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気象キャスター向け講習会「防災教育とアクティブ・ラーニング~より効果的な防災啓発に向けて~」

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平成28年1月23日実施、公開用に一部編集。「先生のための教育事典-EDUPEDIA-」で記事を公開しています。講義内容については下記をご参照ください。

2016.02.01公開「防災教育とアクティブ・ラーニング」
https://edupedia.jp/article/55348f0db21432fb56303604

Published in: Education
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気象キャスター向け講習会「防災教育とアクティブ・ラーニング~より効果的な防災啓発に向けて~」

  1. 1. 1 一般社団法人防災教育普及協会 事務局長 第3回国連防災世界会議防災教育日本連絡会 事務局次長 宮﨑 賢哉(防災教育コンサルタント・社会福祉士) 2016.01.23 気象庁・気象キャスター向け講習会
  2. 2. (一社)防災教育普及協会とは 2
  3. 3. 自己紹介 3 ■主な活動 災害救援ボランティア推進委員会 事務局 主任 / 災害ボランティアコーディネーター 防災教育チャレンジプラン実行委員会 事務局 効果的な防災訓練と防災啓発(ShakeOut)提唱会議 事務局次長 (一社)防災教育普及協会 事務局長 第3回国連防災世界会議防災教育日本連絡会 事務局次長 (公社)東京社会福祉士会 災害対策本部会議 メンバー 被災地での災害支援、コーディネーターとしての経験を活かし、 防災教育コンサルタントとして児童生徒・教職員への防災教育、 大学・企業、社会福祉協議会等での災害ボランティア育成や自治 体等での効果的な防災訓練と防災啓発(ShakeOut訓練等)に取り 組む。 1982年東京都生まれ。二男児の父。趣味はバスケットボール。
  4. 4. 本日(研修)の講義内容と習得目標 ■目標■ ・アクティブ・ラーニングの正しい定義が説明できる。 ・目標の明確化と適切な評価の必要性を理解し、説明できる。 ・講義やワークショップを通じて、学校、家庭、地域での効 果的な防災教育について自分にできることが分かる。 ■内容■ ・アクティブ・ラーニングについて ・身につけたい”授業力”について ・目標の明確化と評価、学習者の前提条件について ・模擬授業 ・学校、家庭、地域で助け合う防災教育について 4
  5. 5. 本日の講義・演習内容 5 防災教育と アクティブ・ラーニング 評価の考え方 身につけたい 「授業力」 模擬授業 地域における 防災教育実践 “助け合う” 防災教育
  6. 6. 6 アクティブ・ラーニングってなに?
  7. 7. アクティブ・ラーニングとは[文科省定義] 7 「学修者の”能動的な”学修への参加を取り入れた教授・学習法」の総 称。”主体的/自発的”であるだけでなく”能動的=他者への関わり”が重要。 能動的であることが重要 • 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者 の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称。 • 学修者が能動的に学修することによって、認知的、倫理的、 社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成 を図る。 • 発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等が含まれ るが、教室内でのグループ・ディスカッション、ディベー ト、グループ・ワーク等も有効なアクティブ・ラーニング の方法である。 (文部科学省,平成24年8月28日「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて(答申)用語集」)
  8. 8. 8 能動的ってなに? 主体的とか自発的と何がちがうの?
  9. 9. アクティブ・ラーニングとは[学術定義] 9 気象災害について知るために、気象庁サイトで単語を覚える(主体的)。 自分の地域で起こりそうな気象災害を調べ、対策を発表する(能動的)。 ”他者へ伝えていく”=能動的 • 一方的な知識伝達型講義を聴くという(受動的)学習を乗 り越える意味での、あらゆる能動的な学習のこと。能動的 な学習には、書く・話す・発表するなどの活動への関与と、 そこで生じる認知プロセス※の外化を伴う。 • ●●について調べさせる、考えさせるだけの学習は「主体 的・自主的」であっても「能動的」ではない。 ※認知プロセスとは 「知覚・記憶・言語、思考といった心的表 象としての情報処理プロセス」(論理的/批 判的/創造的思考、推論、判断、意思決定、 問題解決など) 溝上慎一(京都大学高等教育研究開発推進センター/教育学研究科)による
  10. 10. なぜ「アクティブ・ラーニング」なのか 10 「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ学習」は現行の学習指 導要領以降段階で小中は検討実践するも、高校・大学での普及実践に課題 高校・大学での普及が課題に POINT : 1998年の指導要領改訂『総合的な学習の時間』による広がり、深まり 2008年の指導要領改訂『言語活動の充実』によるコミュニケーション
  11. 11. 11 具体的にどうやればいいの?
