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元気が出るチケット駆動開発 - 補完型TiDDの経験 - @XP祭り関西2010

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リリースが近づくにつれ、細かな作業が増えて困っていませんか?チケット駆動開発はそんなプロジェクトを元気にしてくれました。

文教向け総合パッケージUniVisionのカスタマイズ開発にチケット駆動開発(TiDD)を適用した際の経験談。プロジェクトの作業漏れが少なくなっただけでなく、チケットによる見える化の効果でコミュニケーションが改善した。

XP祭り関西2010の講演資料

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元気が出るチケット駆動開発 - 補完型TiDDの経験 - @XP祭り関西2010

  1. 1. 元気が出るチケット駆動開発 - 補完型TiDDの経験 - 株式会社SRA 阪井 誠
  2. 2. 質問 Q: ソフトウェア開発が楽しいですか? A: ものづくりだから楽しいはず • しかし、不完全な人間が、間違いを犯さない計算機 と戦わないといけない • ミスをしてはいけないというプレッシャーを感じること も多い ★TiDDはそんなプロジェクトを元気にしました!
  3. 3. チケット駆動開発(TiDD)とは • BTS(ITS)を使う • チケットを用いて作業の管理をする • チケットがなければ(構成管理上の)更新をし ない • アジャイル的(XPの4つの価値) • シンプルな管理、見える化によるコミュニケーション改 善、未完了作業のフィードバック、実施する勇気が必要    ⇒ 様々な実施方法がある
  4. 4. TiDDの形態 • 完全チケット方式(Redmineの本ほか) o チケットですべての作業を管理する o 管理が集約される o プロセスを変更するので社内調整が必要 • 補完チケット方式(今回の発表) o 既存の管理は変更しない o 計画外の作業をチケットで管理する o こっそり開始できる(でも報告は必要<=後述)
  5. 5. チケットの管理方法 • ワークフロー型 o 起票や終了には権限が必要 o 仕様の一貫性を保障できる • オープン型 o 誰でも起票・終了できる o 機敏さ、自由がある 5
  6. 6. TiDDの導入範囲 • 工程 o 全工程、一部の工程 • プロダクト o 全体、一部 • メンバー o 全員、一部 6
  7. 7. どのように導入するか • 全体に適用 – プロセスがシンプルになるが、チケットが増える • 部分的に導入 – 細かなチケットが作成可能、プロセスの強化 – 作業漏れ防止、コミュニケーション、などに効果 ⇒ どちらが良いかではなく、ふさわしい方法が ある 7
  8. 8. 目次 • TiDDとその分類(説明ずみ) • TiDDの経験談 – プロジェクト概要 – 導入時の工夫 – 結果、効果 – 注意点 • まとめと感想 8
  9. 9. TiDDの経験談(概要) • 文教パッケージのカスタマイズ(最大8人x1年) o 短納期 & 仕様の決定遅れ・変更 o スキルは高いが経験者が少ない(リーダは途中交代) o 初めての組み合わせ(サブシステム、ミドルのバージョン) o 義務感と不安、重苦しい雰囲気、閉塞感、、、 o 守りに入るので、コミュニケーションが悪い システムテストの時期になると、計画外の環境構築やリリース準 備作業が明らかになった(環境に関連するバグも、、、) ⇒ そうだ!チケット駆動開発をしよう! 9
  10. 10. 総合文教ソリューション UniVision UniVisionは入試管理、学籍管理、教務管理といった基幹事務機能を中心に学生 サービスに関する情報全般を統合的に管理する統合文教ソリューションです。 また、2009年度より、新たに法人系システム(学校会計、固定資産)もサービス開 始しております。システムコンサルティングから構築、運用支援にいたるトータルサ ポートサービスを御提供しています。 履修管理 履修管理 学籍管理 学籍管理 成績管理 成績管理 入試管理 入試管理 SOA基盤 進級・卒業 進級・卒業 授業料・入学金 授業料・入学金 奨学金 奨学金 就職管理 就職管理 研究者D シラバス情報 研究者D 休講 卒業生管理 スクーリング管理 奨学金 奨学金 B 卒業生管理 課外活動 B 学生呼出 科目修了試験 課外活動 施設予約 レポート管理 配本管理 施設予約 評価DB 評価DB 教室変更 オンライン試験 保健管理 保健管理 アンケート 学校会計 学校会計 e-Learning 固定資産 固定資産 SOAによるシームレスな業務処理 【UniVision全体概念図】 10
  11. 11. 総合文教ソリューションUniVisionの特徴 • Strutsベースのパッケージ o 複数のサブシステムを組み合わせて構成できます o 個別要件にも柔軟に対応します • オープンシステムにも対応 o お客様の規模、ご予算に合わせて、ハードウェアや ミドルウェアの構成が選べます UniVision 奨学金 健康 スクー 学籍 教務 就職 履修 教材管理 管理 管理 リング 図書館システム Web Service 財務会計システム UniVision Service BUS Web Service 人事給与システム Web Service 教職員 ... 卒業生 施設予約 学費 入試 管理 • 2009 Software Research Associates, Inc
