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2012.03.24 Agile Samurai Dojo Gathering 講演資料

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2012.03.24 Agile Samurai Dojo Gathering 講演資料

  1. 1. 誰が為のアジャイル Agile Samurai Dojo Gathering 2012.3.24
  2. 2. 自己紹介名前:廣田 俊浩(ひろた としひろ)所属:株式会社アルティネット職種:PG資格:認定スクラムマスターTwitter:heroween(ひろうぃん)
  3. 3. アジェンダ‣ アルティネットのアジャイル開発‣ 挑戦、その果てに‣ 誰が為のアジャイル
  4. 4. 「アルティネットの  アジャイル開発」
  5. 5. 事の起こり• 2011年初旬• ボス@ShiroKappaがAgile Japan 2011、DevLOVE等の勉強会参加を通 じ、再び熱を帯びたアジャイル開発の 風に感化される• アルティネットにおける開発プロセス の問題改善にアジャイル開発の導入を 決める
  6. 6. 導入の目的• 管理職集権スタイルからの脱却• 開発者の自律促進• 開発チームの自己組織化
  7. 7. 改革開始• 2011年6月• パイロットチームが2チーム編成され、 各々アジャイル開発の実践開始• 私は同月に入社し、一方のチームに配 属されアジャイル開発に挑戦する事に
  8. 8. チーム詳細• 主要メンバーはマネージャー 1名、  開発者 4名、デザイナー 1名• その他の関係者含めて計10名前後• 開発チームのメンバーはそれぞれ一緒 に開発した経験は無く、全員が初顔合 わせ状態
  9. 9. プロジェクト概要• 小規模ECサイト構築&CMS開発が主• 内部的な目標として • アジャイル開発実践 • SCM導入 • フルスタックフレームワーク導入 • TDD実践
  10. 10. アジャイルプラクティス• スクラムを実践する事に • スプリント、朝会、振り返り等 • マネージャーを代理POに、SM不在• 時間割(1日を1.5時間の3コマに)• タスクボード• バーンダウンチャート
  11. 11. といった流れでアルティネットにおけるアジャイル開発への挑戦、開発プロセス改善の道を歩み始める…
  12. 12. 「挑戦、その果てに」
  13. 13. 導入結果• 炎上しました• 当初の予定に対し、 最終的なリリース を完了するまで倍の期間を費やす事に• 多くの課題が残る結果となった
  14. 14. 実践してみて• タスクボードやバーンダウンチャート といった問題の見える化等、導入して 良かった点もある• が、全体として変化を柔軟に受け入 れ、素早く顧客価値を提供する事は実 現できなかった
  15. 15. 何故か• 原因は山程あるが、初期段階での失敗 が後々までチームを苦しめた• 特に大きかった点は以下の3点 • 多過ぎた挑戦 • コミュニケーション不足 • 見失う本質
  16. 16. 多過ぎた挑戦• 経験の乏しいプラクティスを一気に導 入し過ぎた• 全てが手探り状態の為、労力の割には 成果を出せず疲弊• 結果、どれもが中途半端な状態に• 段階的、かつ計画的な前進の重要性を 再認識
  17. 17. コミュニケーション不足• 全員が様子見状態、疑問や不安を出さ ない、出せないままもやっとスタート• 個々が目の前の作業に捉われ、先にあ る目的を明確に共有できず• 言い難い質問をスルーし、煙に気付き ながらも見えないふりをする• 知識の差による遠慮、分からない事が 悪だと思い込み、正直になれない
  18. 18. コミュニケーション不足• ステークホルダも含め、誰が何のロー ルを担い、誰に何を期待するのか、そ れぞれの考えを共有、すり合わせる事 ができなかった
  19. 19. 見失う本質• 見えない事が多過ぎて(明確にする事が できず)手段が目的化する事もしばしば• 取り敢えず、といって目の前のプラク ティスをこなす事を目的にすり替え、 何の為に行っているのかを見失う• 追い込まれてくると続けてきたプラク ティスも投げ捨てたり
  20. 20. 見失う本質• 自己組織化という言葉にとらわれ過 ぎ、何が何でもチームで自己解決しよ うとして停滞する事もあった• 個々のプラクティスがまわり始めて も、全体として何の為にアジャイルに 取り組んでいるのか分からなくなる事 も
  21. 21. 見失う本質• そもそも、チーム皆のコンセンサスを とってアジャイルへの道を歩み始めた のか?• 開発プロセス改革に取り組むチームメ ンバー全員に覚悟、心構えができてい なかったと感じる• トップダウンでのアプローチが悪い方 向に働いた感も否めない
  22. 22. 振り返る• プロジェクトを振り返ってみると、事に 急くあまり、始めにやるべき事をやらな かった、または後回しにした結果が、自 分達の首を絞めた事が分かる• 何の為に、誰の為に自分達がアジャイル に取り組んでいるのか、メンバー自身が 理解し、明確に人に伝える事ができなけ れば、どれだけ素振りをしても成長はし ない
  23. 23. 「誰が為のアジャイル」
  24. 24. 前向きに• 結果としてアジャイル導入は成功に 至っていない• が、改善を続けた事もあり、炎上しつ つもプロジェクトの後半は割と上手く 回ってきた• また、周囲のチームにもコミュニケー ションの改善やタスクボード導入等、 良い意味での影響もあった
  25. 25. 改善• アジャイル開発に取り組んだ事で、自 分達に足りないもの、改善していきた い課題が明確に• 課題が見えた事で開発プロセスを改善 したい気持ちは以前よりも強くなった
  26. 26. これから• 自分達が望むのは顧客へより早く、よ り良い価値を提供する事、その実現が 自分達の価値にも繋がる• 改めてチームで価値を認識し、その為 の取り組みを今後も継続する事を決意• 根気よく、少しづつ、チーム、会社の 仲間と改善の道を歩んでいきます
  27. 27. ご清聴有り難うございました

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