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当事者研究を研究する
小平朋江 聖隷クリストファー大学 看護学部
いとうたけひこ 和光大学 心理教育学科
2018年10月7日(日)
ポスター発表13:00-14:00
第15回当事者研究全国交流集会 名古屋大会
愛知淑徳大学長久手キャンパス
...
苦労のプロフィール
小平(じわじわ)
いとう(ぴょんぴょん)
・ペースも性格も違う
・順調にいらっと爆発する
・限りなく良い苦労を抱え
て共同研究している
・2008年から、毎年、
浦河町のべてるまつりに
参加している
2
自己病名
・小 平 朋 江
(じわじわ:看護学)
寝ても覚めてもべてるの
家のことが気になってし
ょうがない症候群
・いとうたけひこ
(ぴょんぴょん:心理学)
多動注意散漫脱力系原
稿書けない病
3
小平・いとうの誤作動
今年8月「べてるまつりカフェぶらぶらでの小平・いとうの誤作動」
他人事メソッド(大矢英明,2014;2015;2018)で報告。
今日は、べてるまつり。カフェぶらぶらは、大賑わい、わいわいがやがや大繁盛。
小平さん、同じテ...
研究の動機・目的
• いらっとしたり爆発したりしながら当事者研究を
研究しています。
• 貴重な研究成果が得られたので、その成果を、
尾張(終わり)から始まる当事者研究の名古屋大
会に集まる皆さんに発信して、わいわいがやがや、
楽しく共有したい...
研究の方法
• 当事者研究を研究する際、人が話したり書いたり
する単語や表現を数えたり、単語と単語の関係を
調べるときに使う「テキストマイニング」を用いてい
ます。
• これを使うと当事者研究の語りを可視化することが
でき、人と共有しやすくなり...
研究の経過と内容
• テキストマイニングとは、
集められたテキスト(文章)からマイニング(発掘)
• 『こころの元気+』を研究する
「私モデルになっちゃいました!」100記事を分析
ワクワクした気持ち、人生のふり返り、リカバリー
を楽しみたい思...
結果(1)当事者研究を研究する
• 『こころの元気+』から自己病名の分析
• 「べてるの家の当事者研究」120回連載記事
• 2007年5月号(第1考)~2017年4月号(第120考)
統合失調症を含む自己病名57を記述内容に沿って4分類
「症...
9
し
ょ
う
じ
ひ
と
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結果(2)当事者研究を研究する
• 『こころの元気+』
「べてるの家の当事者研究」
120回連載の記事
2007年5月号(第1考)~2017年4月号(第120考)
「研究目的」の部分を分析した
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• 基本情報
• 単語頻度分析
「研究」(69)
「自分」(67)
「思う」(61)
「苦労」(54)
「人」(32)
「始める」(30)
「メカニズム」(23)
「目的」(21)
「当事者研究」(20)
「解明」(16)「考える」(16)
「...
結果(3)当事者研究を研究する
ビジュアル・ナラティヴ(やまだ,2018)の視点から
視覚イメージとことばによって語ること
人と人が並んで共におなじものを見る関係
皆で共に楽しめる新しい語りの方法
1、視覚イメージとことば
1)えがく(書く、描...
結果(3)当事者研究を研究する
2、身体を活用する
1)あそぶ(演じる):プレイバックシアターなど
2)まとう(着る、着ける):幻聴さんイラスト入りTシャツなど
3)あじわう(食べる):幻聴カレー、幻聴パフェなど
3、多様な方法で表現
1)かな...
考察 UDR‐Peerサイクル
小平・いとう(2018)
語りを 公開(Uncovery)
対処法を 発見(Discovery)することと
回復(Recovery)は、関連が深い
仲間(Peer)とリカバリーの
プロセスを楽しみながら
「人とし...
まとめ・感想
• 小平・いとうはペースが正反対
のため、問題だらけで誤作動
しながら共同研究しています。
• 爆発が成果を生み出すので、
爆発を楽しんでいると言葉を
変えてみると、それも自分の
ペースを守る自分の助け方で
はないかと爆発の意味に...
謝辞
• このような貴重な研究の機会を下さいま
した北海道医療大学/浦河べてるの家の
向谷地生良先生、浦河べてるの家の
皆さまに記して感謝いたします。
浜松には「じゃんだらにぃ」がある。
静岡県浜松市「じゃんだらにぃ」の活動 http://www.npo-e-jan.com/
じゃんだらにぃとは?
2009年度から始まった取り組みで、精神科利用者が自身の病気の体験や回復までの過程
な
どを、自...