  12. 12. オープンなフレームワークだから、、、 長所 • 同じようなコードが減る • 業務要件に固有のコードだけで開発が完了 短所 • お約束が多い複雑な作業で、気が抜けない • 工夫できる余地が少ない • 少人数で大規模なシステムが作れてしまう • 実行環境の構成は日々変化  => ややこしくて、しんどい! 12
  13. 13. いざ!導入 • 補完チケット方式 • WBSと併用(と言っても更新作業は全てチケットあり) • オープン型 • だれでもチケットが作成できる • システムテスト以降 • システム全体 • メンバー全員 • trac(単独)   ・・・ SRA共通開発環境(trac,subversion,mailmanの仮想環境)
  14. 14. はじめの一歩 • 宣言と実行 o バグだけじゃなく、ソースを触るときや、WBSにない作業をするときは、 チケットを登録してください! • 環境の準備 o レポート(チケットの一覧)の作成  bugのみ、 taskのみ、 その他、など  抽出条件(WHERE句)や表示項目(前に"_"があると表示されない) は自由に変更できる o 権限の追加  tracの権限の設定は堅いので、チケットを修正できるように memberにTICKET_ADMINの権限を与えた  (リスクを考慮して設定してください) 14
  15. 15. 結果 • チケットの数 o システムテスト:31  データの準備、環境準備、BUG関連で増えた作業、 細かな仕様変更など、手順書にない1回だけの作業 o 本番環境構築:42 • 作業漏れ減少!納期までに作業が完了!  (知らないこと、気付かないことはできませんでした、、、orz) それ以外にも、メンバーに変化が、、、 15
  16. 16. 目が輝いた! サブリーダクラスなのに遠慮をしていたメンバー が、生き生きしだした • 「チケットを切ってもいいですか?」 ⇒ 義務的な作業からの解放 • 「チケットを切っておかないと忘れてしまう!」 ⇒ すくに使いこなしていた • 「ちゃんとクローズしてね」 ⇒ 他の人に指導をしていた! • 「残っているチケットが多くてわかりにくいから整理 しますね」 ⇒ 今後のことも考えている
  17. 17. しまった! • 上司への説明をしていなかった o 通知メールが多いので、不具合が多いのかと心配 された
  18. 18. 注意すべき点 • チケットの登録忘れ o チケットがルーチンワークになっていないと忘れがち • チケットの実施忘れ o 他のチケットがないときにチェックを忘れる  ⇒ 粒度の大きいチケットの後で発生  ⇒ 粒度が小さいとリズムが生まれて、発生しにくい    (リーダが管理すれば防げますが、自主性が大事) • 上司への連絡  (^_^; 18
  19. 19. TiDDの効果(XP的な表現) • 変化を抱擁できる o 当初想定しなかった作業を管理できた • コミュニケーション o 見える化され全員が状況を把握 o 他の人のチケットも自由に登録 o それまではサブシステム間の連絡はリーダが担当 o お互いに相談・協力するようになった
  20. 20. TiDDの効果(スクラムの価値で) • コミットすること – 自主的にチケットを発行し、実施した • 集中すること – 担当チケットの作業に集中できた • オープンであること – 通知メールやレポートで、プロジェクト全体を見渡せた • 敬意を払うこと – 守りに入らず、助け合うようになっていた • 勇気を出すこと – 前向きになる勇気が得られた! K. Schwaber, M. Beedle, アジャイルソフトウェア開発スクラム, ピアソン・エデュケーション, pp.165-174. 20
  21. 21. まとめと感想 • システムテスト以降にTiDDを導入 • 計画できていなかった作業が管理できた • プロジェクトが元気になった • 感想 – 意外と簡単!(備忘録のつもりで) – もう少し上流でも使ってみたい(内乱だけでなく外乱も扱う) – Redmineが便利そう – 大学のH君を思い出した 21
  22. 22. 大学の友人H • 切符をどこに入れたのかを忘れてしまうからと 「ズボンのポケットに入れたから覚えといて!」 ⇒ 「それぐらい覚えておけよ!」と内心思っていた 今から思うと – 何かのトラウマがあったのかもしれない – 本当に覚えるのが、苦手なのかもしれない – 人に話すと覚えるという記憶法なのかもしれない 実はチケット駆動開発に似ている 22
  23. 23. みんなで協力すれば楽しい! • 忘れそうなことをみんなと共有することで – 緊張から開放されて安心できた – 忘れていたときは、教えてもらえた – もしものときは助け合った – トラブルは起きなかった  「楽しいし、元気が出た」 ★ソフトウェア開発が、そういう仕事であってほしいです。 ぜひ、みなさんもTiDDを実践してください! 23
  24. 24. 元気が出るチケット駆動開発 - 補完型TiDDの経験 - おわり

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