Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.

LiBRA 03.2020 / Strategy

1,751 views

Published on

https://libra.netcommerce.co.jp/

Published in: Technology
  • Be the first to comment

LiBRA 03.2020 / Strategy

  1. 1. 最新のITトレンドとビジネス戦略 ビジネス戦略編 2020年3月版
  2. 2. ご案内 2 知識の定着は、ネットを眺め、資料を読むだけでは不十分です。実際に第三者 を相手に自分の言葉で説明してみるのが最も効果的です。 また、本プレゼンテーションは、ロイヤリティ・フリーです。ご自身の資料と して、加工編集して頂いても構いません。 知識の確かな定着と仕事の生産性向上のために、ご活用下さい。 ネットコマース株式会社 斎藤昌義 http://libra.netcommerce.co.jp/ 最新のアップデートは、「ITビジネス・プレゼンテーション・ライブラリー/LiBRA」にて随時更新しております。
  3. 3. デジタル・トランスフォーメーションとは何か? デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation/DX) とは、新しいテクノロジーを駆使した情報システムを作ることでも IoTやAI、ネットを駆使した新しいビジネスを立ち上げることではない。 ビジネスのやり方や組織の振る舞いを 高速に変化させ続けることができるように 企業の文化や体質を変革すること
  4. 4. デジタル化:デジタイゼーションとデジタライゼーション デジタイゼーション Digitization  アナログ放送→デジタル放送  紙の書籍→電子書籍  人手によるコピペ→RPA 効率化 ビジネス・プロセス 改善・改良・修正 コストや納期の削減・効率化 ビジネス・モデル デジタライゼーション Digitalization  自動車販売→カーシェア/サブスク  ビデオレンタル→ストリーミング  電話や郵便→SNS・チャット 変革 事業構造の転換 新しい価値の創出 デジタル・トランスフォーメーション Digital Transformation/DX
  5. 5. デジタルとフィジカル 5 アナログ/Analog 連続量(区切りなく続く値を持つ量) デジタル/Digital 離散量(とびとびの値しかない量 ) 現実世界(フィジカル世界) のものごとやできごと コンピュータで扱えるカタチ デジタル化 Digitize
  6. 6. デジタルとフィジカル スピード 複 製 組合せ・変更 遅い 劣化する 困難 早い 劣化しない 容易 フィジカル Physical デジタル Digital 規模の拡大が 容易で早い 状況を即座に 把握し即応できる エコシステムが 容易に形成 IoT IoT イノベーション を加速!
  7. 7. 変革とは何か 変革前 写真屋 変革後 昔のプロセスをそのままに改善するのではなく プロセスを再構築し 新しい価値や新しいビジネス・モデルを創出する
  8. 8. IT投資並びに情報サービス産業の市場推移 (出典)平成30年通信利用動向調査 インターネット普及率 端末普及率 情報化投資の推移
  9. 9. IT投資並びに情報サービス産業の市場推移 (出典)平成30年通信利用動向調査 インターネット普及率 端末普及率 情報化投資の推移 IT市場の飽和・成熟 これまでのITビジネスでは成長できなくなった フィジカル市場とデジタル・テクノロジーの融合 フィンテック/ネオ・バンキングの台頭 小売・流通・物流における自動化・高速化 製造業におけるインダストリー4.0 様々な産業分野における”XTech”化 デジタル・テクノロジーによる 産業構造の転換 「データ力×資金力」企業の攻勢
  10. 10. テクノロジーによる産業構造の転換 ITビジネス IT ビジネス ITとビジネスの融合 産業構造の転換合理化のためのIT 納期・コスト・品質 競争優位のためのIT スピード・差別化・新規事業 デジタルを前提にビジネスの再定義企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活 用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデル を変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風 土を変革し、競争上の優位性を確立すること 「DX推進ガイドライン」経済産業省・2018年12月 Digital Transformation DX/デジタル・トランスフォーメーション 様々な産業での”xTech”化 フィンテック/ネオ・バンキングの台頭 小売・流通・物流における自動化・高速化 製造業におけるインダストリー4.0など
  11. 11. 「イノベーション」と「インベンション」の違い イノベーション Innovation これまでにはなかった 新しい組合せを見つけ 新たな価値を産み出すこと インベンション Invention(発明) これまでにはなかった 新しい「もの/こと」を創り 新たな価値を産み出すこと 高速フィードバック 高速アップデート その時々の最適解 知識の蓄積 試行錯誤の繰り返し ひらめき
  12. 12. イノベーション 新しい財貨の生産 :プロダクト・イノベーション 新しい生産方法の導入 :プロセス・イノベーション 新しい販売先の開拓 :マーケティング・イノベーション 新しい仕入先の獲得 :サプライチェーン・イノベーション 新しい組織の実現 :組織のイノベーション 新しい体験の創出 :感性のイノベーション イノベーション Innovation これまでにはなかった 新しい組合せを見つけ 新たな価値を産み出すこと インベンション Invention これまでにはなかった 新しい「もの/こと」を創り 新たな価値を産み出すこと
  13. 13. イノベーションの本質 曖昧 不思議 疑問 思いや欲を持たない 禅/マインドフルネス 既存の枠組みで分析しない デザイン思考 新しい枠組み・新しい組合せ イノベーション
  14. 14. デジタルとフィジカル(2) フィジカル Physical デジタル Digital IoT フィジカルのものごとやできごとをデジタルに変換し デジタルで生みだされた価値をフィジカルにフィードバックしてその価値を享受する フィジカル Physical デジタル Digital IoT OMO(Online Merges with Offline) フィジカルとデジタルを分るのではなく、デジタルが統合するひとつの仕組みとしてとらえる
  15. 15. OMO(Online Merges with Offline) 15 データ 高 速 最 適 デジタル化されたビジネス・プロセス 人間系によるビジネス・プロセス フィジカル デジタル 実店舗 オンライン ショップ 工場の 製造ライン センサー キャッシュレス POS端末など Web モバイル センサー 高頻度 多接点 より魅力的な ユーザー体験 フィジカルとデジタルをひとつの仕組みとしてとらえる ユーザーに 選択の自由を提供 あらゆるものごとや できごとをデータ化
  16. 16. コレ1枚でわかる最新のITトレンド データ収集 モニタリング データ解析 原因解明・発見/洞察 計画の最適化 データ活用 業務処理・情報提供 機器制御 ヒト・モノ クラウド・コンピューティング 日常生活・社会活動 環境変化・産業活動 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber World Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム
  17. 17. 予 測 最適解 ビジネス の最適化 現実世界の デジタルコピー デジタル ツイン コレ1枚でわかる最新のITトレンド IoT ソーシャルメディア モバイル・Web 機械学習 シミュレーション アプリケーション サービス ヒト・モノ クラウド・コンピューティング 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber World Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム 高速化 × 最適化 現実世界の ものごとやできごと
  18. 18. コレ1枚でわかる最新のITトレンド IoT ソーシャルメディア モバイル・Web 機械学習 シミュレーション アプリケーション サービス ヒト・モノ クラウド・コンピューティング 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber World Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム 予 測 最適解 ビジネス の最適化 現実世界の デジタルコピー デジタル ツイン 現実世界の ものごとやできごと 高速化 × 最適化 デジタル トランスフォーメーション
  19. 19. デジタル・トランスフォーメーションとCPS ヒト・モノ 日常生活・社会活動 環境変化・産業活動 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber World Cyber Physical System/現実世界とサイバー世界が緊密に結合されたシステム 高頻度多接点 データを収集 データを解析し テーマ・課題を 見つける UI/UX&プロダクト ビジネスプロセスを 高速に改善する 高速化 × 最適化 デジタル トランスフォーメーション
  20. 20. デジタル・トランスフォーメーション 2つの解釈 20 社会や経済の視点/社会現象  2004年、エリック・ストルターマン(ウメオ大学)の定義「ITの浸透により、人々の生活が根底 から変化し、よりよくなっていく」に沿った概念  デジタル・テクノロジーの発展によって社会や経営の仕組み、人々の価値観やライフ・スタイルが 大きく変化し、社会システムの改善や生活の質の向上がすすむという社会現象を意味する 経営や事業の視点/企業文化や体質の変革  2010年以降、ガートナーやマイケル・ウイード(IMD教授)らによって提唱された概念  デジタル・テクノロジーの進展により産業構造や競争原理が変化し、これに対処できなけれ ば、事業継続や企業存続が難しくなるとの警鈴を含む  デジタル・テクノロジーの進展を前提に、競争環境 、ビジネス・モデル、組織や体制の再定 義を行い、企業の文化や体質を変革することを意味する 経済産業省・DXレポートの視点/変革の足かせとなる課題の克服  2018年、経済産業省のDXレポートにて示された概念  老朽化したレガシー・システムや硬直化した組織、経営意識といった変革の足かせと なる課題を克服する活動を意味する  この課題を払拭しなければ、変革は難しいという問題提起を含む デジタル・ビジネス・イノベーション レガシー・システムの再構築 を促すことで、既存ビジネス の延命を図ろうとの思惑?
