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第12回モヤLT発表資料

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俺の知ってる有名な哲学者の思想を20分くらいで全部説明するという前代未聞の試み。

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第12回モヤLT発表資料

  1. 1. 有名な哲学者(※)の思想を 20分くらいで 全部説明します。 ※ 俺の知ってるやつね by 東京都墨田区在住 礒部正幸( 34 才)会社役員お前は何もわかってない 哲学なめんな 知るかボケ !! 小難しい屁理屈ばっか並べやがってクソが!!!どう考えても無謀だろ 方々からの批判の 嵐
  2. 2. はじめに● 発表者は哲学の専門的な教育を受けたことがありませ ん。● 本資料の内容は Wikipedia や哲学入門書を読んだうえ での発表者の独自解釈です。● 哲学はビジネスに結びつきにくいので、ほどほどにし ておいたほうが身のためです。● 哲学は”不幸な人の娯楽である”と喝破した哲学者が存 在します。● 記号: 「著書」『概念』”セリフ”
  3. 3. プラトン『イデア』・あらゆる事物には「真の姿」がある。例)「真のりんご」というイデアがあり、現実に現れる個々のりんごはそのイデアが現出したものである。→ 数学の自然数はある意味 「イデア」の一種→ 数学の実在の正当性とも言える 哲学者といえば、まずはこの人。
  4. 4. アリストテレス● 『ソクラテス』 ● 『無知の知』:知識をいくら 蓄積しても現実世界を生きる に十分ということは無い● サンデル教授が紹介した、 目的論的な考え方● 『元素』の概念 ● 還元主義的な考え方→ 現在の科学や西洋哲学的な考え方の殆どすべてに影響 ある意味、この人で哲学は完成してる。 哲学オワタ。そしてハジマタ。な人。
  5. 5. 道元● 「正法眼蔵」 (しょうぼうげんぞう)認識論、経験論などの基礎事項の論理的組立に始まり、人生の意味や目的、対人関係の問題(倫理)、死生観、精神と肉体の関係など、すべてを統一的な世界観と思想でまとめている。つまり、二郎で言うところの「ヤサイマシマシニンニクダブルアブラオオメカラメ」に相当する。 僕の父が眠るお寺は曹洞宗。→ 曹洞宗の開祖、「禅」≒道元 いつもお世話になってます。
  6. 6. ホッブズ● 「リヴァイアサン」 ● 自然状態では人間は闘争 状態にある。秩序を有無 には何らかのルールが必 要。 ● よって例えば殺人はむし ろ人間の自然な行為であ りうる→自然権● 「リヴァイアサン的で無い出発 点との対比」はまず無く、「ど んな形のリヴァイアサンか」が 議論の舞台になることが多い。 リヴァイアサンを知らない人はモグリ
  7. 7. ルソー● 「社会契約論」 ● 宗教と国家が結びついてい た時代(=君主権の根拠) から人民主権の時代への思 想的転換を促した → フランス革命へ。 ● 現代でもフランスは哲学や 思想の盛んな国。それはル ソーが民主主義の祖である からとも言える。(ちなみに青年期までは女のヒモでニート。つまり、超絶なダメ人間あがりの思想家。) 正式名はジャン・ジャック・ルソー。 ルソーといえば礒部は画家のアンリ・ルソーの絵が大好きです)
  8. 8. デカルト● 『我思う故に我あり』 ● 認識論の出発点を自身の意 識の存在におく。疑いよう のない論理によって客観的 事物の実在性を受け入れ る。(省察と明証性)● 『デカルト座標』 ● 空間と数を結びつける。幾 何学と代数学のコラボ。機 械論的世界観。● 「方法序説」 → キリスト 教の破壊 デカルトの文章はどれも面白い。 Creative commons でいっぱい落ちてる。
  9. 9. ライプニッツ● 『モナド論』 ● 個人はみな別宇宙に住んで いる。モナドとモナドの間 の相互作用が世界を規定し ている。 → 主観/客観の統合問題の 解として有望な類型の一つ● 『微分積分学』● 推論を代数操作によって定式 化する → 人工知能の概念 バロック的な髪型乙。 Haskell のモナドとは別概念だよ。
  10. 10. ヒューム● 帰納法とは何か? ● 帰納=経験から法則を見出 すこと ● 「太陽は明日も東の空から 昇るだろうか?」→ 保証は 無い。 ● ヒュームは帰納法の正当性 を徹底的に批判しつくし た。→ 「帰納法が正当であ る」は、人が帰納的に考え たこと。→ やり過ぎて「懐疑主義」というレッテ イギリスの哲学者は「経験主義」ルが貼られている。 を追求した人が多い。 → イギリス経験論
