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リユース業界の今後

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 現在インターネットが普及し、日本では各個人がスマートフォンを有しているといっても過言ではない。そこで私達が着目したのは株式会社メルカリ(以下メルカリ)である。メルカリは2013年に設立されたばかりであるにも関わらず、収益133億円(2016年11月現在)という数値を叩き出している。これはリユース市場に新たな風となっていると私達は考えた。メルカリは、消費者が本や小物等様々な物を簡単に売買できるスマートフォンのアプリケーションソフト「メルカリ」を運営している。ダウンロード数は日本で3000万、米国で1200万を超えた(2016年8月現在)。3月に資金調達し、日本で初めての10億ドル(約1100億円)超の企業価値を持つ非公開ベンチャー企業を指す「ユニコーン」となった。
 しかしながら、日本のリユース市場においてメルカリの様な企業ばかりが収益を出しているのではない。本研究ではネット型総合リユースショップ(以下ネット型)と実店舗型総合リユースショップ(以下実店舗)に分けて実店舗型の展望について述べていく。そこで私達は以下の様な仮説を立てた。「メルカリの様なCtoCを生業とする企業が一方的に成長していけば、個人間の取引ばかりが活性化していき、実店舗を構える企業の存在価値は下がっていくのではないか。結果、実店舗型の利用者が減り、在庫も減り、売上も減っていくのではないか」
 この仮説考察において、以下の4点に着目した。
・考察対象とするリユース品は何が適切であるか
・現在の市場規模および今後の動向はどのような様か
・ネット型、実店舗型とは何か
・両者の財務諸表から窺えることは何か
 上記の点について考察したのち、仮説の正誤を問うた。結論としては、リユース市場自体が拡大傾向にある現在、ネット型も実店舗型も両者ともに成長し続けることが窺える。故に今後リユース市場の拡大が緩やかになった際、初めて両社の差が明らかになると考えた。その際、両社の長所を交えた企業が今後最も有利に展開できると考えた。その一例を紹介して本研究を締めくくる。