  21. 21. DXとPurpose  企業は、利益のためだけに存在してるので はない。  利益は、企業や事業の目的ではなく、条件 である。  企業の最大の目的は、永続的に成長し続け る過程で社会的責任を果たすことだ。 purpose beyond profit 企業の存在意義は利益を超える 2018年・IIRC(国際統合報告委員会)レポート「purpose beyond profit」
  22. 22. Purpose:不確実な社会でもぶれることのない価値の根源 Purpose/企業の存在意義 不確実性の高まる社会にあっても ぶれることのない自分たちの価値 People・Organization/人と組織 人の考え方や組織の振る舞いを 変化に合わせてダイナミックに対応 Product/提供する商品やサービス データやテクノロジーの変化・発展 に応じて高速に改善・対応 WHY HOW WHAT 織機 → 自動車 → 移動サービス → 生活サービス → ? 書籍販売→モノ販売→映像・音楽・クラウド・物流 ほか →? トヨタウェイ 地球上で最もお客様を 大切にする企業である
  23. 23. デジタル・トランスフォーメーションとは何か 異業種からの参入 市場環境の流動性 顧客嗜好の多様化 不確実性の増大 ビジネス・スピードを圧倒的に早くする チャンスは 長居しない 激しく変化する時代に於 いてチャンスを掴むには タイミングが重要 顧客ニーズ の高速化 状況に応じ変化する顧客 ニーズへの対応スピード が企業の価値を左右 競合への防御 決断と行動が速ければ、 競合の動きに即応可能、 逆に対応が遅れると致命 的な結果
  24. 24. デジタル・トランスフォーメーションとは 24 業界の枠組みを越えた 競合の予期せぬ参入 市場環境の変化の拡大 と予測不可能性の拡大 顧客嗜好の多様性 と流動性の高まり 既存ビジネスを 高速に改善する データ・事実に基づき 高速に意志決定する UIやUXを 高速にアップデートする 圧倒的なビジネス・スピード 不確実性の増大 デジタル・テクノロジー ×「心理的安全性」に支えられた行動習慣 変化に俊敏に対応できる企業の文化と体質 デジタル・トランスフォーメーション
  25. 25. デジタル・トランスフォーメーション デジタル・テクノロジー × 心理的安全性 変化に俊敏に対応できる企業の文化と体質への変革 デジタル・トランスフォーメーションとは 25 業界の枠組みを越えた 競合の予期せぬ参入 市場環境の変化の拡大 と予測不可能性の拡大 顧客嗜好の多様性 と流動性の高まり 不確実性の増大 圧倒的なビジネス・スピード 高速に見える化 高速に判断 高速に行動
  26. 26. デジタル・トランスフォーメーションとは何か 異業種からの予期せぬ参入 環境変化と予測不可能性の拡大 顧客嗜好の多様化と流動性 不確実性の増大 圧倒的なビジネス・スピード デジタル・トランスフォーメーション 意思決定サイクル の短縮 現場への 大幅な権限委譲 流水化された ビジネス・プロセス デジタル・テクノロジーを駆使してビジネス・プロセスを加速 自律的なチームによる 運営と管理 現場や顧客の 「見える化」 バリューストリームの 管理と把握 (ヒト、モノ、カネ、情報)
  27. 27. デジタル・トランスフォーメーションとは何か 異業種からの予期せぬ参入 環境変化と予測不可能性の拡大 顧客嗜好の多様化と流動性 不確実性の増大 デジタル・トランスフォーメーション オープン 自律分散 多様性 「心理的安全性」に支えられた行動習慣と思考パターン 意思決定サイクル の短縮 現場への 大幅な権限委譲 流水化された ビジネス・プロセス デジタル・テクノロジーを駆使してビジネス・プロセスを加速 圧倒的なビジネス・スピード
  28. 28. デジタル・トランスフォーメーション デジタル・トランスフォーメーションとは何か 変化に俊敏に対応できる企業文化・体質を実現すること 働き方改革 新規事業の開発 ビジネスモデル の転換 意思決定サイクル の短縮 現場への 大幅な権限委譲 流水化された ビジネス・プロセス オープン 自律分散 多様性 「心理的安全性」に支えられた行動習慣と思考パターン デジタル・テクノロジーを駆使してビジネス・プロセスを加速
  29. 29. デジタル・トランスフォーメーションとは何か デジタル・トランスフォーメーション 変化に俊敏に対応できる企業文化・体質を実現すること オープン 自律分散 多様性 「心理的安全性」に支えられた行動習慣と思考パターン 高速に変化し続けることができるビジネス基盤 AI ブロックチェーン 5G ・・・ IoT ERPデータ アジャイル開発 DevOps クラウド
  30. 30. 何のためのDXなのか デジタル・トランスフォーメーション 変化に俊敏に対応できる企業の文化と体質への変革 圧倒的なビジネス・スピード 社員の幸せな働き方と 最高のパフォーマンスを両立する  失敗を許容し試行錯誤を奨励  どこでも仕事ができる仕組み  自動化の領域を拡大 企業体質 顧客満足を維持し 競合他社を凌駕し続ける  戦略や実践を自分たちで主導  セルフマネージメントと心理的安全性  チャレンジを誘発し新しいことを誘発 企業体力 企業のPurpose(目的・存在意義)は何か? なぜやるのか Purposeを脅かす問題を解決すること
  31. 31. デジタル・トランスフォーメーションの構造 31 事業の継続と企業の存続目的 環境 不確実性の高まり(予測不可能なビジネス環境) 目標 圧倒的なビジネス・スピードの獲得 戦略 変化に俊敏に対応できる企業文化や体質への変革 作戦 ビジネス・プロセスのデジタル化 × 心理的安全性 戦術  アジャイル開発・DevOps:俊敏な 開発や運用の実現  クラウド:どこでも必要なシステム の機能・性能を調達・利用  ゼロ・トラスト・ネットワーク:資 源や場所の制約からの解放  ERP:ビジネスの可視化とリアルタ イム経営の実現 など 成果  体質の強化:従業員の幸せと最高のパフォーマンスを引き出す  体力の強化:顧客満足を維持し、競合他社を凌駕し続ける  新規事業の開発:新しい事業価値と 市場の創出  業績評価基準の変更:新しい戦略や 戦術にふさわしい評価方法の多様化  ワークスタイルの変革:従業員のパ フォーマンスを最大限に引き出す  現場への権限委譲:現場の判断で意 志決定、自律分散型組織 など
  32. 32. DXの基本構造 フィジカル デジタル Cyber Physical System 最適解の実行 データの取得 データの分析 最適解の導出 IoT・Web・モバイル・ソーシャルメディア 機械学習・シミュレーション 高速×最適
  33. 33. デジタル・トランスフォーメーションの3つのフェーズ 第1 フェーズ 第2 フェーズ 第3 フェーズ われわれ人間の生活に、何らかの影響を与え、 進化し続けるテクノロジーであり、その結果、 人々の生活をより良い方向に変化させる 生産性向上 コスト削減 納期の短縮 スピードの加速 価値基準の転換 新ビジネス創出 2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱 IT利用による業務プロセスの強化 ITによる業務の置き換え 業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 支援 支援 人間による業務プロセス 人間による業務プロセス+機械による自動化 情報システム 情報システム
  34. 34. デジタル・トランスフォーメーションとは何か(2) 変化に素早く対処できる企業文化を実現することを目的に デジタル・テクノロジーを駆使して、ビジネス・プロセス、組織、製品やサービ ス、働き方を変革すること 変化への即応力 静的なマネジメント・モ デルではなく、変化に対 して俊敏に対応できる、 動的なマネジメント・モ デルへと転換する 破壊的競争力 新しい価値基準(価格、納 期、利便性など)を提供し、 圧倒的・破壊的な競争力を 実現する ビジネス・プロセスをアナログからデジタルへと転換する 全ての組織がITサービス・プロバイダーに変質させる データを収集・分析・活用の基盤をビジネス・プロセスに組み入れる デジタル トランスフォーメーション
  35. 35. アマゾンのデジタル・トランスフォーメーション 広範な顧客接点 ビッグデータ 最高の顧客体験 機械学習による最適解 経営戦略・製品/サービス戦略 & 0.1 to One マーケティング テクノロジーを駆使して徹底した利便性を追求 顧客理解のための情報を徹底して収集する 業務(デジタル) 業務(アナログ) IT 40機の航空機 数千台のトラック
  36. 36. Data Virtuous Cycle : DXの基盤 プロダクトやサービスを 提供する プロダクトやサービスを 使用する データを 収集する データから 学ぶ プロダクトやサービスを 改善する 高速化 × 最適化 IoT・Mobile・WebAI(機械学習) クラウド+エッジ・デバイス
  37. 37. DXの実装 最適解の導出 機械学習・シミュレーション アプリケーション データ収集 機器制御・指示命令・情報提供 など サービス利用 現実世界(Physical World) デジタル・ツイン(Digital Twin) デジタル・ツイン/現実世界のデジタル・コピーで 起こりうる未来を予測(機械学習)し 実験(シミュレーション)を繰り返し 最適解を導出し、アプリケーションを実行する デジタル・ツインを使ってビジネスを最適化 最適解を使って実行したアプリケーションを 現場で実行(機器制御・指示命令・情報提供)し その行動や状態・変化をデータとして収集し デジタル・ツインをアップデートする 最適化されたビジネスを実行してデータを収集 デジタルとフィジカルが一体となって 高速に改善活動を繰り返す状態を実現
  38. 38. DXの鍵を握る テクノロジー・トライアングル AI クラウド IoT 5G データ 予測・最適化 リソース調達 サービス間連携知的アシスト 自律制御 データ収集 ロボティクス 自動運転 センサー など AIチップ マルチモーダル学習 自律学習 など 量子コンピュータ コンテナ・サーバーレス クラウド・アプライアンスなど プラットフォーム・サービス、マルチ・クラウド など
  39. 39. DX実践のステージ 39 Stage Ⅲ 自律 Autonomy Stage Ⅱ 自動 Automation Stage Ⅰ 操作 Operation Stage 0 監視 Monitor 事実 把握 実行 適用 判断 ルール 設定 修正 最適化 目的 設定
  40. 40. デジタイゼーション/デジタライゼーションとDXの関係 既存事業の改善・最適化 企業文化やビジネス・モデルの変革 デジタライゼーション デジタイゼーション デジタル トランスフォーメーション 技術 ヒトと組織 自分たちのポジション 及川卓也 著「ソフトウェア・ファースト」p.196を参考に作成