  11. 11. ポパー● 科学哲学の祖 ● 『科学的』とはどういうこと をいうのか? – 反証可能である → 「論理実証主義(※)」へ の批判 ※ 形而上的でない論理 – 例えば、宇宙論は形而上的かつ 科学的。化石から古代生物の生 態を推定することの正当性も同 様。 ● 現代社会で似非学問でない 「意味のある知」の規定はポ ポパーの思想は「いい線」まで行っている。 パーの思想に拠るところ大 しかし現代でもなお「科学的」の厳密な定義 には誰も成功してない。
  12. 12. フッサール● 「デカルト的省察」 ● 人間の主観をすべての世界存 在の証明の出発点とする。と くに意識の実在さえも所与と しない『超越論的還元』を 使って哲学を再構築しようと した(現象学という)。 ● 主観と客観をつなぐ基礎を 『間主観性』に求めたことで 客観性のグラデーションを明 確化した。● ハイデガーやメルロ = ポンティ に多大な影響を与えた。 数学が成立する根拠とかを分析しちゃった。 礒部の好きな哲学者の一人です。
  13. 13. カント● 「純粋理性批判」 ● 人間には実際に自分が見たも のでさえも、実在の保証を1 00%保証することのできな い限界が存在する。 ● どのような限界があり、そ の限界の中で普通に生活し ていることの不思議さを徹 底的に分析した。 → 理性的な思考に限界が あっても『悟性』という能 力によって人は合理的、実 践的に生きていくことがで きる(ここは哲学というより思想) 批判シリーズ買ったけど難しくて読みきれず…。
  14. 14. ハイデガー● 「存在と時間」 ● フッサールが現象学で認識論 を組み立てた。その上で人間 が世界に対して働きかける有 様を分析した。 → 『存在論』 認識と行動は、その人が持つ 志向性によって刻一刻と世界 を捉えた結果導かれる。 ● 『世界 - 内 - 存在』 → 主客問題の解の類型の一つ● 死が生を照らす。死が生の目的を 決める。(フーコーも同じようなことを言っている) ハンナ・アーレントという超年下の女子学生と恋愛関係 になったことも有名。アーレントも政治思想の天才だった。
  15. 15. サルトル● 実存主義 ● 神が世界をつくったとか、人間 に備わった認知の仕組みとかよ りも、実際に自分が存在してい ることとや自分がいる世界の実 在性のほうが先立つ ● 実存とは世界と自分を一つの存 在とみなして、相互作用さえも その存在の変容だと捉える向き がある ● ある意味、主客問題の解の一類 型(ハイデガーの『世界 - 内 - 存 在』と同じ) マロニエなんて雑草だろ、知るかボケ って思うよね
  16. 16. ニーチェ● キリスト教の破壊 ● 「お前ら負け組どうし傷舐 めあってんじゃねぇよ」的 な dis りを1900年続く 宗教に向けた超絶 KY 男。● 『超人』 → 哲学など学ぶことなく先天的に 備わった資質によって倫理的に最高 度の人生を苦労なく自然に歩むこと のできる人間、ひとつの理想像● 哲学書というよりもエッセイみたい なのをいっぱい書いた。 晩年は精神と人格がほぼ崩壊。 哲学者ってそういうヤツばっか
  17. 17. ゲーデル● 数学は数学自体で正しい体系になり うるか? ● 『健全性』:ある理論から導か れた定理が正しく、定理全体と しても矛盾がないこと → これは OK 。数学は健全だ! ● 『完全性』:テキトーに思いつ いた定理に対して、それが正し いかどうかや、複数思いついた らそれらが矛盾してないかどう かはちゃんと決定できる → なんと NG !数学は不完全!● 数学という道具は、公理系の無矛盾 性を保証できないので、公理は「エ イヤっ!」と信じて使わざるを得な 哲学者に分類されることは い。 あまりないけど、重要なので一応
  18. 18. ウィトゲンシュタイン● 「論理哲学論考」 → そもそも哲学ってどこまで可能 なわけ?っていう問いを考えた。 ● 哲学=言葉で表現できること ● 命題論理を使って哲学の境界を 分析した。 (自動定理証明っぽいやり方)● 『言語ゲーム』 ● そもそも言葉は人に何かを伝え るもの → 伝わるのはなぜか? → 言語を還元主義的に分析でき ない(論考でやったし)→ つま りゲームのルールと同じくらい 恣意的なもの → じゃあゲームの 目的は何だろう?
