20170222 商社セミナー北村

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伊藤忠出身の
若手ビジネスパーソンが語る、
総合商社で働く
メリット・デメリットとは？
GOOD FIND

講師プロフィール紹介
北村貴寛(Takahiro KITAMURA)
Human Capital Division
Chief Advisor
新潟県に生まれる。中学校時代の修学旅行で京都に魅せられる。
一浪の後、京都大学経済学部に入学。1回生時にアメフト部に所属したものの、2回生
から高校まで力を入れていた硬式野球部に転部し副将を務める。
新卒では伊藤忠商事に入社し、情報産業ビジネス部にてIT機器の輸入業務や米国クラウ
ドサービスの国内展開・事業開発に従事。
偶然にも、新卒の就職活動時にユーザーとして利用していたスローガンが伊藤忠商事の
目の前にあったことからスローガン社員と再会。
社員との交流を続ける中で、会社の掲げるビジョンと仕事内容に共感し、参画を決意。
趣味は飲み歩き。元Goodfindユーザーでもある。
講師プロフィール紹介

新潟県上越市生まれ

1浪の末、京都大学に入学。

野球ばかりやっていました。

Goodfindに出会い

新卒で伊藤忠商事へ

伊藤忠商事：情報産業ビジネス部

SLOGAN！！

Goodfindの紹介
●Goodfind主催セミナー例
・ロジカルシンキング力養成講座
・グループディスカッション実践ゼミ
・ケース問題トレーニング
・ロジカルコミュニケーション実践ゼミ
・マーケティング理解セミナー
・ビジネスインテリジェンス＆データ分析
・伸びるマーケットの見わけ方
・マクロ経済から読み解くキャリア戦略
・起業家・経営者を目指す人のキャリア
・優良企業まとめてエントリー
etc…
●タイアップ企業ゾーン
・Professional コンサル・金融
・Global グローバル進出企業
・Growth 成長企業・ベンチャー

11
今日は何が聞きたいですか？

本題の前に
＜質問をしましょう＞
考える力を磨くために
質問をしないのは向上心がないか、
知的に怠惰であると思われます
※メモは最低限で。講義資料は後日配布します。

1.総合商社のビジネスモデル
2.五大商社分析
3.総合商社でのキャリア
4.就活で知っておきたいこと

1.総合商社のビジネスモデル

総合商社のビジネスモデル
■事業投資
トレード
国内：国内の卸売(与信)
輸入：海外製品を国内へ
輸出：国産製品を海外へ
三国：海外製品を海外へ
投資
権益投資：油田、鉱山etc
事業投資：事業、会社etc
基本のモデルはこのふたつ

川上川中川下
商売の流れ（=商流）をすべて抑える
バリューチェーン
素材分野の業務
・いい素材を仕入れる
・生地(布地) を製造する
企画・デザイン業務
・生地から服を仕立てる
・服のコンセプトを決める
販売業務
・出来た服を販売する
・小売店の経営
・ブランドプロデュース
Ex.繊維

３つの強み
情報力分散力
資金力
信用力

Q&A

2.五大商社分析

五大商社とは？
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅
総合商社時価総額上位5社のこと

目の前の川の渡り方を例に取る行動として
有名なこんな話がありますが
三菱商事：橋を作って渡る
三井物産：ヘリコプターで渡る
住友商事：商事が作った橋を渡る
伊藤忠商事：泳いで渡る
丸紅：お宝を見つけられない

同じ会社でも部署が変われば、別会社
繊維食料
住生活・情報金属
エネルギー・
化学品
機械

次の5大商社の利益構成を見て、
それぞれがどの会社かを当ててください

各社資源/非資源利益構成比
-80%
-60%
-40%
-20%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
A B C D E
非資源
資源
利益構成比
(2015年度決算報告より)

答え
利益構成比
A.伊藤忠商事 B.丸紅 C.三井物産 D.三菱商事 E.住友商事
-80%
-60%
-40%
-20%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
A B C D E
非資源
資源

連結決算（利益）の比較
会社名 2014年度 2015年度
2016年度
見通し
三菱商事 4,006億円 ▲1,494億円 2,500億円
三井物産 3,065億円 ▲834億円 2,000億円
伊藤忠商事 3,006億円 2,404億円 3,500億円
住友商事 ▲732億円 745億円 1,000億円
丸紅 1,056億円 623億円 1,300億円

FY2011 FY2012 FY2013 FY2014 FY2015
三菱商事 453,849 323,457 361,359 400,574 (149,395)
三井物産 434,497 296,623 350,093 306,490 (83,410)
住友商事 250,669 232,451 2,084 (73,170) 74,546
伊藤忠商事 300,505 258,843 245,312 300,589 240,376
丸紅 154,771 30,143 210,945 105,604 62,264
(200,000)
(100,000)
0
100,000
200,000
300,000
400,000
500,000
連結利益（百万円）
過去5年の決算推移

