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最新のITトレンドとビジネス戦略 ビジネス戦略編 2021年2月版
2.
ご案内 2 知識の定着は、ネットを眺め、資料を読むだけでは不十分です。実際に第三者 を相手に自分の言葉で説明してみるのが最も効果的です。 また、本プレゼンテーションは、ロイヤリティ・フリーです。ご自身の資料と して、加工編集して頂いても構いません。 知識の確かな定着と仕事の生産性向上のために、ご活用下さい。 ネットコマース株式会社 斎藤昌義 http://libra.netcommerce.co.jp/ 最新のアップデートは、「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA」にて随時更新しております。
3.
デジタル化によって生みだされる2つのビジネス領域 デジタル化できることは 全てデジル化される デジタルの渦 Digital Vortex デジタル化できないことの 価値が高まる デジタル化 領域の拡大 体験/感性 価値の提供
4.
ビジネス発展のサイクル/デジタル化領域の拡大 デジタルの渦 Digital Vortex コスト・バリュー 無料/超低価格
購入者集約 価格透明性 リバース・オークション 従量課金制(サブスクリプション) エクスペリエンス・バリュー カストマー・エンパワーメント カストマイズ 即時的な満足感 摩擦軽減 自動化 プラットフォーム・バリュー エコシステム クラウド・ソーシング コミュニティ デジタル・マーケットプレイス データ・オーケストレーター デジタル化 領域の拡大 体験/感性 価値の提供
5.
ビジネス発展のサイクル/体験・感性価値の提供 デジタルの渦 Digital Vortex ビジネスの主役が モノからサービスへシフト デジタル化 領域の拡大 体験/感性 価値の提供
6.
平安保険のデジタル活用 快速問診 オンライン(チャット)で医師と直接 問診できる機能。病院に行くべきか、 行くならばどの診療科に行けばいいの かを尋ねることができる。 探医生 クチコミの評価を見ながら、医師を選 び受診を予約できる機能。 閃電購薬 処方薬のオンライン販売の機能。 健康商城 サプリや処方不要の漢方薬のオンライ ン販売の機能。 健康頭條 健康に関する様々な情報を確認できる 機能。 行動データ、アクセ ス履歴などの健康や 医療についてのタイ ムリーな個人データ データ いまの状況 適切な保険商品 活動支援 状況に応じたタイムリーな応対・的確な保険商品の提案 感動・信頼・ファン ハイタッチ(1対1:丁寧な顧客個別の対応) デジタルタッチ(1対多:効率よく顧客の裾野を拡大) 圧倒的な利便性 的確なタイミング 顧客に関する情報
7.
「平安好医生」からの学び 便利・お得・楽ちんで、顧 客とのタッチ・ポイントを 効率よく大量に増やす。 デジタルと人間の最適なバランスと組合せが、事業を拡大することに大きく貢献 ひとり一人の顧客に丁寧に接 して感動・信頼・ファンを作 る。 顧客の困っていること、関心ごとを的確に捉え、まずはそれを解決することに注力し、 アプリを介して、顧客との接点を劇的に増やすことに成功した。 年齢や性別、家族構成などの静的な属性データだけではなく、その時々の状況を動的 な行動データとして捉え、タイミングを逸することなく、いまの最適を顧客に提供し て、顧客の体験価値を高めることで、ファンを増やすことに成功した。
顧客に関わる活きたデータを活用して、顧客ごとに最適化された保険商品を選択し、 論理的な裏付けに基づく説得力のある提案により、成約率を高めることに成功した。
8.
デジタル技術を前提にした新しい保険ビジネスの登場 香港・ブル(blue) 英国・Avivaと中国・大手IT企業テンセント(騰訊)が設立した企業で、Avivaの保険ノウハウとテンセン トの持つ消費者についての膨大なデータを活用し、あらゆる契約手続きをウェブやモバイルアプリで実現 しています。 契約のために顧客が入力を求められるのは、生年月日などの最低限の基本項目と希望する保険プラン、告 知に関する情報など合計18項目のみで、入力は5分程度で完了、24時間いつでも手続きが可能など、顧客 の利便性を劇的に向上させています。 ドイツ・アリアンツ(Allianz) スマートホーム向けのサービスで、保険とは異なる業種の企業と連係し、火事や漏水などの発生時に、同 社が警備会社や修理業者を保険加入者の家へ直接派遣するなど、アフターケア分野でのトータルサービス を実現しています。 英国・シトラ(Cytora) SNSやニュース、建築情報をはじめとする外部・内部データを使い、顧客企業の損害リスク・プロファイ ルを保険会社へ提供しています。保険会社は、損害率の改善やコスト削減を実現するとともに、顧客主導 型リスク対応サービスの実現を支えています。 イタリア・ネオシュランス(Neosurance) バーチャル保険代理店で、わずか10秒で手続き完結できるオーダーメイド型の保険を提供しています。例 えば車上荒らしの多い地域に出かけた顧客向けに、駐車する数時間だけの保険を提案するといったサービ スを提供しています。
9.
