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『本を読む本』How to Read a Book ? 要約

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cf:http://1stmanagement.com/howtoreadbook
M.Jアドラー氏の『本を読む本』の解説
個人的な見解も含むので、気になる方は是非原著を読むことをオススメします。
細かい内容はブログにて

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『本を読む本』How to Read a Book ? 要約

  1. 1. How to Read a Book ? これだけは読んどけっていう本を紹介する 『本を読む本』M.J.アドラー / C.V.ドーレン By : Shinya Ito
  2. 2. • 読書法の古典中の古典 • 1940年、アメリカで発行 • 各国で翻訳され、ベストセラー 2 出典:Amazon
  3. 3. • M.J.アドラー氏 • 哲学者・教育者 • 百科事典を編集したり、世界中の 古典書をまとめたスゴイ人 • 『嫌われる勇気』とはまた違う人 3 出典:Wikipedia
  4. 4. 4 出典:Wikipedia 現代は、マス・メディアに よる情報の洪水で、自分の頭 でものを考えなくてもよく なった。 テレビばっか見てても、物 事を正しく、深く理解するこ とはできないんじゃない?
  5. 5. 本を読む目的は2つ ①知識を得る読書 • 新聞や雑誌などを読んだり ただ単に事実を知るため ②理解を深める読書 • なんでそうなるの? • 他の事実との共通点や相違点は? 人に説明できるぐらい より詳しく知るため 5
  6. 6. 本は「見えない先生」 本は、先生みたいに答えてくれない だから、本から知識を得て、理解するためには あなたが積極的に考え、分析するしかない 『本を読む本』は、その技術を学んで あらゆる本を、あなたの先生にするために書かれた本 へんじがない・・・ ただのしかばねのようだ・・・
  7. 7. 本を読む4つの段階 シントピカル読書 分析読書 点検読書 初級読書 7
  8. 8. 本を読む4つの段階 8 シントピカル読書 分析読書 点検読書 初級読書
  9. 9. 「その文が何を述べているのか」 を知ること たとえば 「ねこが、すわっている」 という文 (記号) を見て 右のようなイメージが浮かぶ状態 9 小・中学生にはこのレベルに 到達するらしいニャ 今回のスライドでは省略 初級読書
  10. 10. 本を読む4つの段階 シントピカル読書 分析読書 点検読書 初級読書 10
  11. 11. 11 下読み 表面読み 点検読書のやり方は、「下読み」してから「表面読み」する 点検読書
  12. 12. 12 下読み 表面読み まず「下読み」から 点検読書
  13. 13. 下読みとは 「いま手にしている本を、読む必要があるか調べること」 ①本のタイトル、「はじめに」「おわりに」などを読む ②構造を知るために目次を読む ③索引、引用文献、参考文献を調べる ④カバーに書かれている宣伝を読む ⑤章の要約部分を読む ⑥ところどころ拾い読みしてみる 13 下読みには そんなに時間 かけちゃダメ 下読み
  14. 14. 14 下読み 表面読み 次に「表面読み」 点検読書
  15. 15. 表面読みとは 「とにかく一度、最後まで読み通すこと」 ①目の動かし方の工夫 → 手を行にそって、目の動きより早めに移動させる ②本に書き込みをすること →次スライド参照 15 理解できなく てもどんどん 読み進める 表面読み
  16. 16. 書き込みをすることで ①積極的に考えることができる ②集中力が上がる ③内容を記憶するのに役立つ → 点検読書だけでなく、分析読書にも必要 Cf 書き込み方法の例はブログ参照 16 書き込みについて
  17. 17. 本を読む4つの段階 シントピカル読書 分析読書 点検読書 初級読書 17
  18. 18. 分析読書 分類と構造 内容の解釈 批評 分析読書のやり方は、3段階に分けられる
  19. 19. 分析読書 分類と構造 内容の解釈 批評 まずは、分類と構造から