  41. 41. DXの実践 技術 ヒトと組織  業務プロセスのリストラ・スリム化  徹底したペーパーレス化  クラウド利用の制限撤廃  働く場所や時間から解放されるデジタ ル・ワーキング・スペースの整備  IT価値を毀損する使い方の排除  VDI → 高性能PC  FW・PW・VPN → ゼロトラスト・FIDO2・SSO など  日常業務のSaaS適用範囲を拡大  デジタルを駆使した戦略的サービスの 拡充  戦略的(売上や利益に直結)サービス の内製化  スピード・スケーラビリティ・アジリ ティの追求  アジャイル開発とDevOps  PaaS・サーバーレス/FaaS・SaaS など  徹底した現場への権限委譲  “Purpose Beyond Profit”経営に基づ く経営ビジョンの再定義  プロセスの効率化ではなくデータ活用 を重視する経営へのシフト  「心理的安全性」の情報  社内における「情報」のオープン化  戦略に応じた多様な業績評価基準  時間や場所に制約ない目標・成果の評 価とセルフマネージメント など デジタライゼーション デジタイゼーション デジタル・トランスフォーメーション 企業の文化と体質 の変革
  42. 42. ビジネス構造の転換 人と組織 ビジネス・モデル テクノロジー サービス モノ ビジネスの基盤 価値創出の源泉 附帯する取り組み ビジネスの実態 自律・分散型・小規模統率・集中型・大規模 グッズ・ドミナント・ロジック モノを介して顧客価値を手に入れる 顧客価値 Before DX 企業の存在意義 Purpose・Vision・Passion モノのビジネスを支援 購入して価値を消費する データ ビジネス・モデル サービス モノ サービス・ドミナント・ロジック サービスを介して顧客価値を手に入れる After DX 継続的に使って価値を共創する サービス実現の手段/デバイス テクノロジー 差別化の手段
  43. 43. DXによって企業にもたらされる2つの力 IT ビジネス 受発注・配送手配・商品管理 レコメンデーションなと 現場に必要な 製品やサービスを ジャスト・インタイムで 提供できる能力 即応力 生産性・価格・期間 などの常識を覆す能力 破壊力 配送・リアル店舗・接客 カスタマー・サービスなど
  44. 44. 業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 IT デジタル 業務 フィジカル 配送・リアル店舗・接客 カスタマー・サービスなど 受発注・配送手配・商品管理 レコメンデーションなと 業務にITは埋没し、渾然一体となってビジネスの成果を達成する
  45. 45. デジタル・トランスフォーメーションとOMO IT デジタル 業務 フィジカル 企業 アナログ デジタル 顧客 課題/ニーズフィジカルとデジタルを 区別することなく ひとつの仕組み として動かす デジタライゼーション データを駆使して UI/UXとプロダクト の改善を高速で繰り返す OMO(Online Merges with Offline) コア・コンピタンス/ケイパビリティ データアナログ デジタル
  46. 46. デジタル・トランスフォーメーションを加速するサイクル サービス を利用する データ を収集する 機械学習 で分析する 戦術的施策(短期)  魅力的で便利な顧客体験 を提供  買いたくなる品揃えや サービスを充実  個々人の趣味嗜好や購買 動向に基づき推奨 戦略的施策(長期)  顧客の期待に応える事業 施策  サービスの質や効率を高 める仕組み作り  新たな市場や顧客を開拓 するための施策
  47. 47. デジタル・トランスフォーメーションの実現とは 47 自分たちのビジネス・プロセスにデータの収集・分析・活用のサイクルを埋め込む ビジネス・スピードを加速 ジャストインタイムでビジネスの現場にサービスを提供 現場のリアルタイム把握・徹底した権限委譲・開発や運用のスピードアップで対処する
  48. 48. デジタル・トランスフォーメーションとは何か 人間を前提に最適化された業務プロセスをITが支援 人間の観察と経験値に基づく判断と意志決定 人間の制約を前提にビジネスを最適化 ヒトと機械が一体となって事業目的を達成する データと機械学習に基づく判断の自動化 トランスフォーメーション Transformation/置き換える ビジネス環境への対応 競争優位の確立 不確実性の増大・スピードの加速 常識や価値基準の転換 人間の制約を排除しビジネスを最適化
  49. 49. デジタル・トランスフォーメーションとは  ビジネス・プロセスに関わる 人間の制約を排除し  品質・コスト・期間などの 限界をブレークスルーして  ビジネスに新しい価値基準 をもたらす取り組み 人間を前提に最適化された ビジネスの仕組み から 機械と人間が一体化された ビジネスの仕組み への転換 ビジネス環境への対応 競争優位の確立 不確実性の増大・スピードの加速 製品やサービスをジャストインタイム で提供できる即応力 常識や価値基準の転換 生産性・価格・期間における これまでの常識を覆す破壊力 デジタル トランス フォーメーション
  50. 50. デジタル・トランスフォーメーションとは  ビジネス・プロセスに関わる 人間の制約を排除し  品質・コスト・期間などの 限界をブレークスルーして  ビジネスに新しい価値基準 をもたらす取り組み 人間を前提に最適化された ビジネスの仕組み から 機械と人間が一体化された ビジネスの仕組み への転換 意志決定や業績評価 働き方や組織・体制など デジタル トランス フォーメーション 製品やサービス 事業目的や顧客価値など 経営の変革 事業の変革
  51. 51. 経済政策不確実性指数(EPU) https://www.meti.go.jp/report/tsuhaku2019/2019honbun/i2110000.html 通商白書2019・経済産業省 経済政策不確実性(EPU):経済政策の不確実性に言及した新聞記事数を基に算出される指数
  52. 52. デジタル・トランスフォーメーションの実際 UBER airbnb NETFLIX Spotify PayPal タクシー・レンタカー業界 レンタル・ビデオ業界 ホテル・旅館業界 レコード・CD業界 銀行業界(決済・為替)
  53. 53. 競争環境の変化とDX 53 業界という枠組み は存在する 一旦確立された 競争優位は継続する 破壊 業界の枠組みの中で起こる変化に適切に対処できれば 事業は維持され成長できる 加速するビジネス環境の変化、予期せぬ異業種からの参入 ひとつの優位性を維持できる期間は極めて短くなっている ハイパーコンペティション 市場の変化に合わせて、戦略を動かし続けるしかない
  54. 54. デジタル・ディスラプターの創出する新しい価値 コスト・バリュー  無料/超低価格  購入者集約  価格透明性  リバース・オークション  従量課金制(サブスクリプション) エクスペリエンス・バリュー  カストマー・エンパワーメント  カストマイズ  即時的な満足感  摩擦軽減  自動化 プラットフォーム・バリュー  エコシステム  クラウド・ソーシング  コミュニティ  デジタル・マーケットプレイス  データ・オーケストレーター 自前の資産を 持たない/小さい 対象とする市場は 最初からグローバル サービスが プラットフォーム デジタル・ディスラプター(デジタル・テクノロジーを駆使した破壊者) 高速 × 最適 圧倒的なスピードで市場のフィードバックをうけながらアップデートし続ける
  55. 55. ハイパーコンペティションに対処する2つのアプローチ 不確実性の増大ハイパーコンペティション 劇的・急速に変わるビジネス環境にあっては、 ひとつの優位性を維持できる期間は極めて短くなっている ダイナミック ケイパビリティ 予測できない変化に対応 するため、世の中の変化 に合わせて社内・社外に ある能力をうまく組み合 わせを変化させることが できる適応力 オープン イノベーション 組織内部のイノベーショ ンを促進するため、企業 の内外で技術やアイデア の流動性を高め、組織内 で生みだされたイノベー ションを組織外に展開し、 それを繰り返すことで大 きなイノベーションを生 みだすこと David J. Teece カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール教授 Henry Chesbrough ハーバード大学・経営大学院教授 Dynamic Capability Open Innovation
  56. 56. ハイパーコンペティションに対処する適応力 不確実性の増大ハイパーコンペティション ダイナミック・ケイパビリティ Dynamic Capability 世の中の変化に合わせて社内・社外にある能力を うまく組み合わせることができる適応力 1. 従業員が素早く学び、新しい資産を構築する能力 2. 「ケイパビリティ(変化に対処できる適応力)」「技術」「顧客か らのフィードバック」などの戦略的資産を統合する能力 3. 価値が低くなった現在の経営資源の変換や再利用をする能力 感知(sensing):環境変化による新しい事業機会を探し、フィルタリング して分析する。研究開発やマーケティング調査など。経営者層によるビジネス環境 に対する洞察力が強く影響する。 捕捉(seizing):組織の最適化を行う。ビジネスモデルや人事評価の基準を 変更するなど、変えるべきことと変えないことを経営者層が決める。 変革(transforming):社内にある様々な資産を再構築・再構成。組織 構造を組み替えたり、有形・無形の資産が有効に使えるように社内ルールを変えた りなど、企業を変化に対応できる状態へと最適化。 どのような活動を行うのか・・・ 劇的・急速に変わるビジネス環境にあっては、 ひとつの優位性を維持できる期間は極めて短くなっている David J. Teece :カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクール教授 急速に変化する環境に対応する ため、社内外の技能を統合・構 築・再構成する企業の能力
  57. 57. ハイパーコンペティションに対処する革新力 不確実性の増大ハイパーコンペティション オープン・イノベーション Open Innovation 劇的・急速に変わるビジネス環境にあっては、 ひとつの優位性を維持できる期間は極めて短くなっている 組織内部のイノベーションを促進するため、企業の内外で 技術やアイデアの流動性を高め、組織内で生みだされたイ ノベーションを組織外に展開し、それを繰り返すことで大 きなイノベーションを生みだすこと。 オープン・イノベーションに相対する概念として、自前主 義や垂直統合型の取り組みを「クローズド・イノベーショ ン」という。こうした手法は競争環境の激化、イノベー ションの不確実性、研究開発費の高騰、株主から求められ る短期的成果への要求から困難となり、社外連携を積極活 用するオープン・イノベーションが必要になった。 Henry Chesbroughハーバード大学・経営大学院教授
  58. 58. オープン・イノベーション事例:MONET Technologies 58  ソフトバンクとトヨタ自動車が設立したMONET Technologiesが展開する、モビリティ領域の革 新を目指す企業間連携組織「MONETコンソーシアム」への異業種からの参加が相次ぎ、2019年3 月末の設立時は88社だったが、同年12月26日時点では加盟企業が456社まで増えている。  MaaS(Mobility as a Service)をはじめとした次世代モビリティや移動における新たな価値創造 は、自動車関連企業やIT系企業の枠にとらわれず、さまざまな業種に波及している。
