボトムアップと トップダウン(216頁) p.22
  23. 23. Ⅲ 自学を作ろう 4 〈良い質問〉と〈読み手目線〉の答案構成 • Q:答案構成には型がある、といわれるのは なぜか? – 参考:〈良い質問〉の型は〈論文の型〉(not論述式 答案)を元に作りました – 別紙の質問シートは、3つのステップを練習する ためでもあります p.23
  24. 24. Ⅲ 自学を作ろう 5 自主ゼミの「やった気になる」という罠を回避する • 「時間」で成果を計ってはいけない • 「みんなで」と「それぞれ」の意味を考えよう p.24
  25. 25. Ⅲ 自学を作ろう 6 授業ノートと授業外ノート • Q:講義ノートは何でとっていますか? – ノート?パソコン? – レジュメに書き込むだけ? • Q:講義以外では、どんなノートをつくっていま すか? – 何のためにノートをつくるのか? p.25
  26. 26. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 1 学部との対応関係 • (1)体系的に学ぶ学部(・未修科目)とそれが 終わっていることを前提に(したい)既習科目 • (2)実務との接点としての応用科目 p.26
  27. 27. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 1 学部との対応関係 • (3)〈鳥の目〉と〈虫の目〉 – 基本書(教科書)を読むときにどんな工夫をして いますか? p.27
  28. 28. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 2 判例とは何か、判例を学ぶとはどういうことか • (1)判例は〈異常事態の所産〉 – 通常のケースならば、わざわざ最高裁まで争った りしないよね? • (2)立証するとはどういうことか – 「裁判所が認定した事実」は真実とは限らない • 「真実はいつもひとつ!」のウソ • (3)判例の射程はなぜ考える必要があるのか p.28
  29. 29. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 3 なぜローは大変か • (1)ほんとうに「既習」? • (2)静的に、体系的に学ぶだけでなく動(態) 的に学ぶ – まだ性質決定がされていない生の事情 • (3)時間は、足りない – →バーチカル手帳に書き出してみよう p.29
  30. 30. 〈基礎知識の縦糸〉に〈動的視点の横糸〉を絡めていく p.30
  31. 31. 理想とはほど遠いスケジュールで倒れました・・・。 (第1部・第5章36-37頁) p.31
  32. 32. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 4 手続を流れで覚える重要性 • (1)異常事態に気づくためには・異常事態を 起こさないためには – 「おかしいな」と気がつくためには、「平常時はこう いう理由でこういう取扱いをしている」と知ってい なければならない • (2)法律と規則の関係は説明できる? – 学部3年生以上向け:民訴法と民訴規則の関係 や、会社法と会社法施行規則の関係を説明して ください。 p.32
  33. 33. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 5 学説を学ぶとは、使う場面は何か • (1)学説の分岐点と「論点」 – 「思考過程を」と言い続けているワケ – 前提となる「ここまでは皆常識」を理解していない と、なぜそれが論じるべき対象なのかがわからな い! • 条文にどう書いてある?最高裁判例は? • (2)「争点」とは何か – 当事者が争ったところ・・・だよね? – 判例教材(例:百選シリーズ)を読むときのコツ p.33
  34. 34. IV 法科大学院で気づいたこと、身につけるべきこと 6 答案に必要なこととは? それでは、「答案」って何のため? • (1)何のために論述式試験をやっているの か? • (2)択一式試験や一行問題では何を聞いて いるのか? • (3)答案でできなかったことは、何をすれば埋 められるか? p.34
  35. 35. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 1 法学の授業と現実世界の関係を考えてみよう(確認) • 法学の授業:体系を学ぶ – 体系とは:「ものさし」 • 現実は:よくわからないものだらけ – 「これは行政指導なの?行政処分なの?」 • 体系を覚えるときには – 定義・典型例・異常例(判例)をあわせて覚えよう p.35
  36. 36. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 2 科目間のリンクを意識する~『対話で学ぶ行政法』か ら見えてくること(252p以下) • 宇賀克也=大橋洋一=高橋滋(編)『対話で 学ぶ行政法―行政法と隣接法分野との対話』 (有斐閣・2003年) – 行政法と憲法・民法・民訴・刑法・刑訴・商法・労 働法・・・などの専門家の対話。 – 初学者(「専門外なので・・・」)から最先端へ(各章 末尾の参考文献の数がおかしい) p.36
