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途上国における”金融教育”のイノベーションと可能性
~金融包摂とSDGsビジネスの具体的アクション~
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
2017/05
株式会社ライフドラムラボ代表
今...
弊社紹介/代表取締役プロフィール
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
今井健太郎(いまいけんたろう)
埼玉県深谷市生まれ。
早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科卒
・専門は国際金融...
要旨
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【背景】
• 金融、資本市場は、短期的にはリーマンショックなどで落ち込みを経験しながらも、
中長期的には拡大の一途を辿ってきた。
– その一方で...
【背景】
資本市場・金融マーケット規模は約250兆ドルですが。。
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
• リーマンショックなどで落ち込みを見せたものの金融市場マーケットは拡大の一途
を辿...
【背景】
問題は「金融未アクセス層の存在」と「アクセス急拡大の歪み」
• アフリカの金融アクセスは1/3程度
• 未アクセス人口は世界では約20億人
• 新規口座開設7億人!!
• 特にアジア・アフリカ途上国で急拡大
@2017 LifeDru...
【金融アクセス拡大(金融包摂)に向けた取り組み】
フィンテック領域としてのファイナンシャルインクルージョンも
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
• それぞれのセクターごとに、既存プレイ...
【金融アクセス拡大(金融包摂)に向けた取り組み】
日本の既存の金融機関が途上国向けの金融商品を企画するケースも
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
• 損保ジャパンと国際協力銀行とタイで...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【金融アクセス急拡大に伴う歪み】
マイクロファイナンス機関の高金利問題など
• 平均20~40%、アフリカでは金利40%!は“普通”という現状
• 債...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【結論】
SDGs時代における、途上国での適切な金融教育が求められている
【企業(金融機関)の観点】
• 啓蒙活動、説明コストの削減、企業の社会的責任...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【補足】
日本の国際NGOの活動領域で最も多いのが「教育分野」
• 途上国を中心に、教育領域での活動が最も実施されている一方で、こと「金融教
育」とな...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【補足】
実は既存金融機関や国が主導し「金融教育」は実施されてきた
【ナレッジとして】
• 今まで情報の蓄積から「座学や講義」などの金融教育ではあまり...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【進め方】
SDGsビジネスとして有志連携での“具体的アクション”の実施
【有志連携での具体的アクション】
• 国際機関、コンサル、シンクタンク、金融...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
【進め方・検討事項】
まず、最低限として決めていかねばならない事項
分類 内容
ターゲット
・農業従事者、小規模事業者、学生、主婦など
・ニーズ(含潜...
@2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved
株式会社ライフドラムラボ
〒108-0014
東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室
http://lifedrumlab.co.jp
代表取締役:...
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途上国における”金融教育”のイノベーションと可能性~金融包摂とSDGsビジネスの具体的アクション~

・金融、資本市場は、短期的にはリーマンショックなどで落ち込みを経験しながらも、中長期的には拡大の一途を辿ってきた。
・その一方で、未だに金融サービスへアクセス出来ない層が、途上国を中心に存在しており、ファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)はホットな領域。
・また、モバイルマネーやマイクロファイナンスの普及で、金融アクセスは急拡大しており、そこに歪みも生まれてきている。
・金融サービスの拡大や、適切な活用の為には、根底をなす、金融リテラシーを育む、「金融教育」のイノベーションが強く求められている。
・所属や大学の垣根を越えて、有志連合による、SDGsビジネスとしての「金融教育」の可能性について模索していく。

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途上国における”金融教育”のイノベーションと可能性~金融包摂とSDGsビジネスの具体的アクション~

  1. 1. 途上国における”金融教育”のイノベーションと可能性 ~金融包摂とSDGsビジネスの具体的アクション~ @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 2017/05 株式会社ライフドラムラボ代表 今井健太郎
