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地下公共空間における歩行者の滞留行動と空間構造の関係

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GISA学術研究発表Web大会

表題:
地下公共空間における歩行者の滞留行動と空間構造の関係

著者名(共著者含む):
松尾佳津史、田中一成、吉川眞

所属:
大阪工業大学大学院 工学研究科都市デザイン工学専攻

連絡先:

Published in: Technology
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地下公共空間における歩行者の滞留行動と空間構造の関係

  1. 1. 地下公共空間における歩行者の 滞留行動と空間構造の関係 大阪工業大学大学院 大阪工業大学 大阪工業大学 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 松尾佳津史 田中 一成 吉川 眞 GISA学術研究発表Web大会(2013)
  2. 2. 研究背景(1) 人の行動 = 方向感覚 地上と地下空間で違いが生じる - 空間構造 - 行動に影響を与える要因 利用者の迷い行動に影響を与える Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 1/27
  3. 3. 過去の研究(1) • 迷い行動に影響を与える要因 0m 凡例 200m 0m 200m 地下通路 階段 0 109 57 139 67 180 72 270 90 360 187 0 曲折 角度 方向感覚を見失う要因 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 2/27
  4. 4. 過去の研究(2) • 迷い行動に影響を与える要因 0m 100m 凡例 地下通路 神戸国際会 館 OPA JR三ノ宮駅西口 SOGO マルイ 方向感覚を再認識する要因 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 3/27
  5. 5. 研究背景(3) 迷い行動に影響を与える要因 - 出入口の階段,地下通路の「曲折」,「角度」 ランドマーク的な役割を果たす都市施設により方向感覚 の再認識 阪急百貨店(梅田) SOGO(神戸) 「方向を再認識」空間の範囲は明らかにされていない Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 4/27
  6. 6. 研究の目的 「~前」といわれる範囲に着目 - 多くの人が共有している部分が多い 待ち合わせ行動を分析 - 影響を与える要因が「~前」の範囲と関係 都市施設が影響を与える範囲を把握 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 5/27
  7. 7. 研究の方法 空間構造のさまざまな特徴 変数とする 地下空間をグリッド分割 - 各グリッドに変数をあてはめる GISを用いて視覚的な表現 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 6/27
  8. 8. 対象地 • 阪神電車三宮駅 マルイ 交通結節点 さまざまな利用用途 サンチカ 待ち合わせを行いやすい 0m Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 10m 阪神電車三宮駅 GISA学術研究発表Web大会(2013) 7/27
  9. 9. 変数 *最終的に用いた変数 略称 最大値 最小値 平均 分類 方法 滞留 5 0 0.28 行動 1分×5の累積 流動 10 0 1.58 行動 1分×5の累積 可視領域 75 0 37.32 心理 可視頻度値 サイン 1.2 0 0.25 物理 可視頻度値 柱 157 0 タイル 90 73 天井高さ 6 3 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 90.44 物理 影響範囲 84.25 物理 方向性とのなす角 4.08 物理 天井高さ GISA学術研究発表Web大会(2013) 8/27
  10. 10. 変数 • 滞留 パーソナルスペース - 他人に近づかれると不快に感じる空間 公衆距離 個体距離をあてはめる 人 滞留スペース 個体距離 調査回数の重なりを演算 調査方法 - 1分×5回の動画撮影 - 対象地が収まるように同時に撮影 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 9/27
  11. 11. 変数 • 流動 流動におけるパーソナルスペース - 滞留時と違いを考慮することが必要 ルートを記す 軌跡 流動スペース 流動時の パーソナルスペース 調査回数の重なりを演算 調査方法 - 1分×5回の動画撮影 - 対象地が収まるように同時に撮影 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 10/27
  12. 12. 行動関係指標の調査時間 乗換えや目的地への移動が多い時間帯 平日:14時~16時 土曜日:10時~16時(最大は12時~14時) 日曜日:10時~12時,18時以降 梅田地下街の利用者行動に関する研究 (室崎,大西,奥村 AIJ 1992) 待ち合わせ行動も多いのでこの時間帯で調査 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 11/27
  13. 13. 変数 • 可視領域 発券所・改札の可視頻度 - 待ち合わせ行動に影響している 見通しの把握 • サインの位置と可視領域 サインの可視頻度 - サインの見える場所の重み付け 情報量の把握 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 12/27
  14. 14. 変数 可視頻度値 - 各可視ポイントの可視領域の重なり 可視頻度値:2 可視頻度値:1 柱 可視ポイント Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 13/27
  15. 15. 変数 • 柱の位置と形状 柱の影響する範囲をあてはめる - 人が障害物の回避行動を行う距離 回避行動を行う距離 人の軌跡 柱 全方向に均一 柱の影響範囲 柱の影響範囲 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 14/27
  16. 16. 変数 • 床面の状態 主形状が改札出口方向からの傾き - 床面タイルは改札からの方向が存在している - 点字は独立したものとする 方向性 改 札 口 なす角θ 床面形状ごとになす角を算出 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 15/27
  17. 17. 変数 • 天井高さ 空間における広がりの変化 - 地下空間構造の特徴 天井の形状を調査 空間の広がり Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 16/27