事例から戦略を読み解く 常識の変化 デジタル技術の発展 潜在的な課題やニーズ が顕在化する 対応できない/遅い競合企業 の排除・撤退を促す 圧倒的なビジネス・スピードで 既存の顧客やポジションを守る 守りの戦略 新たなビジネス・モデル が実現可能になる 早期のノウハウ蓄積と 顧客の囲い込み 新らしい競争ルールを持ち込み 新規顧客や競争優位を創出する 攻めの戦略
10.
Withコロナ時代のITビジネス環境の変化 不確実性の増大 Before コロナ 不確実性の常態化 With コロナ コロナ禍 ITへの期待・役割 IT利用形態・運用方法 働き方・リテラシー 起こりうる変化
求められる対応 意志決定の迅速化のためのデータ活用ニーズの増大 収益に直結するシステム開発の拡大 働き方変革に対応するため環境整備投資の増加 クラウド・ネイティブへの移行 ゼロトラスト・ネットワークへの移行 運用の自動化・省力化上の拡大 雇用形態のメンバーシップ型からジョブ型への移行 自律した個人・チームと会社との信頼関係を前提 リモートワーク・ペーパーレスへの対応 成果をコミットし、どこに居ても高い目標を達成できる人材への期待 社員の個人事業主化・会社を跨ぐジョブローテーションの増加・ニューノーマルに対応できない企業からの人材流出など 業務のデジタル化とERPの次世代化・ペーパーレス化 内製化(アジャイル・DevOps・ローコード開発など) デジタル・ワークプレイスの整備と物理オフィスの削減 オンプレも含めたクラウド・ネイティブ環境の整備 ゼロトラスト・ネットワークを前提にした環境整備 SaaS/FaaS/PaaSの適用拡大と構築運用負担の削減 ミッション・ステートメントの明確化と企業との契約 心理的安全性・情報の徹底したオープン化と共有 在宅ワーク・リモートワークのための手当や投資
11.
Withコロナ時代のITビジネス環境の変化(〜3年) 不確実性の増大 Before コロナ 不確実性の常態化 With コロナ 実行環境
付加価値を生みださないインフラから アプリケーション・ロジックへ IaaS 仮想化 PaaS サーバーレス コンテナ ネットワーク 用途に応じたネットワークから あらゆるネットワークが5Gへ 専用線 IP-VPN 4G/LTE など 5G(キャリア) ローカル5G セキュリティ 後付けのセキュリティから アーキテクチャーとしての セキュリティへ 社外NW 社内NW FW 社内NW クラウド 境界防衛型 ゼロトラスト 階層構造 アーキテクチャ 安定性×高品質から 柔軟性×俊敏性へ マイクロ サービス 開発・運用 予測と計画に対応することから 現場にニーズに即応することへ アジャイル+DevOps 時間・日・週/成果連動 ウオーターフォール+運用・保守 半年〜数年/工数積算 開発 運用 保守 顧客 業務の生産性やコスト削減への対応から 事業の差別化や競争力の強化へ 情報システム部門 事業部門・経営者 工数提供の対価 価値実現の対価 売上=人数×単金の最大化 利益=利益率×回転数の最大化 人数を増やす コストをおさえる できるだけ作る 技術力を高める 単金を上げる できるだけ作らない コロナ禍
12.
Withコロナ時代のITビジネス環境の変化(〜3年) 不確実性の増大 不確実性の常態化 実行環境 付加価値を生みださないインフラから アプリケーション・ロジックへ IaaS 仮想化 PaaS サーバーレス コンテナ ネットワーク
用途に応じたネットワークから あらゆるネットワークが5Gへ 専用線 IP-VPN 4G/LTE など 5G(キャリア) ローカル5G セキュリティ 後付けのセキュリティから アーキテクチャーとしての セキュリティへ 社外NW 社内NW FW 社内NW クラウド 境界防衛型 ゼロトラスト 階層構造 アーキテクチャ 安定性×高品質から 柔軟性×俊敏性へ マイクロ サービス 開発・運用 予測と計画に対応することから 現場にニーズに即応することへ アジャイル+DevOps 時間・日・週/成果連動 ウオーターフォール+運用・保守 半年〜数年/工数積算 開発 運用 保守 顧客 業務の生産性やコスト削減への対応から 事業の差別化や競争力の強化へ 情報システム部門 事業部門・経営者 ロケーション・フリー化 サービス化 ペパーレス化 など 工数提供の対価 価値実現の対価 売上=人数×単金の最大化 利益=利益率×回転数の最大化 人数を増やす コストをおさえる できるだけ作る 技術力を高める 単金を上げる できるだけ作らない スピード × アジリティ × スケール
13.