  2. 2. 弊社紹介/代表取締役プロフィール @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 今井健太郎(いまいけんたろう) 埼玉県深谷市生まれ。 早稲田大学 政治経済学部 国際政治経済学科卒 ・専門は国際金融と開発経済 ・第54回全日本大学囲碁選手権で全国制覇 野村総合研究所 金融ITイノベーション本部 ・保険業界を中心とした調査・研究 ・内部統制やリスクマネジメントに関わるコンサルティング ・ファンドラップ販売に関わるフロントシステム企画、営業 等 株式会社ライフドラムラボ、代表取締役 ・ソーシャル・インパクト・アクト 編集長 ・インサイト・テック・ポータル発起人 項目 内容 会社名 株式会社ライフドラムラボ (LifeDrumLab Inc.) 所在地 〒108‐0014 東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室 ホームページ https://www.lifedrumlab.co.jp/ 電話番号 080-5384-6535(代表) 事業内容 中小企業の社会的インパクト最大化を専門と したコンサルファーム ・中小企業のビジネスを通じた社会貢献支援 ​・経営戦略×SDGs​~継続的な革新支援~ ・マッチング支援コミュニティー・勉強会 ・​途上国BOPビジネス企画・支援 等 代表取締役 今井健太郎 代表取締役社長プロフィール
  3. 3. 要旨 @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【背景】 • 金融、資本市場は、短期的にはリーマンショックなどで落ち込みを経験しながらも、 中長期的には拡大の一途を辿ってきた。 – その一方で、未だに金融サービスへアクセス出来ない層が、途上国を中心に存在しており、ファイナ ンシャルインクルージョン(金融包摂)はホットな領域。 – また、モバイルマネーやマイクロファイナンスの普及で、金融アクセスは急拡大しており、そこに歪 みも生まれてきている。 【求められる”金融教育”のイノベーション】 • 金融サービスの拡大や、適切な活用の為には、根底をなす、金融リテラシーを育む、 「金融教育」のイノベーションが強く求められている。 • 所属や大学の垣根を越えて、有志連合による、SDGsビジネスとしての「金融教 育」の可能性について模索していく。
  4. 4. 【背景】 資本市場・金融マーケット規模は約250兆ドルですが。。 @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved • リーマンショックなどで落ち込みを見せたものの金融市場マーケットは拡大の一途 を辿る 23 26 35 42 46 50 54 54 57 60 62 2 3 5 9 11 13 14 14 13 13 13 3 3 5 7 7 8 8 9 10 11 11 8 11 19 30 35 39 42 42 41 42 42 9 14 18 29 30 32 35 39 43 46 47 11 18 37 47 56 64 36 48 54 47 50 1990 1995 2000 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 0 50 100 150 200 250 貸出 証券化商品 社債 金融債 国債 株式 金融市場マーケット(一兆ドル) McKinsey Global Institute “Financial Globalization: Retreat or reset?”に基づきライフドラムラボが作成
  5. 5. 【背景】 問題は「金融未アクセス層の存在」と「アクセス急拡大の歪み」 • アフリカの金融アクセスは1/3程度 • 未アクセス人口は世界では約20億人 • 新規口座開設7億人!! • 特にアジア・アフリカ途上国で急拡大 @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved ※両図 World Bank ”The Global Findex Database 2014” に基づきライフドラムラボが作成 口座普及率(%) ■:65~89 ■:40~64 ■:20~39 □:それ以下かデータなし 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 成人口座普及率(%) 2011 2014
  6. 6. 【金融アクセス拡大(金融包摂)に向けた取り組み】 フィンテック領域としてのファイナンシャルインクルージョンも @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved • それぞれのセクターごとに、既存プレイヤーだけでなく金融アクセスの拡大を目指 したフィンテックベンチャーが参入 • 例)BOP層だけでなく、マイクロファイナンスと商業銀行の間にいる顧客領域「ミッシングミドル」を目指す 企業も 0 5 10 15 20 25 30 35 40 企業数 軸ラベル 企業規模と企業数の分布(イメージ) 先進国 途上国 Micro Middle Large Micro Middle Large ※Harvard entrepreneurial-finance-lab-research-initiative ”The Missing Middle” に基づきライフドラムラボが作成 マイクロファイナンス インシュアランス等 インパクト投資、 半慈善投資等 既存金融機関、 商業銀行等
  7. 7. 【金融アクセス拡大(金融包摂)に向けた取り組み】 日本の既存の金融機関が途上国向けの金融商品を企画するケースも @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved • 損保ジャパンと国際協力銀行とタイでの「天候インデックス保険・天候デリバティ ブ」の企画 • 例)気温や天候の変化による、農業収入の下落に対する補填 • 東京海上グループとIFFCO社(農業共同組合組織保有)でのインドにおけるマイク ロインシュアランスや農業保険の企画 ※ • 例)肥料に付帯した年間1ルピー(約2円)で加入できる傷害保険 • 例)年間100ルピー(約200円)で加入できる財産保険 • 例)RSBYは加入者は登録時に一世帯30ルピー(約50円)の登録料、けがや病気等の医療サービス受診時、一 世帯5人を限度に年間3万ルピー(約5万円)までの保険金が保険会社から支払い • 何をもって「成功」とするかは別ですが。。仮に破格の金融商品があっても、その 普及には、金融サービスの意義や留意点の啓蒙・教育活動は一つのハードル ※” http://www.tokiomarinehd.com/sustainability/theme1/productservice01/poverty.html” の公開情報に基づきライフドラムラボが作成
