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クラウドソーシングを通した 『クライシス・マッピング』 としての災害情報共有

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クラウドソーシングを通した 『クライシス・マッピング』 としての災害情報共有

  1. 1. 第9回ワークショップ災害を観る@京都大学 2014/02/19 クラウドソーシングを通した 『クライシス・マッピング』 としての災害情報共有 東京大学空間情報科学研究センター 瀬戸 寿一 1
  2. 2. Today’s Outline • 「クライシス・マッピング」とは? • 東日本大震災(3.11)とクライシス・マッピング – OpenStreetMap:基盤地図の整備 – Ushahidi:災害情報の地図化 • 3.11を過ぎて&超えて – 復興に向けたマッピング活動 – 伊豆大島における取り組み • 協働に向けた新たな展開 2
  3. 3. クライシス・マッピング(1) • 自然災害や紛争などの危機に関する状況 をリアルタイムで収集ー(地図を用いて)視 覚化ー分析すること (Meier, 2012) • 現地の状況を、主にリモートな手段を通 じて情報整理すること。自発的な取り組 み(Volunteered Geographic Information)に基づく活動 • 口コミ情報以外にも公的機関等から発す るオフィシャルな情報を地図上に整理す ることで、データマネジメントの精度や 質を改善することができる 3
  4. 4. クライシス・マッピング(2) • ハイチ大地震(2010)より本格的に開始 ① 危機情報の地図化:プラットフォームとして UshahidiやSahanaなどオープンソースが中心。 ② ベースマップの整備:OpenStreetMap(OSM)を 活用。Humanitarian OSM Team(HOT)が有名 • UNOCHA(国連人道問題調整事務所)や WorldBank,RedCross(国際赤十字) との連携により、GPSロガーや紙地図を使って 現地での最新情報を収集 ↔Web上で更新・提供 4
  5. 5. report@sinsai.info #jishin:earthquake #j_j_helpme:need help #hinan:evacuation #anpi: safety confirmation ・リリース: 3月11日18:26 ・モデレーター: 20人以上・開発者:10人以上(IT支援50人) ・情報ボランティア300人以上 ・15社以上のサポート(Amazon,Yahoo, NTT, NTT Data, etc..) ・23,836レポート・PageView: 628,534 (3/11-4/22) ・Ushahidiは,GitHub (https://github.com/sinsai)でオープンソー スとして公開
  6. 6. • OpenStreetMap(OSM):2004年に英国で設立された自由 な地図を構築(=地理データベース)するための Wiki型のプロジェクト • 自由なライセンス (ODbL, オープンデータの代表的資源 ) • 2014年2月時点で150万登録ユーザーを突破。日本では東日 本大震災などを契機に増加し、約4,000ユーザーが参加 • 米国・英国ではOSMで利用可能なデータ提供。 〜2009年 Ordnance survey(英)やTiger(米) 2010年12月~ Microsoft Bing保有の航空写真 2011年3月~ Yahoo!Japan(AlpsMAP)からの提供 鯖江市・浦安市が1:2500ベースの都市計画図情報を提供 (new!) 6
  7. 7. オー プンストリートマップのつくりかた ① ② まち歩き 誰でも ← 紙地図で更新 かんたんに PCで更新 → iD potlatch2 JOSM スマホで更新 → Pushpin 作れます!③ OSMTracker インターネット上の情報を更新 http:/ / osm .org ④ b y T a i c h i FU RU H A SH I 地図の転載 許可を頂く 最 短 数 分 ※で 地図が更新! ※ サービスによって更新頻度は異なります。 7
  8. 8. DigitalGlobe等との災害時連携 Source: http://www.s1expeditions.com/2013/11/110-yolanda-mappingadvocacy.html 8
  9. 9. 東日本大震災(3.11)と クライシス・マッピング 9
