1. パタン・ランゲージを用いて
Scrum の本質をひもとく
2015-03-19
株式会社サイバーエージェント
アドテクスタジオ「リーン/アジャイル開発プロセス ゼミ」
ゼミ長 横道 稔 （@ykmc09_dev）

2. 悩み

3. つい「Scrum をやる」こと
にとらわれ過ぎてしまう

4. 手段に固執した
進め方している中で、
そのプロセスがうまく
回らないと…

5. あー
スクラム、アジャイル
ってダメだね
ヒソヒソ
ヒソヒソ
ヒソヒソ

6. いやいや！
私がダメなだけです！

7. Scrum is not a
methodology

8. Scrum はつい”方法論”と
捉えてしまうぐらい
構成要素がカッチリしている？

9. 「バックログリファインメント」
の時間とらなきゃ。
「スプリント計画」
全員でやらなきゃ。

10. Scrum に
込められている価値は、
成果物やイベント
のインパクトで
埋没してしまいがちなのかも

11. もっともっと
「なぜ Scrum では、
それをやるのか」
を皆で共有できないか？

12. パタン・ランゲージ
ところで

13. パタン・ランゲージとは
• 建築家クリストファー・アレグザンダー
• 歴史を経て磨かれた、いきいきとして美しく調和のとれた
街並みの中にある、街や建物の "名付けえぬ質" をもつ特長
を抽出して名前を付け、それぞれの現れるコンテキストや、
その効果を書いてまとめまたもの
• 「舞台のような階段」「座れる階段」「街路を見下ろすバ
ルコニー」
チームの暗黙知を活かし創造を支援するパターン・ランゲージ
http://kray.jp/blog/pattern-language-in-kray/

14. パタン・ランゲージとは
• 暗黙知を表現・共有・活用する方法の一つで、
特定の状況で繰り返し現れる問題とその解決
方法等（パターンと呼ぶ）を集めたものです。
• 個々のパターンには名前があり、コンテキスト
や問題、背景となる因果関係、解決方法、結
果、例などから構成されます。
チームの暗黙知を活かし創造を支援するパターン・ランゲージ
http://kray.jp/blog/pattern-language-in-kray/

15. パタン・ランゲージの表現（ざっくり）
⃝⃝な状況のとき、⃝⃝という問題が発生しや
すい。なぜなら⃝⃝という避けがたい理由があ
るからだ。
そういう時には⃝⃝をしよう！
そうすると、⃝⃝な結果になるよ。

16. パタン・ランゲージに影響を受けて
書かれた書籍

17. Scrum には
「名付けえぬ質」
がたくさん？

18. Scrum の構成要素は、
ある「コンテキスト」
のもとで「問題」を「解決」
するもの？

19. 「なぜそれをやるのか」
を見失いそうな時に
思い出せるものにしたい

20. Scrum をひもとくパタン

21. どうやって作っていったか

22. まず
「なぜそれをやるのか」
を整理した

23. Scrum のそれぞれの構成要素が
どのような目的のもと存在しているのか考えてみる

24. Scrum のフレーム

25. Scrum のフレームの構成要素

26. 何のためにその構成要素があるのか（WHY）

27. 順にみていくと…

32. そのまま
パタンにしていってみよう
👉

33. http://bit.ly/scrumpattern

34. こうやって

35. こうやって
今のところ30パタン

37. 全体像

38. 構成要素から
パタンをたどれる

39. まだまだ WIP
まだパタンの種レベル
言葉も”いきいき”していない
「パタンの作り方」のマナーにも
したがっていなくて、
まだまだブラッシュアップのための
プロセスが必要

40. 一緒に作ってくれる人を
募集しています
twitter: @ykmc09_dev

41. Scrum をやる人の
言語づくりを

42. ちなみに Jim Coplien に
このパタンのことを
伝えたら…

43. 「我々５年前から
作ってるよ！」
（恥ずかしながら知らなかった…）

44. Scrum Pattern Community
http://www.scrumplop.org/

45. 平行して社内では、

46. アドテクスタジオ内プロダクトの
暗黙知の表出化するための
「開発プロセス・パタン」
を作ろうとしています

48. こちらもまだまだ WIP

49. 組織の暗黙的なナレッジを
組織内で広く役立てられるように

50. 以上