Withコロナ時代に求められるITベンター/Sierの能力 不確実性の増大 不確実性の常態化 実行環境 付加価値を生みださないインフラから アプリケーション・ロジックへ PaaS サーバーレス コンテナ ネットワーク
用途に応じたネットワークから あらゆるネットワークが5Gへ 5G(キャリア) ローカル5G セキュリティ 後付けのセキュリティから アーキテクチャーとしての セキュリティへ 社内NW クラウド ゼロトラスト アーキテクチャ 安定性×高品質から 柔軟性×俊敏性へ マイクロ サービス 開発・運用 予測と計画に対応することから 現場にニーズに即応することへ アジャイル+DevOps 時間・日・週/成果連動 顧客 業務の生産性やコスト削減への対応から 事業の差別化や競争力の強化へ 事業部門・経営者 ロケーション・フリー化 サービス化 ペパーレス化 など 価値実現の対価 利益=利益率×回転数の最大化 技術力を高める 単金を上げる できるだけ作らない 業務や経営、事業戦略と IT/デジタルの一体化 インフラの再定義 事業への戦略的活用 場所やデバイスを制限しない セキャリティ対策 変更を積極的に受け入れ 事業に貢献するシステム開発 圧倒的ビジネス・スピードを 手に入れるための前提 事業部門主導の内製化 圧倒的技術力への期待 IT/デジタルを 事業の成果にできる能力 お客様と目的を共有して 共創/Co-Creation
14.
ビジネスを成功に導く重要な3つの要件 14 情報 Intelligence 戦略 Strategy 運用 Operation 徹底した収集と頻繁なアップデート お客様の事業の成功や貢献 をゴールに据えた物語 圧倒的なスピードと俊敏さにより イニシアティブを確保
15.
UI/UXとは何か UI 人とデジタルをつなぐ窓口 User Interface 直ぐに分かる
使い易い 迷わない など UX 人とデジタルがつながることで得られる体験 User Experience とても便利 もっと使いたい 感動した など UI UX
16.
UI/UXとは何か UI 人とデジタルをつなぐ窓口 User Interface 直ぐに分かる
使い易い 迷わない など UX 人とデジタルがつながることで得られる体験 User Experience とても便利 もっと使いたい 感動した など 次へ 戻る 戻る 次へ ×良くないUI 〇良いUI ×良くないUI ケチャップだとは直ぐ に分からない。 ×良くないUX 口を汚しやすく、少な くなると使いにくい。 〇良いUI ケチャップだと直ぐ分 かる。 ×良くないUX 口を汚しやすく、少な くなると使いにくい。 〇良いUI ケチャップだと直ぐ分 かる。 〇良いUX 口を汚さず、最後まで 使い切ることができる。
17.
クラウド・サービスなどで使われる料金制度 サブスクリプション/サブスク 従量課金 月額定額制の料金制度 *もともとは、雑誌や新聞などの定期購読を意味することば 使った量(使用量)に応じて支払う料金制度 *電気料金や水道料金などのような支払い方
18.
プラットフォーマーと言われる企業の略称 GAFA Google,Amazon,Facebook,Apple FANGAM Facebook,Amazon,Netflix, Google,Apple,Microsoft GAFAM Google,Amazon,Facebook,Apple,Microsoft BAT Baidu,Alibaba,Tencent BATH Baidu,Alibaba,Tencent,Huawei 米国系企業 中国系企業 FAANG Facebook,Amazon,Apple, Netflix,Google デジタル技術を駆使し、ビジネスでの圧倒的な支配力を持つ企業を、下記のように まとめて呼ぶことがあります。
19.
デジタルとフィジカル 19 アナログ/Analog 連続量(区切りなく続く値を持つ量) デジタル/Digital 離散量(とびとびの値しかない量 ) 現実世界(フィジカル世界) のものごとやできごと コンピュータで扱えるカタチ デジタル化 Digitize
20.
デジタルとフィジカル スピード 複 製 組合せ・変更 遅い 劣化する 困難 早い 劣化しない 容易 フィジカル Physical デジタル Digital IoT IoT 状況を即座に 把握し即応できる エコシステムが 容易に形成 規模の拡大が 容易で早い デジタルによってもたらされる ビジネス価値 イノベーション を加速する!
21.
デジタル化とは何か アナログ/Analog 連続量(区切りなく続く値を持つ量) デジタル/Digital 離散量(とびとびの値しかない量 ) 人間のやっていたことをコンピュータでできるようにすること これまで1週間かかっていた申し込み手続きを5分で終わらせる
顧客の行動(いま、どこで、何をしているのか)が分かる 他のデジタル・サービスと一瞬にして連係できる 膨大なデータの中にビジネスに役立つ規則や関係を見つけることができる 業務の進捗、人の動き、ビジネスの状態が、リアルタイムに見える化される デジタル化でできること デジタル化で目指すこと 顧客満足が向上すること 業績か改善すること 社員が幸せになること
22.
イノベーション 新しい財貨の生産 :プロダクト・イノベーション 新しい生産方法の導入 :プロセス・イノベーション 新しい販売先の開拓
:マーケティング・イノベーション 新しい仕入先の獲得 :サプライチェーン・イノベーション 新しい組織の実現 :組織のイノベーション 新しい体験の創出 :感性のイノベーション イノベーション Innovation これまでにはなかった 新しい組合せを見つけ 新たな価値を産み出すこと インベンション Invention これまでにはなかった 新しい「もの/こと」を創り 新たな価値を産み出すこと
23.
