Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.

『センスメイキング』SENSEMAKING 要約

505 views

Published on

https://www.fromzeroto100.net/entry/sensemakingreview
クリスチャン・マスビアウ氏の『センスメイキング』の解説
個人的な見解も含むので、気になる方は是非原著を読むことをオススメします。
細かい内容はブログにて

Published in: Education
  • Be the first to comment

『センスメイキング』SENSEMAKING 要約

  1. 1. SENSE MAKING 本当に重要なものを見極める力 By Shinya Ito 要約/解釈と重要概念のまとめ
  2. 2. STEM(科学・技術・工学・数学)や「ビックデータ」 理系の知識ばかりになっていることに警鐘を鳴らす。 センスメイキングとは、人文科学に根ざした実践的な知の技法。 人文科学の嗜みがあれば、自分と違う世界を想像でき 自分の世界についても理解が深まる。 →経済的な利益だけでなく、人生の充実という点でもメリット センスメイキング(=文化的探求)をテーマに、下記を紹介 • 人文科学の研究を支えている理論や方法論 • データから意味を汲み取る手がかり 画像:Amazon Christian Madsbjerg ReDアソシエーツ創業者、同社ニューヨークディレクター。 ReDは人間科学を基盤とした戦略コンサルティング会社。 文化人類学、社会学、歴史学、哲学の専門家を揃える。 Madsbjergはコペンハーゲンとロンドンで哲学と政治学を専攻。 ロンドン大学で修士号取得。ニューヨークシティ在住。 (本文より抜粋)
  3. 3. センスメイキングの5大原則 ①「個人」ではなく「文化」を Key concept 「存在論」 ②単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を Key concept「厚い記述/反証可能性」 ③「動物園」ではなく「サバンナ」を Key concept 「エポケー(カッコに入れる) / 分析的共感」 ④「生産」ではなく「創造性」を Key concept 「仮説推論(アブダクション)」 ⑤「GPS」ではなく「北極星」を Key concept「関心/意味のある違い」
  4. 4. 「存在者が 了解される際の基準となるもの」 我々がなぜ人間なのかというと 我々が社会的文脈の中に存在しているから 『存在と時間』マルティン・ハイデガー 「我思う、ゆえに我あり」 我々がなぜ人間なのかというと 我々が思考しているから 『方法序説』ルネ・デカルト 文化 個人
  5. 5. 「車はなぜ 存在するのか?」 • 通勤に必要なものだから • プライベートな空間 • 家族とドライブする幸せ・・・ 文化 個人 「車はなぜ存在するのか?」 車は、下記の部品からなる。 • エンジン • フレーム • タイヤ・・・
  6. 6. 意 の 連 な り味 コーヒーは、なぜ存在する? 眠気を覚ますため 受験勉強をするため いい大学に入るため いい企業に入るため Why? Why? Why? ?
  7. 7. センスメイキングの5大原則 ①「個人」ではなく「文化」を Key concept 「存在論」 ②単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を Key concept「厚い記述/反証可能性」 ③「動物園」ではなく「サバンナ」を Key concept 「エポケー(カッコに入れる) / 分析的共感」 ④「生産」ではなく「創造性」を Key concept 「仮説推論(アブダクション)」 ⑤「GPS」ではなく「北極星」を Key concept「関心/意味のある違い」
  8. 8. ある仮説をどう検証しても死角が見当たらないとき その仮説は「効果を持つ」 検証を繰り返しても完璧にはなることはなく 反証できるかどうかが科学的な考えの条件である。 カール・ポパー 『科学的発見の論理』 例えば「白鳥は白い」という仮説は 赤い白鳥が現れた途端に反証される。 だが、可能な限り白鳥を調べ「白鳥が白い」ことを 検証したとき「白鳥は白い」という理論は効果を持つ 反証可能性
  9. 9. 厚い記述 人びとの発言や行動に含まれる 意味を解釈し、書き記すこと。 『文化の解釈学』クリフォード・ギアス 薄い記述 人びとの発言や行動を 見たままの姿で記載すること。 厚い 薄い
  10. 10. 厚い記述(濃密な記述) 人びとの発言や行動に含まれる 意味を解釈し、書き記すこと。 『文化の解釈学』クリフォード・ギアス 薄い記述 人びとの発言や行動を 見たままの姿で記載すること。 厚い 薄い ②単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を 「ウィンク」 の意味とは?
  11. 11. 厚い記述 とあるバーにて、女性が男性にする「ウィンク」 スポーツ選手がチームメイトにする「ウィンク」 厚い記述は、国や文化など、様々な社会的文脈で変化する。 厚い 薄い記述 「ウィンク」とは 一ミリ秒間継続する目の痙攣 薄い記述は、可能な限り客観的に記載した 事実の羅列で、社会的文脈に影響されない。 薄い 「薄いデータ」「厚いデータ」 その両方を可能な限り用意した上で 仮説を検証する必要がある。
  12. 12. センスメイキングの5大原則 ①「個人」ではなく「文化」を Key concept 「存在論」 ②単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を Key concept「厚い記述/反証可能性」 ③「動物園」ではなく「サバンナ」を Key concept 「エポケー(カッコに入れる) / 分析的共感」 ④「生産」ではなく「創造性」を Key concept 「仮説推論(アブダクション)」 ⑤「GPS」ではなく「北極星」を Key concept「関心/意味のある違い」