  59. 59. オープン・イノベーション事例:TOYOTA WOVEN CITY 59  あらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」を東富士(静岡県 裾野市)に設置。「Woven City」と命名し、2021年初頭より着工  企業や研究者が幅広く参画、CASE、AI、パーソナルモビリティ、ロボット等の実証を実施  デンマークの著名な建築家であるビャルケ・インゲルス氏が街の設計を担当
  60. 60. 前提となるITビジネスの環境変化(〜5年) IaaS 運用 保守 開発 仮想化 ウオーターフォール+運用・保守 半年〜1年/工数積算 専用線 IP-VPN 4G LPWA など 階層型 アーキテクチャ 情報システム部門 アプリケーション 実行環境 システム開発 運用・保守 ネットワーク アーキテクチャ 主な顧客 PaaS コンテナ/サーバーレス アジャイル+DevOps 1ヶ月〜3ヶ月/成果連動 マイクロサービス アーキテクチャ 事業部門・経営者 第5世代 通信システム スピード × アジリティ × スケール
  61. 61. デジタル・トランスフォーメーションの実際 World’s largest taxi company, Owns no vehicles. World’s most popular media owner, Creates no content. World’s most valuable retailer, Has no inventory. World’s largest accommodation provider, Own no real estate. 世界最大のタクシー会社ですが、 車両は一台も所有していません。 世界一有名なメディアですが、 コンテンツは作りません。 世界で最も種類が豊富な商店ですが、 在庫は一切ありません。 世界最大の旅行代理店ですが、 不動産は一切所有していません。 自前の資産を 持たない/小さい 対象とする市場は 最初からグローバル サービスが プラットフォーム デジタル・ディスラプター(デジタル・テクノロジーを駆使した破壊者)
  62. 62. デジタル・ディスラプターの創出する新しい価値 コスト・バリュー  無料/超低価格  購入者集約  価格透明性  リバース・オークション  従量課金制(サブスクリプション) エクスペリエンス・バリュー  カストマー・エンパワーメント  カストマイズ  即時的な満足感  摩擦軽減  自動化 プラットフォーム・バリュー  エコシステム  クラウド・ソーシング  コミュニティ  デジタル・マーケットプレイス  データ・オーケストレーター 自前の資産を 持たない/小さい 対象とする市場は 最初からグローバル サービスが プラットフォーム デジタル・ディスラプター(デジタル・テクノロジーを駆使した破壊者)
  63. 63. もし、変わることができなければ 1996 $ 28 billion 145,000 2012 $ 0 17,000 2012 $ 1 billion 13 企業評価額: 従業員数 : vs Facebook が買収 倒産
  64. 64. ERP×BPR/BPM DXを取り巻く2つの環境 異業種からの参入 市場環境の流動性 顧客嗜好の多様化 不確実性の増大 事業継続の条件:変化への即応力を持つこと 意志決定の迅速化 ビジネス・プロセスのデジタル化 見える化 最適化 機械学習×データサイエンス ビジネスの現場からのデータ収集 アジャイル開発とDevOps クラウド:コンテナ × Kubernetes / SaaS × PaaS ビ ジ ネ ス 環 境 D X を 支 え る 仕 組 み I T 環 境 プラットフォーム 変 化 に 俊 敏 に 対 応 で き る 企 業 文 化 ・ 体 質
  65. 65. 「スピード」と「俊敏性」に応えられるIT ビジネス環境の不確実性の増大、加速する変化のスピードに 即応できないと生き残れないという危機感  Infrastructure as Codeで運用管理から属人性を排除  マイロサービスや自動化などによるCI/CDの実現  コンテナ化による安定稼働と俊敏性の両立 DevOps  予測不能なリソースや機能への対応  インフラやネットワークの構築や運用管理を無くす  最新のテクノロジーをビジネスに活かす クラウド コンピューティング アジャイル開発  ビジネス価値に貢献するプログラム・コードだけ  計画通りには行かない・変更が前提  バグフリーでリリース 現場のニーズにジャスト・イン・タイムで サービス(システムではない)を提供できること
  66. 66. 差し迫るSI/SES事業の限界 アジャイル開発 Agile Development  ビジネスの成果に貢献するコードだけを  変更に柔軟・迅速に対応して  バグフリーで提供する DevOps Development & Operation  運用の安定を維持しながら  本番環境への迅速な移行と  継続的デリバリーを実現 クラウド Cloud Computing  高速で俊敏な開発実行環境の調達  経費化の拡大による不確実性への担保  運用やセキュリティから解放と人材の再配置 SI/SES事業の収益モデルが限界  技術力を伴わない工数ビジネスは利益が出なくなる  物販は収益を下支えできなくなる  何も手を打たなければ優秀な人材の流出が拡大する 事業会社におけるITの本業化  外注対象の限定と内製化の拡大  ウォーターフォール型開発の限界  ITの評価基準がコストから投資へ転換
  67. 67. デジタル・トランスフォーメーションへの2つの対応 デジタル・トランスフォーメーション ビジネス・プロセスのデジタル化 あらゆる業務をITで行う 開発すべき プログラムが増大する あらゆる業務が データとして把握できる ITでやること、できることが 大きく変わってしまう
  68. 68. デジタル・トランスフォーメーションへの対応(IT) デジタル・トランスフォーメーション ビジネス・プロセスのデジタル化 あらゆる業務をITで行う 開発すべきプログラムが爆発的に増大する 超高速開発 開発の自動化 クラウド コンピューティング アジャイル開発 DevOps 増大する開発や変更 のニーズに即応 運用やセキュリティなどの 付加価値を産まない業務 に関わる負担を軽減する ビジネスの成果に直結し 現場が必要とするサービスを ジャストインタイムで提供 ビジネス・スピードの加速や変化への即応力が向上
  69. 69. デジタル・トランスフォーメーションへの対応(ビジネス) デジタル・トランスフォーメーション ビジネス・プロセスのデジタル化 あらゆる業務をITで行う あらゆる業務がデータとして把握できる 「過去」対応 「現在」対応 「未来」対応 原因究明 フォレンジック 説明責任 見える化 ガバナンス 戦術的意志決定 予測 最適化 戦略的意志決定 改革・改善活動やセキュリティ対応の適正化
  70. 70. デジタル・トランスフォーメーションへの2つの対応 デジタル・トランスフォーメーション 開発すべき プログラムが増大 あらゆる業務を データとして把握 ビジネス・テーマが生まれる 業務がITへITが業務へとシームレスに変換される状態 デジタルフィジカル 人間主導で展開される ビジネス・プロセス 人間とITが一体化した ビジネス・プロセス ビジネス・プロセスのデジタル化
  71. 71. デジタル・トランスフォーメーションとは何か 人間を前提に最適化された業務プロセスをITが支援 人間の観察と経験値に基づく判断と意志決定 人間の制約を前提にビジネスを最適化 ヒトと機械が一体となって事業目的を達成する データと機械学習に基づく判断の自動化 トランスフォーメーション Transformation/置き換える ビジネス環境への対応 競争優位の確立 不確実性の増大・スピードの加速 常識や価値基準の転換 人間の制約を排除しビジネスを最適化
  72. 72. 価値の重心がシフトする情報システム Before DX時代のIT After DX時代のIT 情報 働き方 システムの役割 知見・ノウハウ 構築・運用 システムが探す・分析する システムが働く・一緒に働く 予測する・最適化する システムが学ぶ 継続的に進化させ続ける 人間が探す・分析する システムを使う 処理する・記録する 人間が学ぶ 固定・長期で稼働させる スピード アジリティ スケール コスト パフォーマンス スタビリティ
  73. 73. 複雑性を排除し、イノベーションを加速する After DX ビジネスを変革する Before DX ビジネスを支える デジタルを駆使し 自動化と省力化を徹底し 人間の役割を イノベーションにシフトする デジタルを駆使し 変革に俊敏に対応できる 企業文化や体質へと変革し イノベーションを加速する イノベーションの加速 複雑性の排除 スピード アジリティ スケール
  74. 74. エコシステム/プラットフォームを支える社会環境 所有 共有 シェア 共感 「所有」で豊かさを追求する社会 大量消費と所有の増大が価値の重心 「共有/シェア」で満足を追求する社会 所有から共有/シェアへ価値の重心が移行 水平分散型/自律連係型垂直階層型/管理制御型 「限界費用ゼロ」社会への移行 オープンイノベーション エコシステム 囲い込み戦略 オープンイノベーション:組織内部のイノベーションを促進するため、企業の内外で技術やアイデアの流動性を高め、組織内で生みだされたイノベーションを 組織外に展開し、それを繰り返すことで大きなイノベーションを生みだすこと。Henry Chesbroughハーバード大学・経営大学院教授 モノが主役の時代 サービスが主役の時代
  75. 75. 「限界費用ゼロ社会」の実現を支えるデジタル・トランスフォーメーション 75  経済活動をより効率的に管理する新しいコミュニケーション・テクノロジー 郵便制度、電信・電話/管理型 水力、蒸気、原子力/集中型 蒸気船、鉄道、自動車、航空機/人間制御型 再生可能エネルギー/分散型 インターネット/自律型 様々な輸送手段の自動運転/自律制御型 IoT=ビッグデータ×AI 効率・自律・分散の追求 垂直階層型/管理制御型 水平分散型/自律連係型 経済革命を特徴づけてきた三つの決定的に重要な要素から成り立っている。  経済活動により効率的に動力を提供する新しいエネルギー源  経済活動をより効率的に動かす新しい輸送手段 「限界費用ゼロ」社会 適切な初期投資を行えば 生産にともなう増加分の新たな費用が 限りなく「ゼロ」になる社会 デジタル・トランスフォーメーション により実現される社会やビジネスの姿 ジェレミー・リフキン
  76. 76. デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After 支援 人間主体でビジネスを動かしITが支援する 生産性向上・コスト削減・期間短縮 安定×高品質の徹底追求 ITはコスト、削減することが正義 コスト削減の手段としての外注 常にコスト削減の圧力に晒される 仕様書通りQCDを守って 情報システム完成させる Before DX 人間とITが一体となってビジネスを動かす 変化への即応力・破壊的競争力・価値の創出 柔軟×迅速と試行錯誤 ITは競争力の源泉、投資対効果で評価 競争力の源泉として内製 ビジネスに貢献できれば投資は拡大する 変化に柔軟・迅速に対応し ビジネスを成功させる After DX