  20. 20. 20 「この本はどういう種類の本か」 「全体としてこの本は何を言おうとしているのか」 「この本はどのように構成され、どのような部分に分けられるか」 を知ること どんな構成? どんな分類? どんな種類? 小説? 歴史書? 分類
  21. 21. 「 読者は、できるだけ早く、いま読んでいる本がどのような種類の 本か知らなければならない 」 『本を読む本』では、「フィクション」と「教養書」 さらに「教養書」は「哲学」と「歴史」、「科学」と「数学」 に分類されると述べている → 日本十進分類法や、Amazonのカテゴリー分類なども参照 21 分類
  22. 22. 本の構造を把握するということは 「その本全体を、数行の文であらわしてみること」 → 本全体を一つに要約 「その本の主要部分がどこかを知り、それら部分が どのように組み合わさっているかを示すこと」 → 本を部分ごとに要約し、それら関連性の理解 22 構造
  23. 23. 分析読書 分類と構造 内容の解釈 批評 次に、内容の解釈について
  24. 24. 本の内容を解釈する3つの手順 ①「キーワードを見つけ、著者が使っている意味を知ること」 →文法の知識が必要 ②「キーセンテンスを見つけ、それに含まれる命題を知ること」 →キーワードの意味が理解できていることが必要 ③「論証を見つけること」 →キーセンテンスの理解と、論理の知識が必要 24 内容の解釈
  25. 25. キーワード とは 著者が特殊な意味で使っている言葉 ある言葉に関して、筆者の考える「意味」と あなたの考える「意味」が同じでないと、解釈ができない 25 内容の解釈:キーワード
  26. 26. たとえば「読む」という単語一つでも ①娯楽のために読む ②情報を得るために読む ③理解を深めるために読む という三つの意味が考えられ 著者が「読む」という単語を、②と③の意味で使っているなら あなたも「読む」という単語を②と③の意味で解釈しないとダメ →著者との折り合いをつける、ということ 26 内容の解釈:キーワード内容の解釈:キーワード
  27. 27. では、どうやってキーワードを見つけるのか? ①あなたが読んで「意味がわからない言葉」 ②著者が強調している言葉 →”引用符”やItalic体、太字や下線 など ③日常では使わないような専門用語 → 無意識、リビドー など ④日常語でも、著者がわざわざ説明している言葉 などは、キーワードであることが多い 27 内容の解釈:キーワード
  28. 28. キーワードの「意味」をつかむには? ①著者がその単語にいくつの「意味」を与えているか知り ②前後の文脈からその単語の「意味」を捉える 読み進めると、意味を取り違えることはしばしば キーワードの「意味」をつかむ作業は、試行錯誤しながら 一つの絵を揃えるジグゾーパズルみたいなもの 28 内容の解釈:キーワード
  29. 29. キーセンテンス とは 著者の、あることがらに対する判断や、その理由を示した文 ≒ 著者が言いたい所と、その理由を示した大事な文 29 内容の解釈:キーセンテンス
  30. 30. たとえば 30 全 て の 人 間 は い ず れ 死 ぬ 。 人 間 と い う も の は う ん ぬ ん か ん ぬ ん 、 寿 命 と い う も の が 〜 〜 〜 〜 〜 。 と こ ろ で 君 は ソ ク ラ テ ス を 知 っ て い る だ ろ う か 。 哲 学 者 で あ る ソ ク ラ テ ス は へ の へ の も へ じ 。 ソ ク ラ テ ス は 人 間 で あ る 。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 。そ し て 、 こ れ だ け は 伝 え お く が 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 。 ソ ク ラ テ ス は い ず れ 死 ぬ 。 内容の解釈:キーセンテンス
  31. 31. こんな感じ 31 著者の判断の根拠 ( 言いたいことの理由 ) 著者の判断の根拠 ( 言いたいことの理由 ) 著者の判断 (伝えたいこと) 内容の解釈:キーセンテンス 全 て の 人 間 は い ず れ 死 ぬ 。 人 間 と い う も の は う ん ぬ ん か ん ぬ ん 、 寿 命 と い う も の が 〜 〜 〜 〜 〜 。 と こ ろ で 君 は ソ ク ラ テ ス を 知 っ て い る だ ろ う か 。 哲 学 者 で あ る ソ ク ラ テ ス は へ の へ の も へ じ 。 ソ ク ラ テ ス は 人 間 で あ る 。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 。 そ し て 、 こ れ だ け は 伝 え お く が 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 。 ソ ク ラ テ ス は い ず れ 死 ぬ 。