「イノベーション」と「インベンション」の違い イノベーション Innovation これまでにはなかった 新しい組合せを見つけ 新たな価値を産み出すこと インベンション Invention(発明) これまでにはなかった 新しい「もの/こと」を創り 新たな価値を産み出すこと 高速な試行錯誤 高速なフィードバック 高速なアップデート 知識の蓄積 試行錯誤の繰り返し ひらめき・洞察
24.
イノベーションの本質 曖昧 不思議 疑問 思いや欲を持たない 禅/マインドフルネス 既存の枠組みで分析しない デザイン思考 新しい枠組み・新しい組合せ イノベーション
25.
2つのデジタル化:デジタイゼーションとデジタライゼーション デジタイゼーション Digitization アナログ放送→デジタル放送 紙の書籍→電子書籍
人手によるコピペ→RPA 効率化 ビジネス・プロセス 改善・改良・修正 コストや納期の削減・効率化 ビジネス・モデル デジタライゼーション Digitalization 自動車販売→カーシェア/サブスク ビデオレンタル→ストリーミング 電話や郵便→SNS・チャット 変革 事業構造の転換 新しい価値の創出 既存の改善 企業活動の効率向上と持続的な成長 既存の破壊 新たな顧客価値や破壊的競争力を創出
26.
デジタル化と変革 変革前 写真屋 変革後 プロセスをそのままに効率化するのではなく プロセス を再定義して新しい価値やビジネス・モデルを創出する 変革を伴うデジタル化 デジタライゼーション デジタイゼーション
27.
製造業におけるデジタル化 調整や連携:打合せ 調整や連携:打合せ 調整や連携:打合せ Input :人間→紙の書類 Output:紙の書類→人間 Input :人間→コンピュータ Output:コンピュータ→人間 Input
:機械→コンピュータ Output:コンピュータ→機械 デジタル化前 人間が主体で行う仕事を 機械が支援する 機械が支援して人間が仕事をする 調整や連携:機械同士 Input :機械→機械 Output:機械→機械 管理 :コンピュータ 目標設定:人間 デジタル化後 自律制御 監視・指示 データ+機械学習 機械にできることは 徹底して機械に任せ 人間しかできないことを 人間が行う 機械と人間が一緒に仕事をする
28.
デジタルとデジタル化とDXの関係 デジタル・テクノロジーを当たり前に使いこなし その価値を最大限に活かせる、企業の文化や風土への変革 DX Digital Transformation デジタル・トランスフォーメーション デジタル化 人や組織の変革 デジタライゼーション 変革のためのデジタル・テクノロジーの活用 デジタイゼーション 効率化のためのデジタル・テクノロジーの活用 デジタル・テクノロジー/ITについての知識と理解 デジタルを前提とした業務と意志決定のプロセス デジタルを事業に活かすことへの興味や関心 デジタル/デジタル・テクノロジー/IT コンピュータ・半導体・センサー・通信・ネットワーク・プログラミング
など
29.
インターネットに接続されるデバイス数の推移 億人 億台 台/人 2003年 2010年 2015年
2020年 世界人口 インターネット 接続デバイス数 一人当りの デバイス数 63 68 72 76 5 125 250 500 0.08 1.84 3.47 6.50
30.
「データの時代」とはどういうことか 加速度計センサー ジャイロセンサー 磁気センサー GPSセンサー 生体(指紋/顔)認証センサー 近接センサー 赤外線センサー Soli(レーダー)センサー LiDAR(レーザー・レーダー)センサー CMOS(カメラ)センサー ソーシャル・メディア オンライン・ショッピング オンライン英会話
など 現実世界のデジタルコピー デジタル・ツイン ビッグデータ 膨大・多様・加速度的増大 現実世界のものごとやできごとは 意図する/しないに関わらず デジタル・データに置き換えられ ネットに送り出される時代になった
31.
サイバーフィジカルシステムとDX データ収集 モニタリング データ解析 原因解明・発見/洞察 計画の最適化 データ活用 業務処理・情報提供 機器制御 ヒト・モノ クラウド・コンピューティング 日常生活・社会活動 環境変化・産業活動 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber
World Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム 高速 × 最適 デジタル トランスフォーメーション 最適解 機器制御 指示命令 アドバイス ものごと・できごと データ ものごと・できごと データ
32.