  13. 13. サバンナの大地で狩りをするライオン 動物園で餌をもらっているライオン どちらが「真実」? どちらも生物学的に見れば 「ライオン」であることに間違いない(=正しい)けれど 「真実」のライオンは サバンナで狩りをするライオン と言えば、多くの人が「なるほど」と納得する。 もちろん、何が「真実」なのかは社会的文脈によって異なる。
  14. 14. サバンナの大地で狩りをするライオン 動物園で餌をもらっているライオン どちらが「真実」? どちらも生物学的に見れば 「ライオン」であることに間違いない(=正しい)けれど 「真実」のライオンは サバンナで狩りをするライオン と言えば、多くの人が「なるほど」と納得する。 もちろん、何が「真実」なのかは社会的文脈によって異なる。 「正しい」と「真実」の解釈 動物園とサバンナ。「ライオン」であることは正しい でも、本来のライオンって? 男と女。生物学的に正しい分類。 でも、男らしさ、女らしさって何だろう? 時間は誰にでも平等。1時間は60分は正しい。 でも、好きな人と過ごす1時間って? 多くの人が「正しい」ことに目を奪われている。 では「真実」を導くには・・・ カッコに入れる/分析的共感
  15. 15. リンゴの「ある」をカッコに入れる リンゴの存在を疑うことができても あなたの意識に生じた感覚を疑うことはできない。 感覚には、先天的な感覚と後天的な感覚がある。 後天的な感覚を磨くためには「共感」が必要。 が(ある) 赤い?丸い? いい香りがする? 美味しそう? シャリッとした食感? 風邪の時に食べる? 知覚的な感覚 五感を通じた感覚 経験的な感覚 知識を通じた感覚
  16. 16. 「共感」とは 他者の世界観や文化的視点を 感情と知性の両面で理解すること。 全く異なる世界観や文化的視点を理解するとき 人文科学や社会科学の理論が不可欠となる。 「共感」を助ける理論の例 ●記号論 シンボルそのものと、シンボルが示す意味の研究 ex 薔薇(シンボル)は、愛(意味)を示すこともあれば 死(意味)を示すこともあり、社会的文脈に依存。 ●言語ゲーム 日常で用いられる言語に、一定の意味はない。 言語の意味は、日常生活のルールに参加しながら 学ぶしかない。 ex 「今日はいい天気」という言葉の意味は ( 傘を持っていかなくていい ) ( 今日はキャンプに行ける ) ( 洗濯物を干さなくちゃ) ( 儀式を行わなくちゃ ) 社会的文脈によって異なる。
  17. 17. センスメイキングの5大原則 ①「個人」ではなく「文化」を Key concept 「存在論」 ②単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を Key concept「厚い記述/反証可能性」 ③「動物園」ではなく「サバンナ」を Key concept 「エポケー(カッコに入れる) / 分析的共感」 ④「生産」ではなく「創造性」を Key concept 「仮説推論(アブダクション)」 ⑤「GPS」ではなく「北極星」を Key concept「関心/意味のある違い」
  18. 18. アイデアは 「私たち自身」からではなく 「私たちを通して」出てくる アイデアは 「作る」ものではなく 「ひらめく」もの アイデアは 「意思」ではなく 「恵み」 →→
  19. 19. では「ひらめき」を導くには? 異なる社会的文脈に共感 仮説推論(アブダクション) この2つが重要 → 共感 仮説推論 →
  20. 20. ①演繹法 deducation 人間はみんな死ぬ (一般法則) ソクラテスは人間だ(前提) ソクラテスは死ぬ(結論) ②帰納法 inducation ソクラテスは死んだ(前提) アリストテレスは死んだ(前提) 人間はみんな死ぬ(結論) ③仮説推論 abducation 家に泥棒に入られたのでは(仮説) なぜなら 家の窓が割れている 宝石箱が割れている 服が散らかっている 家に泥棒に入られた (結論) 仮説推論とは 結論を仮定すると他の前提が説明できる推論 家に泥棒が入られた、と仮定すると 家の窓が割れていることも 宝石箱が割れていることも 服が散らかっていることも「納得」がいく 一種の論理の飛躍「ひらめき」が必要 密室殺人事件を 解決するには 「ひらめき」が必要 もちろん、冤罪が起こる可能性も残る。 直観に頼る論理の危険をできる限り排除するには?
  21. 21. センスメイキングの5大原則 ①「個人」ではなく「文化」を Key concept 「存在論」 ②単なる「薄いデータ」ではなく「厚いデータ」を Key concept「厚い記述/反証可能性」 ③「動物園」ではなく「サバンナ」を Key concept 「エポケー(カッコに入れる) / 分析的共感」 ④「生産」ではなく「創造性」を Key concept 「仮説推論(アブダクション)」 ⑤「GPS」ではなく「北極星」を Key concept「関心/意味のある違い」
  22. 22. 航海士は、どんな状況にも備えて あらゆる情報を利用するべき。 GPSは、現在位置を画面上に示してくれるが ハッキングや故障が起きると遭難する。 北極星は星の見方(意味)さえ知っていれば 方角を見失うことはない。
  23. 23. 様々な社会的文脈に関心を持つことで 初めて北極星を見つけ出すことができる。 誰もがGPSの画面を眺めている時に ふと星空を眺めてみることは 意味のある違いを生み出す。
  24. 24. おわりに 本スライドは『センス・メイキング』から 重要だな、と思った箇所を抜粋し 勝手に解釈/要約したスライトです。 抜粋しきれなかった箇所については ブログ記事にて紹介しているので よろしければのぞいて見てくださいね!

×