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2015年ノーベル経済学賞予想
参考資料
大阪大学大学院 経済学研究科
安田洋祐
E-mail: yosuke.yasuda@gmail.com
Web: http://sites.google.com/site/yosukeyasuda/jp...
全体の流れ
 過去15年の受賞者のおさらい
 過去の予想(2008,10,11,14年)の総括
 ハズれ続けるトムソン・ロイターの予想
 予想(ほぼ)完全一致のNemmers賞
 経済学賞予想の勘どころ
 今年のイチ押し候補者
2015/10	...
2000年以降の受賞者/分野(1)
  2000年: Heckman, McFadden
  ミクロ計量 => 計量
  2001年: Akerlof, Spence, Stiglitz
  非対称情報 => ミクロ
  2002年: Kahn...
2000年以降の受賞者/分野(2)
  2005年: Aumann, Schelling
  ゲーム理論 => ミクロ
  2006年: Phelps
  マクロ経済動学 => マクロ
  2007年: Hurwicz, Maskin, Mye...
2000年以降の受賞者/分野(3)
  2010年: Diamond (Peter), Mortensen, Pissarides
  サーチ理論 => 応用分野(or ミクロ + マクロ?)
  2011年: Sargent, Sims
  ...
過去15年の受賞傾向
  受賞分野を分野別に見ると
  ミクロ(5)、マクロ(3)、応用分野(5)、計量(4)
  応用分野の多くはミクロとの関連が強い
  マクロが減ってきている => そろそろマクロ系?
  受賞者を分野別に見ると
  ミク...
私の過去の予想:2008年度
  Eugene Fama (1939-, ファイナンス)
 2009年(Hansen、Shillerと)受賞
  Peter Diamond (1940-, 財政、労働)
 2010年(Mortensen、Pis...
過去の予想:2010年度
  Peter Diamond (1940-, 財政、労働)
 2010年(Mortensen、Pissaridesと)受賞 的中!
  Christopher Sims (1942-, 計量、マクロ)
 2011年(...
過去の予想:2011年度
  Lars Peter Hansen (1952-, 計量)
 2013年(Fama、Shillerと)受賞
  Jerry Hausman (1946-, 計量)
  Michael Jensen (1939-, ...
過去の予想:2011年度(穴候補)
  Paul Romer (1955-, 内生的成長理論)
  Robert Barro (1944-, マクロ、成長理論)
Bengt Holmstrom (1949-, 契約理論)
  Jean Tiro...
過去の予想:2014年度
  Robert Barro (1944-, マクロ、成長)
  Ariel Rubinstein (1951-, ゲーム理論)
  Jean Tirole (1953-, 産業組織、規制、銀行業)
 2014年受賞 ...
過去の予想:2014年度(穴候補)
  清滝信宏 (1955-, マクロ、金融)
 John Mooreとの共同受賞があるかも
 あるいはOliver Blanchardともありえる
  Paul Milgrom (1948-, 組織の経済学、...
トムソン・ロイターの予想
  2010年: Kiyotaki, Moore; Alesina; Murphy
  2011年: Diamond (Douglas); Hausman, White;
Krueger (Ann), Tullock
...
偉い「Nemmers賞」受賞者リスト
  2014: Jean Tirole (2014)
  2012: Daron Acemoglu → まだ若過ぎる
  2010: Elhanan Helpman → Krugmanが既に受賞
  200...
2015年度の方針
  前年の受賞理由に近い分野は選ばれない
 産業組織論、契約理論、ゲーム理論は無い!
  マクロ系、計量系の純粋理論が第一候補
 応用分野(特に実証系?)が第二候補
 経済分野以外の受賞も有り得るかも
  過去の安田予想はか...
安田予想で未受賞の候補者たち
  Robert Barro (1944-, マクロ、成長理論) → イチオシ!
  Elhanan Helpman (1946-, 国際貿易、成長) → 誰ともらうのか?
  Paul Milgrom (1948...
2015年の候補者
  Robert Barro (1944-, マクロ、成長)
 マクロ界の最後の超大御所!?
  Paul Romer (1955-, 内生的成長理論)
BarroやLucas(2回目)との共同受賞があるかも
  Antho...
2015年の候補者(穴候補)
  Elhanan Helpman (1946-, 国際貿易、成長)
 Gene Grossmanとの共同受賞があるかも
  Ben Bernanke (1953-, マクロ、金融)
 FRB議長を辞めて受賞候補の...
日本人候補者
  清滝信宏 (1955-, マクロ、金融)
 最大の業績であるKiyotaki-Mooreが1997年出版
 そのためまだ時期尚早かもしれない…
 Mooreの他に、BlanchardやWrightとの共同受賞も
  根岸隆 (...
代表的な指標
 論文の被引用件数
 トムソン・ロイターが重視
 ジョン・ベーツ・クラーク・メダル
 数年前に先行頻度が隔年から毎年に
 最近はあまり当てにならない印象
 American Economic Association会長
 世界で最...
まとめ ー 今年も予想は難しい…
  受賞が遠のいているマクロ分野は大本命
 中立命題のバロー、成長論のローマーなど
  不平等・格差への関心が高まっている
 ピケティやサエズなど若手 以外の 重鎮に注目!
  計量もミクロ系なら可能性がありそ...
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2015年ノーベル経済学賞予想 --- 参考資料