  37. 37. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 2 科目間のリンクを意識する~『対話で学ぶ行政法』か ら見えてくること(252p以下) p.37
  38. 38. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 3 法学科目同士の関係(256pの図及び脚註3) p.38
  39. 39. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 4 他の社会科学分野との関係(260pの「ゼミイメージ」の図) • 法学と経済学と政策学の関係は? • 横田ゼミの「卒論」の多様さを示す図を、一つ前の図と 比べてみよう p.39
  40. 40. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 5 法解釈学から法政策学へ • 「法制度設計論」としての行政法 • (大橋洋一『行政法Ⅰ第三版』(有斐閣、2016年)1頁) • 「法学は過去の人たちが決めたことに縛られ ているからつまらない」? – バックキャストとフォアキャスト – 「いけいけどんどんな起業家」とコラボする法律家 に必要な視点は何か? p.40
  41. 41. V 法学の〈学び方〉と自分の未来を考える 6 研究と実務、自分の持ち味を考える • (1) 研究者と実務家は何をしているのか? – Q:皆さんの「研究者」・「実務家」のイメージは?どん なキャリアを積みたいのか? • (2) 「このパーティでは何担当?」スペシャリスト とジェネラリストの関係 – 参照、岡野純「『わかる化漫画家』という役割~いか に見つけて、活かしたか?~ • 横田明美のslideshareで公開しています https://www.slideshare.net/akemiyokota83/180715kaffeepause2- junokanover2 p.41
  42. 42. 横田明美『カフェパウゼで法学を』22章扉絵より p.42
  43. 43. VI 質問に答えます(Special Thanks:草鹿先生ファンダメ ンタルセミナーの皆様) • 1 どうしたらサボらない?授業で眠くならな い? – ポイント:興味関心を持てるかどうか • 「内なる声」で対話する – 何かひとつでも質問をしてみよう – 別のものとのつながりを見つける • アンテナを立ててみよう p.43
  44. 44. VI 質問に答えます(Special Thanks:草鹿先生ファンダメ ンタルセミナーの皆様) 2 なぜこの本にはキャラが4人いるの? – ぱうぜ先生は「横田明美」ではありません – 進吾、明日香、かすみの役割 – 「人によっていろいろ」「誰にでもある」を示す意味 p.44
  45. 45. VI 質問に答えます(Special Thanks:草鹿先生ファンダメ ンタルセミナーの皆様) 3 法学的思考を育てるやり方は? – 本書で:「基準を作る力」「自分とは異なる立場・ 考えの利益も考える」 • 異なる立場にも目を向けるために – 1)判例学説の背景の「なぜ」まで考える – 2)他のケースや場面での応用まで想像する – 3)日常的に「演じて」みる〈ディベートモード〉 • ゼミ(自主ゼミ含む)の効用 p.45
  46. 46. VI 質問に答えます(Special Thanks:草鹿先生ファンダメ ンタルセミナーの皆様) • 4 大学での友達のつくりかた – 「みんな一緒」は異常事態! – むしろ「何が共通で何が違うのか」を愉しむ p.46
  47. 47. VI 質問に答えます(Special Thanks:草鹿先生ファンダメ ンタルセミナーの皆様) 5 自分のことばで説明するコツは? • 相手と自分の知識の差を意識する – 例:ナッジってわかりますか? • 「~とは」で検索することの意味 – 定義とは何か – なぜ「定義」を覚えるのか p.47
  48. 48. VI 質問に答えます(Special Thanks:草鹿先生ファンダメ ンタルセミナーの皆様) 答案でのポイント • 条文とつきあわせることの大切さ • 「単なる書き写しでの文字数稼ぎ」をしない – 「何がわかっている/ここからはまだ不明確」の 境目を示すために引用する 本書での例 – 検証してみてください。例:〈ディベートモード〉 p.48
  49. 49. もういちど:質問シートの使い方 (本書・174頁Work6) • <質問シートを使った質問のコツ> • 1 .〈内なる声〉をメモしながら報告を聞く • 2 .質問の内容について、質問シートにキーワー ド(主張)と趣旨(理由・証拠)を書く • 3 .手控えのために写真を撮り、報告者に提出 する。報告者は質問順を並び替える • 4 .(質問者に当てる場合): – 報告者(司会)に当てられたら、 質問者は質問の骨子→その理由→聞きたい内容、とな るように質問する p.49

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