  77. 77. デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After 支援 人間主体でビジネスを動かしITが支援する 生産性向上・コスト削減・期間短縮 安定×高品質の徹底追求 ITはコスト、削減することが正義 コスト削減の手段としての外注 常にコスト削減の圧力に晒される 仕様書通りQCDを守って 情報システム完成させる Before DX SIer/ITベンダーへの依存(丸投げ) SIer/ITベンダーとユーザーとの利益相反  SIer/ITベンダーは工数を増やしたい  ユーザーは安くしたい  単金を減らすか単価の安いエンジニアを投入 するか 技術力の低下  SIer/ITベンダーは効率や新しい技術より工 数を優先  ユーザーは技術的実践ノウハウがないので提案 や見積を評価できない  技術力がないもの同士がお金や納期などの条件 だけで議論する ITの戦略的思考やデジタル・リテラシーの低下  SIer/ITベンダーは新しい技術とビジネスを 結びつけた提案ができない  ユーザーは新しい技術と自分たちのビジネスを 結びつけた変化が主導できない  ITの戦略的活用やDXへの取り組みが進まない
  78. 78. デジタル・トランスフォーメーションのBefore/After 支援 人間主体でビジネスを動かしITが支援する 生産性向上・コスト削減・期間短縮 ITはコスト、削減することが正義 クラウド化+自動化 モダナイゼーション Before DX 人間とITが一体となってビジネスを動かす 変化への即応力・破壊的競争力・価値の創出 ITは競争力の源泉、投資対効果で評価 内製化支援 アジャイル+DevOps DXプラットフォーム After DX 省力化とコスト削減
  79. 79. 改善・最適化戦略/変革戦略とDX デジタイゼーション Digitization  モダナイゼーション  RPA  リフト&シフト 改善・効率化 変化に合わせ既存ビジネス・モデルを 最適化・修正 改善・最適化戦略 デジタライゼーション Digitalization  顧客価値の創出  企業文化の変革  ビジネス・モデルの変革 変革・再定義 変化を先取りし収益構造や業績評価基準を 再構築 変革戦略 組織の振る舞いや働き方の変革 デジタル・トランスフォーメーション
  80. 80. ビジネス創出ニーズ 即応力・破壊的競争力・価値の創出 Before DX 投資対効果 Befor DX / After DX におけるIT投資の考え方 Before DX 全IT資産=投資総枠 原価償却 20%/年 ビジネス支援ニーズ 生産性向上・コスト削減・期間短縮 年間で投資可能な予算 効果次第で投資拡大
  81. 81. DX事業・DX案件とは 顧客:事業部門 内容:内製化支援 目標:事業の成功 デジタル・トランスフォーメーション事業とは 人間とITが一体となってビジネスを動かす 変化への即応力・破壊的競争力・価値の創出 変化に柔軟・迅速に対応し ビジネスを成功させる After DX 変化に俊敏に対応できる企業文化・体質を実現すること ITをコアコンピタンスと位置付け事業部門主体で内製化 共創 または 協創 業績評価基準の転換 売上や利益での業績基準では評価できず、現場のモチベーションを維持できないから。
  82. 82. デジタル・トランスフォーメーションの実践 見える化 判断 行動 共創 デザイン思考 リーン・スタートアップ データ 高速 最適
  83. 83. DX事業とは何をすることか 人間とITが一体となってビジネスを動かす 変化への即応力・破壊的競争力・価値の創出 柔軟×迅速と試行錯誤 ITは競争力の源泉、投資対効果で評価 競争力の源泉として内製 ビジネスに貢献できれば投資は拡大する 変化に柔軟・迅速に対応し ビジネスを成功させる After DX DXの実現:コアコンピタンスの強化 デジタル・テクノロジーを駆使して 事業の差別化を実現すること ITへの係わり方:内製化の推進 自分たちのノウハウやスキルとして 蓄積(製品やサービス開発と同等) SIerのDX事業:お客様の内製化支援  内製化スキルのトランスファー  サービスやツールの提供  専門的なスキルやノウハウの提供 自らの模範を通してお客様に感染させる 自分たちのDX体験のノウハウを お客様に提供すること 共創
  84. 84. 情報システムについての役割分担 事業戦略 事業計画 システム計画 アプリ開発 インフラ構築 運用管理 事 業 部 門 情 報 シ ス テ ム 部 門 既存システム/主に「守りのIT」 事業戦略 事業計画 システム計画 アプリ開発 インフラ構築 新規システム/主に「攻めのIT」 既存システム との連係 運用管理 クラウド
  85. 85. 異なるビジネス オンプレ+ハイブリッド オール・イン・クラウド 技術的選択 機能・性能・コストで選ぶ 経営的選択 ビジネス価値で選ぶ 情報システム部門 事業部門 売上や利益の増大 新しい市場で優位なポジョンを構築 顧客や従業員の満足度向上 コスト・パフォーマンスの向上 運用管理負担の軽減 トラブルの減少・安定性の向上 既存システムの維持・強化 事業や経営の変革・競争力の強化 クラウド・ネイティブオンプレ+クラウドとの差異 マイクロサービス・コンテナ アジャイル・DevOps サーバーレス・FaaS 仮想化・ストレージ・ネットワーク ウォーターフォール開発 サーバー・IaaS 専門性の高い技術力やスピード調達力と低価格 既存システム/主に「守りのIT」 新規システム/主に「攻めのIT」 <主管部門> <システム形態> <選択基準> <テクノロジー> <評価軸> <競争優位性>
  86. 86. システムの思想 86 起点: 重視すること: リード: 目的/要件策定: 視点: プロジェクト: 各部門の業務課題の解決 業務の自動化 省力化・効率/品質 現業部門  IT部門 現業部門  IT部門 コスト重視 改善 ビジネスを「支える」 IT導入プロジェクト 経営戦略の実現 経営の高度化 効率化・経営品質 経営トップ&経営層 経営トップ  各部門長  IT部門 投資対効果 改革、チェンジマネジメント ビジネスを「変える」 経営改革プロジェクト 業務システム 経営システム 福田社長より
  87. 87. 変わるビジネスとITの関係 開発・運用 開発・運用 少ない生産量(工数)で開発・運用のサイクルを高速で回転させる 現場のニーズにジャストインタイムで成果を提供し続ける
  88. 88. お客様との新しい関係 要望 要請 検討 企画 要件定義 仕様書 設計 開発 納品 検収 運用管理 保守 事業 部門 情シス 部門 SIer IT事業者 提案 提言 開発と運用(DevOps) 検討 対話 決定 合意 要望 対話 内製化支援 技術力+労働力 事業 部門 情シス Sier IT事業者 変更・追加への要望 継続的対話
  89. 89. 変革の7ヶ条 第1条・業績評価基準を事業戦略/事業目標と一致させる 売上と利益に固定せず事業戦略/事業目標の達成基準と評価を連動させる 第2条・事実を正直に伝えて議論する 忖度無用、自分たちの現実を真摯に土俵に上げて議論する 第3条・時代にそぐわない手続きやルールを廃止する 暗号化してメールに添付し平文でパスワードを送る など 第4条・スタンダードとなっているツールを使う 時代の思想や文化をツールを通して浸透させる 第5条・仕事の生産性を落とさない環境を提供する 最新のPCやMac、デスクトップの仮想化は使わない など 第6条・服装を”オープン“にする 職場の空気が変わる、変革を身体で感じられる 第7条・Intrapersonal Diversity(個人内多様性) を高める ローテーション、社外のコミュニティや勉強会、対外的の奨励など 言葉で「危機感」を 煽っても現場は変わらない できる人材は どこにもいない
  90. 90. 技術力 = 少ない手間で最大のパフォーマンスを発揮できる力  実現したい機能を可能な限り少ないステップ数でコーディングできる  クラウドを駆使してシステム運用できる環境を1日にいくつも構築できる など 既存SIモデルから脱却するための3つのシナリオ 7371万人 6773万人 ▲568万人 生産年齢人口の減少 内製化へのシフト 短期離脱 専門特化 サブスクリプション・サービス 技術力の高いエンジニアで内製化 のためのスキル・トランスファー。 少人数を短期集中投入して離脱。 このサイクルを高速で回す。 AIやIoT、クラウド・ネイティブ といった需要の伸びている専門領 域の専門家集団として、スキルを 集中、内製化を支援。 新しいサービスや技術を目利きし、 フレームワークやプラットフォー ム、ツールを整備して提供し、長 期継続的に収益を増やし続ける。
  91. 91. エコシステム(生態系)とは何か 91 共通・共用 秩序やメカニズム 時間:長期間 形成:自律的・自然発生的 参加者:相互依存的(生存) 主導者:なし 自然界におけるエコシステム 共通・共用 秩序やメカニズム 時間:短期間 形成:意図的(企業が主導) 参加者:共栄共存的(収益の拡大) 主導者:排他的利益 ビジネスにおけるエコシステム 自律的・自然発生的 意図的(企業が主導)
  92. 92. プラットフォーム・ビジネスを成功させる3つの要件 ビジネス価値の明確化:  テクノロジーではなく、Purpose  魅力的なVisionによる求心力 エコシステムの構築:  調整力より、リーダーシップ  囲い込みからオープン・イノベーション 圧倒的ビジネス・スピード:  外注ではなく内製  アジャイル開発×DevOps×クラウド Purpose Vision Speed プラットフォーム・ビジネス ビジネス・モデル × ビジネス・プロセス × 事業戦略
  93. 93. 共創とプラットフォーム 93 価値を生産 価値を消費交換価値 購買 グッズ ドミナント ロジック 企業と顧客/パートナーが共創によって、価値を創り出す関係が築かれる 価値を共創 価値を共創 交換価値 文脈価値 使用価値 サービス ドミナント ロジック 顧客による使用情報の継続的入手 ソフトウェアの更新、新たなサー ビスの提供による価値の拡大 January 2016 DAIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー別冊を参考に作成 ビジネス価値の明確化×エコシステムの構築×圧倒的ビジネス・スピード
  94. 94. プラットフォームの事例:エーザイ・認知症エコシステム 認知症データ・プラットフォーム  研究開発・治験・臨床等で得た質の高いデータ  気付きや意味を引き出すデータ・サイエンス  使いやすさ(UI/UX)と組合せの容易さ(API) 認知症の当事者と家族 医療従事者等 当事者情報 予知・予防情報 大学・研究機関 ベンチャー企業関係省庁 医師会 小売業 自動車メーカー フィットネスクラブ 保険会社 診断ツール 介護サービス 医療機関 自治体
