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反転授業におけるワークシートの利用が対面授業時のグループディスカッションの発話内容に与える影響

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京都大学大学院教育学研究科 修士1年 ◯澁川 幸加
京都大学高等教育研究開発推進センター 田口 真奈
2017.9.18(月)9:00〜11:40 日本教育工学会 第33回全国大会 於 島根大学

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反転授業におけるワークシートの利用が対面授業時のグループディスカッションの発話内容に与える影響

  1. 1. 反転授業におけるワークシートの利用が 対面授業時のグループディスカッションの 発話内容に与える影響 京都大学大学院教育学研究科 修士1年 ◯澁川 幸加 京都大学高等教育研究開発推進センター 田口 真奈 E-Mail:shibukawa.sachika.86a@kyoto -u.jp 1 2017.9.18(月)9:00〜11:40 日本教育工学会 第33回全国大会 於 島根大学
  2. 2. 研究背景: 事前学習と対面授業各々における課題 高次能力の習得を目的とした反転授業の実践が増えているが… 事前学習 対面授業時のディスカッション 映像を閲覧していても、学生の間に理 解の差がある(岩崎, 2017) 事前学習が不十分だと対面授業の際に ディスカッションを意味あるものとして展 開できない(糸井, 2015) 反転授業で対面授業を活性化するためには 事前学習の仕方を検討する必要がある(三保ほか, 2017) 反転授業 2 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  3. 3. 先行研究:反転授業の事前学習支援 • 事前学習時のノートテイク:学習効果が向上(稲垣ほか,2015), (塙,2014)など • 「事前学習時のノートをワークシート形式とし記入すべき事項を明確にする 支援が必要」(稲垣ほか,2015) 3 澁川ほか(2016) →既有知識や事前学習の知識を 整理するワークシートを作成 →ワークシートで事前学習を 支援する実験を施行した。 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  4. 4. 研究対象とする実験の概要 澁川ほか(2016) ①事前学習時に既有知識や学習内容を 整理するためのワークシートを開発した。 ②事前学習の取り組み方で ワークシート群/自由記述群を設定した。 ③実験的環境下で反転授業を実施した。 4 事前学習 対面授業時のディスカッション ノートテイクの仕方 ワ ー ク シ ー ト 群 / 自 由 記 述 群 入力 学 習 ア プ ロ ー チ / 発 話 出力 2016年... ワークシート群 では 深い学習 アプローチが 有意に向上した 今年... 発話内容に どのような違い を及ぼすのか? 事前学習の取り組み方の違いが 対面授業に影響を及ぼすか検討 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  5. 5. 研究目的 反転授業で対面授業時の活動に効果的な 事前学習の取り組み方を検討するために 事前学習時にワークシートを利用することが 対面授業時の発話の内容に及ぼす影響を 検討する →事前学習の取り組み方支援へ示唆を与える 5 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  6. 6. 研究手法 発話分析 事前学習の違い(自由記述群/ワークシート群)によって 事前学習時の知識を活用した発言数が異なるか検討 6 事前学習を教授機能という観点から検討 エンゲストローム(1994)に基づき 事前学習の取り組み方を教授機能の観点から検討 澁川ら(2016)の実験データを対象に、次の整理・分析を行なう。 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  7. 7. 分析対象とする実験の詳細 7事前学習 対面授業時のディスカッション 講義映像 題材科目の担当教員が作成 電子書籍・出版に関する解説 1本あたり8分程度 合計4本 被験者:18名 自由記述群 9名 (3人×3班) ワークシート群 9名 (3人×3班) 大学1〜3年 文理混合 グループディスカッション/電子書籍への 関心に学生間で差はなし 一度に連続して行う実験的環境 題材科目 メディア系基礎科目「コンテンツ概論」 →電子書籍・出版の回 議題 10年後の電子書籍・出版の未来を予測する 被験者への負担を考慮して… 学習目標 デバイス・コンテンツ・エコシステムの 3つの視点から電子書籍・出版の未来を検 討できるようになる 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  8. 8. Pre質問紙調査(5分) 講 義 映 像 視 聴 前 に 設問1-3着手(10分) 講義映像を視聴(35分) 自由にノートテイクをする 設問4-11に着手する (30分) 対面授業部分(45分) Post質問紙調査(5分) 8 くじびきで1班3~4人の グループに分類 本、出版流通、電子書籍等の 特徴を付箋に書く 根拠・補足などを踏まえて グループ内で付箋を説明 付箋を分類し、討論テーマ(論点) を決定する。 