  12. 12. 学習課題に応じたアクティブ・ラーニングの手法 12 設定した学習課題に適した手法(グループ学習型、討論型、プレゼンテー ション型、体験学習型、問題発見解決型)を活用する 手段による5つの分類 班・チームに分かれて行う、一般的によく行われている学習方法グループ学習型 特定の意見・主張に寄り、ディスカッションを通じて学びを深める討論型 明確な課題(テーマ)に対するアプローチ、伝え方の違いから学ぶ プレゼン テーション型 施設やイベントでの体験から様々な気付きを得て学びにつなげる体験学習型 課題やテーマ設定の発見から入り、解決策を考える(実行する)問題発見解決型
  13. 13. 本日の講義・演習内容 13 防災教育と アクティブ・ラーニング 評価の考え方 身につけたい 「授業力」 模擬授業 地域における 防災教育実践 “助け合う” 防災教育
  14. 14. 14 アクティブ・ラーニングを実施する ためには、何が必要なの?
  15. 15. アクティブ・ラーニングで重要な目標の明確化 15 メーガーの3つ の質問 Where am I going? How do I know when I get there? How do I get there? 授業の パッケージ 課題分析図 評価計画 教材・指導案 つけたい授業力 目標を 明確にする力 学習を評価 する力 授業の作戦を 練る力
  16. 16. 16 A.「今日はこのための学習だよ」と いう、はっきりとした目標設定とそ れを明示することが必要です。 アクティブ・ラーニングはあくまで 「手段・過程」であって「目標・目 的」ではありません。
  17. 17. 17 防災教育の目標ってなに?
  18. 18. 防災教育の目的の考え方~3つのL~ 18 発災直前直後=生命をまもる、被災後=生活をまもる、復旧復興=人生を まもる、ために必要な知識・技能・態度の習得を目的として考える 「何をまもるための」教育か ①”生命” (Life) を まもる ②”生活” (Livelihood) を まもる ③”人生” (Lives) を まもる 災害による被害から 3つの【L】をまもるための備え
  19. 19. 3つLを守るために必要な知識の例 19 例え「生命」は助かっても、避難生活が苦しかったり、人生設計(将来へ の期待)ができないと、助かった「生命」に危険が及ぶこともある 災害への備えは”歯車”です すまい 心のケア 人と人のつながり 学校・仕事の再開 生活・経済の再建 等 耐震補強 家具固定 安全行動 避難誘導 初期消火 災害情報 等 各種防災備蓄 食事・水分 プライバシー 災害トイレ 広域避難 等 人生 いのち 生活
  20. 20. 20 防災教育に関する目標をどう具体化 したらいいか、分かりません。
  21. 21. 目標を明確にするための学習課題整理 21 ガニェの学習課題の5分類 学習指導要領 学力の3要素 言語情報 :物事・名称を記憶する 十分な 基礎的・基本的な 知識・技能運動技能 :体を動かして身につける 知的技能 :ルールを理解し活用する 答えのない問いに 答えを見い出す 思考力・判断力 ・表現力 等認知的方略:学び方を工夫する 態 度 :気持ちを方向づける 主体性を持って 多様な人々と 協働して学ぶ態度
  22. 22. 学習成果と目標行動の関係 22 学習成果 具体例 目標行動 言語 情報 名称や単語などの指定さ れたものを覚える 災害が起きる仕組みを 説明できる 言う,書く 運動 技能 体の一部や全体を使う動 作や行動 心肺蘇生法を正しい手順 で行うことができる 行う,実演する 知的 技能 ルールや原理,概念を理 解して新しい問題に適用 する 警報音を正しく理解し、 適切な安全行動を選択で きる 区別する,選ぶ,分 類する,例を挙げる, つくりだす 認知的 方略 学び方や考え方を意識し て工夫・改善する 気象災害の知識を前提に ハザードマップで被害想 定を調べることができる 採用する 態度 個人の選択や行動を 方向づける気持ち 施設体験等を通じて防災 の 必 要 性 を 知 り 関 心 を もって取り組もうとする 選ぶ,~しようとす る,~しないように する
  23. 23. 23 A.「何をできるようになって欲しい か」を具体化し、細分化しましょう。 学習目標に基づく目標行動を明確に することが、アクティブ・ラーニン グの学習成果を高めます。
  24. 24. 24 A2.「上手に卵焼きを作れるように なってほしい」としたら、いくつか の作業工程がありますね。「卵焼き とは何か」を知る、「美味しい卵焼 きの作り方」を調べる、フライパン の使い方を身に付けるなど、過程を 細分化して考えてみましょう。
  25. 25. 25 でも、卵焼きなんて作れる人も作れな い人もいるわけでしょ?知識も経験も 違う人にどう教えたらいいの?