  32. 32. では、どうやってキーセンテンスを見つけるの? ①あなたが読んで「意味がわからない文」 ②著者が強調している文 ③キーワードが含まれる文 などは、キーセンテンスである可能性が高い 32 内容の解釈:キーセンテンス
  33. 33. キーセンテンスの「意味」をつかむには? ①まず、その文にいくつの「意味」があるのかを知り ②前後の文からその文の「意味」を考える ③自分の言葉で言い換えてみる ④具体的な経験、あり得る場合を想定して、当てはまるか 33 内容の解釈:キーセンテンス
  34. 34. 論証 とは 結論と、それを導く根拠を示す一連の文のこと たとえば ①全ての人間はいずれ死ぬ ( 根拠 ) ②ソクラテスは人間である ( 根拠 ) ③ソクラテスはいずれ死ぬ ( 結論 ) という一連の文 34 内容の解釈:論証
  35. 35. どうやって論証を見つけるの? ①重要な論証がある段落を見つける ②段落に論証に必要な文が見つからな い時は、あちこちの段落から文を取り 出し、論証を組み立てる 35 内容の解釈:論証 ① 全 て の 人 間 は い ず れ 死 ぬ 。 人 間 と い う も の は う ん ぬ ん か ん ぬ ん 、 寿 命 と い う も の が 〜 〜 〜 〜 〜 。 ② と こ ろ で 君 は ソ ク ラ テ ス を 知 っ て い る だ ろ う か 。 哲 学 者 で あ る ソ ク ラ テ ス は へ の へ の も へ じ 。 ソ ク ラ テ ス は 人 間 で あ る 。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 。 ③ そ し て 、 こ れ だ け は 伝 え お く が 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 。 ソ ク ラ テ ス は い ず れ 死 ぬ 。 ① 全 て の 人 間 は い ず れ 死 ぬ 。 人 間 と い う の は そ も そ も 〜 。 哲 学 者 ソ ク ラ テ ス を 知 っ て い る だ ろ う か 。 ソ ク ラ テ ス は 人 間 で あ る 。 そ し て こ れ だ け は 伝 え た い の だ が 、 ソ ク ラ テ ス は い ず れ 死 ぬ 。 ①論証が一つの段落にある場合 ②論証に必要な文が、段落ごとにある場合
  36. 36. 論証を見つける時に、注意すること ①論証の方法は主に2つ → 帰納法と演繹法 ②著者が「仮定」しているものは何か 論証や証拠によって「立証できるもの」は何か 論証を必要としない「前提」は何か ③著者が解決したこと、できていないことは何か 36 内容の解釈:論証
  37. 37. 分析読書 分類と構造 内容の解釈 批評 分析読書の最後に、批評について
  38. 38. 「著者に語り返すことは、読者に与えられた機会であり、また義務でもある。」 しかし、何も知らないのに批評をしてはいけない 守るべき知的エチケットが存在する 38 批評
  39. 39. 本を批評するための知的エチケット ①分析読書し終え、本を理解していること →本を分類し、構造を知り、解釈ができていることが前提 ②けんか腰で反論しないこと →マウントを取ることが目的ではない ③いかなる反論にも、その根拠を示すこと →知識と、単なる個人的な意見との区別を明らかにすること 39 批評
  40. 40. 著者に反論する4つの言い分 ①著者の知識が不足している ②著者の知識に誤りがある ③著者の論理性に誤りがある ④著者の分析が不十分である 40 批評
  41. 41. ①著者の知識が不足している 著者が解決しようとしている問題に必要な関連知識が十分ではな いということ たとえば、『種の起源』を書いた ダーウィンの生きた時代には メンデルの「遺伝」に関する 知識が不足していた 41 批評 メンデルとか 知らんがな 出典:Wikipedia