DXを支えるテクノロジー・トライアングル 現実世界/Physical World Cyber Physical
System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム サイバー世界/Cyber World 予 測 最適解 ビジネス の最適化 データ解析 データ活用 AI・機械学習 クラウド 機械学習・深層学習 AIチップなど サーバーレス・コンテナ SaaS・PaaSなど データ収集 デジタル ツイン IoT センサー・モバイル 自律制御など 現実世界の デジタルコピー 5G 第5世代信システム
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DXとテクノロジー・トライアングルの関係 データ解析 データ活用 AI・機械学習 クラウド 機械学習・深層学習 AIチップなど サーバーレス・コンテナ SaaS・PaaSなど データ収集 IoT センサー・モバイル 自律制御など 5G 第5世代信システム DX
: Digital Transformation デジタルを使いこなし その価値を最大限に活かせる 企業の文化や風土への変革 ビジネス・プロセスのデジタル化に よる現場の見える化 徹底した情報の公開による相互信頼 の醸成 相互信頼を前提とした現場への大幅 な権限委譲 心理的安全性の担保 意志決定プロセスの簡素化と高速化
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高速に見える化 高速に実行 高速に判断 圧倒的なビジネス・スピード 変化をいち早く予測・変化に即座に対応 ビジネスに大きな影響を与える3つの要因と対処方法 テクノロジー の急速な発展 モノからサービスへ ビジネスの主役がシフト 情報の伝達力・拡散力 のスピード・アップ 不確実性の増大 長期予測が困難・状況が直ぐに変化
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DXとビジネス・プロセス 35 見える化 グラフ・モニター・イメージなど データ化 ビジネス・プロセスのデジタル化 分析 統計・機械学習 機械 人間 高速に結果を出す 考察して目的を決める こうしたい! 目的・テーマの設定 なぜ?どうして? 疑問・仮説 IoT・Web・Mobileなど 判断・実行 何を見たいか を決める
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DXとPurpose 企業は、利益のためだけに存在してるので はない。 利益は、企業や事業の目的ではなく、条件 である。
企業の最大の目的は、永続的に成長し続け る過程で社会的責任を果たすことだ。 purpose beyond profit 企業の存在意義は利益を超える 2018年・IIRC(国際統合報告委員会)レポート「purpose beyond profit」
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Purpose:不確実な社会でもぶれることのない価値の根源 Purpose/企業の存在意義 不確実性の高まる社会にあっても ぶれることのない自分たちの価値 People・Organization/人と組織 人の考え方や組織の振る舞いを 変化に合わせてダイナミックに対応 Product/提供する商品やサービス データやテクノロジーの変化・発展 に応じて高速に改善・対応 WHY HOW WHAT 織機 → 自動車
→ 移動サービス → 生活サービス → ? 書籍販売→モノ販売→映像・音楽・クラウド・物流 ほか →? トヨタウェイ 地球上で最もお客様を 大切にする企業である
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何のためのDXなのか デジタル・トランスフォーメーション 変化に俊敏に対応できる企業の文化と体質への変革 圧倒的なビジネス・スピード 社員の幸せな働き方と 最高のパフォーマンスを両立する 失敗を許容し試行錯誤を奨励 どこでも仕事ができる仕組み
自動化の領域を拡大 企業体質 顧客満足を維持し 競合他社を凌駕し続ける 戦略や実践を自分たちで主導 セルフマネージメントと心理的安全性 チャレンジを誘発し新しいことを誘発 企業体力 企業のPurpose(目的・存在意義)は何か? なぜやるのか Purposeを脅かす問題を解決すること
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デジタル・トランスフォーメーションとは何か 39 デジタル トランスフォーメーション “デジタル”を駆使して 変革する 誰が?
何を? 何のために? 自分たち 事業主体 ビジネス・プロセス ビジネス・モデル 企業の文化や風土 従業員の思考方法・行動様式 組織・体制・意志決定プロセス 事業の継続と成長 企業の存続 従業員の幸せ パフォーマンスの向上 圧倒的競争優位の確保 不確実性の増大 予測不可能なビジネス環境 と 競争原理の流動化 状況 手段 圧倒的なビジネス・スピードの獲得 高速に見える化 高速に判断 高速に行動 対策 企業の存在意義を貫くこと 自分たちは何者なのか?いかなる価値を社会や顧客に提供するのか? 目的
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「何を?」 変革するのか 40 デジタル トランスフォーメーション 手段 企業の存在意義を貫くこと 自分たちは何者なのか?いかなる価値を社会や顧客に提供するのか? 目的 ビジネス・プロセス
業務プロセスのリストラ・スリム化 徹底したペーパーレス化 働く場所・時間の制約からの解放 など 企業の風土や文化 データ活用を重視する経営へのシフト 社内における「情報」の透明性を担保 戦略に応じた多様な業績評価基準の適用 階層的組織から自律的組織への転換 心理的安全性の確保 大幅な現場への権限委譲 時間管理から品質管理への転換 多様性を許容する企業風土の醸成 など ビジネス・モデル 事業目標の再定義 マーケット・顧客の再定義 収益構造の変革 売買からサブスクリプション 手段の提供から価値の提供 など “デジタル”を駆使して 変革する 誰が? 何を? 何のために? 自分たち 事業主体 事業の継続と成長 企業の存続 ビジネス・プロセス ビジネス・モデル 企業の文化や風土
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「”デジタル”を駆使する」とは、何をすることか 41 デジタル トランスフォーメーション 手段 企業の存在意義を貫くこと 自分たちは何者なのか?いかなる価値を社会や顧客に提供するのか? 目的 クラウドの利用制限を撤廃 コモディティ・アプリケーションのSaaSへのシフト
ゼロトラスト・ネットワークによるVPNやファイヤーウォールの撤廃 VDIやPPAP等の時代遅れ、無意味、生産性を損なうIT活用の撤廃 FIDO2を使ったSSO環境の整備 など クラウド・ネイティブの利用拡大 戦略的アプリケーションのクラウド・ネイティブへのシフト プラットフォーム・サービスの活用 アジャイル開発やDevOpsの適用 など 組織の意志が直ちに反映されるITの実現 戦略的アプリケーションを中心に内製化の適用範囲を拡大 ITに精通した経営幹部の配置 など “デジタル”を駆使して 変革する 誰が? 何を? 何のために? 自分たち 事業主体 事業の継続と成長 企業の存続 AI クラウド IoT 5G データ トレンドを見据えたテクノロジーの適用 ビジネス・プロセス ビジネス・モデル 企業の文化や風土
42.