  26. 26. 26 前提条件 授業において学習目標を達成するために,学習者があらかじ め身につけておくべきことは何か。 関連知識 学習者がこれから学習する内容や関連する内容ついて,どの 程度知っている(経験している)のか。 学習意欲 授業に対する学習者の学習意欲はどの程度か。興味はあるか, やりがいはあるか,自信を持てるかなど。 学業レベル 学習者の他の教科を含めた成績の程度や,学校全体やクラス 内の学習者の一般的な知能レベルなど。 学習方法の 好み 一斉授業・グループ学習などの好み,利用するメディアの好 みなど。これまでにどれが成功したのか。 クラス特徴 クラスの全体的な特徴(雰囲気や,他クラスと特に異なる点 など),個々の学習進度のばらつき度合いなど。 学習者について知っておくべき項目
  27. 27. 27 A.「前提条件」を確認しましょう。 既に知っている、できることであれ ば、その知識や技能が他の場面や環 境でも応用できるかどうか、といっ たことを目標に設定します。
  28. 28. 28 A2.防災教育においては「全員が80点 以上」を目指すのではなく「20点以 下は誰もいない」と考えると良いで しょう。”能動的”であるためには基 礎的な知識や理解が必要であること を、忘れてはいけません。段階的な 学習が必要です。
  29. 29. 発達段階を意識した学習目標・内容を示す 29 小学校低学年・中学年・高学年、中学校、高等学校、大学など「どの発達 段階でどの程度の知識・技能・態度を持つべきか」を考えて明示する。 それは「いつ」知るべきことか?
  30. 30. 指導内容を明文化し教員等と共有(指導案等) 30
  31. 31. 本日の講義・演習内容 31 防災教育と アクティブ・ラーニング 評価の考え方 身につけたい 「授業力」 模擬授業 地域における 防災教育実践 “助け合う” 防災教育
  32. 32. 32 アクティブ・ラーニングは能動的で あることが重要だとしたら、それは 評価できるんですか?
  33. 33. その成果は本当に”その教育”の成果ですか? 33 授業 事後テスト (合格かどうか) 事前テスト (必要があるか) 前提テスト (資格があるか) 時間 到達度 授業前 授業後 前提条件 学習目標 責任 範囲
  34. 34. 34 A.先ほど述べたようにアクティブ・ ラーニングは手段であり過程です。 過程を評価するのではなく「授業前 に出来なかったことが、授業後に出 来るようになったか」を基準に考え ます。
  35. 35. 観点別評価の整理と授業の進め方 35 「主体的に学習に取り組む態度」を、どのように学習目標、指導目標、防 災教育の中に取り入れていくか 学習評価の見直しで変わる授業 関心・意欲・態度 思考・判断・表現 技能 知識・理解 知識・技能 思考・判断・表現 主体的に学習に 取り組む態度 目指す授業の在り方(中央教育審議会) ① 問題発見・課題解決を念頭に置いた学びが実現できているか。 ② 他者との協働などを通じて対話的な学びが実現できているか。 ③ 自分の学習活動を振り返り、次につなげる主体的な学びが実現できて いるか。等 変 わ る 評 価 の 観 点
  36. 36. 数値化できないものを評価する手法 36 「主体的な学習態度」はテストの点数で判断できないため、授業等での様 子から「評価(フィードバック)」し、積み上げた得点で「評定」を行う。 評価と評定のちがいを知る 単元毎に各観 点をABCの3 段階で評価 単元毎のABC を積み上げ、 得点化 ABCの総数(得 点)平均値から 5段階評定 観点別評価の手法例 評価=授業実践を含め、日常的に行いフィードバックすること 評定=テスト等の結果を基準に従って点数をつけること 大西俊宏「高等学校における観点別評価について」より作成 http://www.math.ryukoku.ac.jp/~t-onishi/sj250211.pdf
  37. 37. 37 とにかく、児童生徒(地域住民)に テーマを与えて、自分たちで考えさ せればいいんですね?