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リユース業界の今後

  1. 1. リユース業界の今後の展望 ~ネット型と実店舗型の比較~ 近畿大学 経営学部 島吉伸ゼミナール チームZ メンバー/前河貴暁/長船充益/薦田稔
  2. 2. リユースと中古品 循環型社会形成推進基本法では ▽ 再利用(リユース)…廃棄物等のうち有用なものを製品と してそのまま、又は製品の一部として使用すること 中古自動車小売業・自転車小売業 (※中古自転車を含む)・古本小 売業・中古品小売業(※骨とう品 を除く) 2
  3. 3. リユース業界の今後の仮説 実店舗型は衰退して いくのではない か・・・!? 3
  4. 4. 目 次 4 現在の市場とその変化 ネット型と十店舗型の定義と仕組み 両者の特徴比較(消費者視点) 両者の財務分析(企業側視点) リユース業界の今後
  5. 5. 5http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000011345.hml 単位:億
  6. 6. 市場が拡大する理由Ⅰ その1 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/List.do?lid=000001132357 消費税引き上げ! 6
  7. 7. 市場が拡大する理由Ⅱ http://www.env.go.jp/recycle/confs/workshop_27-19/mat04.pdf 潜在顧客が約7割!! 7
  8. 8. 8 ■リユースショップの店頭で購入 ■ネットオークションで購入 ■インターネットショッピングサイトで購入 ■フリマアプリで購入 ■フリーマーケット、バザーで購入 ■その他の場所で購入 62.1% 0.5% 1.6% 8.2% 18.3% 9.3% 12.3% 70.2% 11.1% 0.3% 6.2% リユース市場シェア率の推移 平成24年度 平成27年度
  9. 9. ネット型リユースショップの定義付け ネット型総合リユースショップ(以下:ネット型) →ネットにおいてリユース品の個人間取引での仲 介を生業とする企業 売手 買手メルカリ等 (10%手数料) 出品 手数料差引額 商品発送 提示金支払い 商品受取り通知 ネット型 9
  10. 10. 実店舗型総合リユースショップ(以下:実店舗 型)→リユース品の販売を生業とする企業 売手 査定 買手 査定額の支払い 再生 メンテナンス ・ 実店舗型 実店舗型総合リユースショップの定義付け 10
  11. 11. ネット型メリット・デメリット(消費者視点) ● 希望する商品の値段をつける ことができる ● 販売価格を自分で設定できる ● 梱包から発送まで、全て自分 でしなくてはいけない ● すぐに売れるとは限らない ● 売れた後も、すぐに銀行に入 金されない ● 大量に出品すると管理が大変 ● 実物を見られない ● 出品者が発送するまで、手元 に商品が来ない ● 品揃えが豊富 ● 取引が成立したら、配送を待 つだけ 売り手 買い手 11
  12. 12. 実店舗型メリット・デメリット(消費者視点) ● 希望する金額になりにくい ● 自分で不用品を運ばなくては いけない ● 知らない人に自分の所有物を 査定される ● 地域に偏った品揃えになりや すい ● 店舗に足を運ばなくてはいけ ない ● 実際に商品を見て判断できる ● 家電製品などは返金保証が付 く場合もある ● 購入後は商品が手元にある ● 何点持ち込んでもOK ● すぐに現金化できる ● 金額に納得できない場合は、 キャンセルもできる 買い手 売り手 12
  13. 13. メル カリ FRIL (fablic) Market Enter Prise 平均 GEO グルー プ 買取王国 トレジャー ファクトリ ー 平均 売上総利益率 93.6 72.9 45.6 70.7 17.7 52.9 64.7 45.1 自己資本利益 率 23.1 -31.3 5.3 -0.96 3.97 4.3 23.3 10.5 資産回転率 0.42 0.48 3.2 1.36 0.08 1.7 2.2 1.32 自己資本比率 44.8 21.7 62.2 42.9 44.9 52.0 61.4 52.8 流動比率 142. 0 126.4 329.8 199.4 29.4 288.4 205.4 174.4 固定比率 48.2 5.6 19.4 24.4 92.3 72.4 64.4 76.4 固定長期適合 率 48.2 5.5 16.5 23.4 57.3 48.0 56.0 53.8 ネット型 ↓ ・不安定 ・利益率高 実店舗型 ↓ ・安定的 ・利益率低 財務諸表分析 ~比較~ 13
  14. 14. メルカリの伸び率 第3期 第4期 売上総利益率(%) 92.1 93.6 自己資本利益率 (%) -68.7 23.1 資産回転率(回転) 0.41 0.42 自己資本比率(%) 15.5 44.8 流動比率(%) 99.4 142.0 固定比率(%) 108.4 48.2 固定長期適合率 (%) 103.2 48.2 14 http://kanpo-kanpo.blog.jp/archives/8344008.html
  15. 15. 企業視点での特徴 ネット型 ● 店舗を持たない ● 査定をしない ● 店舗スタッフがいない ● 在庫を所有しない ● 仲介手数料で儲ける ● 現金移動に時差がある 実店舗型 ● 店舗維持費がかかる ● 店舗スタッフが必要 ● 在庫を新しくしていく必 要がある ● 利幅で儲ける ● 現金がリアルタイムで動 く 15
  16. 16. リユース業界の今後の仮説 実店舗型は衰退して いくのではない か・・・!? 16
  17. 17. 17
  18. 18. 解決策はドメインの再定義 18
  19. 19. リユース業界の新たなビジネスモデル pass the baton の特徴 コンセプト:「new recycle」 「捨てるのが惜しいが使わなくなった品物を、次に大 切に扱ってくれる人へ」 ● 実店舗:3店(丸の内・表参道・京都祇園)&オンラインショップ ● 3か月間の受託販売(最後の1か月間は30%引き) ● 売れなかった場合:返却/寄付/処分 ● 販売価格自体は出品者が決める 19
  20. 20. リユース業界の新たなビジネスモデル pass the baton ネットと実店舗を兼ね備える!! 売手 持込 プロフィ ール記入 出品物 の評定 販売 売手に 50% 還元 http://www.pass-the-baton.com/c/pages/passcounter20
  21. 21. ネットと実店舗の良い点のミックス 企業視点 利用者視点 ● 在庫を抱えない(3か月でなくなる) ● 必要最低限しか実店舗を設けない(ONLINEでカバー/ 維持費を削減) ● 査定をしない(出品者の希望額で販売できる) ● 出品者が面倒な配送準備をしなくてよい ● プロフィールで、以前の所有者がどんな人かわかる (従来の不透明性を解決) 21
  22. 22. <参考資料> 1.政府広報オンライン:まだ使える不用品を生かす「http://www.gov- online.go.jp/useful/article/201503/5.html」 2.角田佐哉香:急拡大するリユース業界、イチオシはあの銘柄だ 「http://shikiho.jp/tk/news/articles/0/81439」 3.福本晃:CtoCマーケット急拡大時に対応する5つのこと「http://re- business.jp/mail_magazine/vol351.htm」l 4メルカリ資料3「http://www.caa.go.jp/adjustments/pdf/150320shiryo3.pdf」 5.平成27年リユースの市場動向調査結果「http://www.env.go.jp/recycle/confs/workshop_27-19/mat04.pdf」 6.福本晃:在庫管理が利益を生む「http://re-business.jp/mail_magazine/vol12.html」 7.リサイクルショップのうんちく「http://unique-satellite15.info/s05.html」 8.元古本屋が語るリサイクルショップの運営攻略!「http://www.recyclepro-kanagawa.jp/」 22
  23. 23. <参考資料> 9.経済産業省:商業統計「http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2.html」 10.フランチャイズ比較.net:リユース市場の最新動向を徹底分析! 「https://www.fc-hikaku.net/editor_special/purchase_market」 11.船井総研:リユース業界で注目される総合買取店ビジネスモデル 「http://www.funaisoken.co.jp/file/fmp20130527_btn_book.pdf」 12.PASS THE BATON:パスカウンター出品「http://www.pass-the-baton.com/c/pages/passcounter」 13.ビジネス+IT:マーケットエンタープライズに買い殺到、知られざる成長市場「ネット型リユース」 「http://www.sbbit.jp/article/cont1/29866」 14.Fashionsnap.com:フリマアプリがファッション業界と消費者に及ぼす影響とは? 「http://www.fashionsnap.com/the-posts/2016-03-07/app/」 23
  24. 24. <参考資料> 15.スモールビジネスのための集客方法、スマホ活用術:リユース市場に風穴をあける?新たに注目される CtoBtoCビジネスはせいこうするのか?「http://mj-life.com/reuseitaku/」 16.東洋経済オンライン:混戦のフリマアプリ、後発のメルカリが爆伸「http://toyokeizai.net/articles/- /87560」 17.リサイクルショップ業者アップの極意:WEBを放置するとどうなるのか 「http://re-business.jp/mail_magazine/vol352.html」 18.リサイクルショップ業者アップの極意:リユース・リサイクル業界の今後 「http://re-business.jp/mail_magazine/vol261.html」 19.オルタナティブ・ブログ:ついにベールを脱いだ、強くてニューゲーム「メルカリ」の売上42億円な ど:1分から読める注目の非上場企業の決算情報 「http://blogs.itmedia.co.jp/kenji.hirano/2015/11/post_37.html」 20.官報ブログ:メルカリ決算公告(第4期)「http://kanpo-kanpo.blog.jp/archives/8344008.html」 24

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