  10. 10. sinsai.infoを通じたレポートの地図化
  11. 11. OSMによるベースマップの整備 Source: http://bit.ly/18P9WUs
  12. 12. 2011/3/11 – 4/11
  13. 13. 東北地方の復興に向けた マッピング活動 21
  14. 14. ・釜石・石巻・南三陸における 参加型復興マップ活動 • 地理情報の収集を愉しむ「マッピングパーティ」 • 多様な人々の地域情報ニーズを掬い取る • 被災地内外の人々をつなげる・ITの得意/不得意 関係なく参加機会を 22
  15. 15. 釜石:仮設住宅や商店街の地図化 23
  16. 16. 釜石:Before 311 Earthquakes
  17. 17. 釜石:311 Earthquakes after one month
  18. 18. 釜石:After the 1st Mapping Party
  19. 19. 釜石:After the 2nd Mapping Party
  20. 20. 石巻:2013年1月時点 28
  21. 21. 石巻:2013年2月以降 29
  22. 22. 石巻:地域の魅力の地図化 30
  23. 23. 石巻:石ノ森章太郎ゆかりの地 Tourim = artwork 31
  24. 24. 復興商店街のマイクロ・マッピング 32
  25. 25. 南三陸の商店街 33
  26. 26. 伊豆大島での取り組み ーマッピングパーティを経てクライシス・マッピングへー 34
  27. 27. 当初は伊豆大島における ジオパーク・観光紹介・防災のマッピングが目的 • 島の住民(観光協会・ジオパークガイド) &島外のエンジニア・マッパーとの 協働によるマッピングパーティ 2013.01.19-20 35
  28. 28. http://tools.geofabrik.de/mc/ 36
  29. 29. LocalWikiとOSMによる情報発信サイト http://oshima-gdm.jp/ 37
  30. 30. Oct 16 12:26 JST 台風26号に伴う クライシス・マッピング Source: http://on.fb.me/1e0z9HN 38
  31. 31. 立ち上げまで10分…環境・体制整備後 2013-10-16 13:26:00 初レポート Source: https://izuoshima26.crowdmap.com/reports/view/2 39
  32. 32. 地理院地図・赤色立体地図・ 国際&パスコ斜め写真 ・eコミマップ ・Google クライシス・レスポンス OSM Crowdmap 166 https:/ / izuoshim a26.crowdmap.com / 164 http:/ / www.google.org/ intl/ ja/ crisisresponse/ howwerespond.htm l クライシスマッピングに関する横連携 → 3.11の半分以下のスピードで実現 40
  33. 33. Source: https://www.facebook.com/photo.php?fbid=428870230546578&set=gm.6499 41
  34. 34. 災害支援ボランティアにおける利活用 • Sさん:現地ではFacebookやWebページな ど情報整理・発信の後方支援を主に担当 • OSMは主にメディア対応に活用 • 印刷して自由に配布・活用できる利点 • ひと目で状況が概観できることが重要 • 課題:沢の名前など地元 の人しかわからない ローカル地名の可視化 42
  35. 35. • 位置情報付きの情報は248件 • 情報のピークは10/25日頃 (避難指示関係情報) • 大島町役場を中心とするエリア の情報集約。通行止めエリア • 大島空港(ANA&防災大島)や 岡田港(防災大島)の情報は 島内外の交通インフラとして重要 43
  36. 36. 掲載情報の時-空間的推移 QGIS2.0+TimeManagerPlugin 44 http://youtu.be/qnz5TdDSk5g
  37. 37. ●:1カテゴリの情報 ●:2カテゴリの情報 45 ※土砂流出範囲の分布は、国土地理院の最新版データを使用
  38. 38. 今後の展開に向けて 46
  39. 39. Crowdmap=Usahidiの簡易版が提供される →サーバ運用経験の無い人でも簡単に使える 47
  40. 40. OSM Tasking Manager=OSMの分業体制 48