ありがとうございました
• 本研究はJSPS科研費15K11827の助成を受けた。
• ご自由にお取りください。
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G303小平・いとう(2018, 10月8日) 当事者研究を研究する 第15回当事者研究全国交流大会発表(ポスター) 要旨 名古屋 10月8日

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Abstract
1. 苦労のプロフィール
小平(のんびり)・いとう(多動)はペースも性格も違い、順調にいらっと爆発して、限りなく良い苦労を抱えながら共同研究しています。小平・いとうの自己病名は当日発表します。2008年から、毎年、北海道浦河町のべてるまつりに参加しています。
【研究テーマ】当事者研究を研究する
2. 研究の動機・目的
いらっとしたり爆発したりしながら当事者研究を研究しています。貴重な研究成果が得られたので、その成果を、尾張(終わり)から始まる当事者研究の名古屋大会に集まる皆さんに発信して、わいわいがやがや、楽しく共有したい。
3. 研究の方法
当事者研究を研究する際、人が話したり書いたりする単語や表現を数えたり、単語と単語の関係を調べるときに使う「テキストマイニング」を用いています。これを使うと当事者研究の語りを可視化することができ、人と共有しやすくなります。
4. 研究の経過と内容
テキストマイニングとは、集められたテキスト(文章)からマイニング(発掘)する、という意味です。最近の発掘や発見を報告します。統合失調症に関する57の自己病名の分析で「しょうじひとし(症状・自分・人・仕事)とのつきあい」の4つに分類しました。当事者研究の目的に焦点を当てた分析では、多く用いられている単語は「メカニズム」「解明」などでした。ビジュアル・ナラティヴの視点からは、ホワイトボード、プレイバックシアター、幻聴イラスト入りTシャツを着る、べてるまつり名物の味わえる幻聴カレーや幻聴パフェなど、視覚イメージにより、皆で共に楽しめる新しい語りの方法があると分かりました。
5. 考察(わかったことや課題)
語りを公開(Uncovery)し、対処法を発見(Discovery)することと成長・回復(Recovery)は関連が深く、仲間(Peer)と出会い、リカバリーのプロセスを楽しむことが重要なので、「UDR-Peerサイクル」を考えました。
7.まとめ・感想(研究してよかったこと、苦労したこと、さらによくする点など)
小平・いとうはペースが正反対のため、問題だらけで誤作動しながら共同研究しています。爆発が成果を生み出すので、爆発を楽しんでいると言葉を変えてみると、それも自分のペースを守る自分の助け方ではないかと爆発の意味に気づきました。これからも共同研究の人間関係の苦労をしている当事者として、効果的な爆発の仕方も実験しながら当事者研究を研究して、その成果を皆さんに発信したいと考えています。

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G303小平・いとう(2018, 10月8日) 当事者研究を研究する 第15回当事者研究全国交流大会発表(ポスター) 要旨 名古屋 10月8日

  1. 1. 当事者研究を研究する 小平朋江 聖隷クリストファー大学 看護学部 いとうたけひこ 和光大学 心理教育学科 2018年10月7日(日) ポスター発表13:00-14:00 第15回当事者研究全国交流集会 名古屋大会 愛知淑徳大学長久手キャンパス 7号棟3階731教室 (7号棟1階受付付近14:00~16:00) 1
  2. 2. 苦労のプロフィール 小平(じわじわ) いとう(ぴょんぴょん) ・ペースも性格も違う ・順調にいらっと爆発する ・限りなく良い苦労を抱え て共同研究している ・2008年から、毎年、 浦河町のべてるまつりに 参加している 2
  3. 3. 自己病名 ・小 平 朋 江 (じわじわ:看護学) 寝ても覚めてもべてるの 家のことが気になってし ょうがない症候群 ・いとうたけひこ (ぴょんぴょん:心理学) 多動注意散漫脱力系原 稿書けない病 3
  4. 4. 小平・いとうの誤作動 今年8月「べてるまつりカフェぶらぶらでの小平・いとうの誤作動」 他人事メソッド(大矢英明,2014;2015;2018)で報告。 今日は、べてるまつり。カフェぶらぶらは、大賑わい、わいわいがやがや大繁盛。 小平さん、同じテーブルに和光大学グループの皆で座れて、にっこり。あっ、幻聴カレーきましたね~。 幻聴さん形ニンジンがカレーの真ん中に、パフェには幻聴さん形クッキーがついて、 幻聴さん、今にも動き出しそうですね~。 幻聴カレーの写真を撮りたい小平さん、機械が苦手でデジカメに、いらっとしています。 小平さん、学会ポスターに幻聴カレーの写真をかっこよく入れたいのです。 小平さんの様子に気づかない、いとう先生、横で「電池変えたの?」「幻聴パフェも撮ったら?」 「あーして」「こーして」、立て続けに言って、カレーを食べています。おいしそうですね~。 いとう先生のよくある誤作動ですね~。マイペースです。 あっっ、小平さん、いらっとしました! 「さっき電池変えたのっ」「先生は、うるさいのっっっ」と爆発! 小平さん、爆発後、写真も撮れて幻聴カレーを食べ始めます。今年の幻聴カレー、浦河の色鮮やかな野 菜で野菜好きの小平さんはご機嫌。いとう先生、小平さんの爆発に、むっとしていますね~。知らん顔でカ レーを食べ続けています。一緒にいる和光グループのみんなは驚いて目がテンです。 べてるまつりのカフェぶらぶら、幸い大賑わい、小平さんの誤作動に気づく人は誰もいません・・・。 小平さん、幻聴カレーと幻聴パフェのいい写真が撮れて、よかったよかった。 4