「共創」とは、何をすることか 42 デジタル トランスフォーメーション 手段 企業の存在意義を貫くこと 自分たちは何者なのか?いかなる価値を社会や顧客に提供するのか? 目的 “デジタル”を駆使して 変革する 誰が?
何を? 何のために? 自分たち 事業主体 事業の継続と成長 企業の存続 ビジネス・プロセス ビジネス・モデル 企業の文化や風土 共創 圧倒的な技術力 信頼される人格 お客様についての理解 「一緒に取り組みたい」 相手に惚れさせること 内製化支援 新規事業 の創出 自分たちがDXを実践し、 その体験から得たノウハウやスキルを 模範を通じて提供すること
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受発注型取引と共創型取引 受発注型取引 どうなれば成功なのかを予め決められる 既存の業務プロセスの改善 既存システムの改修や機能の追加
既存業務の効率化や利便性の向上のための社内 ユーザーを対象としたシステム など 主従関係 ルールや手順に従う 効率を追求する 失敗は許さない 横並び・同質性を求める リーダーの指示に従う 言われたとおりやりました 言われなかったのでやりませんでした 仕様書通りに作りました など 管理者が進捗や成果を管理する ローコード開発、自動化やクラウド化で 誰もができるようになろうとしている 共創型取引 どうなれば成功なのかを予め決められない 新しいビジネス・モデルの立ち上げ 新しい業務プロセスのための新規システム 新規顧客の獲得や売上/利益の拡大のための社 外ユーザーを対象としたシステム など チーム関係 ビジョンの達成を目指す 事業の成果を追求する トライ&エラーを評価する 多様性を認め・補完しあう 対話や議論をして答えを探す こうした方がいいと思います 事業の成果に貢献するには、こちらですよ 状況が変わったのでこちらにしましょう など 権限を委譲し自分たちで進捗や成果を管理する 専門家としての経験の蓄積と 最新トレンドへの体験的理解がなければできない
44.
デジタル・トランスフォーメーションのまとめ 44 不確実性の常態化 予測不可能なビジネス環境 と 競争原理の流動化 圧倒的なビジネス・スピードの獲得 高速に見える化
高速に判断 高速に行動 企業の存在意義/Purposeを貫くこと 自分たちは何者なのか?いかなる価値を社会や顧客に提供するのか? デジタル・トランスフォーメーション デジタル技術を前提に 考え方や働き方、ビジネス・モデルやビジネス・プロセスを変えてゆくこと CX : Customer Experience お客様の事業の成果に貢献し お客様の社員の幸せを支える EX : Employee Experience 従業員のやり甲斐を与え 自己の成長の喜びを感じさせる いまの社会や ビジネスの状況は? この状況に 対処するには? そのために 実現すべきことは? 目指すべき あるべき姿は?