10年後の電子書籍・出版の 未来を予測する討論 討論内容を各班代表者が 90秒で発表 実験手順 ワークシート群 自由記述群 対面授業時の展開 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  9. 9. 事前学習の違いについて再検討する必要 9 事前学習 対面授業時のディスカッション ノートテイクの仕方 ワ ー ク シ ー ト 群 / 自 由 記 述 群 入力 学 習 ア プ ロ ー チ / 発 話 出力 事前学習の取り組み方の違いが 対面授業に影響を及ぼすか検討 澁川ら(2016) ①事前学習時に既有知識や学習内容を 整理するためのワークシートを開発した。 ②事前学習の取り組み方で ワークシート群/自由記述群を設定した。 ③実験的環境下で反転授業を実施した。 ワークシートを開発する際 開発意図はあったが 理論に基いて 作成していなかった。 →事前学習の取り組み方に どのような違いがあった か 再検討する必要がある 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  10. 10. 研究手法 発話分析 事前学習の違い(自由記述群/ワークシート群)によって 事前学習時の知識を活用した発言数が異なるか検討 10 事前学習を教授機能という観点から検討 エンゲストローム(1994)に基づき 事前学習の取り組み方を教授機能の観点から検討 澁川ほか(2016)の実験データを対象に、次の整理・分析を行なう。 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 分 析 ① 教 授 機 能 分 析 ② 発 話 分 析 ま と め
  11. 11. エンゲストロームの「教授機能」 エンゲストローム(1994):探究的学習のサイクルを引き起こすための 教授者側の働きかけを一連の「教授機能」として定式化。 教授機能 特徴 準備 授業内容に入る前の準備を提供する。 動機づけ 学生の興味を喚起させる。 方向づけ 授業の目標や主題を明確に提示する。 新しい知識の伝達と 精緻化 学生がまだ知らないと考えられるような基本的知識の解説や 様々な教授形式を使い 新しい知識を発見・構造化・解釈させる。 体系化 授業の内容を組織化したり、整理する。 実践化 学生が授業内容を実際に用いるための練習をさせる。 応用 授業内容を実際的な事柄へ応用可能なことを解説したり、 学生にその応用を促す。 批評 授業の振り返りや、授業目標へ到達しているか検討する。 評価と統制 授業内容や教師、学習者自身について学生に評価させる。 11※エンゲストローム(1994), 田口ほか(2011)を参考に、筆者が表を作成 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  12. 12. Pre質問紙調査(5分) 講 義 映 像 視 聴 前 に 設問1-3着手(10分) 講義映像を視聴(35分) 自由にノートテイクをする 設問4-11に着手する(30分) 対面授業部分(45分) Post質問紙調査(5分) 12 ワークシート群 自由記述群 2つの事前学習の取り組み方の違いを 教授機能の観点で整理する 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  13. 13. 本実験で使用した講義映像が持つ教授機能の検討 13 授業の主題を明確に提示 →「方向づけ」 新しい知識を体系的に解説 →「新しい知識の伝達と精緻化」「体系化」 講義映像の視聴 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  14. 14. 問 設 問 概 要 1 紙の書籍や電子書籍の長所・短所を書く。 2 現在出版産業が抱えている困難や課題で 知っていることや事例を書く。 3 現在、出版産業で行われている先進的な 取り組みで知っていることや事例を書く。 14 ワークシートに組み込まれた教授機能の検討 設問1~3:視聴前に既有知識を整理させる設問 コンテンツ・デバイス・エコシステムに関する既有知識を整理させる ことで、学生の興味を喚起させることを意図した。 →学生の興味を喚起させる「動機づけ」 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  15. 15. 15 ワークシートに組み込まれた教授機能の検討 設 問 設 問 概 要 4 設問1~3と同一内容 5 講義映像に関する知識確認穴埋 め問題 例:出版とは( 情報を公 )にする ことである。 6 7 設問4~7 学生が授業内容を実際に用いることや そのための理解を狙う →授業内容を使う練習の「実践化」 設問8~10 講義映像で学んだことをもとに 自らの考えへ応用することを促進 →学生に応用を促す「応用」 設問 設 問 概 要 8 2025年頃の電子出版は次の点 についてどのように 変わっているか。 9 2025年頃の電子出版で紙の書 籍・出版と変わらない点は何 か 10 設問8,9のこと以外で変わる点 or変わらない点 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  16. 16. 事前学習と教授機能の対応 教授機能 学習ステップ ワークシート群 自由記述群 事 前 学 習 時 の 取 り 組 み 準備 動機づけ 動機づけ 問1~3 方向づけ 方向づけ 講義映像 (40分) 新しい知識の伝達と精緻化 内化 体系化 実践化 内化/外化 問4~7 応用 外化 問8~10 16 検討の結果… →ワークシート群の方が事前学習時により多くの 教授機能を含んだ取り組み方であった 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  17. 