  5. 5. 研究の動機・目的 • いらっとしたり爆発したりしながら当事者研究を 研究しています。 • 貴重な研究成果が得られたので、その成果を、 尾張(終わり)から始まる当事者研究の名古屋大 会に集まる皆さんに発信して、わいわいがやがや、 楽しく共有したい。 5
  6. 6. 研究の方法 • 当事者研究を研究する際、人が話したり書いたり する単語や表現を数えたり、単語と単語の関係を 調べるときに使う「テキストマイニング」を用いてい ます。 • これを使うと当事者研究の語りを可視化することが でき、人と共有しやすくなります。 6
  7. 7. 研究の経過と内容 • テキストマイニングとは、 集められたテキスト(文章)からマイニング(発掘) • 『こころの元気+』を研究する 「私モデルになっちゃいました!」100記事を分析 ワクワクした気持ち、人生のふり返り、リカバリー を楽しみたい思い 7
  8. 8. 結果(1)当事者研究を研究する • 『こころの元気+』から自己病名の分析 • 「べてるの家の当事者研究」120回連載記事 • 2007年5月号(第1考)~2017年4月号(第120考) 統合失調症を含む自己病名57を記述内容に沿って4分類 「症状とのつきあい」(28) 「自分とのつきあい」(15) 「人とのつきあい」(13) 「仕事とのつきあい」(1) ↓ 「 しょう(症)じ(自)ひと(人)し(仕)とのつきあい」 の方法を発見するのがリカバリーのポイント 8
  9. 9. 9 し ょ う じ ひ と し
  10. 10. 結果(2)当事者研究を研究する • 『こころの元気+』 「べてるの家の当事者研究」 120回連載の記事 2007年5月号(第1考)~2017年4月号(第120考) 「研究目的」の部分を分析した 10
  11. 11. • 基本情報 • 単語頻度分析 「研究」(69) 「自分」(67) 「思う」(61) 「苦労」(54) 「人」(32) 「始める」(30) 「メカニズム」(23) 「目的」(21) 「当事者研究」(20) 「解明」(16)「考える」(16) 「仕事」(16)「助け方」(16) などであった11
  12. 12. 結果(3)当事者研究を研究する ビジュアル・ナラティヴ(やまだ,2018)の視点から 視覚イメージとことばによって語ること 人と人が並んで共におなじものを見る関係 皆で共に楽しめる新しい語りの方法 1、視覚イメージとことば 1)えがく(書く、描く):マンガ、グラフィックレコーディングなど 2)うつす(映す、写す、移す):DVD、VRなど 12
  13. 13. 結果(3)当事者研究を研究する 2、身体を活用する 1)あそぶ(演じる):プレイバックシアターなど 2)まとう(着る、着ける):幻聴さんイラスト入りTシャツなど 3)あじわう(食べる):幻聴カレー、幻聴パフェなど 3、多様な方法で表現 1)かなでる(演奏する):バンド演奏など 2)うたう(歌う):替え歌、「幻聴さんありがとう」と歌う、など 13
  14. 14. 考察 UDR‐Peerサイクル 小平・いとう(2018) 語りを 公開(Uncovery) 対処法を 発見(Discovery)することと 回復(Recovery)は、関連が深い 仲間(Peer)とリカバリーの プロセスを楽しみながら 「人としてのリカバリー」 (Slade,2013/2017) を支え合う、「UDR-Peerサイクル」が重要 ・向谷地(2015) 「並立的傾聴」「横並び」の関係 ・「ならぶ」関係の 仲間=ピア、聞き手、読み手の存在に意 味がある 14
  15. 15. まとめ・感想 • 小平・いとうはペースが正反対 のため、問題だらけで誤作動 しながら共同研究しています。 • 爆発が成果を生み出すので、 爆発を楽しんでいると言葉を 変えてみると、それも自分の ペースを守る自分の助け方で はないかと爆発の意味に気づ きました。 • これからも共同研究の人間関 係の苦労をしている当事者と して、効果的な爆発の仕方も 実験しながら当事者研究を研 究して、その成果を皆さんに 発信したいと考えています。 15
  16. 16. 謝辞 • このような貴重な研究の機会を下さいま した北海道医療大学/浦河べてるの家の 向谷地生良先生、浦河べてるの家の 皆さまに記して感謝いたします。
  17. 17. 浜松には「じゃんだらにぃ」がある。 静岡県浜松市「じゃんだらにぃ」の活動 http://www.npo-e-jan.com/ じゃんだらにぃとは? 2009年度から始まった取り組みで、精神科利用者が自身の病気の体験や回復までの過程 な どを、自身の歴史や苦労、楽しみや夢も交えながら語る会です。年1回開催されます。 17
  18. 18. ありがとうございました • 本研究はJSPS科研費15K11827の助成を受けた。 • ご自由にお取りください。 18

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