マイナンバーカード　スマホ搭載ユースケース

1. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 マイナンバーカード機能スマホ搭載ユースケース 2023/2/16 次世代ICカードシステム研究会 PKI-WG スマホ搭載検討G システムコンサルタント日本デジタル配信日本電信電話 NTTコミュニケーションズ

2. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 2 ユースケース分類内容案 XR活用・メタバース上での本人確認免許更新/実技VR検定/大会参加確認/試験マッチング等・隙間バイトサービス等マッチング・転売防止・代理人地域活用・地域限定クーポン本人確認シーンへの対応・試験利用・会員登録(突然の場面でも対応できる) ・自宅待機証明マイナンバーカード機能のスマホ搭載導入促進に向けた以下を整理

3. 【利用シーン】 • Wallet との紐づけ • アバター認証用の NFT 発行時 • 金融 • 学校 • 免許取得／更新 • 検定／大会 • シェアエコ／個人間取引 ○内容：メタバース利用開始時に「署名用電子証明書」で本人確認を実施し、厳格な本人確認や年齢確認を必要とするサービスを利用するタイミングで「利用者証明用電子証明書」でチェックを実施する。本人確認本人確認本人確認年齢確認 M e t a v e rs e 資格確認本人確認受講金融取引免許取得／更新ギャンブルイベント参加メタバース上での本人確認ユースケース

4. ○内容：メタバース利用開始時に「署名用電子証明書」で本人確認を実施し、厳格な本人確認や年齢確認を必要とするサービスを利用するタイミングで「利用者証明用電子証明書」でチェックを実施する。【本人確認の手順】（既に「署名用電子証明書」による本人確認が完了していることが前提）１．メタバース上のサービスにアクセス２．VRゴーグルに『本人確認を行います』というメッセージが表示される３．スマホに『○○サービスの本人確認をおこないます』というダイアログが表示される４．クリックすると、スマホに搭載されている「利用者証明用電子証明書」のパスワード入力を求められるので入力する５．VRゴーグルで対象のサービスが利用できるようになる VRゴーグルとスマホが接続できれば、ゴーグルを外さずに、メタバース上でパスワードを入力すれば確認できるようになるメタバース上での本人確認ユースケース

5. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 5 チケット購入時のイベント会場におけるなりすまし対策 ○内容：大量購入やなりすましによる転売防止対策 ○対象業界・業務：イベント業界・リアルイベント ○事業者のメリット：重複購入を防げる。会場での本人確認の時間短縮。 ○利用者のメリット：身分証を忘れたことによって、イベントに参加できないといったことがない。不特定多数の前で、身分証を提示しなくてもよい。チケット購入時 BBB AAA ○月○日 △△ライブ同伴者 ▽ ▽ ▽ 通知 ○月○日 △△ライブチケット販売業者 ①会員申請公的個人認証 PF事業者 J-LIS OK NO ②⑦公的個人認証 ③ID発行 ⑤参加確認の通知 ④チケット購入申込み公的個人認証 ⑧決済同伴者 ⑥参加確認公的個人認証決裁後に代表者の変更や人数の変更（一部払戻し）することが可能。キャンセル料は当日100％、前日50％、5日前まで無料…など。マイナポータルアプリマイナポータルアプリ ■チケット販売を管理するアプリに、公的個人認証を使ってIDを登録することで、複数アカウントを作ることを防止。 ■身分証やクレジットカード等を持たない若年層でも認証が可能。 ■申込時にID認証済みの同伴者も指定するため、重複の申込みを防げる。 ■2022年11月に、アイドルのファンクラブで偽名を使って複数のアカウントを登録した男が、チケットが複数枚当たった場合に、自分で使うチケット以外は転売するというやり方で、数年間で約300万円を売上げるという事件が発生しており、その対策としても活用できる。チケットアプリチケットアプリ

6. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 6 実現上の課題・懸念事項等 ■組織的に違法な手段でマイナンバーを集められると、スマートフォンのすり替えを防止できない。 ■日本の住民票を持たない一時滞在中の外国人等に対する、イベント参加への救済を検討する必要がある。現在でも日本発行のクレジットカードでの支払いが必須としているイベントがあり、一部出演者からも批判の声が上がっている。チケット販売にあたって、マイナンバーの活用をする・しないを含めて、誰にどのようにして販売するかについては、イベント主催者が慎重に判断する必要がある。チケット購入時のイベント会場におけるなりすまし対策チケット販売業者 PF事業者 J-LIS ③公的個人認証 ○月○日 △△ライブ ①イベント会場でチェックイン ④認証後に表示されるQRコードを使って入場。QRコードは数分で消える。イベント当日チェックインしました。認証をしてください。 OK NO ②公的個人認証マイナポータルアプリチケットアプリチケットアプリ ○内容： ■電子チケットと認証システムが1台のデバイスで管理できるため、証明証の持参が必要でなくなる。 ■現地でチェックインをしてQRコードを表示し、且つ時間制限を設けることで、スマートフォンのすり替えを防止する。 ■本人確認をスマートフォンの生体認証を利用することで、証明写真を使った本人確認と比べて、短時間で正確に行える。

7. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 7 ○内容：申請手順のアナログ的側面を一部省略/簡素化し、利便性と信用度の向上を図る。 ○対象業界・業務：隙間バイトサービス等のマッチング系アプリ提供企業ほか。 ○事業者のメリット：より信用度の高い登録/本人確認という前提が得られる。 ○利用者のメリット：登録や申し込みに要する入力が簡素化され、利便性が高まる。実現上の課題・懸念事項等 ■ 特になし。隙間バイトアプリでのユーザー登録フローへの導入事例：累計求人件数、DL数No.1。300万人が利用するという某隙間バイトアプリ。好きな時間に働けて、面接、履歴書なし。即日支払い。＜既存フロー＞ ■登録時：５ステップ（約３分）・電話番号を入力してSMS認証を行う・名前・誕生日・性別を登録・プロフィール写真を設定（あとでの登録も可）・アンケート2項目に回答（あとでの回答も可）・お住まいの都道府県を選択 ■仕事申し込み時・本人確認書類の登録 ⇒パスポート（所持人記入欄があるもの）、運転免許証、個人番号カード、住民基本台帳カード（顔写真付のもの）、住民票（マイナンバーの記載がなく、発行から6ヵ月以内のもの）のいずれかを撮影し登録。＜JPKI導入＞ ■登録時：３ステップ・電話番号を入力してSMS認証を行う・JPKI認証を行う。・アンケート2項目に回答（あとでの回答も可） ■仕事申し込み時・登録内容を確認し申し込み。 ⇒マイナンバーカードに内包された４情報、写真を活用することで入力の手間を大幅に削減。利便性を高めることができ、更なる利用者獲得効果が期待できる。

8. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 8 代理申請手続きにおける委任状作成フローへの活用 ○内容：申請手順のアナログ的側面を一部省略/簡素化し、利便性と信用度の向上を図る。 ○対象業界・業務：自治体サービスほか。 ○事業者のメリット：より信用度の高い代理申請という前提が得られる。 ○利用者のメリット：本人と代理人のやりとりが簡素化され、利便性が高まる。実現上の課題・懸念事項等 ■ 特になし。 J-LIS JPKI認証市役所 ①QRコード読み込み/ 委任証明データ取得/ 必要事項記入自治体HP：委任用QRコード掲載 ②認証 ③必要事項記入 ※マイナンバーカードから取得した4情報を自動入力 ⑤認証 ⑥必要事項記入 ※マイナンバーカードから取得した４情報＋券面の画像データを自動入力 ⑦訪問：スマホで委任確認証明データを示。窓口

9. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 9 県民割・地域割、地域限定クーポン・ポイント ○内容：居住地限定クーポン/インセンティブサービス（仮想市民*含む、県民割等） ○対象業界・業務：旅行業界、地域振興（まちづくり）業界 ○事業者のメリット：会員/顧客増大による収益増大 ○利用者のメリット：居住地限定のインセンティブが得られる会員特典＋居住地インセンティブ利用者会員申請【JPKI署名】会員ID クーポン申請【会員ID認証】クーポン【電子配送】事業者 J-LIS PF 業者失効確認住所確認ホテル / 店舗 / レジャー施設 /IR クーポンサービス会員会員向けサービス非会員向けサービスホテル / 店舗 / レジャー施設 /IR 非会員 J-LIS 利用者 JPKI認証失効確認住所確認住所確認結果 PF 業者居住地インセンティブ旅行会社観光協会地域振興協会クーポンサービスクーポンサービスクーポン【電子配送】クーポンサービスレコメンデーション＋ナビレコメンデーション）＋ナビ実現上の課題・懸念事項等 ■ 観光協会/地域振興協会と利用先間のビジネスモデル ■ 認証時の4情報即時確認サービス提供の実現と4情報利用許可の方法【現時点では政府サービス対象外】 *仮想市民となるための条件として、居住地指定がある場合（広域市町村連携、姉妹都市含む）

10. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 10 地域内スマートドライブ（自動車を利用したマイクロツーリズム） ■各種自動車手続き・自動車保有手続きワンストップ※3 ・自動車安全インセンティブ保険・運転履歴・健康情報・レンタカー／カーシェアリング ■自動車制御・メンテナンス・故障自動診断・自動車自動制御・体格、体調 ■最適サービス・最適ナビ・居住地インセンティブ圏＋加入店表示（興味・履歴によるレコメンデーション）・パーキング・購買インセンティブ本人確認容易化会員特典地域割・ポイント居住者限定サービス・メニュー地域割・ポイント実現上の課題・懸念事項等 ■ スマートドライブサービス提供業者の登場プローブデータ PF事業者スマートドライブサービス提供者 ⇔ 店舗/IR 情報銀行/PDS J-PKI事業者携帯自動車 ①-a. 登録・認証 ①-b. 登録・認証 ④利用者データ ③利用許可 ②-b. サービス利用 JPKI認証失効確認住所確認 1) JPKI⇒運転免許証 2) 署名検証証跡（申請、結果）・電子署名一式・利用許可一式署名検証依頼 ※1. JPKI（認証・署名・4情報） ※2. 特定された携帯と自動車を介した場合はPIN無も可能とする（一案） 1) 利用者プロファイル 2) プローブデータ ※1 ※2 ※3. 自動車運行に必要な各種手続き・車庫証明（警察）・検査登録、自動車重量税（運輸支局）・自動車取得税、自動車税（県税）利用者（ドライバ） - 住民 - 連携都市住民 ①-c. 登録・認証車載器リンク>SSO ②-a. サービス利用申請利用許可・クーポン ○内容：居住地インセンティブ型の自動車関連手続き、自動車制御・メンテナンス情報銀行・スマートドライブサービス事業者連携による最適サービス ○対象業界・業務：自動車業界、観光・地域振興業界 ○事業者のメリット：会員/顧客増大による収益増大 ○利用者のメリット：居住地限定のインセンティブが得られる

11. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 11 マイナンバーカードの機能（電子証明書）のスマートフォン搭載オンライン試験サービスでの活用 ○内容：オンライン試験サービス ○対象業界・業務：オンライン試験サービスを提供している事業者 ○事業者のメリット：受験者の本人確認稼動の省力化、信憑性の向上 ○利用者のメリット：試験申し込み稼動の省力化実現上の課題・懸念事項等 ■ J-LISが保管しているマイナンバーカードの顔データと照合することができるようになれば、顔写真付き身分証明書の添付が不要となり、より利便性の向上につながる。試験申し込み受験 ①スマホ搭載カメラで顔写真撮影 ②電子署名した顔写真と署名用電子証明書と顔写真付き身分証明書を試験システムに登録オンライン試験システム ③受験者の顔写真データと4情報を登録 ④身分証明書の顔データと照合オンライン試験システム ②受験者の映像データの顔データと試験申し込み時に登録した受験者の顔データを照合し、本人確認を行う。（成りすまし防止） ①受験者の映像データを送信・マイナンバーカードの機能を搭載したスマホのみで試験申し込みが完結。・署名用電子証明書が本人確認書類に相当・4情報入力を省略できる・電子署名を行うことで申し込みデータの信憑性を担保。

12. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 12 マイナンバーカードの機能（電子証明書）のスマートフォン搭載会員登録サービスでの活用 ○内容：会員登録サービス ○対象業界・業務：会員向け割引サービスを提供している事業者 ○事業者のメリット：会員登録情報の信憑性の向上 ○利用者のメリット：会員登録の省力化、即時割引サービスを利用できる。実現上の課題・懸念事項等 ■ J-LISから4情報を入手できるようにすれば、会員情報の入力負荷が軽減する。4情報取得の場合は本人同意が必要。 ■ 会員登録が多くなれば、利用者証明書利用料が負担になる。 ①初めてのお店に入店会員登録システム ③常時携帯しているスマートフォンに搭載の利用者証明用電子証明書（PINの代わりに生体認証）を用いて、その場で会員登録 ②会員向け割引サービスを利用したい ④会員割引サービスを利用して、会計。・マイナンバーカードの機能を搭載したスマホで本人確認の信憑性の高い会員登録が可能・J-LISから4情報を取得できるようにすれば、会員情報の入力負荷を低減でき、かつ4情報の信憑性も向上する。・お得なサービスを見つけた時に、いつも持ってるスマホでその場で即登録できる。 ②会員カード（本人確認書類必要）を利用したい

13. Copyright: The Next generation Ic Card System Study group 2023 13 マイナンバーカードの機能（電子証明書）のスマートフォン搭載在宅証明での活用 ○内容：在宅証明 ○対象業界・業務：保健所など ○事業者のメリット：罹患者の在宅の信憑性の向上 ○利用者のメリット：定時報告内容の信憑性の向上実現上の課題・懸念事項等 ■ 本人とスマホが近くにない場合（スマホを置いて買い物に行くなど）を考慮する必要がある。 ■ 署名用電子証明書利用料が負担になる。 ■ 位置情報を保健所に提供すること自体に抵抗感がある。健康管理システム（仮） ②スマホ搭載の署名用電子証明書で位置情報に署名し、保健所のシステムに登録・保健所への定時報告と一緒にスマホから簡単に保健所への報告が可能。・位置情報を登録することで在宅療養のエビデンスとなる。 ①自宅療養中にスマホアプリで位置情報を定期的に収集

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