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手描きアニメーション制作の授業開発とiPad活用の試み

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CIEC 2013PCカンファレンスにて発表(口頭)

発表原稿はこちら http://gakkai.univcoop.or.jp/pcc/2013/papers/pdf/pcc033.pdf

Published in: Education
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手描きアニメーション制作の授業開発とiPad活用の試み

  1. 1. 手描きアニメーション制作の授業開発とiPad活用の試み 小学校・総合的な学習の時間におけるメディアリテラシー教育としての実践 阿部 学 (千葉大学大学院人文社会科学研究科)
  2. 2. はじめに • アニメ制作の授業で用いられ る制作方法には、コマ撮りが 多い。特にクレイアニメの事 例が多い。 • なぜか? 画力の課題が生じな い(吉田2007)、粘土の素材として の魅力(尾池2009)、安価で扱い やすいソフトが使える(中村ほか 2009)などの利点がある。 Picture
  3. 3. 一方で… • 短いパラパラ漫画以外に、手 描きアニメ制作の事例は少な い。 • なぜか? 大量の画を描くには 時間がかかる、画力の個人差 をどうするか、正確なスキャ ンやフレームレートに応じた 編集が必要、教師の負担が大 きい、取り組み方が分からな いなどの課題がある。
  4. 4. しかし、 • 日本で制作されてきた商業アニ メの多くはセルアニメ。その制 作工程、おもしろさや難しさ、 商業的な課題について扱うこと にも意義はあるのでは? • 本研究では、小6・総合での実 践から手描きアニメ制作の可能 性について検討する。 • 学習を補助する目的で導入した iPadの活用についても報告す る。
  5. 5. 手描きアニメとして 何を扱うか① • 「原画」と「動画」の区別、 および「中割り」の手法 • 商業アニメでは大量の画が必 要なため、こうした分業手法 が用いられてきた。 • ひとコマずつ撮影するクレイ アニメでは体験しづらい。手 描きならではの内容。 Picture
  6. 6. 手描きアニメとして 何を扱うか② • 日本のセルアニメ制作の歴史をふ まえる。 • 「東洋のディズニー」を目指す! アニメならではの誇張表現、1秒 24コマの滑らかなフルアニメー ションに学ぶ。 • その後、毎週放送のテレビアニメ 用に1秒8コマ程度のリミテッド アニメーションも産み出される。 • 限られた範囲で、どう表現するか?
  7. 7. 1秒2コマ
  8. 8. 1秒8コマ
  9. 9. なぜ、どうやって、 iPadを使うのか? • 作画には、段階を追った学習、用 紙のサイズや枚数、お題をシンプ ルにすることで対応。 • スキャン・編集にはiPadアプリ 「iMotion HD」で対応。撮影後す ぐにプレビュー可能。フレームレー トは1∼30fpsまで撮影後に変えら れる。連続再生なので、短くても アイデア次第で面白いものに。 • 4人に1台。右写真のように、子ど もが操作。撮影、確認、試行錯誤 がスムーズに。
  10. 10. 第1時 身の回りのものに魂(anima)を iMotionに慣れる
  11. 11. 第1時 身の回りのものに魂(anima)を iMotionに慣れる
  12. 12. 第2時 フルアニメとリミテッドアニメを比較 簡単なお題で「中割り」に挑戦
  13. 13. 第2時 フルアニメとリミテッドアニメを比較 簡単なお題で「中割り」に挑戦
  14. 14. 第3時 よりアニメらしくするには? 誇張表現「つぶれ」を学ぶ
  15. 15. 第4時、第5時 最後にひとり1作品 1秒8コマ、原画から Movie
  16. 16. 考察 • まったく描けないという子はいな かった。普段絵が苦手な子がのめ り込み膨大な枚数を描くことも。 • iMotionを用いたことにより、ス キャンと編集の手間が省けた。作 業へのフィードバックもはやい。 フレームレートの違いを楽しむ子 もいた。ただし、撮影の厳密さに は欠ける。また、4人に1台で意図 せず協働作業に。 • 共同での制作まではできなかった。 また、産業の課題に触れることも 検討されるべき。
  17. 17. 参考文献 • 阿部学(2011)練馬区における手描きアニメーション制作を題材とした授業づくりのための基礎研究、授業 実践開発研究、4、pp.65-73 • 尾池佳子(2009)小学校6年生図画工作科・クレイアニメ制作におけるチーム学習の試み、2009PCカンファ レンス論文集 • 杉井ギサブロー(2012)アニメと生命と放浪と、ワニ・プラス • 中村隆敏・角和博・江口俊男(2009)中学校におけるクレイアニメーションを用いた実践授業開発、日本教 育工学会論文誌、33、pp.145-148 • 藤川大祐(2011)学校・家庭でできるメディアリテラシー教育、金子書房 • 山口康男(2004)日本のアニメ全史、テンブックス • 吉田裕典(2007)ワークショップ形式のアニメ制作を通したキャリア教育、日本教育工学会第23回全国大会 講演論文集、pp.855-856

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