2015年のノーベル経済学賞を予想するために作成したスライド。候補者として挙げた5名の中から受賞者(Angus Deaton)が出て、ホっとしています。

関連するこちらのブログ記事もご参考ください:
http://blog.livedoor.jp/yagena/archives/50935619.html

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2015年ノーベル経済学賞予想 --- 参考資料

  1. 1. 2015年ノーベル経済学賞予想 参考資料 大阪大学大学院 経済学研究科 安田洋祐 E-mail: yosuke.yasuda@gmail.com Web: http://sites.google.com/site/yosukeyasuda/jp 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 1
  2. 2. 全体の流れ  過去15年の受賞者のおさらい  過去の予想(2008,10,11,14年)の総括  ハズれ続けるトムソン・ロイターの予想  予想(ほぼ)完全一致のNemmers賞  経済学賞予想の勘どころ  今年のイチ押し候補者 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 2
  3. 3. 2000年以降の受賞者/分野(1)   2000年: Heckman, McFadden   ミクロ計量 => 計量   2001年: Akerlof, Spence, Stiglitz   非対称情報 => ミクロ   2002年: Kahneman, Smith   行動・実験経済学 => 応用分野   2003年: Engel, Granger   時系列分析 => 計量   2004年: Kydland, Prescott   マクロ経済動学 => マクロ 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 3
  4. 4. 2000年以降の受賞者/分野(2)   2005年: Aumann, Schelling   ゲーム理論 => ミクロ   2006年: Phelps   マクロ経済動学 => マクロ   2007年: Hurwicz, Maskin, Myerson   メカニズムデザイン => ミクロ   2008年: Krugman   国際貿易・空間経済学 => 応用分野   2009年: Ostrom, Williamson   制度・ガヴァナンスの経済学 => 応用分野 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 4
  5. 5. 2000年以降の受賞者/分野(3)   2010年: Diamond (Peter), Mortensen, Pissarides   サーチ理論 => 応用分野(or ミクロ + マクロ?)   2011年: Sargent, Sims   マクロ計量 => マクロ + 計量   2012年: Roth, Shapley   マーケットデザイン => ミクロ   2013年: Fama, Hansen, Shiller   資産価格分析 => 応用分野 + 計量   2014年: Tirole   産業組織論、規制の経済学 => ミクロ(or 応用分野?) 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 5
  6. 6. 過去15年の受賞傾向   受賞分野を分野別に見ると   ミクロ(5)、マクロ(3)、応用分野(5)、計量(4)   応用分野の多くはミクロとの関連が強い   マクロが減ってきている => そろそろマクロ系?   受賞者を分野別に見ると   ミクロ(10)、マクロ(5)、応用分野(10)、計量(6)   マクロと計量が少ない印象   近年は非経済学者の受賞が無い => 分野外からの受賞も?   2002年:カーネマン(心理学)   2005年:シェリング(政治学・国際関係論)   2009年:オストロム(社会学) 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 6
  7. 7. 私の過去の予想:2008年度   Eugene Fama (1939-, ファイナンス)  2009年(Hansen、Shillerと)受賞   Peter Diamond (1940-, 財政、労働)  2010年(Mortensen、Pissaridesと)受賞   Oliver Williamson (1932-, 取引費用)  2009年(Ostromと)受賞   Jerry Hausman (1946?-, 計量)   Paul Krugman (1953-, 国際貿易)  2008年に単独受賞 的中! 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 7
  8. 8. 過去の予想:2010年度   Peter Diamond (1940-, 財政、労働)  2010年(Mortensen、Pissaridesと)受賞 的中!   Christopher Sims (1942-, 計量、マクロ)  2011年(Sargentと)受賞   清滝信宏 (1955-, マクロ、金融)   Douglas Diamond (1953-, 金融)   Lars Peter Hansen (1952-, 計量)  2013年(Fama、Shillerと)受賞 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 8