  19. 19. ソシュール● 『記号論』 ● 言葉を構造的に分析 ● 記号=表現形式(シニフィアン) と人間による解釈(シニフィエ) ● 一個の語は形式と解釈のペア (シーニュ)で成り立っている ● シニフィアンとシニフィエの対応 関係(=シニフィカン)は恣意的 なものだが、一つの言語体系内で はそれをルールとして暗黙に規定● 人間は生物であってそれが自然に生み 出したものが構造を持つという見方は 革命的で、他の社会的自然的事象にも 構造的な見方が波及した→構造主義 人工知能の分野では結構名前が出てくる
  20. 20. フーコー● 「臨床医学の誕生」 ● 健康と病気の境目がどう決まったのかを歴 史をさかのぼって追跡● 「監獄の誕生」 ● 施政者が民に外圧を内面化させたメカ ニズムを分析● 「言葉と物」 ● 普遍性を目指してるはずの知(何とか学と 名のつくすべて)にも時代性が反映され る、その構造(エピステーメー)を分析● 「性の歴史」 ● 社会における「性の扱い」を分析し、背後 にある大衆の思想統制のメカニズムを暴く→ 当たり前に思っている事柄の起源や成立を追跡する思考の道具を次々に編み出し、それを実際に適用して様々な物事を分析しまくっ 史上最強(業績が覆らない)の哲学者の一人。た。 ホモセクシャル。エイズで死亡。
  21. 21. 西田幾太郎● 『絶対矛盾的自己同一論』 ● (もはや何を言ってるのか意味 不明すぎる用語だが)、日本人 は曖昧模糊として思想が内容に 見えるが、突き詰めて統合的に 語ろうとすればひとつの哲学体 系を作ることができ、西田さん んはそれをやりきった。 ● その結果、概念的には超絶複雑 な表題のワードとなり、初学者 を寄せ付けないせいか、日本の 哲学を分析した日本の哲学者な のにあんまり有名じゃない。● 「日本の哲学」としての完成度は西 田哲学が最高だと言われている。 曖昧なものを無理やり言葉にすると意味 不明になる。でも矛盾はしてないらしい。 だから西田哲学は今でも研究されている。
  22. 22. パース● 『(パースの)記号論』 ● ソシュールとの違い – 形式と内容に加えて、意味解 釈をも一つの要素として考え た。 例)森を歩いてたら木に爪あとを発 見し、熊の存在を想像して冷や汗が 出てきた。 → 爪あとが形式、熊が内容、熊の存 在の想像が意味解釈。 → 言語に限らず、より広い事物を記号と して捉えることができる。● アメリカの哲学者。プラグマティズムと いう思想の代表格。 教授職がクソ過ぎて辞めて好きに 研究してたので生涯超貧乏だった。
  23. 23. おわりに● 哲学は面白いですよね!● 暇つぶしに最高ですよね!● ” 不幸な人の娯楽”も悪くないと思いますよね!● ビジネスには結びつきにくいですがね!● 今日話せなかった思想家は他にもいろいろいま す。とくに東洋哲学も道元や西田幾多郎だけで なくかなり奥深いですからね!● それに音楽や美術、建築、政治経済などとの関 連でも面白いネタはいっぱいありますからね! レッツフィロソフィー !!!

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