Q&A

休憩
3分

3.総合商社でのキャリア

総合商社のキャリアプランとは？
グループ
経営層
出向
本社
海外
その場、その場で必要な能力を身につけながら
40代から50代で商社の経営を担える人材に近づくこと

商社でなにをしていたのか？
ここのITビジネス第一課に所属していました。

2年間の業務経験(主なもの)
2013/4~2013/5・・・新入社員研修
2013/5~2015/3・・・計数管理/事業会社管理(PL/BS/CF)
2013/5~2013/6・・・ベンチャー投資資料作り
2013/5~2014/5・・・IT機器トレード(サーバ/ストレージ/ネットワーク)
2013/11~2015/3・・・ネットワーク機器の新規案件サポート(輸入)
2014/1~2014/6・・・国内ベンチャー×台湾ベンチャーの新規事業支援
2014/6~2015/3・・・北米新規事業担当
2014/8~2015/3・・・北米クラウドサービスの日本代理店担当
2014/9~2014/12・・・国内ITベンチャー投資検討
2014/12~2015/3・・・新規事業立ち上げ(IT機器リサイクル)

メリット、デメリット
・若いうちから国際感覚が磨かれる
・上下関係が身につく
・数字に対する感性
・多様な知識が身につく
(貿易、事業管理など)
・精神的タフさが身につく
・金額の大きな仕事に携われる
・個人の影響力が小さい
・年功序列の世界
・既に成熟した世界での勝負
・平均年齢が高い
・プライドがつきまとう
・社内ポストの数のわりに人が多い
・社内調整が非常に多い
メリットデメリット

向いている人
スキル
マインド
• 言語能力が高い
• 人とのコミュニケーションが得意
• 数字に抵抗がない
• 体力に自信がある
• 時間をかけてじっくり成長したい
• 会社の力をうまく使って大きい仕事をしたい
• 上下関係を苦に感じない

向いていない人
• 自分の人生の舵取りを自分でしたい
• やったことを正当に評価されたい
• 若い内に何かを成し遂げたい
• どこでも通用する実力を身につけたい
• 新しいビジネスを自分で創りたい
• 他の人と違う体験がしたい
• 人の作ったレールを歩きたくない

就活で知っておきたいこと

総合商社からなぜ転職したのか？

就職活動から内定まで
其の一
外資憧れてる期
其の弐
ベンチャー受けまくる期
其の三
伊藤忠商事内定

1年目を終えた時に感じていたこと
・1年間たくさんの仕事をさせてもらえた！嬉しい！
・絶対自分より貢献してない人が自分より給料いいのか。くそぅ。
・同期の中で誰よりも成長した自負。(実際比較はできない)
・なんで8時に帰らなくちゃいけないんだ。。。
・よくわかんないけど、自分の人生もっと楽しくできるはず。
・すごい先輩たちはいっぱいいるけどなんでこの会社に残ってるんだろう。
・宝くじあたったら会社やめるという先輩たちはなにが生きがいなんだろか
・このまま会社の言われるままに異動を命じられて生きていくのか？
・このままだとまずいんじゃないか？
・もっと早く成長したい。
・もっと自分の影響力が大きいところで勝負したい。
・本当に自分のやりたいことってなんだろう

伊藤忠商事
情報産業ビジネス部の奇跡
伊藤忠商事 VC ベンチャー

Uber

僕達と親世代で異なる働き方
項目親世代就活世代
雇用環境終身雇用/年功序列実力主義/成果報酬
平均寿命短い長い
年金満額支給支給されない？
テクノロジー Pre Internet Post Internet
グローバル環境 Japan as No.1 新興国の台頭

若い内から、圧倒的に
「個」のちからを磨かなくてはいけない

Time1990-2000あたり
商社業界の成長イメージ

①

商社出身者例①
新浪剛史
サントリーホールディングス株式会社
代表取締役社長
1981年（昭和56年）
4月三菱商事株式会社入社。砂糖部配属。
2005年（平成17年）
3月株式会社ローソン代表取締役社長兼CEO就任
1995年（平成7年）
6月子会社の代表取締役就任
（Takeshi Niinami）
※通常20年はかかる

②

商社出身者例②
寺田親弘
日本版「Linked in」創業者
1999年
4月三井物産株式会社入社。情報産業部門配属。
2007年
Sansan株式会社設立代表取締役就任
2001年
シリコンバレー拠点の子会社に配属
（Chikahiro Terada）

1.会社のブランド・後ろ盾がない
環境でチャレンジをしていた経験
何が共通項なのか？
2.これから市場が伸びる領域で
ビジネスをしていたこと

いま、皆さんが「絶対に」行くべきイベント
キャリアサミット東京明日開催！

ありがとうございました
kitamura@slogan.jp
北村貴寛
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https://www.facebook.com/kitamuratakahiro
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きたむらたかひろ

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