  95. 95. プラットフォームの事例:エムスリー株式会社  日本最大級の医療従事者専門サイト「m3.com」を運営  日本の臨床医の約9割にあたる28万人以上の医師会員と日本の薬 剤師の半数超にあたる16万人以上の薬剤師会員等に対し医療関 連情報を提供し、マーケティング支援サービス等を提供  日本のみならず米国・英国・欧州・中国・インドなど海外への事 業展開を積極的に進めており、全世界の医師の50%程度となる 550万人以上の医師会員・パネルを有し、様々なサービスの展開 エムスリー株式会社
  96. 96. DXとは デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは 新しいテクノロジーを駆使した情報システムを作ることでも IoTやAIなどを駆使した新しいビジネスを立ち上げることではない デジタル技術を駆使した企業の文化や体質の変革 圧倒的な ビジネス・スピード の獲得 デジタイゼーション デジタライゼーション 組織の振る舞いや働き方の変革 目的/存在意義 手段/方法 不確実性が増大する世界 社員の幸せな働き方と 最高のパフォーマンス 顧客満足を維持し 企業の存続と成長 企業体質の変革 企業体力の変革
  97. 97. ハブ型社会からメッシュ型社会へ 97 メッシュ型社会 ハブ型社会  情報の非対称性・権力の偏在  情報伝達に伴うタイムラグの拡大  仲介による情報伝達コストの増加  情報の双方向性・権力の分散  情報伝達に伴うタイムラグが発生せず  仲介を無くすことで情報伝達コストが低減 シェアリング・エコノミー ホスティング・エコノミー 安い社会コストとフラット化 高い社会コストと階級化
  98. 98. デジタル・トランスフォーメーションという現象 98 あらゆる産業分野 社会全般への拡大 適用範囲の拡大 デジタル・トランスフォーメーションという現象 デジタル・テクノロジーを 駆使して 伝統的なビジネスや社会の 仕組みを作り替えてしまう
  99. 99. DXを支えるテクノロジー アプリケーション プラットフォーム インフラストラクチャー デバイス AR(拡張現実) / VR(仮想現実) / MR(複合現実) Augmented Reality / Virtual Reality / Mixed Reality ディープラーニング(深層学習)と関連技術(深層強化学習/DQN、敵対的ネットワーク/GANなど) Deep Learning ブロックチェーン Block Chain HTAP(OLTP/業務系・基幹系とOLAP/分析系の実行基盤を統合) Hybrid Transaction and Analytics Processing LPWAネットワーク Low Power,Wide Area Network 5G通信 5th Generation エッジ・コンピューティング(デバイス側での学習や推論/高機能演算) Edge Computing 量子コンピュータ Quantum Computer 〜2017 2018 2019 2020 2021〜
  100. 100. システム・アーキテクチャーの変遷 パブリック・クラウド オンプレミス エッジ サイロ・システム ハイブリッド・クラウド 3層アーキテクチャー クラウド・テクノロジーをベースとしたシステム Microsoft Azure Stack、Amazon Outposts、Google GKE-Onpemなど CPUの高性能化 +AI機能(機械学習) 仮想マシン化による システム資源の集約
  101. 101. DXを支えるテクノロジー ビジネス環境への対応 競争優位の確立 不確実性の増大・スピードの加速 製品やサービスをジャストインタイム で提供できる即応力 常識や価値基準の転換 生産性・価格・期間における これまでの常識を覆す破壊力 デジタル トランス フォーメーション 機械学習×データサイエンス クラウド・コンピューティング IoT エッジ・コンピューティング DXプラットフォーム 5G(第5世代通信網) アジャイル開発 × DevOps データ
  102. 102. DXを実現する4つの手法と考え方 デザイン思考 リーン・スタートアップ アジャイル開発 DevOps デザイナー的なクリエイティ ブな視点で、ビジネス上の課 題を解決する 最小限の機能に絞って短期間 で開発しフィードバックをう けて完成度を高める ビジネスの成果に貢献するシ ステムを、バグフリーで変更 にも柔軟に開発する 安定稼働を維持しながら、開 発されたシステムを直ちに・ 頻繁に本番環境に移行する  共感(Emphasize)  問題定義(Define)  創造(Ideate)  プロトタイプ(Prototype)  検証(Test)  構築(Build)  計測(Measure)  学習(Learn)  開発と運用の協調  自動化ツールの整備  継続的デリバリー (Continuous Delivery)  反復/周期的(Iterative)  漸進的(Incremental)  適応主義(Adaptive)  自律的(Self-Organized)  多能工(Cell Production) イノベーションとビジネス・スピードの融合 イノベーションの創発 ジャスト・イン・タイムで提供 + エスノグラフィー 変化に俊敏に対応できる企業文化・体質を実現すること
  103. 103. DXを実現する4つの手法と考え方 デザイン思考 リーン・スタートアップ アジャイル開発 DevOps デザイナー的なクリエイティ ブな視点で、ビジネス上の課 題を解決する 最小限の機能に絞って短期間 で開発しフィードバックをう けて完成度を高める ビジネスの成果に貢献するシ ステムを、バグフリーで変更 にも柔軟に開発する 安定稼働を維持しながら、開 発されたシステムを直ちに・ 頻繁に本番環境に移行する イノベーションの創発 ジャスト・イン・タイム での提供 イノベーションと ビジネス・スピード の融合 変化に俊敏に対応できる企業文化・体質を実現すること
  104. 104. 最適な解決策を見つけ出すためのデザイン思考 104 共感 Empathize 定義 Define 概念化 Ideate 試作 Prototype 検証 Test デザインするときの 思考方法を使って ビジネスや社会の問題を 解決するための思考方法
  105. 105. 新規事業の成功確率を高めるリーン・スタートアップ 105 Idea CodeData 構築 Build 学習 Learn 計測 Measure 素早くコードを書く素早く学習する 素早く計測する アイデア検証のための MVPを短期間で作成 MVP:Minimum Viable ProductMVPを顧客に提供して その反応を観察しデータを収集 データを分析し MVPを改善 新規事業開発の 成功確率を高めるための マネージメント手法
  106. 106. Legacy ITとModern IT
  107. 107. DXを取り巻く2つの環境 異業種からの参入 市場環境の流動性 顧客嗜好の多様化 不確実性の増大 事業継続の条件:変化への即応力を持つこと ビ ジ ネ ス 環 境 アジャイル開発とDevOps クラウド:コンテナ × Kubernetes / SaaS × PaaS I T 環 境 ERP×BPR/BPM 意志決定の迅速化 ビジネス・プロセスのデジタル化 見える化 最適化 機械学習×データサイエンス ビジネスの現場からのデータ収集 D X を 支 え る 仕 組 み プラットフォーム 変 化 に 俊 敏 に 対 応 で き る 企 業 文 化 ・ 体 質
  108. 108. DXのシステム実装 生産管理 販売管理 会計管理 人事管理 アプリケーション連携 ストリーミング処理 機器認証 個人認証 機械学習 ビジュアライズ 機器制御 ・・・ アプリケーション DXプラットフォーム ERPシステム 生産工程管理 機械制御 交通管制 自動運転 物流管理 自動倉庫 ・・・ 店舗管理 在庫管理 統合データベース
  109. 109. DX事業の類型 プラットフォーム ソフトウェア製品 ビジネス・サービス コンサルティング システム インテグレーション 共同事業内製化支援 コーチ・研修 IT アウトソーシング スキル提供 工数提供 個別受託 サービス 特化型SI DX事業 従来型事業
  110. 110. デジタル・トランスフォーメーション実現のステップ 110 IT利用による業務プロセスの強化 ITによる業務の置き換え 業務がITへ、ITが業務へと シームレスに変換される状態 生産性向上 コスト削減 納期短縮 スピードの加速 価値基準の転換 新ビジネスの創出 第1 フェーズ 第2 フェーズ 第3 フェーズ Toyota型 スピード重視 ビジネス・プロセのピードを上 げて競争力生む戦略 Apple型 イノベーション重視 世の中にない製品やサービスを 作り一体で競争力を生む戦略 Amazon型 サービス重視 両者を複合しあらゆる組合せを 実現し圧倒的競争力を生む戦略 進化の方向
  111. 111. デジタル・トランスフォーメーション時代に求められる人材 111 業務がITへITが業務へと シームレスに変換される状態 第3 フェーズ デジタル・トランスフォーメーション 技術革新や 新たな価値を 創造できる人材 社会的な課題と 技術革新を つなげられる人材 データや AIの力を フル活用できる人材 デジタル・トランスフォーメーションを実現できる人材 職業的能力 スキルやテクニック だけでなく ハートやマインド つまり「職業的知恵」 対人的能力 言葉だけではなく 眼差しや表情、仕草や姿勢、 空気や雰囲気などの 非言語的な側面も含めた コミュニケーション力 組織的能力 メンバーの人間成長を支え、 その知的創造力を引き出す 「心のマネジメント」や 「支援型リーダーシップ」 人間にしかできない能力を磨いた人材
  112. 112. デジタル・トランスフォーメーションの本質とは 112 IT(デジタル・テクノロジー)を駆使して 製品やサービスをジャスト・イン・タイムで提供できる 組織・体制、ビジネス・プロセス、事業・経営へと 転換すること ヒトやモノに依存しない仕組み ビジネスのソフトウエア化 ソフトウェア・コード開発を中心とした企業組織に変革すること 全ての組織が ITサービス・プロバイダー になること 「ビジネスとITの一体化」を前提に
  113. 113. 事業者 共創 デザイン思考 お客様 アジャイル開発 PaaS/FaaS/SaaS 超高速開発ツール 事業者お客様 クラウド DevOps 自動化ツール 変更への柔軟性とスピード シェア × サブスクリプション = 利益と売上 SIビジネスのデジタル・トランスフォーメーション 113 ビジネス 企画・設計 システム 企画・設計 アプリケーション 開発・運用 インフラ・プラットフォーム 構築・保守 運用管理 お客様 事業者 事業者 事業者 事業者 絶対的な安定と品質 物販 × 工数 = 売上と利益
  114. 114. 収益を生みだすビジネス構造 114 アジャイル開発 デザイン思考 共 創 DevOps ビジネス価値の創出 ビジネス価値の具体化 ビジネス価値の実装 ビジネス環境への即応 クラウド Web・モバイル リスク低減・スケーラビリティ 顧客価値の実現 シェア×サブスクリプション 現場ユーザーとの役割分担新たなビジネス機会の開拓 利益志向の収益構造へ転換