  38. 38. 38 A. 学習者の能動的学習を促すことは 「何も指導しない」ということでは ありません。議論等が適切な方向に 向かうような支援は必要です。どん な支援が良いか、何を事前に学ばせ るかなどは、授業そのものを検証し、 改善していきます。
  39. 39. 39 分析 Analysis 設計 Design 開発 Development 実施 Implement 評価 Evaluation 必要に応じて改善 Revise as needed 防災教育だけでなく、防災計画・学校 安全計画・避難所運営マニュアル等 の検証においても重要な考え方 プログラムの実践と改善「ADDIEモデル」
  40. 40. 防災教育やALにおける「ブレない評価軸」の必要性 40 特定の教材・プログラムの成果を正しく検証するには、評価軸を統一し、 サンプルの「ブレ」を少なくすることが必要。 ブレない評価軸で成果を検証 7,000名以上の児童生徒、教員、PTA等を対象に共通の評価 軸で評価したもの。2016年度内に10,000名分を整理・分析 することで、教材、発達段階、環境等による学習成果の違 いを検証予定。
  41. 41. 2015.09.17 中学校防災講話における生徒の自己評価 • 地震や防災について自分の気持ちは変わったか。 (1)かわった + (2)すこしかわった 88.9% 【理由】 • いつもは災害はいつくるかわからないし、あまりこないか ら、ふだんなにも災害に備えてなかったけど、本当にとあら た災害はいつくるかわからないし、自分のいのちは自分でま もらなくてはいけないと改めて思いました。 • 自分の命だけが助かったとしても、生活・人生は今までど うり行えないかもしれないので、共助・公助が重要。という ことを理解できたから • 災害のときさえ生き延びれば助かると思っていました。しか し、それだけではだめだということもわかりました。 41
  42. 42. 2015.09.17 中学校防災講話における生徒の自己評価 • 今日、授業を開いてくださりありがとうございます。今まで、自 分はあまり防災のことを考えていませんでした。「戦争くらい大 したこともないしどうでもいいや」と思っていました。しかし、 この授業を通し、災害も人の命のみならず、心や人生もむしばん でしまう脅威であることがわかりました。その脅威から生き延び、 災害前のような心身でいられるよう、防災についてもう一度考え たいと思います。もう一度、ありがとうございました。 • 自助・共助・公助について知ったことで生命の大切さをより深く 考えることができました。ありがとうございました。 • サンテグジュペリの星の王子様の「本当に大切なことは目には見 えないんだよ」という言葉が心に残りました。アンパンマンもだ れかに支えてもらわなくてはヒーローになれない。支えてくれる 人がいないと自分はいない。 • 「3つのL」は初めて聞きました。これからは意識して自助共助公 助したいです。 • 釜石の出来事の話を聞いて感動した。あれほどの恐ろしい津波 だったにも関わらず、死者がでていないのはすばらしいと思う。 協力することが大きな力になることを学べた! 42
  43. 43. 本日の講義・演習内容 43 防災教育と アクティブ・ラーニング 評価の考え方 身につけたい 「授業力」 模擬授業 地域における 防災教育実践 “助け合う” 防災教育
  44. 44. 44 体験してみないと、イメージが 分かりません。(小学校等で) いつもやっていることと、何が ちがうんですか?