  42. 42. ②著者の知識に誤りがある 著者が、事実に反することを主張していること たとえば 「地球は平面である」 という主張は 事実に反している 42 批評
  43. 43. ③著者の論理性に誤りがある 1.結論が、仮定された根拠に基いていない 全ての犬は死ぬ → ソクラテスは人である → ソクラテスも死ぬ (不合理) 地球は平面 → 平面の端は危険 → 地球の端は危険 ( 前提の誤り ) 2.推論における矛盾 結論A この矛は全てを貫く 結論B この盾は全てを弾く 43 批評
  44. 44. ④著者の分析が不十分である 1.著者が最初に提示した問題を解決できていない 2.資料をあまさず活用できていない 3.論証に関連した特殊な記述がない etc… →④の批評は、①②③で反論の根拠がない時 著者の限界を指摘することでもある 44 批評
  45. 45. 本を読む4つの段階 シントピカル読書 分析読書 点検読書 初級読書 45
  46. 46. シントピカル読書とは 一つのテーマについて 二冊以上の本を読む方法のこと 分析読書は一つの本を徹底的に読むことが目的だが シントピカル読書では、あなたが知りたいテーマが最優先 46 シントピカル読書
  47. 47. シントピカル読書の準備として ①テーマに関する文献を一つのリストにまとめる →図書館、他人の助言、Web、巻末の文献一覧表などから ②集めた文献を点検読書する →テーマと関連の深い本の探索、テーマの概念を再確認 47 準備
  48. 48. シントピカル読書は、5つの段階で構成 ①テーマとの関連箇所を見つける ②著者に折り合いをつけさせる ( 用語の摺り合わせ ) ③質問を明確にする ④論点を定める ⑤テーマについての論考を分析する 48 シントピカル読書
  49. 49. ①テーマとの関連箇所を見つける テーマと関連の深い本を再度点検読書し 密接な関連がある箇所を見つけ出す 1冊の本を徹底的に読むよりも その本が自分の問題解決に役に立つか 49 シントピカル読書 新商品をつくるには どうすれば・・・?
  50. 50. ②著者に折り合いをつけさせる まずあなた自信が使う用語を定め、 それに他の著者の使う用語の意味を合わせる 「著者に、あなたの言葉で語らせる」ということ → ある著者の特定の定義だけに 目を向けるのは危険 50 シントピカル読書 一言で新商品といっても 色や大きさだけを変えるだけの商品 これまでと全く違う方向性の商品 の定義を考えることができる
  51. 51. ③質問を明確にする あなたの問題を解決してくれるような一連の質問文をつくる ( ≒ あなたが決めるキーセンテンス ) この質問文に対する答えを、本から探し出す 51 シントピカル読書 どうすれば 新商品をつくりだすことができるのか?
  52. 52. ④論点を定める あなたの質問に対する本からの答えを整理し それぞれの論点を明確にする Aという主張をしている本 Bという主張をしている本 52 シントピカル読書 EX 新商品は ”職人のこだわりから生み出される” →モノづくり派 “お客さまの声から生み出される” →顧客主義派
  53. 53. ⑤テーマについての論考を分析する あなたが知りたい事実が、真であるのか偽であるのか また、その事実を知ることにどのような意義があるのか 53 シントピカル読書 ・モノづくり派はこだわりは強いが、革新的な新商品を生み出し やすい点で正しい ・顧客主義派は革新的な商品は生まれにくいが、一つの商品を改 善しやすい点で正しい → どのような”新商品”を生み出したいかで考えるべき
  54. 54. シントピカル読書は、複数の本から意見を集めるが故に あらゆる側面から、公平に、客観的にものを見ることができる →「弁証法的客観性」 54 シントピカル読書
  55. 55. 人間の肉体は三十歳を過ぎると衰えていく 精神は、常に成長させることができる テレビやスマホなどの外部からの刺激は、自らの精神も活動しているよう な錯覚に陥るが、自ら考えなければ、成長はしない すぐれた読書は、われわれを励まし、成長させる 55 おわりに
  56. 56. If it‘s stopped to think , I’m not man any more. 56

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