17. 研究手法 発話分析 事前学習の違い(自由記述群/ワークシート群)によって 事前学習時の知識を活用した発言数が異なるか検討 17 事前学習を教授機能という観点から検討 エンゲストローム(1994)に基づき 事前学習の取り組み方を教授機能の観点から検討 澁川ほか(2016)の実験データを対象に、次の整理・分析を行なう。 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  18. 18. 発話分析:分析対象とする発話 事前学習の取り組み方の違いにより 発話内容がどのように異なるか検討するために 20分間の討論部分を対象に発話分析をした。 本、出版流通、電子書籍等の特徴を付箋に書く(5分) 根拠・補足などを踏まえてグループ内で付箋を説明する(4分) 付箋を分類し、討論テーマ(論点)を決定する(5分) 10年後の電子書籍・出版の未来を予測する討論をする(15分) 各班代表者が討論内容を発表(90秒) 18 対面授業時の展開 学習目標: コンテンツ・デバイス・ エコシステムの観点か ら電子書籍の未来を予 測できる 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  19. 19. 発話分析:分析の観点 事前学習時の十分な内化なしに 対面授業時に意味ある議論の展開は難しい →議論を深めるためには 事前学習時の知識を活用した発話が必要 事前学習 対面授業時のディスカッション 事前学習時に習得した知識を 対面授業時に活用したかという観点で 発話分析をした 19 そもそも議論を深めるために求められるような発話があったのか検討するために… 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  20. 20. 発話分析:分析の手続き 20 1 • 講義映像中で解説or板書されたキーワードを抽出 1の結果 • 講義映像全4本から合計66単語が抽出された 2 • 全6班分に対し発言したキーワードを数えた 3 • 自由記述群/ワークシート群間で発言数をt検定で比較 4 • キーワードが発言されていた文脈を検討 5 • 事前学習の知識を活用していない場合 何にもとづいて発話していたか検討 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  21. 21. 1本目 2本目 3本目 4本目 講義映像の 概要 コンテンツの 読みやすさや 電子書籍/出版の 定義の解説 書籍界における デバイスの 歴史的変換点 (巻物→冊子体へ 変遷した背景等) 出版業界の エコシステム について 電子出版の変遷 コンテンツ・デバイ ス・エコシステムの 3観点から未来予 測をする解説 抽出された キーワード例 雑誌 編集 (本の)信頼性 校正 etc... スクロール 冊子体 グーテンベルク 活版印刷 etc... 取次 委託販売制度 再販制度 エコシステム etc... DTP デバイス コンテンツ 自主出版 etc... 発話分析: 各講義映像の概要と抽出したキーワードの例 21 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  22. 22. 発話分析:20分間の討論における 講義映像で解説されたキーワードの発言数 のべ発言回数(平均) ワークシート群:40回 自由記述群:11回 発言したキーワードの種類(平均) ワークシート群:8.3 自由記述群:5 22 群 班 キーワードの のべ発言数 キーワードの種類 ワークシート 1 39 13 2 44 6 3 37 6 自由記述 1 6 5 2 10 3 3 16 7 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  23. 23. ワークシート群のほうが講義映像で解説されたキーワードの 発言数が有意に多い ( t(3.63)=8.21, p<.01, ⊿=5.83) →ワークシート群のほうが事前学習の知識を 活用した議論を展開していたことが示唆された。 発話分析: 講義映像で解説されたキーワードの発言数 11 40 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 自由記述群 ワークシート群 講義映像で解説されたキーワードの平均発言数 平均発言数 23 ** ** p<.01 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  24. 24. 学習目標である未来予測の観点について解説された4本目の発言数において ワークシート群が有意に多い(t(2.07)=3.62, p<.05) →ワークシート群に対して学習目標を到達できるよう 支援できた可能性 発話分析:量的分析 講義映像で解説されたキーワードの発言数 4.67 29.33 0 5 10 15 20 25 30 35 自由記述群 ワークシート群 平均発言数 平均発言数 24 * * p<.05 特に何本目の講義映像に関する発言数に差がみられたのか検討… 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  25. 25. ワークシート群では… ①事前学習の知識の理解があっているか尋ね合う会話がみられた →「わかったつもり」を「わかった」に再構築する過程(森, 2017)が見られた 学生A「インタラクティブが何なのかわかってないから忘れちゃった。インタラクティブって 何?」 