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事務部長病院経営日記 Vol.115

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優良病・医院経営を目指して
事務部長による経営課題解決編 ~出前講座を始めました~
特定医療法人谷田会 谷田病院 事務部長 藤井将志

「出前講座」という取り組みをしている医療機関も少なくないでしょう。地域から医療や健康に関する講演の依頼があった場合に受ける、という取り組みです。医療機関には専門家がたくさん働いているので、その人材が地域に出て知識や経験をお伝えします。筆者の所属する医療機関でも、この取り組みを始めました。きっかけは、地域包括ケアシステムをより幅広く発展させるためにはどうしたらいいか、ということを考えていくなかで、病院に患者さんとして来るようになる前に何らかの取り組みができないか、という話になりました。ゆくゆくは「ふらっと立ち寄るカフェ」みたいな空間が作れたらと思いますが、まずは新たなハードを作る前に、既にある地域の活動に根をはっていこう、ということになりました。その方法もいくつかあるのですが、そのひとつが出前講座です。
地域で定期的に開催されている町区ごとの集まりであったり、婦人会や老人会などいろいろな集まりがあることが分かりました。こうしたところに希望があれば出向いていくことにしました。まずは、地域の保健活動をしている保健師さんに取り組もうと思っている内容を説明にいったところ、数週間後にちょうどいい機会があると、早速ある老人会での講演の場を打診されました。与えられたテーマは「腰痛とひざ痛について」です。リハビリテーション科に相談したところ、快諾してくれ、あっという間に1回目の出前講座が実現することになりました。
実際にその場に行ってみると、老人会の雰囲気もとてもよく、普段の病院内では得られない住民とのコミュニケーションが繰り広げられました。講演の前には看護師が血圧測定をして、和やかな雰囲気が広がります。病院も地元だし、職員の多くも地元です。顔見知りの関係で、いろいろな話で盛り上がります。まさに、こうした雰囲気を病院内の外来スペースの一部でカフェにように繰り広げられたらと思い、取り組みを始めました。
短期的には患者増加にもつながりませんし、無料でやっているため収益にもつながりません。逆に、人材を投入しているので費用的にはマイナスの活動です。しかし、実際にやってみて、地域の方々とコミュニケーションをとることで、健康に関するどんな悩みがあるのか気付きを得られま�

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事務部長病院経営日記 Vol.115

  1. 1. 囹 菫=三 特定医療法人谷lⅡ会 谷III病院リ醐部災 藤井将志 地域住民を対象に“出前講座,,を始めました 内から外への保健啓蒙活動が地域貢献度を高める 「出前講座」という取り組みをしている医療機関 も少なくないでしょう。地域から医療や健康に関す る講演の依頼があった場合に受ける、という取り組 みです。 医療機関には専門家がたくさん働いているので、そ の人材が地域に出て知識や経験をお伝えします。 筆者の所属する医搬機関でも、この取り組みを始め ました。きっかけは、地域包括ケァシステムをより 幅広く発展させるためにはどうしたらいいか、とい うことを考えていくなかで、病院に患者さんとして 来るようになる前に何らかの取り組みができない か、という話になりました。 ゆくゆくは「ふらっと立ち寄るカフェ」みたいな 空間が作れたらと思いますが、まずは新たなハード を作る前に、既にある地域の活動に根をはっていこ う、ということになりました。 その方法もいくつかあるのですが、そのひとつが 出前講座です。 地域で定期的に開催されている町区ごとの典ま りであったり、婦人会や老人会などいろいろな集ま りがあることが分かりました。 こうしたところに希望があれば出向いていくこ とにしました。 まずは、地域の保健活動をしている保健師さんに 取り組もうと思っている内容を説明にいったとこ ろ、数週間後にちょうどいい機会があると、早速あ る老人会での講演の場を打診されました。 与えられたテーマは「腰痛とひざ痴について」で す。リハビリテーション科に相談したところ、快諾 してくれ、あっという間に1回目の出前講座が実現 することになりました。 実際にその場に行ってみると、老人会の雰囲気も とてもよく、普段の病院内では得られない住民との コミュニケーションが繰り広げられました。 講演の前には看識師が血圧測定をして、和やかな 雰囲気が広がります。病院も地元だし、職員の多く も地元です。顔見知りの関係で、いろいろな話で盛 り上がります。まさに、こうした雰囲気を病院内の 外来スペースの一部でカフェのように繰り広げら れたらと思い、取り組みを始めました。 短期的には患者墹加にもつながりませんし、無料 でやっているため収益にもつながりません、逆に、 人材を投入しているので費用的にはマイナスの活 動です。 しかし、実際にやってみて、地域の方々とコミュ ニケーションをとることで、健康に関するどんな悩 みがあるのか貴(付きを得られます。また、結果的に は病院から来た溌帥がやってくれた、ということで、 病院へのロイヤリティアップに自然とつながるん だろうなと、たった1時間の空間でも感じることが できました。 付随的なメリットとしては、スタッフの成災の場 にもなる、ということです” 今回も事前に院内でランチョンセミナーをして、 プレゼンに磨きをかけ、当日に挑んでくれました。 ○資料をまとめる ○人前で発表する ○質疑などのやりとりをする とてもいい機会です。いつもご指名があるような ベテランクラスではなく、若手職員が発表してくれ たこともよかった点です。こういう場で慣れていく と、学会や講演会などでも話せるような技術が身に ついていくことでしょう。 まだ取り組み始めたばかりのことなので、今後ど のようなことに発展するか想像もつきません。しか し、既に追加で2つの講演依頼がきており、どんどん 発展しそうな気配を感じています。 ー 嘗 初回の出前調座の様子 回

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