  18. 18. 相関分析 相関係数 滞留 Pearson の 相関係数 Pearson の 流動 相関係数 Pearson の 駅可視 相関係数 Pearson の サイン 相関係数 Pearson の 柱 相関係数 Pearson の タイル 相関係数 Pearson の 天井高さ 相関係数 滞留 1 流動 -.072 -.072 ** ** 1 駅可視 ** .057 -.157 ** ** -.157 ** ** -.604 ** .422 ** -.091 ** -.015 ** -.367 ** .143 .057 .061 .529 .075 -.039 ** ** .671 サイン 柱 ** .529 .061 -.604 ** ** 1 .422 ** ** -.091 ** ** .075 -.367 ** .393 -.005 1 .117 ** -.528 ** ** ** -.014 ** -.528 -.005 .117 ** .671 ** 1 ** -.039 .042 .143 .393 天井高 さ ** -.015 ** .042 タイル 1 -.248 ** ** -.014 -.248 ** ** 1 分析に用いる変数 - 滞留・流動・可視領域・サイン・天井高さ・タイル Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 17/27
  19. 19. 分析結果 0m 成分 20m 初期の固有値 合計 分散の % 累積 % 1 2.531 42.181 42.181 2 1.110 18.505 60.686 3 .983 16.377 77.063 滞留 流動 可視領域 サイン 天井高さ タイル 成分行列 主成分 1 2 3 .136 .283 .944 -.854 .224 -.014 .363 .839 -.261 .855 .183 -.133 -.758 .483 -.053 .588 .099 .047 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology High Low 駅近接型主成分 GISA学術研究発表Web大会(2013) 18/27
  20. 20. 分析結果 0m 成分 20m 初期の固有値 合計 分散の % 累積 % 1 2.531 42.181 42.181 2 1.110 18.505 60.686 3 .983 16.377 77.063 滞留 流動 可視領域 サイン 天井高さ タイル 成分行列 主成分 1 2 3 .136 .283 .944 -.854 .224 -.014 .363 .839 -.261 .855 .183 -.133 -.758 .483 -.053 .588 .099 .047 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology High Low 駅遠方認知型主成分 GISA学術研究発表Web大会(2013) 19/27
  21. 21. 分析結果 0m 成分 20m 初期の固有値 合計 分散の % 累積 % 1 2.531 42.181 42.181 2 1.110 18.505 60.686 3 .983 16.377 77.063 滞留 流動 可視領域 サイン 天井高さ タイル 成分行列 主成分 1 2 3 .136 .283 .944 -.854 .224 -.014 .363 .839 -.261 .855 .183 -.133 -.758 .483 -.053 .588 .099 .047 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology High Low 待合型主成分(参考) GISA学術研究発表Web大会(2013) 20/27
  22. 22. 比較対象地 • 大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅北口 阪急3番街 地下空間が発達 主要な駅 大阪市営地下鉄 御堂筋線梅田駅北口 待ち合わせを行いやすい 0m 20m ヨドバシカメラ Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 21/27
  23. 23. 分析結果 成分 初期の固有値 合計 分散の % 累積 % 1 1.716 28.606 28.606 2 1.365 22.747 51.352 3 1.067 17.785 69.138 滞留 流動 可視領域 サイン 天井高さ タイル 成分行列 主成分 1 2 3 .573 -.276 .578 -.193 .604 .122 .808 .306 -.111 .610 .644 -.047 -.503 .602 -.073 -.270 .233 .836 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 0m 20m High 滞留・サイン・流動 Low 切符を買う・サインを確認 駅近接型主成分 GISA学術研究発表Web大会(2013) 22/27
  24. 24. 分析結果 成分 初期の固有値 合計 分散の % 累積 % 1 1.716 28.606 28.606 2 1.365 22.747 51.352 3 1.067 17.785 69.138 滞留 流動 可視領域 サイン 天井高さ タイル 成分行列 主成分 1 2 3 .573 -.276 .578 -.193 .604 .122 .808 .306 -.111 .610 .644 -.047 -.503 .602 -.073 -.270 .233 .836 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 0m 20m High サイン・天井高さ・流動 Low 移動する 移動型主成分 GISA学術研究発表Web大会(2013) 23/27
  25. 25. 分析結果 成分 初期の固有値 合計 分散の % 累積 % 1 1.716 28.606 28.606 2 1.365 22.747 51.352 3 1.067 17.785 69.138 滞留 流動 可視領域 サイン 天井高さ タイル 成分行列 主成分 1 2 3 .573 -.276 .578 -.193 .604 .122 .808 .306 -.111 .610 .644 -.047 -.503 .602 -.073 -.270 .233 .836 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology 0m 20m High タイル・滞留 Low 少し離れた見る 駅近接型主成分 GISA学術研究発表Web大会(2013) 24/27
  26. 26. まとめ 地下空間における「~前」を取り出す可能性 - 待ち合わせ行動を行っている空間とそれ以外の空間 - 同様な変数で行うことができるか試行 待ち合わせ行動はさまざまなことが要因となる 他の対象地区における検証 - 大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅北口 影響範囲,日常的に場所をイメージする空間は共通 ランドマーク的な役割をする空間の特徴を抽出 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 25/27
  27. 27. まとめ • 地下空間における「~前」を取り出す可能性 - 待ち合わせ行動はさまざまなことが要因となる • 滞留の型の違い - 待ち合わせ行動を行っている空間とそれ以外の空間 • 2つの対象地区における差異 - 阪神電車三宮駅,大阪市営地下鉄御堂筋線梅田駅北口 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 26/27
  28. 28. 今後の展開 • さまざまな「~前」に対して方向感覚を なくす,再認識する範囲 • 変数の追加 - 他にも影響を与えると考えられる変数を取り入れる • 他の改札での検証 - 移動方向が限られる地域等 • 他の都市施設での検証 - 同様な変数で行うことができるか試行 Laboratory of Spatial Design Osaka Institute of Technology GISA学術研究発表Web大会(2013) 27/27

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