  9. 9. 過去の予想:2011年度   Lars Peter Hansen (1952-, 計量)  2013年(Fama、Shillerと)受賞   Jerry Hausman (1946-, 計量)   Michael Jensen (1939-, 企業金融)   Douglas Diamond (1953-, 銀行取付)   清滝信宏 (1955-, マクロ、金融) ⇒  はじめて予想を外す…(ショック><) 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 9
  10. 10. 過去の予想:2011年度(穴候補)   Paul Romer (1955-, 内生的成長理論)   Robert Barro (1944-, マクロ、成長理論) Bengt Holmstrom (1949-, 契約理論)   Jean Tirole (1953-, 産業組織、規制)  2014年受賞   Paul Milgrom (1948-, オークション)   Alvin Roth (1951-, マッチング)  2012年に(Shapleyと)受賞 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 10
  11. 11. 過去の予想:2014年度   Robert Barro (1944-, マクロ、成長)   Ariel Rubinstein (1951-, ゲーム理論)   Jean Tirole (1953-, 産業組織、規制、銀行業)  2014年受賞 的中!   Paul Romer (1955-, 内生的成長理論) Barroとの共同受賞があるかも Bengt Holmstrom (1949-, 契約理論) TiroleやHart(次頁)との共同受賞があるかも   Elhanan Helpman (1946-, 国際貿易、成長)  Gene Grossmanとの共同受賞があるかも 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 11
  12. 12. 過去の予想:2014年度(穴候補)   清滝信宏 (1955-, マクロ、金融)  John Mooreとの共同受賞があるかも  あるいはOliver Blanchardともありえる   Paul Milgrom (1948-, 組織の経済学、オーク ション、ゲーム理論)  Robert Wilsonとの共同受賞があるかも   Oliver Hart (1948-, 組織の経済学、契約理論)   David Card (1956-, 労働経済学)  Alan Krugerとの共同受賞があるかも   Ben Bernanke (1953-, マクロ、金融) 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 12
  13. 13. トムソン・ロイターの予想   2010年: Kiyotaki, Moore; Alesina; Murphy   2011年: Diamond (Douglas); Hausman, White; Krueger (Ann), Tullock   2012年: Ross; Atkinson, Deaton; Shiller (2013)   2013年: Angrist, Card, Krueger (Alan); Hendry, Pesaran, Phillips; Peltzman, Posner   2014年: Aghion, Howitt; Baumol, Kirzner; Granovetter   同年の予想的中はゼロ!(後年でもShillerのみ)   予測指標(特に短期)としては精度が非常に低い 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 13
  14. 14. 偉い「Nemmers賞」受賞者リスト   2014: Jean Tirole (2014)   2012: Daron Acemoglu → まだ若過ぎる   2010: Elhanan Helpman → Krugmanが既に受賞   2008: Paul Milgrom → RothとTiroleが既に受賞   2006: Lars Hansen (2013)   2004: Ariel Rubinstein → ミクロ理論は今年は厳しい   2002: Edward Prescott (2004)   2000: Daniel McFadden (2000)   1998: Robert Aumann (2005)   1996: Thomas Sargent (2011)   1994: Peter Diamond (2010) 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 14
  15. 15. 2015年度の方針   前年の受賞理由に近い分野は選ばれない  産業組織論、契約理論、ゲーム理論は無い!   マクロ系、計量系の純粋理論が第一候補  応用分野(特に実証系?)が第二候補  経済分野以外の受賞も有り得るかも   過去の安田予想はかなり当たっている!   やはり圧倒的に「偉い人」が受賞している  (ただ、「偉い人」がほとんどいなくなってきた…) ⇒  今年も過去の安田予想&偉い人に注目! 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 15
