19世紀までは東北地方から九州まで広く分布していたが、1905年(明治38年)1月23日、奈良県吉野郡小川村鷲家口(現東吉野村鷲家口)で捕獲された若いオス(標本として現存)が確実な最後の生息情報である。環境省のレッドリストでは、「過去50年間生存の確認がなされない場合、その種は絶滅した」とされるため、ニホンオオカミは絶滅種となっています。しかし、オオカミゲノムか100%保存されている個体はなくても、かなりのゲノムが保存されている個体(犬?)がいるかもしれません。それを環境DNAの解析(eDNAir)の技術で、日本オオカミの生存の痕跡を追いかけます。