  8. 8. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【金融アクセス急拡大に伴う歪み】 マイクロファイナンス機関の高金利問題など • 平均20~40%、アフリカでは金利40%!は“普通”という現状 • 債務不履行の増加など、逆に貧困を助長しているという穿った批判も(ただ個別例によっては 確かにMF機関側が酷いケースも) 0 10 20 30 40 50 60 マイクロファイナンス機関の金利水準幅(%) ※”Microcredit interest rates and their determinants” に基づきライフドラムラボが作成 高くならざるを得ないという言い分も分かりますが 【オペレーションコスト】 • 特にデューデリジェンスコスト(貸倒も含め) • 例)FirstAccsess(モバイル行動履歴から与信情報分 析)などの取り組み 【物価・為替リスク 】 • ハイパーインフレーションなどの物価、為替変動リスク • 例) MFX(現地通貨で取引のリスク軽減)などの取り 組み 【政策変更などカントリーリスク】 • トップの変更による政策変更など 【金融商品やサービスの教育コスト】 • 金融商品の活用の意義と留意点の適切な理解と行動変容 • などなど
  9. 9. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【結論】 SDGs時代における、途上国での適切な金融教育が求められている 【企業(金融機関)の観点】 • 啓蒙活動、説明コストの削減、企業の社会的責任、将来の商品購入者の獲得として 【金融アクセスを望む人の観点】 • 金融アクセスの拡大、金融を適切に「活用」する能力の獲得機会として – 職業訓練やクレジットスコアとの連動などの可能性も 【国の観点】 • 社会保障費の削減、教育レベルの向上、広義のリスクマネジメントとして – 教育は最もコストベネフィットパフォーマンスが高い投資領域だとする研究結果も 【大学・研究者の観点 】 • 研究領域の発掘、他プレイヤーとのコラボレーションの機会として
  10. 10. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【補足】 日本の国際NGOの活動領域で最も多いのが「教育分野」 • 途上国を中心に、教育領域での活動が最も実施されている一方で、こと「金融教 育」となると、そもそも教える人が。。という声も – ただし、受験教育などでの一定の成果やナレッジなどは「金融教育」にも応用可能性はある 510 119 37 35 26 18 4 アジア アフリカ 中東 中南米 欧州 太平洋 北米 活動地域(数) ※「NGOデータビック2016」に基づき、ライフドラムラボが作成 27.2 19.9 15 12.9 9 6 5.8 教育・職業訓練 環境 農業・漁業・開発 保健・医療 飢餓・災害 平和・政治 経済 人権 その他 活動領域(%)
  11. 11. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【補足】 実は既存金融機関や国が主導し「金融教育」は実施されてきた 【ナレッジとして】 • 今まで情報の蓄積から「座学や講義」などの金融教育ではあまり効果はないのではない か?という研究も – ※実際使われている、コンテンツや日本の初等教育で導入が検討されている「金融教育用テキスト」を持参し ました、これでは。。確かになのか? • 誰向けの、何の目的のものかの重要性 – 例)マイクロファイナンス契約やローン組み込み時に実施される「金融教育」は効果が高いなどの分析結果も – 例)その教育自体が持続可能性の推進に貢献できればベスト、短期的利益と中長期的利益の認識と行動変容な ど • コンテンツだけではなくインセンティブ設計の重要性 – 例)職業訓練の一環として、クレジットスコアとの連動などなど • 「金融教育」における“イノベーション”が求められている
  12. 12. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【進め方】 SDGsビジネスとして有志連携での“具体的アクション”の実施 【有志連携での具体的アクション】 • 国際機関、コンサル、シンクタンク、金融機関、事業会社、学生、プロボノなど、 所属や学校などの垣根を越えた、有志連合でのSDGsビジネスの具体的な活動を実 施 • 適切に外部のNGOや企業、団体、大学等と連携を実施 【継続性】 • 継続性の観点から完全ボランティア化での運営は想定しない – いかに「金融教育」から生まれる経済的・社会的利益をステークホルダーと認識しあい、その利益を どう分配すべきかを真剣に議論する
  13. 13. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 【進め方・検討事項】 まず、最低限として決めていかねばならない事項 分類 内容 ターゲット ・農業従事者、小規模事業者、学生、主婦など ・ニーズ(含潜在的)、リテラシーレベル、ターゲットへのアクセス手段など ・所在地、アフリカ(のどこ)、アジア(のどこ)など インセンティブ ・クレジットスコアとの連携、職業斡旋機関との連携など コンテンツ ・映像、フリーペーパー、テキスト、ゲーム、アプリ、ツールなど 持続モデル ・ビジネスモデル、スポンサーや協力者など 体制 ・運営体制や実施体制など
  14. 14. @2017 LifeDrumLab Co., inc All Rights Reserved 株式会社ライフドラムラボ 〒108-0014 東京都港区芝5丁目27番3号A-17号室 http://lifedrumlab.co.jp 代表取締役:今井健太郎 メール:k-imai@lifedrumlab.co.jp 電話番号:080-5384-6535(代表) 連絡先 • 途上国×金融教育などに興味をお持ちの方は、まずは、お気軽にお問合せください。

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