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デジタル・トランスフォーメーションの構造 45 事業の継続と企業の存続 目的 環境 不確実性の高まり(予測不可能なビジネス環境) 目標 圧倒的なビジネス・スピードの獲得 戦略
変化に俊敏に対応できる企業文化や体質への変革 作戦 ビジネス・プロセスのデジタル化 × 心理的安全性 戦術 アジャイル開発・DevOps:俊敏な 開発や運用の実現 クラウド:どこでも必要なシステム の機能・性能を調達・利用 ゼロ・トラスト・ネットワーク:資 源や場所の制約からの解放 ERP:ビジネスの可視化とリアルタ イム経営の実現 など 成果 体質の強化:従業員の幸せと最高のパフォーマンスを引き出す 体力の強化:顧客満足を維持し、競合他社を凌駕し続ける 新規事業の開発:新しい事業価値と 市場の創出 業績評価基準の変更:新しい戦略や 戦術にふさわしい評価方法の多様化 ワークスタイルの変革:従業員のパ フォーマンスを最大限に引き出す 現場への権限委譲:現場の判断で意 志決定、自律分散型組織 など
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デジタル・トランスフォーメーションの3つのフェーズ 第1 フェーズ 第2 フェーズ 第3 フェーズ われわれ人間の生活に、何らかの影響を与え、 進化し続けるテクノロジーであり、その結果、 人々の生活をより良い方向に変化させる 生産性向上 コスト削減 納期の短縮 スピードの加速 価値基準の転換 新ビジネス創出 2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱 IT利用による業務プロセスの強化 ITによる業務の置き換え 業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 支援 支援 人間による業務プロセス 人間による業務プロセス+機械による自動化 情報システム 情報システム
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データ活用の前提はData Virtuous Cycle
を実装すること プロダクトやサービスを 提供する プロダクトやサービスを 使用する データを 収集する データから 学ぶ プロダクトやサービスを 改善する IoT・Mobile・Web AI(機械学習) クラウド+デバイス データ 生活データ 行動データ 属性データ
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DXの実装 最適解の導出 機械学習・シミュレーション アプリケーション データ収集 機器制御・指示命令・情報提供 など サービス利用 現実世界(Physical World) デジタル・ツイン(Digital
Twin) デジタル・ツイン/現実世界のデジタル・コピーで 起こりうる未来を予測(機械学習)し 実験(シミュレーション)を繰り返し 最適解を導出し、アプリケーションを実行する デジタル・ツインを使ってビジネスを最適化 最適解を使って実行したアプリケーションを 現場で実行(機器制御・指示命令・情報提供)し その行動や状態・変化をデータとして収集し デジタル・ツインをアップデートする 最適化されたビジネスを実行してデータを収集 デジタルとフィジカルが一体となって 高速に改善活動を繰り返す状態を実現
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DXを支えるテクノロジー・トライアングル AI クラウド IoT 5G データからの 予測・推測と 最適解の導出 データの 蓄積と処理の リソース提供 データの収集 と自律制御 データの伝達と サービス間連係 データ
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可視化 DXとERP 統合データ 営業・販売 倉庫・物流 経理・財務 調達・管理 経営 可視化・分析・計画 アプリケーション アナリティクス 営業・販売 アプリケーション 倉庫・物流 アプリケーション 経理・財務 アプリケーション 調達・管理 アプリケーション ERPシステム 倉庫・物流 調達・管理 生産・製造 アプリケーション 人事・給与 アプリケーション ERPシステムのもたらす価値 1. 効率的義務運営 2.
リアルタイム経営 3. 内部統制 ERPパッケージ利用のメリット 1. ベストプラクティスの活用 2. 法律・制度変更への迅速な対応 3. 構築に関わる期間とコストの削減 企業活動の デジタル・ツイン
51.
DX実践のステージ 51 Stage Ⅲ 自律 Autonomy Stage Ⅱ 自動 Automation Stage
Ⅰ 操作 Operation Stage 0 監視 Monitor 事実 把握 実行 適用 判断 ルール 設定 修正 最適化 目的 設定
52.
自動車ビジネスの直面する課題 ニーズ コスト & パフォーマンス 差別化 確実な移動 安価・安全・快適 魅力的な独自性 競争力のある ビジネス 移動手段の多様化 ライドシェア・バイクシェア・自動運転車など 移動機会の減少
地方の過疎化・少子高齢化・在宅勤務の拡大など 移動目的の個別最適化 通勤・行楽・物流など 自動車のコモディティ化 ハードウェアの汎用部品化・モジュール化 ソフトウェアの比重拡大と専業会社の台頭 グローバル・サプライチェーンの拡大 など 利益の減少 電動化とデジタル化による部品点数の減少 個別最適化に対応したコストの上昇 自動車所有者の減少
53.
デジタイゼーション/デジタライゼーションとDXの関係 既存事業の改善・最適化 企業文化やビジネス・モデルの変革 デジタライゼーション デジタイゼーション デジタル トランスフォーメーション 技術 ヒトと組織 自分たちのポジション 及川卓也
著「ソフトウェア・ファースト」p.196を参考に作成
54.
DXの実践 技術 ヒトと組織 業務プロセスのリストラ・スリム化 徹底したペーパーレス化
クラウド利用の制限撤廃 働く場所や時間から解放されるデジタ ル・ワーキング・スペースの整備 IT価値を毀損する使い方の排除 VDI → 高性能PC FW・PW・VPN → ゼロトラスト・FIDO2・SSO など 日常業務のSaaS適用範囲を拡大 デジタルを駆使した戦略的サービスの 拡充 戦略的(売上や利益に直結)サービス の内製化 スピード・スケーラビリティ・アジリ ティの追求 アジャイル開発とDevOps PaaS・サーバーレス/FaaS・SaaS など 徹底した現場への権限委譲 “Purpose Beyond Profit”経営に基づ く経営ビジョンの再定義 プロセスの効率化ではなくデータ活用 を重視する経営へのシフト 「心理的安全性」の担保 社内における「情報」のオープン化 戦略に応じた多様な業績評価基準 時間や場所に制約ない目標・成果の評 価とセルフマネージメント など デジタライゼーション デジタイゼーション デジタル・トランスフォーメーション 企業の文化と体質 の変革
55.