学生B「なんかiPadとかで動かすことができるみたいな。」 学生A「あー!なるほどなるほど!組み合わせを変えられるみたいなそういうかんじか。」 ②事前学習の知識を反復する発言がみられた →内化と外化の往還 (※反復とは、「◯◯は〜だよね」と知識の内容を再生することを意味する) 学生D「それこそさっきのビデオで今の電子書籍はレプリカ型で〜みたいなやつあったじゃ ん?ただ本をそのまま電子化しただけみたいな。」 発話分析:事前学習の知識に基づいた発言 25 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  26. 26. 一方 自由記述群では… ①尋ね合い/知識を反復する発言はほとんどみられない 尋ね合い/知識を反復する(※反復とは、「◯◯は〜だよね」と知識の内容を再生することを意味する) 自由記述群では1発言のみ。(↔ワークシート群は15発言) 学生L「(委託販売制度により)逆に売れ残りもないんだよね。なんか大量に余ったりっていうのは。」 ②新しく学んだ知識を意識できていない発言がみられた 学生K「でも個人的には、新聞はわりと電子書籍でいいなって思うんですよね。」 学生N「マンガはさ、集めるとこんなん(量が多く)なるじゃんか。あれ邪魔じゃん。 だから本じゃなくて電子書籍のがいいなあっていうのはあるかも。」 →学生K,Nは 書籍の定義を意識していない発言している。 (新聞,マンガは ”書籍” ではなく ”雑誌” に分類されると講義映像で解説済み) 分析②発話分析:事前学習の知識に基づいた発言 26 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  27. 27. 自由記述群は… 自らの経験に基づく発言や感覚的な発言が多い 学生J「なんか本棚に、こう飾りたいとかいう人いるんだよね。」 学生N「私はわりと(電子書籍を)読んでいるから広まっているかなあって気はしちゃう」 →自由記述群はワークシート群よりも事前学習外の 知識や経験をもとに議論をしていたと示唆できる 発話分析:経験や感覚に基づいた発言 27 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  28. 28. 分析結果のまとめ ①事前学習を教授機能から検討 事前学習に取り組む際に より多くの教授機能を有していた →動機づけ 方向づけ 新しい知識の伝達と精緻化 体系化 実践化 応用 28 • 事前学習の知識を対面授業時に活用した学習活動がみられた。 • ワークシートに設計した教授機能は 学習ス テッ プの 「 動 機 づけ」 「 内 化」 「 外 化 」 に対応する。  ワークシートがこれらを促進したと示唆される。 ②発話分析 対面授業時に 事前学習の知識を正しく活用したり 知識に裏付けされた議論を展開 したことが確認された。 ワークシート群は自由記述群よりも… 事前学習の取り組み方を検討する際に 教授機能に基づいた設計が重要 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  29. 29. ま と め 動機づけ 方向づけ 新しい知識の伝達と精緻化 体系化 実践化 応 用 の教授機能が組み込まれた事前学習に取り組んだ班では 対面授業時に 事前学習の知識を正しく活用したり 経験的ではなく、知識に裏付けされた議論を展開 したことが確認された。 →事前学習の取り組み方を検討する際に、 教授機能に基づいた設計が効果的であると示唆された 29 反 転 授 業 の 事 前 学 習 時 に ワ ー ク シ ー ト を 利 用 す る こ と が 対 面 授 業 時 の 発 話 内 容 に 及 ぼ す 影 響 を 検 討 し 、 対 面 授 業 時 の 活 動 に 効 果 的 な 事 前 学 習 の 取 り 組 み 方 を 検 討 す る 研究目的 結果 研 究 背 景 研 究 目 的 分 析 対 象 教 授 機 能 の 検 討 発 話 分 析 ま と め
  30. 30. 参考文献 岩﨑千晶(2017). 高等教育における反転授業に関する教員調査と教員支援. 関西大 学高等教育研究. p. 23-33. 糸井重夫(2015). 経済・金融教育における"反転授業"の有効性と課題. 経済教育. 144-148. 稲垣忠, 佐藤靖泰 (2015). 家庭における視聴ログとノート作成に着目した反転授業の 分析. 日本教育工学会論文誌. vol. 39, 97-105. 塙雅典. 大学専門科目におけるICTを活用したアクティブラーニング. 電子情報通信 学会総合大会講演論文集. 2014, vol. 2014, p. 40-42. 澁川幸加, 西岡貞一(2016). 反転授業における予習の取り組み方が学習アプローチ へ及ぼす影響. 日本教育工学会第32回全国大会講演論文集, 603-604. Engeström,Y.(1994). Training for change: New approach to instruction and learning in working life. International Labour Office. 田口真奈, 松下佳代, 半澤礼之. 大学授業における教授のデザインとリフレクション のためのワークシートの開発(2011). 日本教育工学会論文誌. vol.35, p. 269-277. 森朋子, 溝上慎一, 三保紀裕ら(2017). アクティブラーニング型授業としての反転授業 [理論編]. ナカニシヤ出版. 30

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