  45. 45. グループ学習型アクティブ・ラーニング教材 45 防災について教育者の負担を抑え「協働的」「能動的」となるような「グ ループ学習」を進めることができる、シンプルな教材シリーズの開発 「プリント1枚」シリーズ 防災グッズの選び方について、家族 ひとりひとりでの備えの大切さ、家 庭の状況で備える内容が異なること などを学ばせることができる。 先生のための教育事典『EDUPEDIA (エデュペディア)』記事や、筆者 ブログで公開しています。
  46. 46. うさぎ一家のぼうさいグッズえらび授業構成 46 ① 今日の学習目標(家族で必要な防災グッズ のちがい、みんなで備えることの大切さな ど)と、学習方法を伝える。 ② うさぎ一家の家族構成(おじいちゃん、お ばあちゃん、おとうさん、おかあさん、ぼ く、わたし、赤ちゃん)について説明する。 ③ 希望者数名(各班の班長等)に出てきても らい、うさぎ一家に必要なぼうさいグッズ を 10個えらび、ホワイトボードに描い た非常持出袋に貼り付けてもらう。 ④ それぞれ選んだ理由について、発表しても らう。 ⑤ 指導員から①について確認し「家族によっ て必要なものは違うこと」や「非常持ち出 し袋は家族で一つではなく、みんなで必要 なものを分けあってもつこと」、「自分の 家族に合ったぼうさいグッズを備えるこ と」を伝える。 ⑥ ワークシート(空欄が10個あるもの)を 配布し、家庭で必要だと思うぼうさいグッ ズについて話し合ってもらう。 ⑦ 必要に応じてワークシート内容を確認する。
  47. 47. 指導案例 47 「学校向け防災学習指導案集」のExcelデー タを作成し、無償で公開・提供しています。 編集も全て自由です。 ご希望の方は弊会事務局までお知らせくだ さい。
  48. 48. 48 A.小学校等では日常的にアクティブ・ ラーニングの手法や考え方を取り入れ た授業も行われており、児童生徒も慣 れています。発達段階、年齢が上がる につれて発言が少なくなることもあり ます。発達段階や対象に合わせた工夫 が必要です。
  49. 49. 発達障害等をもった児童生徒への配慮 49 iPadアプリ「まもるリュック」や「すききらいメーカー」など。発達障害 等、配慮の必要な児童生徒や特別支援学校等で活用可能。 ICT機器(iPad等)を使った学習 学習上の支援機器等教材研究開発支援事業実施機関、女子美術大学を中心とする チームで作成。
  50. 50. 手段としての指導案と展開例、参考教材 • 「学校向け指導案集」 Excelで作成し自由編集可能、参考資料はインターネット上 (「先生のための教育事典-EDUPEDIA-」等)に公開中。学校教 育でも使用することを前提に作成。今後段階的に追加予定。 • 映像資料「幸せ運ぼう」、「チャレンジ防災48」 神戸市教育委員会製作「幸せ運ぼう」や総務省消防庁の 「チャレンジ防災48」は学校教育を想定しているため使い やすい。災害そのもの自然科学的な学習は気象庁ホームペー ジのワークシートも役立つ。 被災地の映像・写真の使用時は、関係する生徒がいる場合 もあるので注意する。 50
  51. 51. 手段としての指導案・教材と展開例 51 「地域における防災教育の実践に関する手引き」には、様々な防災教育教 材や訓練プログラムが掲載されています。ご活用ください。 「~手引き」の教材を活用
  52. 52. 手段としての指導案・教材と展開例 52 「目標を明確にする力」があれば、新しい教材やプログラムを開発する手 間やコスト、労力をかけることなく効果的な防災教育が展開できます。 既存の教材を上手に活用する 災害状況シミュレーション ツール「目黒巻(授業用)」 を行うことで災害状況につい てイメージした後、各家庭に 併せた防災グッズのセレクト を考え、リスト化して発表。 気象庁「急な大雨・雷・竜巻 から身を守ろう!」で地域で 想定される風水害についての 知識をもってぼうさい探検隊 (防災マップづくり)に挑戦 し、地域の水害危険箇所を把 握し、発表する。
  53. 53. 本日の講義・演習内容 53 防災教育と アクティブ・ラーニング 評価の考え方 身につけたい 「授業力」 模擬授業 地域における 防災教育実践 “助け合う” 防災教育
  54. 54. 54 地域での防災教育はどうすればいいん ですか?