  41. 41. Code for Resilience -GFDRR: 防災・減災に向けたITによる開発コンペ・ノウハウ共有 49
  42. 42. クライシス・マッピング 災害発生前 (平時) 災害発生直後 (対応期) 反応期・修復期 (復旧期) マッピング パーティ OpenStreet Map 【基盤地図】 被災後の 航空写真 トレース 方法の整備 機能開発 許可データ 紙地図の提供 インポート フィードバック 方法の整備 機能開発 Ushahidi/Crow dmap 【情報の地図化】 復興期 災害情報の整理 地図・情報の重層化 復興マッピング パーティ アーカイブ 復興情報
  43. 43. 事例研究を通じた クライシス・マッピングのまとめ • 災害情報・情報基盤となる地図の即時更新 • 情報のマッピングは、外から中へのアプローチ または逆にとって地域の具体的なイメージを持 つために重要 (↔ スプレッドシートのみでの情報共有) • マッピングパーティによって地理空間情報は一 定程度充実するが、長期的に見るとあまり更新 されていない側面も… • 客観(OSM)ー主観(Ushahidi/LocalWiki)両 方の地理空間情報を重ねる仕組みの重要性 51
  44. 44. 今後に向けて • 情報更新の質-量的な評価 – 必要な情報が載っていたか(ex.カテゴリ・空間範囲) – 情報は更新されていたか(ex.通行止め→解除) – 被災地内に迅速に届ける方法 • UshahidiやOSMが迅速にStand-byできるか – 技術的には可能.担い手を各地で育てる必要 – 情報ノイズのスピーディな除去・整理 – 様々な地図・地理空間情報の重ねあわせ手法との連携 (ex. 防災科研eコミマップ,地理院地図など) 52
  45. 45. Thank you! Toshikazu Seto tosseto@csis.u-tokyo.ac.jp 53
  46. 46. Additional 54
  47. 47. オープンなプラットフォーム 55
  48. 48. OSMデータの地域集計 ArcGIS for OpenStreetMap Japan.osm (18GB) (daily dump file) $ spatialite_osm_ne t -o japan121118.osm –d ja121118.sqlite -T features inserted 80,034,276 nodes 25,972,822 tags inserted 6,801,613 ways 44,327,471 tags 89,638,321 node-refs inserted 12,301 relations 64,698 tags 191,977 refs Geodatabase -osm_pt, osm_ln, osm_ply Spatialite sqliteman ex. SELECT k, COUNT(v) FROM "osm_way_tags" GROUP BY k 80,034,276 nodes 6,801,613 ways 12,301 relations (time: 18 h 3 m 14 sec)
  49. 49. 復興マップに必要な地物とは? • お店情報 – 名前 – サービスの種類 – 営業時間 – 電話番号 – いつ再オープン したのか? – 前はどこにあっ たお店なのか?
  50. 50. カテゴリ-掲載時期 の集計 Category 災害情報 生活情報 交通情報 避難・支援情報 10/16-10/18 1 week 2 4 10 5 4 2 6 2 1 2 3 2 2 1 1 1 1 248 1 1 1 避難・支援情報,交通情報 被災地,避難・支援情報 Total 8 13 1 14 2 交通情報,生活情報 被災地 33 12 21 10 23 Total 9 災害情報,ライフライン ライフライン 3 weeks - 5 19 12 12 8 10 災害情報,避難・支援情報 被災地,災害情報 避難・支援情報,ライフラ イン ライフライン,避難・支援 情報 2 weeks 38 72 1 102 36 48 48 44 41 31 19 58 ※オレンジは、2カテゴリに該当するもの
  51. 51. 掲載情報の出典 (248) 3 1 1 1 1 1 11 5 32 5 9 13 148 26 防災大島 国交省 東京都関係 東海汽船 NHK 防災大島/ANA MSN産経 ANA iZa 産経デジタル Yahoo! カナロコ 気象庁 時事通信社 朝日新聞 (空白) 59

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