  115. 115. デジタル・トランスフォーメーションの進化 115 インター ネット ビッグ データ クラウド ソーシャル モバイル 人工知能 IoT ウェアラブル ビジネスモデル の創造的破壊 ロボット その他の自律機械 自律化した サービス ビジネスモデル の創造的破壊 デジタルビジネス あらゆるコト、モノがインターネットにつながり デジタル化される スマートマシン あらゆるコト、モノが知的になり 自動化・自律化される ビジネスモデル の創造的破壊
  116. 116. 【図解】コレ1枚でわかる最新のITトレンド 11 Digital Disruption デジタル・ディスラプション 人間前提のビジネス・プロセスから機械前提のビジネス・プロセスへの転換 Digital Transformation デジタル・トランスフォーメーション 既存常識や既得権益の破壊・新たな価値観や秩序の創造  「数割」から「数倍・数十倍」へ  デジタル・データ/プロセスによる エコシステムの創出  人間と機械の役割についての再定義 デジタル・ツインの構築 現実世界のデジタル・データ化 IoT(モノのインターネット) ソーシャル 最適解の発見  ヒトに寄り添う  自律化・自動化  未来の予測 変化への即応 ビジネス・スピードの加速 に対応したサービスの提供 DevOps人工知能(機械学習) ヒト・モノ クラウド・コンピューティング 現実世界/Physical World サイバー世界/Cyber World Cyber Physical System サイバー・フィジカル・システム 現実世界をデータで捉え、現実世界とITが一体となった社会変革を実現する取り組み ビッグデータ Big Data
  117. 117. SIビジネスの変革を牽引するトレンド デジタル トランス フォーメーション デジタル ディスラプション IoT/CPS アジャイル開発 クラウド・ネイティブ DevOps サイバー・セキュリティ インフラやプラットフォー ムの構築や運用の手間や負 担を減らし、アプリケー ション開発・変更のスピー ドを加速 ビジネス環境の変化 に即応し、必要シス テムをバグ・フリーで 開発 いまの事実をデータで捉え、 人工知能の技術で最適な答 えを見つけ出し、ビジネス を動かす、これからのビジ ネス・フレームワーク 開発→本番を繰り返しても 安定稼働が保証される開発 や運用についての取り組み 境界防衛モデルから信頼構 築モデルへの転換。認証基 盤、暗号化、セキュアプロ グラミングなどによる対応 ビジネスの成果に直接・迅速に貢献 I T と ビ ジ ネ ス の 一 体 化 を 推 進 共創 デザイン思考 働 き 方 改 革 業 績 評 価 基 準 の 変 更
  118. 118. 製品やサービスの市場投入までのプロセス:これまで 118 研 究 開 発 事業化 市場 投入  高度な専門性  注力する技術領域の明確化  仕様の確定と標準化  生産工程の改革  コストダウン・品質の改善  仕様へのフィードバック プロダクト開発 プロセス開発
  119. 119. 製品やサービスの市場投入までのプロセス:これから 119 開 発 事業化 市場 投入 開 発 事業化 市場 投入 開 発 事業化 市場 投入 研究 研究 研究 タイムリーに最小単位の製品・サービス を市場投入していく見極めと、それを可 能にする仕掛けが必要 アジャイル ← DevOps ← リーン・スタートアップ プロダクト・イノベーション プロセス・イノベーション 研究を加速するためにライフサイクルの シフトを視野に入れて多分野横断でプロ ジェクトを推進
  120. 120. クラウドモバイル IoT サイバー・フィジカル・システム Ecosystem Enabling Platform 2000〜 2010〜 2015〜 人工知能 2015〜 インターネット 1990〜 テクノロジーが変えるこれからの社会基盤 120 社会 経済文化 コンピューター 1950〜
  121. 121. インターネット クラウド 人工知能 小型・高性能化 価格破壊 ITリテラシーの向上 ・・・ ・・・ 常識崩壊の時代 121 これまでの常識  リアルな人と人のつながり  規模や資産による競争力  地理的距離や時間の制約 これからの常識  デジタルな人と人のつながり  個人資産のオープンな共有  地域を越えたリアルタイム性 IT(情報技術) Information Technology
  122. 122. ITとの正しい付き合い方 122 思想としてのIT ビジネスの変革と創造 仕組みとしてのIT 業務プロセスの効率化と実践 道具としてのIT 利便性の向上と多様性の許容 商品としてのIT 収益拡大とビジネスの成長 ビジネス 経営と業務プロセスビジネス プロフェッショナル ITプロフェッショナル
  123. 123. 商品としてのITの作り方 123 思想としてのIT ビジネスの変革と創造 仕組みとしてのIT 業務プロセスの効率化と実践 道具としてのIT 利便性の向上と多様性の許容 商品としてのIT 収益拡大とビジネスの成長 ビジネス・モデル 使い勝手や見栄えの良さ ビ ジ ネ ス ・ プ ロ セ ス
  124. 124. ITと一体化した「これからのビジネス」 “uberist”になるための実践のステップ 124 3つの原則 課題の実感 トレンドの風を読む 試行錯誤 ステップ 1 戦略:ビジネス・モデル あるべき姿と シナリオを示す ステップ 2 作戦:ビジネス・プロセス ITの可能性を 最大限に活かす ステップ 3 戦術:使い方や見栄え 新しい常識で 選択肢を模索する
  125. 125. 戦略・作戦・戦術とIT 125 思想としてのIT 仕組みとしてのIT 道具としてのIT 商品としてのIT 革新 利便 効率 収益 戦略 strategy 作戦 Operation 戦術 Tactics スマートフォン、ワープロ、 電子メールなど 販売管理、生産管理、PLM、SCMなど ITを前提とした  新しいビジネス・モデル  ワークスタイル  顧客創造 など ITを駆使した  オンライン・ゲーム  証券・金融サービス  クラウド・サービス など ビジネス・モデル ビジネス・プロセス 使い勝手や見栄え
  126. 126. 「道具としてのIT」から「思想としてのIT」への進化 ビジネスビジネス IT IT 1960年代〜1980年代 1990年代〜2000年代 2010年代〜 道具としてのIT 仕組みとしてのIT 思想としてのIT ビジネス+IT (ITと一体化したビジネス) 商品としてのIT
  127. 127. ビジネスのデジタル化 ビジネスビジネス IT IT 1960年代〜1980年代 1990年代〜2000年代 2010年代〜 ビジネス+IT (ITと一体化したビジネス) 商品としてのIT SoR System of Record 結果を処理するシステム SoE System of Engagement 結果を創出するシステム文化 対立
  128. 128. DXによる新規事業創出組織に求められる資質 128 1. 企業会計の基本を理解しており、事業計画立案やレビューに際して貸借対照表および損益計算書を元に検討ができること。 2. 既存の製品・サービスとの比較検討に際して、ユーザー視点に立ち、中立的かつ客観的に考えることができること。 3. ユーザーが満足しよろこんでお金を支払う気になるレベルの製品・サービスの機能や品質を実現できる技術および体制を持つこと。 4. ゼロからイチを創るセンスを持ち、かつ事業が軌道に乗せるまでやり切るパッションと責任感をもつこと。 5. 既存のしがらみを一旦忘れ、物事をシンプルに考え、整理できること。その上で既存のしがらみを打破できること。 6. 正解がないことに挑むことを理解し、正解が誰もわからない前提で仮説検証サイクルを回すマインドがあること。自分の中に軸を 持って自分の頭で考えを整理することができること。 7. 過度な投資を志向するのではなく、リーンスタートアップを実践できること。 8. 市場規模の予測をリーズナブルにできること。また、予測した市場規模に対する獲得目標シェアを実現可能性を保守的過ぎずアグ レッシブ過ぎずに考えらえること。 9. 売上だけでなく、むしろ利益を主眼に事業計画を検討し、事業が軌道に乗るまでのキャッシュフローを見積もることができ、また 損益分岐点を超えた後の営業利益率を高めるプランを描けること。 10.自社だけで製品・サービスを開発・提供できない場合には、必要十分かつ最適な最低限のパートナーを選び、交渉し、双方が十分 な利益を得られる事業構造を構築できること。むやみやたらにステークホルダーを増やさないこと。 11.開発だけでなく、維持保守および運用に関して、低コストで必要十分な体制を構築できること。 12.グローバル展開を視野に入れるが、まずは特定の市場において利益を得られる事業立ち上げを考え、実践できること。 13.現状の否定に終始することなく、自ら未来を切り開くことを志向し、その意気込みや構想、計画について、ステークホルダーから 共感および同意、賛同を得るための論理的説明ができること。 14.うまくいかないことを他責にしないこと。阻害要因がある場合、それを自ら取り除くことができること。 15.変化に柔軟に対応できること。間違いや失敗を早い段階で自ら認め、必要なピボットができること。 16.様々な視点を持つ多様なアドバイザーを持ち、様々な意見に対して真摯に耳を傾けられること。反論されても折れない心を持つこ と。 17.焦らず余裕を持つこと。努力や自己犠牲をアピールせざるを得ない状況に追い込まれることのないように振る舞えること。 18.うまくいかない状況となった場合に、傷が浅いうちに止める決断ができること。あらかじめ決めた撤退要件に従うことができるこ と。 19.プラットフォーマー、エコシステム、データを持つ者が勝ち、マイクロサービスが売れる、等の流行り言葉、バズワードに惑わさ れることなく、事業計画を立案できること。 20.そして、人に好かれる愛嬌を持つこと。困った時に助けてくれる応援団を持つこと。孤軍奮闘とならないこと。あのひとのプロ ジェクトに参加したい、あの人のためなら一肌脱ぎたいと思われる人間的な魅力を持つこと。 21.上記20項目を意識しながらも、それでも「人々のためになることを自分が信念を持って創る。」という強い想いを通すために必要 な場合には、キチンと「NO!」と言えること。 デンソー・MaaS開発室長・成迫 剛志
  129. 129. 新規事業やイノベーションは「手段」に過ぎない 目的 問題を解決すること 深刻度×影響度×関心度 手段 ビジネスモデル ビジネスプロセス 新規事業 イノベーション 合理的に目的を実現すること
  130. 130. 「手段」と「目的」をはき違えるな!  イノベーションの創出  新規事業の開発  ビジネス・モデルの転換  AIを活用する  IoTビジネスを実現する  クラウドで稼ぐ など 手段であって目的ではない  何が問題なのか  何を解決すべきなのか  何を目指すべきなのか あるべき姿  10年後の自分たちの事業  お客様が実現すべき事業  解決したい社会課題 など できること・できそうなこと 目的は自分たちで作り出す 未来をどうするかは 自分で決める!
  131. 131. 事業戦略を考える 自分たちの事業モデルを 破壊するものは何か? 自分たちの事業モデルを どのように変革すればいいのか? 事業戦略 DX、共創、クラウドネイティブなど 自分たちの未来は どうあるべきか?