  55. 55. 55 A.地域でも基本的には同じですし、能 動的な手法は好まれることが多いです。 「前提条件」や「学習レベル」はよく 見極めましょう。あまり複雑で難しい テーマや手法を設定すると「私には無 理」と参加意欲を失ってしまう場合も あります。
  56. 56. 生涯学習(Lifelong-learning)とのつながり 56 防災教育を学習指導要領内での教育に留めず、乳幼児期(パパママ学級) や退職後の地域活動等ライフステージを考慮した「生涯学習」につなぐ 乳幼児期~地域活動も視野に 生涯学習とは 『人々が生涯に行うあらゆる学習,すなわち,学校教育,社会教育,文化活動,ス ポーツ活動,レクリエーション活動,ボランティア活動,企業内教育,趣味など 様々な場や機会において行う学習』,平成18年版文部科学白書第2部第1章
  57. 57. 防災教育実践と地域との連携(手引き紹介) 57 「地域における防災教育実践の手引き」より
  58. 58. 地域における効果的な防災啓発-ShakeOut- 58気象庁リーフレット「緊急地震速報~まわりの人に声をかけながら あわてず、まず身の安全を!!~」より
  59. 59. 本日の講義・演習内容 59 防災教育と アクティブ・ラーニング 評価の考え方 身につけたい 「授業力」 模擬授業 地域における 防災教育実践 “助け合う” 防災教育
  60. 60. 60 防災教育とアクティブ・ラーニングに 関する事例が知りたいです。
  61. 61. ~ 東京都教育委員会製作映像教材「助け合う防災教育 -学校・家庭・地域のつながりをつくる-」より~ ★詳細は弊会までお問い合わせください TEL.03-6822-9903 (防災教育普及協会事務局) 62 ※東京都教育庁地域教育推進ネットワーク東京都協議会 - 外部団体と連携した防災教育プロジェクト- (各種教材やワークシートも公開中) http://www.syougai.metro.tokyo.jp/sesaku/net/netkyou0812.htm
  62. 62. 映像資料「助け合う防災教育」キャプチャ 63
  63. 63. 映像資料「助け合う防災教育」キャプチャ 64
  64. 64. 65 A. プリントを家庭に持ち帰って取り 組む、地域の人たちと関わるなど「主 体的」「能動的」な学びがたくさんあ りました。昨今の防災教育では取り組 まれていることがほとんどですので、 各地の実践例※を調べてみてください。 ※『防災教育チャレンジプラン』など
  65. 65. いつもできないことは、災害時にもできない。 いつもできることだけが、 災害時にできること。 その時、何ができるかは それまで、何をしてきたか。 67
  66. 66. 防災教育普及協会の役割と使命 68 弊会は「防災教育チャレンジプラン」等との連携による専門性と教材・プ ログラムノウハウを活用し「教材・プログラムの科学的評価」を目指す。 プログラムの”One of Them”脱却 教材やプログラムについて ①実施してみての良い・悪い ②具体的にどのような点で良し悪し があったか。 ③その他 ・実施のしやすさ、実施の難易度 ・学習者に求められる前提条件 ・学習者の理解度 ・授業者(教員等)の準備度合い などを科学的・客観的な評価軸で整 理し、体系化していく
  67. 67. おわりに:結果を前提とし、過程を大切に 69 みんなでパズルをつくろう! パズルの完成図(例:適切な安全行動等)は見せながらも、そこに至るま での組み立てを主体的・能動的に他者と共に考える過程も大切に。
  68. 68. 参考資料、URL • 西川純(2015),『アクティブ・ラーニング入門』,明治図書出版 • 内閣府(防災担当)(2015),『地域における防災教育実践の手引き』 • 大西俊宏『高等学校における観点別評価について』 http://www.math.ryukoku.ac.jp/~t-onishi/sj250211.pdf • 溝上慎一(2015),『主体的な学習からアクティブ・ラーニングを理解する』 http://www.gakuryoku.gakken.co.jp/pdf/highschool_forum/2015dl/03_documents_201508.pdf • 気象庁防災啓発ビデオ『急な大雨・雷・竜巻から身を守ろう!』 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/cb_saigai_dvd/index.html • 日本損害保険協会『ぼうさい探検隊』 http://www.sonpo.or.jp/protection/bousai/index.html 70
  69. 69. 71 アクティブ・ラーニングに基づく 防災教育は、私にもできますか?
  70. 70. 72 A.できます。一番大切なのは授業者が 「伝えたい、学ばせたいことがある」 という想い=目標とその手段を、具体 的に学習者に伝えることです。 次に大切なのが防災教育やアクティ ブ・ラーニングへの正しい理解と準備 ですが、想いがあれば、決して難しい ことではないはずです。それでも不安 なら、お気軽にご相談ください。
  71. 71. 本資料について • 本資料についてのお問い合わせは一般社団法人防災 教育普及協会までお願いします。 一般社団法人防災教育普及協会 〒102-0073 東京都千代田区九段北1-15-2-3F (公益財団法人日本法制学会内) TEL. 03-6822-9903 FAX. 03-3556-8217 URL. http://www.bousai-edu.jp/ 73

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