  16. 16. 安田予想で未受賞の候補者たち   Robert Barro (1944-, マクロ、成長理論) → イチオシ!   Elhanan Helpman (1946-, 国際貿易、成長) → 誰ともらうのか?   Paul Milgrom (1948-, 組織の経済学、オークション) → 今年は厳しい…   Ariel Rubinstein (1951-, ゲーム理論) → 今年は厳しそう…   Michael Jensen (1939-, 企業金融) → 金融は無い?   Jerry Hausman (1946?-, 計量) → もはやチャンス無し?   Oliver Hart (1948-, 組織の経済学、契約理論) → しばらく難しい? Bengt Holmstrom (1949-, 契約理論) → しばらく難しい?   Paul Romer (1955-, 内生的成長理論) → 学界から消えた!?   Ben Bernanke (1953-, マクロ、金融) → FRB議長を辞めたのは好材料?   Douglas Diamond (1953-, 銀行取付) → 金融は無い?   清滝信宏 (1955-, マクロ、金融) → まだ早い   David Card (1956-, 労働経済学) → まだまだ早い (安田の主観による)偉い人から順に 赤→緑→青 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 16
  17. 17. 2015年の候補者   Robert Barro (1944-, マクロ、成長)  マクロ界の最後の超大御所!?   Paul Romer (1955-, 内生的成長理論) BarroやLucas(2回目)との共同受賞があるかも   Anthony Atkinson (1944-, 公共経済学)  話題のピケティとも共同研究あり   Angus Deaton (1944-, 公共経済学)  John Muellbauerとの共同受賞があるかも   Charles Manski (1948-, 計量)  現在の潮流である「識別・部分識別」分野の始祖 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 17
  18. 18. 2015年の候補者(穴候補)   Elhanan Helpman (1946-, 国際貿易、成長)  Gene Grossmanとの共同受賞があるかも   Ben Bernanke (1953-, マクロ、金融)  FRB議長を辞めて受賞候補の一人に?   Douglas Diamond (1953-, 銀行、金融仲介)  Philip Dybvigとの共同受賞があるかも   Ariel Rubinstein (1951-, ゲーム理論)  限定合理性や交渉理論での受賞可能性はあり   Mark Granovetter (1953-, ネットワーク理論)  経済学外の研究者では最有力候補の一人 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 18
  19. 19. 日本人候補者   清滝信宏 (1955-, マクロ、金融)  最大の業績であるKiyotaki-Mooreが1997年出版  そのためまだ時期尚早かもしれない…  Mooreの他に、BlanchardやWrightとの共同受賞も   根岸隆 (1933-, ミクロ、経済学説史)  Econometric Society会長を務める  他に会長を務めた宇沢、森嶋は故人   雨宮健 (1935-, ミクロ計量理論)  一番ノーベル賞に近づいた日本人経済学者  2000年に受賞のチャンスを逃した? 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 19
  20. 20. 代表的な指標  論文の被引用件数  トムソン・ロイターが重視  ジョン・ベーツ・クラーク・メダル  数年前に先行頻度が隔年から毎年に  最近はあまり当てにならない印象  American Economic Association会長  世界で最も規模の大きい経済学会  Econometric Society会長  AEAと並び権威と伝統ある経済学会 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 20
  21. 21. まとめ ー 今年も予想は難しい…   受賞が遠のいているマクロ分野は大本命  中立命題のバロー、成長論のローマーなど   不平等・格差への関心が高まっている  ピケティやサエズなど若手 以外の 重鎮に注目!   計量もミクロ系なら可能性がありそう  ハウスマンよりも今ならマンスキーか!?   分野外からの思わぬ受賞も有り得る  個人的にはグラノベッター(社会学)押し!   日本人で可能性があるのはほぼ清滝氏だけ  まだ早い… Moore以外との受賞ならあり得るか? 2015/10 安田洋祐 | 大阪大学 21

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  • kohehayasida

    Nov. 18, 2015
  • ssuserd3be85

    Nov. 24, 2018

2015年のノーベル経済学賞を予想するために作成したスライド。候補者として挙げた5名の中から受賞者(Angus Deaton)が出て、ホっとしています。 関連するこちらのブログ記事もご参考ください: http://blog.livedoor.jp/yagena/archives/50935619.html

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