  132. 132. まずは、何をすればいいのか? 生産性を高める  VDIを使わない。最新・ハイスペックのMacやWindowsを使う。  社内の電子メールをやめる。TeamsやSlackなどのチャットを使う。  時間のかかる手続きや書類をなくす。日報や週報などの報告や管理書類を徹底して削減する。 世の中のデフォルトを普通に使う  使えるクラウド・サービスを制限しない。Google Drive、Box、GitHub、Jiraなどを使う。  MS Officeをやめる。Office 365 や G-Suite を使う。  スポーク・アンド・ハブ・ネットワークをやめる。ゼロトラスト・ネットワークにする。 日常の当たり前を見直す  時代にそぐわないルールを廃止する。ZIPファイルを暗号化して添付+平文でパスワード送付など。  服装をオープンにする。適材適所、TシャツやGパンもOKにする。  出社が当たり前をやめる。オンライン会議を前提にし議事録はオンラインでリアルタイムに共有する。 いま前提としている常識を新しい常識に置き換える  アジャイル開発、DevOps、クラウドをデフォルトにする。  業績評価基準が売上と利益だけというのはやめる。事業や顧客に合わせて評価基準を多様化させる。  外部研修、コミュニティ、勉強会への参加を制限しない。積極的に支援し、自らも主導する。
  133. 133. 求められるスキルの転換
  134. 134. 1. 国内IT人材が40万人規模で不足し、COBOLなどの古い言語で構築さ れたシステムを扱える人材がほぼいなくなる。 2. 21年以上を経過する基幹系システムが全体の6割を超える。 3. SAP ERPの標準サポートが終了する。これらが一気に起きるのが 2025年だろ言われています。 2025年の崖 最大12兆円/年の経済損失
  135. 135. SI事業者とお客様のカタチ 135 大手SI事業者 プロマネ、調達、いざというときの保険 できる中堅SI事業者 新しい取り組み、そのための技術支援 ベンチャー企業 新しい技術やアイデアの提供 従来型の中小SI事業者・SES事業者 工数の提供 未来型のIT 従来型のIT お客様 事業部門・第2情シス 情報システム部門
  136. 136. 売上・利益の拡大 SIビジネスに取り憑く3匹の“お化け” 136 稼働率の向上 人材不足人材育成の停滞 新規事業開発の休止 新事業・新顧客 からの売上拡大 景気に関わらず成長できる 自分で自分の未来を 創り出せる 商品=労働力と調達能力 商品=技術力とチャレンジ力 景気の拡大 景気の変動に左右される 自分で自分の未来を 描くことができない 自動化 クラウド化 内製化
  137. 137. これからの「ITビジネス成功の方程式」 情報システムの 品質 成 果 生産量 スピード 最大 ビジネス 開発・運用 少ない生産量(工数)で開発から運用のスピードを加速し 現場のニーズにジャストインタイムで成果を提供し続ける 開発・運用のサイクルを高速で回転させる 開発・運用
  138. 138. ビジネス価値と文化の違い 138 ユーザー部門のITへの期待の変化 顧客に製品やサービスを“いかに買ってもらうか”を狙う 顧客が製品やサービスを“買ってから”を処理、格納する  ユーザー部門の要求は明確  IT部門はその要求に応える 求められる価値:スピード 求められる価値:安定性 SoE/モード2 SoR/モード1 System of Engagement System of Record 『キャズム』の著者Geoffrey A. Mooreの言葉を参考に作成  ユーザー部門は要求が不明  IT部門はその要求を一緒に探す  ERP  SCM  販売管理など  CRM  MA  ECなど 結果を処理するシステム 結果を創出するシステム
  139. 139. バイモーダルITと人材のあり方 139 ユーザー部門のITへの期待の変化 モード1 変化が少なく、確実性・安定性を重視するシステム モード2 開発や改善のスピードや利便性を重視するシステム  高品質・安定稼働  着実・正確  高いコスト/価格  手厚いサポート  高い満足 (安全・安心)  そこそこ(Good Enough)  速い・俊敏  低いコスト/価格  便利で迅速なサポート  高い満足 (わかりやすい、できる、楽しい) 差別化→利益拡大 効率化→コスト削減 DevOps ITIL ビジネスの成功に貢献すること 開発要求に確実に応えること スキルチェンジ・人材の再配置 ガートナーのレポートを参考に作成
  140. 140. モード1とモード2の特性 モード1 モード2 安定性重視 速度重視 ウォーターフォール アジャイル IT部門が集中管理 ユーザー部門が分散管理 予測可能業務 探索型業務 武士:領地や報酬を死守 忍者:何が有効なのかを探る 運用者(オペレーター) 革新者(イノベーター) 効率性やROI 新規性や大きなリターン 統率力や実行力 機動力や柔軟性 月次〜年次 日次(or 時次)〜週次 性向 手法 管理 業務 例え 対象 期待 実践 期間 トップダウン ボトムアップ経営 方針が確定した後に軍隊的統率力で実行する力 方向性が見えない状況での探索能力や機動力
  141. 141. モード1とモード2を取り持つガーディアン モード1 モード2 落ち着きなくチャラチャラした 無責任で軽い存在だと煙たがる 古臭く動きが遅い足手まといの 恐竜の化石のように感じる それぞれの強みがありながらも 文化的対立が起きやすい両者を共存させるために 双方に敬意を払いつつ間を取り持ち調整を行う 方針が確定した後に軍隊的統率力で実行する力 方向性が見えない状況での探索能力や機動力 ガーディアン
  142. 142. 3つのIT:従来のIT/シャドーIT/バイモーダルIT 142 SIer/ITベンダー SIer/ITベンダー SIer/ITベンダー モード1 SoR モード1 SoR モード2 SoE 情報システム部門 情報システム部門 事業部門 事業部門 事業部門 モード1 SoR モード2 SoE  堅牢性  安定性  正確性  安全性  完全性  迅速性  柔軟性  スケーラビリティ  低コスト  そこそこ/使える  堅牢性  安定性  正確性  安全性  完全性 情報システム部門  迅速性  柔軟性  スケーラビリティ  低コスト  そこそこ/使える  堅牢性  安定性  正確性  安全性  完全性 従来のIT シャドーIT バイモーダルIT
  143. 143. いま起こりつつある情報サービス産業の構造変化 143 情報サービス産業協会(JISA)情報サービス産業の30年より 売上規模20兆円、従業員数100万人前後を維持 民族大移動 モード2 モード1 売上や利益、社員のモード2へのシフト
  144. 144. SIビジネスの現実と課題
  145. 145. プロジェクト企画 要件定義・仕様策定 SIビジネスの構造的不幸:ゴールの不一致と相互不信 ビジネス価値の向上  売上・利益の増大  新規事業への参入  利便性の向上 など 納得するまで 改修要求 納得頂くまで 改修作業 SI事業者エンドユーザー 情報システム部門 見積金額の提示見積金額の評価 工数積算 × 単金 工数積算 × リスク%客観的根拠を要求 低コスト開発の現場を支える 多重下請け構造 仕様通りのコード 誰が、何に、どう使うかが 見えないままに開発 瑕疵担保 ゴール 不一致 相互 不信 顧客の不満蓄積 開発現場の疲弊
  146. 146. 従来型SI事業の構造的限界 146 クラウドや人工知能などのイノベーション SaaS適用領域の拡大 SDI(Software Defined Infra.) Infrastructure as a Code 運用の自動化・自律化 運用業務 の減少 受託開発業務 の減少 インフラ販売・構築 業務の減少 ライセンス販売 の減少 OSSDevOpsアジャイル開発 ビジネス・スピードの加速 開発・運用方法 の変革 既存開発スキル の限界 既存収益モデル の崩壊 既存スキル・人材 の不適合 採用できる 若者人材の減少 これまでのSI事業が難しくなる理由
  147. 147. 147 成長を続けてきたSI産業 出典:経済産業省・特定サービス産業実態調査 (http://www.meti.go.jp) 0 5 10 15 20 25 1973 1977 1981 1985 1989 1993 1997 2001 2005 2009 売上高(兆円) 情報処理 黎明期 ソフトウェ ア開発の始 まり SI事業者 勃興期 クラサバ 時代 パッケージ システム全 盛期 インター ネット・ Webの時代 クラウドの 世界
  148. 148. 10,000 30,000 50,000 70,000 90,000 110,000 2009 2010 2011 2012 2013 2014 情報サービス産業・売上高 売上 148 情報処理サービス産業の売上高 出典:経済産業省・特定サービス産業実態調査 から筆者がゲーム業界を削除した指標 特需による需要の嵩上げ? 単位(億円) 単位(年)
  149. 149. SIビジネスの売上区分 149 IT企業の業務別売上構成、(出典)『2014年版情報サービス産業基本統計調査』、情報サービス産業協会 人月積算が主体の売上:60.7%
  150. 150. プロフェッ ショナル サービスプロフェッ ショナル サービス HW販売 メインフレーム 人月積算の歴史 150 プロフェッ ショナル サービス 受託開発 HW販売 メインフレーム 受託開発 HW販売 UNIX プロフェッ ショナル サービス 受託開発 HW販売 PC 受託開発 クラウド 使用料 プロフェッ ショナル サービス 1960年代半ば〜 1980年〜 1990年〜 2000年〜 2010年〜 COBOL/ファンクションポイント法  ファンクションポイント法は、ソフトウェアがもつ機能 数や複雑さによって重みづけした点数を付け、そのソフ トウェアにおける合計点数から開発工数を見積方法。  上から順に順次コードを入力する前提で工数を見積もる と、単位時間当たりのエンジニアがコードを書く量は、 あまり差が出ない。 オブジェクト指向やWeb  開発生産性が飛躍的に向上。一方で、設計次第で工数が 大幅に変動。  そのためファンクションポイント法だけでは見積もりが できず、ファンクションポイント法に過去の経験と勘で、 規模感を山積みして算出する方法で見積もりを作るよう になり、見積もりの精度が低下。 ダウンサイジングと オブジェクト指向の 普及により積み上げ 方式の見積算定が不 可能になった。 実態にそぐわない人月積算方 式が、そのまま続けられてき た結果、生産性が上がるほど に、工数需要が減少するジレ ンマに陥っている。 メーンフレームの黎明期 プロフェッショナルサービスはハード ウェア代金に含まれ実質無償。アプリ ケーション開発は内製が基本。 受託開発全盛期 メインフレームからダウンサイジング がすすみ、開発言語がオブジェクト指 向となりプログラマーによる生産性が 大きく異なるようになった。 メインフレームの普及期 メインフレーム価格低下とともにプロ フェッショナルサービスが有償化。ア プリケーション開発も需要の拡大と共 に外注依存度が拡大。 オープン化の時代 受託開発開発が主要な収益源。ハード ウェアではほとんど売上利益稼げない 時代となった。 クラウドの時代 ハード販売は終焉し自宅開発規模も パースの進化や開発ツールの普及によ り縮小傾向にある。 売 上 規 模

×