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未来シナリオ思考実験

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Singularity University Global Solutions Program 2017より

食糧問題のような解消が困難な課題(Wicked Problem)に対してのアプローチ。Shojinmeat Project内で使用した勉強会資料

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未来シナリオ思考実験

  1. 1. 未来シナリオ思考実験 2018.01.22 1.10版 Singularity University GSP / Paul Saffo方式
  2. 2. これからの時代に必要な能力? 記憶力✖ 暗算力✖ 共感力、 ググり力、 そして特に 課題解決力
  3. 3. 解決すべき課題にも種類がある 1)Simple Problem: お腹を減らした子どもを泣き止ませたい →ミルクを飲ませる 2)Complex Problem: 子どもの通学を安全にしたい →安全を妨げる要因を見つけて対策する 3)Wicked Problem: 子どもの貧困を解消したい →多数の要因や関係者が絡み合い、あちらを立てればこちらが立たず、今 「解決」しても将来の保証はなく、解決後の姿にも色々な意見がある いま求められているのは 3) を解決する方法論
  4. 4. Wicked Problemの正体を暴き、解決を目指す 「構造的・多面的に描く」 まずは 最初に
  5. 5. ダイバーシティー(知識プールの大きさ)がモノを言う 一人じゃ無 理! 効率的な 集合知の 構築には? 家庭内暴力問題 教育 心理学者 マイクロ経済学 警察・裁判所 行政 弁護士 社会学 NPO・ ボランティア ジェンダー問題 医師・カウ ンセラー マクロ 経済学 という議論に
  6. 6. Singularity方式”Problem Sprint” 課題設定 ”In_, there are _ that _” ○○では◆◆が▽▽になっている。 ・影響を受けるのは誰? ・どんな対症療法がある? ・どんな解決策が過去にあった? ・何が/誰が解決を阻んでいる? ・どのぐらい大きな課題? ・未解決のままだとどうなる? ※定量化されているとなお良い 「構造化されたBrainstorming」 大人数でのPost-itの使用が有効
  7. 7. 「タンパク源の安全保障」 Shojinmeat Projectが取り組む問題も”Wicked Problem”の一種... 放牧と森林伐採、餌の大量輸入、先物取引、食文化、食糧との競合
  8. 8. Paul Saffo先生(Stanford大教授、社会学者)
  9. 9. Stuart Brand “Pace Layer”仮説① 層によって速度が違う ・流行は速くて流動的 ・経済の変化は比較的速い ・インフラは時間がかかる ・政治の変化は遅い ・文化の変化はもっと遅い ・自然の変化は非常に遅い
  10. 10. Stuart Brand “Pace Layer”仮説② 外部要因 変革 変革 発明はある層での変化によ る層間摩擦から起こる ・摩擦⇒必要⇒発明 ・冷戦勃発⇒宇宙技術⇒半 導体産業⇒IC発明、など 「必要は発明の母」 「何とかしろや(#゚Д゚)ゴルァ!!」 政治が動く!
  11. 11. 課題分析から未来シナリオ作りへ コンセプト マップ コンセプト分 類 予測軸と未 来像の設定 勝者・敗者 の特定 象限間移動 の設定 波及順位の 分析 作用点特定 作用点への 「提言」 前ステップの”Problem Sprint”で得た理解を使って、 Wicked Problemの解消に分野横断的に取りかかる