ビジネス構造の転換 人と組織 ビジネス・モデル テクノロジー サービス モノ ビジネスの基盤 価値創出の源泉 附帯する取り組み ビジネスの実態 自律・分散型・小規模 統率・集中型・大規模 グッズ・ドミナント・ロジック モノを介して顧客価値を手に入れる 顧客価値 Before DX 企業の存在意義 Purpose・Vision・Passion モノのビジネスを支援 購入して価値を消費する データ ビジネス・モデル サービス モノ サービス・ドミナント・ロジック サービスを介して顧客価値を手に入れる After
DX 継続的に使って価値を共創する サービス実現の手段/デバイス テクノロジー 差別化の手段
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コロナ・ショックで「デジタル・シフト」が加速 56 デジタル・シフト クラウド・シフト コモディティ・アプリケーションはSaaSへ ストラテジック・アプリケーションはコンテナ、 FaaS、PaaSへと移行する。 ワーク・シフト ワーク・スタイルの多様化が進み、雇用機会の 拡大によって、社員のパフォーマンスとエン ゲージメントが高まる オーナー・シフト DXやビジネスのデジタル化に伴い、事業部門 のITに関わる意志決定権限が拡大し、彼ら主導 での内製化が拡がる。 コロナ・ショックがデジタル・シフトを 加速させる! 変化に俊敏に対応できる 企業文化や体質への転換 デジタル・トランスフォーメーション ビジネス・モデルの転換 ビジネス・プロセスの変革
ビジネス・スピードの加速 いま直面する変化の潮流
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WithコロナのSI戦略 リモート コラボレーション スピード 非接触 投資抑制 クラウド シフト 心理的安全性 と透明性 ペーパーレスと デジタル・ワークプレイス ゼロ・トラスト ERP 変化の導因 注力すべき領域 変化への対処 https://www.netcommerce.co.jp/blog/2020/04/19/15358
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「回避すべき未来」と「選択すべき未来」 コロナ禍で直面する現実を、変革を一気に推し進 める好機と捉えられず、これまでの取組を活かす ことなく、不十分なものに留まり 「現状維持も 困難になる停滞経済」とも呼べる未来 多様な能力が認められず、働き方も画一的で、新し い発想やイノベーションが生まれない社会
男性中心の硬直的な働き方や社会構造が変わらず、 所得が伸びずワークライフバランスも実現できない 社会 危機時の負担が女性や高齢者等の社会的に弱い立場 の人に集中し、生活の質における格差も広がり、個 人が幸せを感じられない社会 企業が従来以上にリスクに慎重となり、雇用や投資 を行わず、イノベーションも不活発、持続的な成長 が実現できない社会 長年解決できなかった課題を解決するとともに、 通常 10 年かかるであろう変革を、将来を先取り する形で一気に進めることができる「新たな日常 (ニューノーマル)」を目指していく未来 創造力を持ちあわせた多様な人材が次々とイノベー ションを起こせる、自由かつ柔軟性に富み、変化を 取り入れ、失敗への許容力の高い社会 個人が自由度の高い働き方や暮らしができ、ワーク ライフバランスを実現して豊かさを感じる社会 デジタル技術の活用により、高付加価値の財・サー ビスを創出するとともに、個人情報等が保護され、 効率性、利便性、安心を皆が享受できる社会 性別等に関わらず人への投資を行うとともに、十分 な所得再分配機能、セーフティネットが提供される 中で全ての人が能力を伸ばし発揮できる包摂的な社 会 地域社会やコミュニティ等において必要な人との交 流やつながり、支え合いの価値を大切にする社会 各国が国内に不安定さを抱え、閉鎖的な対応をとり、 より国際協調が難しくなる中、新しいモノや人の流 れの在り方が求められる世界において、自由で公正 な貿易・投資の基盤を支え、そのメリットを享受す る社会 回避すべき未来 選択すべき未来 内閣府・2020年7月8日令和2年第10回経済財政諮問会議 「選択する未来2.0」中間報告
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イノベーション Innovation 新たな競争力の源泉 や事業領域の創出 DXの実現を支える3つの取り組み デジタライゼーション トランスフォーメーション Digitalization Transformation 変化に俊敏な企業の 文化や風土への変革 デジタルにできること は全てデジタルに移行
新しいテクノロジーの探索と適用 全社員デジタル・リテラシーの向上 ビジネス・プロセスの見直しと流水化 新しい組合せによる新しい価値の創出 新しいビジネス・モデルの創出 他者との連係・提携による新事業への参入 オープンな情報の共有 大胆な現場への権限委譲 アジャイルな組織の振る舞い DX 実現 アジャイルとは 現場からのフィードバック 反復的なデザインと実践 継続的な改善
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PDCAサイクルとOODAループ 不確実性 命令のタイプ タスク 対応の重点 データ 専門性・特殊性の要求 行動に関する判断 効果的なケース Plan 計画 Do 実行 Check 評価 Action 改善 Observe 観察 Orient 情勢判断 Decide 意志決定 Act 行動 PDCA サイクル OODA ループ 低い タスク型命令 反復的 事前対応 予測