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20171028 ウィキペディアと翻訳を振り返る:コミュニティの形成という観点から

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・言語の壁と言語別コミュニティの形成などについて。
・主に2009年の論文、発表内容の再訪。(当時の発表資料:https://www.slideshare.net/TomoakiWatanabe/20090131 論文:http://infosocio.org/Vol3No2.pdf )

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20171028 ウィキペディアと翻訳を振り返る:コミュニティの形成という観点から

  1. 1. ウィキペディアと翻訳を振り 返る:コミュニティの形成と いう観点から 渡辺智暁(慶應大学) 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所情報資源利用研究セン ター「IRC設立20周年・ウィキペディア日本語版始動15周年記念ワーク ショップ『世界の知識を翻訳しよう』」 2017.10.28. 於:東京外国語大学付属図書館
  2. 2. 自己紹介 ・研究:ICT政策、情報社会論 ・インフラ政策、オープン教育、オープン・データ、等 ・アドボカシー等:クリエイティブ・コモンズ(ライセンス)、 オープンデータ ・ウィキペディアについての研究上の興味: 組織形態、品質管理、法との関係、等
  3. 3. ウィキペディアの特徴 ・グローバルに展開 ・多言語 ・非営利 (米国に本拠をおくウィキメディア財団) ・参加者主導
  4. 4. 参加者と「財団」の分担 参加者は基本的に無償ボランティア ・執筆・編集 ・制度設計(サイトの「自治」的運営) ・ソフトウェアの開発*、サーバーの管理* ウィキメディア財団とスタッフ ・寄付を募る ・通信費支払い、商標管理、パートナーシップ、有償でのコン テンツなどの開拓、他
  5. 5. 「財団」 ・当初はジミー・ウェールズが資金提供 ・非営利事業路線を固めたのち、財団法人を形成 ・初期は理事の多くも参加者の中から、参加者の投票により選出
  6. 6. グローバルなプロジェクトと 言語別のコミュニティ ・メディア資料は集約 ・コードベースも集約 ・データベースも共通 ・アカウントも共通 ・記事は言語別 ・方針・指針類もほぼ言語別
  7. 7. 効率性を考えると、半ば必然 ・読者の利便性 ・執筆者の利便性 ・運営者の利便性 使えない言語の方が多い → 使える言語の情報 国ではなく言語別? 法環境を考えると国別の方が合理的な面も フェアユース問題、名誉毀損に関する責任、等
  8. 8. 英語と英語話者の影響力が相対的に大 ・「曖昧さ回避」のような言葉が象徴的 ・「ウィキペディア」という名称、ドメイン名 ←→ Simple English、エスペラント、ヴォラピュクなどハブと なることを意識した言語もあった
  9. 9. 国際連携の地域格差 アジアの困難 ・言語的多様性、交通の利便性、経済的な発展度合いの多様性、 などが原因となってアジア(東~南アジア)は地域内交流が難し いのでは 日本の困難 ・オープン教育、オープンデータ領域など:「活動レベルは高い が、何をしているかわかりにくい国」 →ウィキペディアは日本語圏だが、類似の傾向
  10. 10. 展望:自動翻訳の高度化とガバナンス ・プロジェクト全体のガバナンスへの参加の敷居が下がる ・母語でないプロジェクトへの参加の敷居も下がる ・(言語的に見て)「質の低い」発言、執筆者の増加 ルールへの理解が不十分 他の参加者の言動への理解が不十分 空気を読むのも上手ではない 他言語版の制度や常識を日本語版に持ち込む
  11. 11. 本資料のライセンス ・この資料はCC BY 4.0 国際 (creativecommons.org/licenses/by/4.0/)で提供され ています。 ・著作者名:渡辺智暁 なお、著作権表示、無保証を参照する表示はありません。 「本パブリック・ライセンスを参照する表示」にあたるのは上の一文だけです。 そこで、この資料を利用して別の資料を作成した場合などには、たとえば、以下 のような表示をすればよいことになります。(それに加えて、合理的に実施可能 な場合にはこの資料のURLを記載します。) 「この資料の一部は、渡辺智暁による資料を改変の上利用しています。 利用した資料のライセンスを参照する表示:『この資料はCC BY 4.0 国際 (creativecommons.org/licenses/by/4.0/)で提供されています。』

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