  12. 12. コンセプトマップ 食糧 技術 水 資源 とにかく書き出すことが重要。 マップにする理由はその方が言葉を引き出しやすい からで、言葉の配置の妥当性は重要ではない。 植物性 栄養 土地 オーガニック 環境 販売 流通 輸送 育てる 経済 安定供給 不平等 不足 産業 GMO 個別化 食文化 ゲノム 腸内細菌 この書き出しには 相関するデータを 探索するAIも使え る。
  13. 13. 経済 政治 環境 文化 技術 コンセプト分類 出たコンセプトを分類する。 分類にあたって新しいのが出ても OK ・輸入 ・日用消費財 ・GMO ・輸送 ・配送 ・補助金 ・戦略資源化 ・土地利用 ・水消費 ・気候変動 ・汚染 ・肥料 ・有機農法 ・栄養個別化 ・植物性蛋白 ・食の体験 ・ブランド ・ローカル化 ・ゲノム ・細胞農業 ・個別農業 ・ロボットAI ・腸内細菌
  14. 14. 経済 政治 環境 文化 技術 コンセプト抽出 不確実性が高い(Uncertain)のはどれか? 重要性が高い(Impactful)のはどれか? 両方が高いのを選び出す。 ・輸入 ・日用消費財 ・GMO ・輸送 ・配送 ・補助金 ・戦略資源化 ・土地利用 ・水消費 ・気候変動 ・汚染 ・肥料 ・有機農法 ・栄養個別化 ・植物性蛋白 ・食の体験 ・ブランド ・ローカル化 ・ゲノム ・細胞農業 ・個別農業 ・ロボットAI ・腸内細菌
  15. 15. 象限作り 不確実で重要な2項目の組を軸にしてみる それぞれのシナリオに 名前を付け、 勝者と敗者を特定する GMO 使用 植物 蛋白 「モンサント・ワールド」 「インド人を右へ」 「マックワールド」 「狩猟採集生活」 勝:ダイエット産業、製薬会社 負:医療保険制度、土地難民 勝:リバタリアン、科学者 負:パテントトロール、有機農家 勝:食肉産業、小規模農家 負:土地難民 勝:医療保険制度、政府 負:肥料会社、製薬会社
  16. 16. 象限間移動のシナリオ作り 作りたい未来への象限移動のシナ リオを、Stuard Brandの「ペース 層」に照らし合わせて描く。移動の パターンは複数が想定できる。 モンサント ワールド インド人を右 へ マックワー ルド 狩猟採集 生活 流行 商業 インフラ 政治 文化 自然 ① ① ①のシナリオ 代替タンパクがトレンディ 業界が乗る 流通が乗る 世論が変わる 食文化が定着 ② ② ②のシナリオ 代替タンパクへの国家戦略 関連するR&Dが進む ベンチャーが創業 植物タンパクが流通、流行 ※この「流行~自然」の順番に関し ては本プレゼンの末尾参考 Stuart Brand“Pace Layer仮説”
  17. 17. 課題解決のシナリオ作り それぞれのシナリオにて、困難や予 想あるステップでの作用点を特定、そ こでの勝者と敗者を特定する。 ⇒その対立軸を動かすサービス、物、 事業が浮かび上がってくる。 ①のシナリオ 代替タンパクがトレンディ 業界が乗る 流通が乗る 世論が変わる 食文化が定着 「代替タンパクの流れが始まるためには、市民 科学者の活動が必要」と仮定 オープンソース、研究成果へのア クセス、規制緩和 規制強化、「無秩序な技術利用を 制限しよう」運動 対立軸 この対立軸を動かすに はどうすればいい? ⇒提言できる
  18. 18. 未来シナリオ思考実験:ルートと分岐点 コンセプト マップ コンセプト分 類 予測軸と未 来像の設定 勝者・敗者 の特定 象限間移動 の設定 波及順位の 分析 対立軸特定 対立軸への 「提言」 12種類が ありえる 複数ありえるAIの利用? 複数ありえる 複数ありえる ⇒違う切り口で反復的に未来シナリオを作り、「提 言」をブラッシュアップしていく。
  19. 19. 純肉プロジェクト:詳細はこちら http://shojinmeat.com | info@shojinmeat.com 本件に関する講演料等は研究開発に充てられます。 ※火星の純肉培養工場のイメージ
  20. 20. 更新履歴 2017.8.26 1.00 2018.1.22 1.10 内容追加

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